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2003年01月08日(水) 百鬼夜行。。

今市子さんの新刊、「百鬼夜行抄」の第10巻を読んだ。

「百鬼夜行抄」は、妖怪、物の怪、人の霊などを見る事が出来る、
所謂、見鬼(けんき)の妖力のある、普段はごく普通の青年をめぐる物語である。

第一巻から、ずっと読んでいるが、非常に面白い。
現代の日常生活を舞台に、超現実な百鬼夜行の世界を描いており、
一見なさそうで、実は、この世のどこかではありそうなお話ばかりである。

お能における登場人物のように、もうすでに命を失っているはずの者が、
報われなかった心情や、憎悪の念などを果たしに、この世に現われる。

彼らは、過去と現在、あの世とこの世を、その強い念の力で行き来する。

この本を読んでいると、今、自分が存在する現実のこの世は、
本当に現実の世界だろうか、夢や過去なのではないか、
という、不思議な、何ともいえぬ感覚に囚われてしまう。

今でも、この世のどこかでは、百鬼が夜行し、
悪霊に操られた人間どもが、百鬼以上に悪行三昧しているに違いない。




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izumi [HOMEPAGE]

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