再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 松山。。


「普天間」松山公演。
私は前日に入らせてもらって、温泉入って舌鼓もうってユックリ。
公演班は、7日の出発後、8日、9日と西へと向かいながら連日。
昨日の奈良公演(その日仕込み、16時本番、⬅すごい!。で、バラして)終わりでバス移動、松山に来る間、徳島の宿を中継。
で、この日10日も朝から仕込み。…頭が下がります。
そんな中、舞台監督さんからの当日朝メール。
『昨日は無事に着かれましたか?』
…いや、そちらがね…
心遣いがウレシいね。

やはり中ホールながら広め。(おとなり大ホールは東儀秀樹コンサート)
松山は私はまあ縁も所縁もある土地。
そもそも今「普天間」をこうして演出させてもらっているのだって、この地がスタートと言っても過言ではない。
仕事で来ていたのはもう十一年前のことだけれど。
場当たりで五場の検証に新たな音ネタを試す。
以外いつも通りの当たり。
今回からは七場の冒頭から途中までの部分、
ここを当たっている間に、他キャストが客席で音の響き、声の届き方周り方などを確認する時間にもなっている。
本番、十一年振りに会う地元の俳優さんも来てくれたりして、
『いやもしかしたらいらっしゃるかな〜と思って』
と差し入れ手に。何しろ十一年ぶり…
感謝です。
静かだが、しっかり集中して観てくれている客席。
途中電話なった上、会場で出ちゃう方とか、
由紀のセリフ『あたし帰ります』を合図にその場を、丁度そのシーンの客席導線に来ちゃう方々とかいらっしゃりながら、前半に根がはると後半の育ち方がやはり違うのだな。改めての強い実感。
試した音ネタについてKさんに連絡いれたりしつつ、最後まで貪欲に。
よい拍手をもらいました。
明日は公演班は朝イチで高知移動、本番。
沖縄後半前、僕が見られる最後。。。

そんな日でも、舞台監督M友さん、音響オペMやさん(決して二人がMだとゆうアピールではなく)と瀬戸内のお魚…小一時間あーでもないする。
そういえば、誕生日な日であった。。。

2012年12月10日(月)



 サロン劇場「冬の怪談」パンフ掲載文。

演出の戯言

年末に向かって色々な出来事が動きすぎるほど動いている。
正に忙しない師走。落ち着いて「忘年会」だなどとも言ってはいられない現況。(そういえば、「忘年会」という言葉を最初に文字化したのは漱石「吾輩は猫である」)
今回「冬の怪談」と銘打った朗読芝居を昨年からのご縁で演出させてもらうことになり、八雲の「怪談」漱石の「夢十夜」の作品群に光を当てる(帝大の英文科を漱石に追い出される形で去った八雲の胸中やいかに…)。
「怪談」とありますが、この寒さの中、悪寒を走らせ肩コリにさせたいわけじゃありません(そういえば、「肩コリ」は漱石の造語。この言語感覚!)、味わい深いユーモア溢れる不可思議な物語たちです。
稽古を重ねつつの発見は、文章がお三方の口を通すことでより広がりと豊かなイメージを作り出すということ。
日本語の響きと、自由で奔放、ウィットに富んだ発想に身を委ねてみる。
体内の時計が少しだけゆっくりと回刻み始めるー

この旧細川邸サロンの程近く、「雑司ヶ谷霊園」に眠る両作家、この偶然、ニヤリとする顔が浮かぶようである。
どうぞ最後までごゆっくりお楽しみください。

藤井ごう

2012年12月09日(日)
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