遺書

2004年04月01日(木) 最後に残ったもの

彼女を止めたい、だけど力がない。
だから僕は願いつづけた。
だけど、今、願いつづけた意味は…。

願いをかけた、だけど彼女は死んだ。
―17歳を最期に彼女は命を尽くす。
限界の向こうを知りに、探究心で。
唄を、唄いながら…。

そもそも、僕が願いつづけた神とはなんだろう。
人が神を想像したなら、神が人の形をしているなら、
神は人なんじゃないだろうか。人の妄想、どうもないこと。

―常識はその意見を否定する。
常識って何?多数決で決まった当然。
つまり、僕は人に否定をされている訳。

嗚呼それって、僕が願った物は、
多数の人に肯定される、妄想ですか。

神とは何ですか?すがる物です。


真実を思い直し、絶望の中。神は絶望を与えた?
真実の中思い直し、自分だけを信じる。
神を思い切り蹴っ飛ばした、心の中。

限界の向こうの彼女を、僕はもう捕まえられない。
とても綺麗に、彼女が最後に残した物は反抗。
常識へ反抗する、僕への力。

霞んでいく目の前の視線。
僕の眼が涙ぐんでいただけ。
何で泣いているの?わからない、ただ。
ただ、もう泣かない気がする。

泣かずに生きていこう。
真実を求めよう、隠している常識に反抗して。

彼女の求めた真実を僕は、見つけられるのだろうか。

最後に残るもの ⇒ 最後に残ったもの


 < 過去  INDEX  未来 >


MY DEAD BIRD [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加