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△once upon a time
2005年02月04日(金)
■■細く 暗い 路。



去年の11月 日本婦人科腫瘍学会から
卵巣癌治療のガイドラインが策定された。

これは 今まで病院によって治療法がまちまちだった
卵巣癌の治療に対して、効果がある治療方法をガイドラインとして
発表すると共に
それでもまだ予後不良という余談を許さない
この癌に対して、治療方法を検討していく必要がある
という内容。



卵巣癌治療の基本である手術、化学療法に関して、基本術式を両側付属器摘出、子宮摘出、大網切除と位置付けるとともに、標準的化学療法としてはパクリタキセル+カルボプラチンの併用(TJ療法)といったタキサン製剤とプラチナ製剤の併用療法を強く推奨している。

Medical Academy News 2004/12/11より引用




妹ちゃんは このTJ療法を受けている。











一度目の投与後。


CA125 下降。













二度目の投与後。






数値が上昇し始めた。









三度目の投与で 数値がでた。





上昇。






この薬剤に耐性を持つ癌細胞が 動き始めていた。











もう この薬剤は 効かない。









あたしたち家族が 一番恐れていたこと。

妹ちゃんがまた岐路に立たされた。







こんなに 元気なのに。どうして。
すごく 元気なんだよ。



そして母は また 情緒不安定になった。





あたしは 泣いている場合ではない。




一番 辛かったのは 妹ちゃんなのだから。

再発と宣告されたとき どんなに辛かったか。
きっと 初発の時よりも ショックは 大きかった。


そして この抗癌剤が効かない。

それを知った妹ちゃんは

自分の生きている 今歩いている道の細さを知り
どんなに心細いか。
どれほどその暗闇に怯えたか。






明るく振舞い
そして情緒が不安定になり 無気力になった母を見て
『心配かけてゴメンネ。』という彼女が

一番泣きたかったであろうに。















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