再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 新年は来る。

あけましておめでとうございます。

年末にいきなり届いて、〆切年内とかゆう原稿を慌てて年内にあげ、送ったにもかかわらず、全く返信なしのわけのわからなさに、なんだよ〜
とか思っているうちに今年も明けております。

昨年度は、いつも通りの忙しさながら、新作が連続したりして、その立ち上げ自体に労力が取られ過ぎてしまったり、でも新作ならではの、「誰も書いていないカンバス」的な魅力を感じさせてもらったり、
難しくも素敵な作品で下半期は回ったり、なのにそう行きたい世界とは全く違う方向に進むこの国みたいなものと出逢いながら。
個人としては面倒と時間のなさが重なり、文を残すのが面倒になっていたり(笑⬅️ブログだわ)
慌ただしさと、充実感と、もっと充足できるだろう感と色々ありながら、
本年も
二月三月と例年の修了公演、方や、イプセンなどに手を出してみたり…
四月は一昨年ぶりで太平洋食堂、笑って死んでくれで演助してくれたM子主宰の集団でシェイクスピア。その隙間でTさんなんかと井上ひさしの名作のリーディング。
五月はまだ決まっていないけれど、
六月にはこちらも若手の集団の公演を。
七月は中間発表あって、
九月中旬、念願『島』再演旅。
十月は『太平洋食堂』の作家嶽本さんの既作(新人戯曲賞受賞も未だ上演されていない)『ダム』を池袋で。
十一月、サロン劇場おそらく(?)四年連続。(感謝)
して、
十二月、S年劇場さんと、新しいチャレンジをスタジオで。

上の絡みで珍しく過去のブログを閲覧

残りあとわずか、
ここで、「こんなもんかあ」となると絶対に後悔が残る確信があって、
人力(ひとりょく)をいつもにもまして信じるのである。
だから、下りない。
こっちを向いている人は圧倒的に多いのだから。


何年も前からこんなことを思っている。
いつも変わらず、「オモシロイ」モノを貪欲に求め続ける一年にします。

本年もどうぞよろしくお願いいたします!


藤井ごう






2014年01月01日(水)



 『冬の夢』パンフレット掲載文。


演出の戯言

暑すぎる長い夏、季節外れの台風、急激に下がる気温。いつからが秋でいつからが冬なのか、四季の巡りすらも変わってしまった…、なぞと乾いた思いでいるうちに迎える年の瀬。

昨年は『冬の怪談』。夏目漱石(「夢十夜」より)、小泉八雲(「雪女」など)の作品群をとりあげ、その文章の美しさ、そして言葉を発することで無限に広がるイメージを、造り手ながらにお客様と実感させてもらい、
今年は『冬の夢』と銘打って、夏目漱石(「夢十夜」より)、室生犀星(「蜜のあはれ」)の作品に光をあてる。同時代人であった前二作家とはまたちがい、接点もなく時代も少し違う漱石と犀星、しかしまるでそうなることが必然だったかのように、相互に響き合い、絶妙なメロディを奏でている。

人は夢を見る、人は夢を描くと「ハカナく」なって
ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの
なんて犀星のよに歌ってみたけれど、自分のふるさとは東京だと思いあたり、
東京といえば東京大学医学部標本室に保存されているとゆう漱石の脳について考えた。
その脳は今でもきっと物語を夢を思考し続けているにチガイナイ。だってまだその死後九十七年しか経っていないのだから。

日本語の響きと、自由で奔放、ウィットに富んだ発想に身を委ね、夢幻のイメージの中を旅してみる。
フトした日常の風景が違って見えてくるー

『冬の夢』どうぞ最後までごゆっくりお楽しみください。

藤井ごう




2013年12月08日(日)
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