 |
 |
■■■
■■
■ 親八会『父と暮せば』パンフ掲載文
演出の戯言
本日はご来場くださいましてありがとうございます。 念願かなっての井上ひさし「父と暮せば」朗読。 東京での二度の公演を経、機会に恵まれ今回の広島行き、 演者の方々と共に背筋を正す思いです。
現在朗読流行り、動きがある朗読、動かないリーディング、動かないとわからない作品様々あれど、この作品は目の前の現象なんかより、じっくりと文体に、俳優さんの発する言葉に耳を身体を預けてみることで更に味わいと広がりを持つことができるのではないか。 井上版広島弁を駆使し井上さんの深い思いが伝わるのではないか。 想像力をお借りするために今回、ト書き(出入り、動き、状況の説明)も読みます。
3.11からたった三年で何の解決も見せないまま方針が変換される、今。 広島はHIROSHIMAになって百年は草木も生えないと言われていた、 これはあれから三年後の物語。 そこで生きていこうと、ひっそりと生きていこうとしている人々の物語。
僕らの殆どは戦争を知る世代ではない。 でも決して戦争を知らない世代ではない。 継承する世代の一期生(だか二期生)として、 想像力の翼は大きく広げることができるのだからー
椅子とCDデッキ一つあればできる公演。 今後は高校生に聞かせたりもしていきながら、大切に育てていきたい作品です。 この機会をいただけたことに感謝してー
どうか最後までごゆっくりお聴きください。
藤井ごう
2014年11月02日(日)
|
|
 |