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| →【 infor-mation 】 | ||
| △once upon a time | ||
| 2005年06月15日(水) ●●ひとつのこと。 | ||
あたしが 看護師になれたのは 妹を看取るためですか？ 因果な職業。 あたしは今、自分の大切な家族の 専属看護師をしています。 まだ 看護師としては駆け出しで 技術、知識、経験、どれをとっても プロとは云えないでしょう。 それでも 立った1人の人間に 寄り添い 看護というものができたとしたら 本望です。 そして 今 わたしは 精神的に 仕事を続けていくことが できないくらいパニックになってしまって どうしたらいいのか わからないのです。 そういって“辞職”を申し出た。 でも、それに対し 異例の“休暇”を提案してくださった。 とても感謝している。 スタッフに どれだけ迷惑をかけるのか まだ未熟なワタシでも 一応 看護の手 としてはカウントされている。 その穴埋めに どれだけ迷惑をかけるのか。 それを想うと “休暇”がいいことなのか否か。。 それすら判断できない。 それでも今は、“休暇”を下さったことに 感謝しています。 今、妹ちゃんの専属看護師としていられるなら 本望です。 だから、それ以上のことは考えられません。 そして、望みません。 ただ。 “できるだけ 永く 生きたいんです。” そう言い切った妹ちゃん。 生きる ということは 辛いことが多い。 それでもそういいきった妹ちゃん。 うちに 帰ろう。 一緒に うちに 帰ろう。 笑って うちに 帰ろう。 わたしは それを 今 望んでいる。 たった ひとつのことを望んでいます。 夏を 一緒に 迎えよう。 諦めや 絶望は ここで捨てて 人間の生命力を 信じよう。 相方さん。 看護学校からのお友達のアケミさん。 同じ学校出身で、とても親身になってくださった先輩。 アタシをここまで育ててくださった先生。 おじいちゃん、おばあちゃん。 とても感謝しています。 ライセンスまでこぎつけたのは るきのひとりの力ではなかったんだよね。 でも。ごめんなさい。 看取る ではなくて 看護をしていこうと 想う。 ひとりのために。 ひとつのことを目指して。 その先に なにがあるのかわからないけど。 看護師の前に るきのは 誰かの家族のひとりなんだ。 そう想うんだ。 | ||
| ▲in the future | ||
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