再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 次々。。。

余韻に浸る間もなく、次々と現場は始まっている。
なんだかんだと言われつつ、太平洋食堂の全体評価高さは費やした時間分だけの勇気と圧倒的な感想を貰うし、キャスティングの妙と言葉を替えて言ってもらうよに、キャストの魅力と作家さんとその劇団と周囲の人たち支えられた公演だった。
でも、激烈に怒っていたりする部分はまた別の集団さんとの戦いになっていくのだな…
はて、こちらの真意を汲み取ってもらえるかの信頼すら既にこちらにはなく、こじれるは必至。あ〜くだらない、との思いもありつつ、
ハンパな思いの仕事も思いつきももういらぬ。(ここに載せておかないと、ナアナアになる危惧…)さんざかお世話になりましたけれど。その節節はありがとうございました。としか言えないじゃないか。。。僕は勝手ですが、一番の味方と思っていましたが、残念。。。
ま、余計なことは新しく考える作品には関係がない。


まずは両方やりつつ、まずは末にある養成所中間発表。
皆、座・高円寺で続く八月の話の心配ばかりだが、
それは、養成所がテキトーってこと?

僕としては、どちらも演劇を初めて見る人がいるかもしれない、とゆう意味では同じ責任。

稽古場は伊達でない状況をまず。

かたや商業でない芝居、だけどNG当たり前の価値観の現場で、どこまでモノゴトを追求してつくれるのか、とか色んな事を模索しつつ、
こちらはお盆時期とゆう集客大変な設定ながら、主旋律でない人々がイカに重要なポジションにあるかを日々研鑽しながら造っていけるか。。。

ようやく三週間ばかし続いた杖生活を終え、
養成所の『やってみせ』で苦しむのである(笑)



2013年07月10日(水)



 『太平洋食堂』パンフ掲載文。

演出の戯言 

あなたは今の世界をどう見ていますかー
本稽古が始まるこの五月に、和歌山県新宮市にある墓の前で問いかけた。

過去の革命は少数偉人の手により為されたりといえども将来の革命は多数凡人の自覚によって行わるべしー
自分は決してストライキそのものを善い事だとは云えぬ。併し悪いものを悪いと主張する元気や、嫌なことを嫌だと言いぬく自由の精神は最も尊重すべきものではないか、こういう元気と精神を青年の頭から取り去ることは即ち、青年を屠ることと同じであるー
今から百年以上前、こんなことを書き記した人物がいる。

大石ドクトルこと、大石誠之助である。劇中、大星誠之助、大星ドクトル。
大逆罪という汚名をきせられた人物の一人。
その発想の豊かさ、自由さ、奔放さ。そして人間らしい身勝手さ。
この人物に惚れこんだ嶽本さんの筆圧は強く、物語は紡がれていく。

もちろん、これはそこに材をとったフィクションである。
明治後期という時代のうねりに右往左往しながら、煌く生きていた人物たちのイキイキとした『現在』が舞台上にあるよう、
稽古場にて、俳優さん、スタッフさんたちとの対話を重ねながら、
今の日本の問題はこの時代に目をつぶったことの多くから未だあるのではないか、なんて思っている(その後二つの大戦を通り過ぎるのだが)。
チェーホフのようでありブレヒトのようでもあり、大衆演劇的(?)でもあるこの嶽本戯曲フルコース。正に一つのテーブルに寄り集まって、最善を探る日々である。

あなたには『今』がどう映っていますか?

ふと思う。この事件に連座した一人一人、またその友人知人にいたるまでどれほどの物語が蓋されてきたことだろうー

本日はご来場いただきありがとうございます。
最後までごゆっくりご覧ください。


藤井ごう

2013年07月08日(月)
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