再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 『名も知らぬ遠き島より』

Ring-Bong第六回公演「名も知らぬ遠き島より」

公演日程
4月20日(水)19時
21日(木)14時☆1 ★
22日(金)14時★
19時☆2
23日(土)14時★
24日(日)14時

★…託児サービスあり
☆…アフタートークあり
21日14時…桑原裕子(KAKUTA主宰、俳優、演出、劇作家)×山谷典子
22日19時…永田浩三(社会学者、武蔵大学社会学部教授)×山谷典子

チケット
一般(前売り、当日共に)4300円
学生(要学生証)3000円

劇場
座・高円寺
http://za-koenji.jp/guide/map_pdf.pdf


Ring-Bong公式ホームページ
http://www.ring-bong.com/


作 山谷典子
演出 藤井ごう

出演 遠藤剛
山口雅義
辻輝猛
森宮隆
本城憲
中村亮太
大崎由利子
小野文子
矢野宏美
山谷典子

あらすじ
昭和21年。中国牡丹江にある元日本軍病院。そこには、日本に帰りたくても帰れない日本兵や従軍看護婦達がいた。
「僕たちは、棄てられたんでしょうか?…日本という国に。」
昭和21年と現代。国家と人間。
その関係は変わったのか変わらないままなのか…。


座・高円寺 春の劇場02 劇作家協会プログラム


2016年04月01日(金)



 カムアウト戯言。。。

演出の戯言

27年前、「カムアウト」がまだ文字通り「来て、出る?」位の認識しかなかった頃。齢27にして坂手洋二氏の表したこの世界。
この筆圧。世の中の捉え方、人物たちの生き様。。
なんとまあ早熟…。。。
今回、再演入れたら四半世紀ぶり。
その初演再演に関わった俳優さんも2人だけ。
燐光群の公演、とはいえ、演出は僕、ほとんどオーディションをくぐりぬけたメンバー。女子多数年齢経験多様。
特殊な事をしたいわけじゃない。だからこそ、この世界の手応え、生きていた人物たちの芯みたいなものを探し、集まった俳優さんたちといつになく多くのディスカッションを重ね、知恵と力も借りながらやってきた。
僕らはこの世界にどう、ちゃんと対峙し、存在できるのか。フリじゃなく存在する、やり取りする。苦労の連続。。。
でも、その七転八倒が、
実は今とあの頃を繋ぎ、その上で見えてくるものの違いを生み、ひいてはホントのところ根本は何も変わらない現実まで辿り着くのではないかと思っている。
まだまだ嵐の中にいる。
その嵐の先にはどんな世界が広がっているのかー
ただ一つ、この場に魅力を感じ、集まり、この世界を構築する意義を持っている、育ちの違う人物たちのイキイキとした煌めくイトナミがそこに在るように。
私は、私たちを信じて待ち続けます。

藤井ごう

初演イメージとの対比(特別新しい事をしようってわけじゃないが)
コトバの在り方
共通認識の取り方
見えたい(見せたい)カタチ
…ホントに色々あった。
でも出自の様々な面白みを最大限活かし、
現在に再生、誕生させる。信じることは、やはり大切で重要。
極めて味方と呼べる人物の少ない中(いや敵がいるとかじゃないのだけど)
様々の感想いただきましたが、やせ細った、それは本当(大笑)
初取組みの多くの方含め、皆様に感謝。
もう次の稽古が始まっている。
一つ一つ、現場の最善を探し、誠実に。



2016年03月31日(木)
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