再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 新年はここから!

『Gauche〜フェンスの向こう〜』
原作:セロ弾きのゴーシュ
脚本・演出::藤井ごう

対象: 6+| 上演時間: 80分| ノンバーバル←ここ、注目です。

ぼくらの自由のキップを持って
創造の汽車にのろう

フェンスに分断された町―フェンスの前に立つ男は、その外の町の楽団でセロを弾いている。彼の名はゴーシュ。本番まであと十日になっても、楽長に叱られてばかりだ。仕方なく帰宅してからも朝方までセロの練習、だが上手くいかないまま、演奏会の日は否応なく迫ってくる。ある月夜の晩から、フェンスの中の動物たちがゴーシュを訪ねてくるようになる。初めのうちは敵視し、怒り、争うようにしていたゴーシュだったが・・・・・そしていよいよ演奏会の日を迎えた。ゴーシュはまたフェンスの前に立っている。ふと見上げると、どちらの側にも同じく青く高い空があった―

ひめゆりピースホール

1/4 (火) 17:00
1/5 (水) 13:00
1/5 (水) 19:00


https://riccariccafesta.com/performances-ja/

2022年01月04日(火)



 文化庁芸術祭!

ala collection シリーズvol.12「紙屋悦子の青春」で悦子を演じた、平体まひろさんが文化庁芸術祭新人賞を獲得した。演者としての感性、努力と探求心、果てなき欲求、その姿勢で座組の誰もが嬉しいニュースに沸く(とか言いながら、それくらい取れる!と思っていたのだけれど(笑))。

選評
いたいけで控え目なたたずまい。恋慕、失意、絶望、覚悟、忍従、希望、諦観――とめまぐるしく押し寄せる烈しい感情を
内に封じ込め、淡々とした日常会話に徹する主人公・紙屋悦子を好演した。みずみずしさとともに、若さに似合わぬ安定感
を備え、いつのまにか観る者に確かな印象を残している。将来に期待を抱かせる逸材である。

拍手。もちろん、周りの先輩たちの寛容と化学反応があって、スタッフさんたちの支えがあって、戯曲、仕切り、すべてが整わなければできないと思うけれど。どこまでも、カーテンコールでセンターを恥ずかしがる彼女でいて欲しいなぁと思う。
馬車馬のような一年の終わりにとても嬉しい報告、丁寧に丁寧に作っていくことがやっぱり大切なのだと思う。

地方での豊かなモノづくりと、
東京に戻ってのモノづくり、全く違う感覚で作った芝居、
両方ともに毎日新聞濱田さんが劇評を載せてくれて有難い。

日々是・感劇:山椒ではないけれど | 毎日新聞 (mainichi.jp)

現在は一月下旬の椿組新春公演(今年は冬だな…)の目下稽古中。
椿組ならではの創造の中にR-viveの憲さんと共に身を置きながら、あーでもないこーでもないとやっている。
そして年内の稽古は現場にお任せして、1月4日からの沖縄りっかりっかフェスタの初日に再演する「Gauche〜フェンスのむこう〜」の稽古で沖縄へ。
数少ない日にちだけれど、最大の効果が表せるように、となかなかに切り返らない頭に、気温差まで+して、年末までとりあえず走り切ります。

コロナに負けずに…


2021年12月25日(土)
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