再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 岐阜へ。

町田→板橋→岐阜
となんだかなぁの移動をしつつ、
二日間の郡上取材。
文芸助手とゆうか、進行補佐とゆうかのF女史と、美術のN氏と。
梅雨の最中だけれど、雨には降られず。
テキレジしたりしている中、
このタイミングで当地に行けるのはありがたい。
その空気、土地勘、そして人、
もちろん当時(今度の舞台は宝暦四年〜)そのままな訳はないのだけれど、
行くのと行かないのとでは、雲泥の差がある。
理屈、じゃない、感覚。
人の中にも残っている何か。
土地に息づいている何か。
先行きが曇り模様(天候のことじゃなくてね)の中、パッと開ける何か…
なんて簡単なものでもあるまいか。
運転するので、
枝付き枝豆食べて、鮎は解禁したけど現地に行くからやめて、早寝します。


2016年06月10日(金)



 東京に戻り。

本当のところは、降って湧いた稽古のタイミングなのだが、
先週開いた「オールライト」、もっともっとの現場の思いと、
向上心とが相まって、実際の稽古としては、牛歩のようながら、
大切な時間を過ごしている。

ウソをやらないこと。

ウソってなんだ?そもそもその時間を切り取って舞台に乗せている時点で、大嘘なんだが…
一人だと逡巡するだけの時間なのだけれど、
集団として向き合うこと。
ここに大きな意義がある。

あくまで、漠然と、ではなく、具体的に。
そこからしかホントのモノゴトは動かない。
無理ならこっちの大きな手で見せつけてしまえ、とも言えるのだが、そんなもの実は一過性のものなだけで、永続的に力のある表現にはなり得ない。

今は苦しい。だから、開けるものがある。

2016年06月08日(水)
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