再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 11月。。。

もう11月になってしまった…
こないだの休日が8月、これは、なかなか、である。
でもって、椿組『海ゆかば水浸く屍』は、
概ね好評で、まぁイロイロありながら(それはどの作品でもそうだ)
尊敬すべきモノづくり大好きな大人たちが揃って、あーでもないした印象。
現場は思っていた以上に、これは不条理とは違うじゃんと、コンセンサスも取れていたので、普段別役を見慣れない人も入り口は狭くなかったかな。
また、こんな大人たちとモノづくりできたら楽しいな、
とゴールデン街の夜は更けていったのである。
ご来場くださった方々、お手伝いいただいた方々ありがとうございました。感謝しています。
で、11日に旅前GP迫っている『島』も次日から本稽古(飛び飛びの稽古はしてきたけれど)、
短い期間だけれど、目一杯のトライ&エラーちゃんとやって、今回の『島』を構築させたい。ある種、2年前にあるカタチまでいっている作品だからこそ、怖がらずに解体、再生、新生しないと、と思っている。そう簡単には進まないけれど。
御苑辺り生活はまだ終わらない。昨日も22:30過ぎまで衣裳の確認もして、

そんな訳で今は熊本空港でバスを待っている。
6時に家を出た。
『オールライト』の旅確認に飛んできたのだ。。


2016年11月02日(水)



 『海ゆかば水漬く屍』パンフ掲載文。

演出の戯言

傷病兵1・傷病兵2・男・女。登場人物は四名…
既に若い人たちは、傷病兵(傷痍軍人)がそこにいて何をしていたかすら、しらないだろう。かく言う僕だって、幼少期の記憶がうっすらとある程度…戦後、高度経済成長期、時代の空気、こうゆう存在たちを識る為に見たドラマの中で渥美清演じる元軍人が言っていた。
『死んだ者は何も言いませんからね、生き残った者はせめてあの頃の苦しさをわすれちゃいけないんですよ。』…僕らはすぐに忘れる。
でも、忘れちゃいけないコトって、きっとある。
なかったことにしてしまっちゃいけないコトって、きっとある。

しかし、何しろ、別役さんの台詞に翻弄されているおじさんたちの姿が可笑しい。その様、人間模様、人間とゆう存在、すべて不条理。言葉に規定され、目で見たものに規定され、翻弄される登場人物たちにどこか似てー
目下、芝居チェック後の、『てにをは』までのセリフチェック中…終わりがない…
本日はご来場ありがとうございます。狭い所で恐縮ですが、電信柱のある小宇宙、最後までお楽しみください。

藤井ごう(♪海ゆかば♪が玉砕発表の準国歌であったこと、ちゃんと知らなかった…)


2016年10月31日(月)
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