再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 二月は逃げるように。

三人姉妹は、うたってしまう本番なんかを経験しながら(苦笑)たった四回の公演ながら、着実に階段を上がっていった印象。
しかし怒濤の三週間。。。
返ってくるものがある確信があってはじめてできること。
今回もその人間たちの変化を目の当たりにさせてもらって、
次への活力となる笑⬅他力本願か

観にきてくれた身内、スタッフさん大勢
「シェさんも面白いけど、チェさんもやはり面白い」とMやさんと話したりして
これは韓国映画の話ではなく
※シェ=イギリスのエライ劇作家
※チェ=ロシアのエライ劇作家
のことで、流石にやられ続け、かつ魅力的であり続けるだけのものを内包しているのである。

今ちょうど七月八月と演出させてもらう新作の打ち合わせなんかを重ねながら、
日本の古典なんかを参考に読んだりもしながら、
そうゆうものたちに勝てる普遍性⬅ま、勝つことが目的じゃないけど
奥行の創造、魅力
そんなことをふと考える日々。
当面は三月修了公演と台本と格闘しつつ、
今月はガッツリと観劇日和。
そんなスタートに佐村河内交響曲「HIROSHIMA」東京初演。
圧巻。
カーテンコール、スバラシかったけど、
なんか聴衆の別の意図を感じたりしながら、
しかし、これが7500円かぁ…
負けるな演劇⬅だから勝ち負けでなし


2013年03月01日(金)



 三人姉妹、タワゴト

演出の戯言

おそらく演劇界において最も有名な三人の姉妹(兄もいるので四人兄弟なのだが、「四人兄弟」ではどうもよくない)と、とりまく人物たち。
「名作」の誉れ高く、長い(!)作品。(現代の上演時間の常識から言えば)
昨今、単純化、カット、など魅せ方にもイロイロあるのは把握しながら、そしてその事を至極魅力的にも感じながら、
それをしたら、チェーホフに挑戦する意味がないじゃんか!
とゆうことで、最低限、と思われる(とはいえ、見やすいように)構成で向かうことにした。その山の頂は遥か高く、迷いぶつかりながらの登頂。。。

絶対的な価値観の欠如から派生する不安感(この作品においては父の不在、時代の空気)、
そこで生きることに向き合う登場人物たちは、
時代の違う、知らない国の、なんだかやたら「モスクワ」に行きたがる知ったこっちゃない人物のようでいて、
その美しいセリフの裏は読めば読むほどに無様で不格好、そしてガムシャラ。痛々しいほど「生きる」ことに正直である。
だからこそ魅力的で、決して地平の違う誰かの話なのではなく、
今、この時、そして自分の夢を生きる彼らにも、
観てくださるお客様にも繋がっている人物たちなのではないかと思っている。
「活きた」人物たちの「今」がお目見えしますかどうか、
「名作」か「迷作」か、それが問題だ(笑)
私はこの怖ろしい位の時間、突きつけられ、自分と仲間と向き合い続けた面子の結集したチカラを信じている。
チェーホフに負けてなるものか。

狭いところで誠に恐縮ですが、どうか最後までごゆっくりお楽しみください。

藤井ごう(誰かロシアに行かせてくれないか希求中)


2013年02月24日(日)
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