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■ ミスマッチが笑えるはず。。。
青梅街道沿いを歩いていた。 細かく言えば、某丸ノ内線駅から、師匠宅にむかっていたわけだが、 言えば、青梅街道は、ガッチリ四車線。 それこそ、上りも下りも東西に結ばれた大切な街道なので、深夜以外はいずれか(あるいは両方が)混んでいる路線である。 私は宅へ向かう。 それも、予定外に新宿でデモ行進の後陣を配す形になったので、到着予定時刻を圧倒的に遅れている。 で、テミアゲなんかを途中用意したりして、 涼しくなったとは言え、五分以上歩くことになるので、暑さも同梱。。。 間もなく目的地の地点で、 歩く右側から聞こえてくる急ブレーキと、罵声。
なにしとんじゃーぼけー
とはいえ、きっと発しているのは関東人。 それを受けて
あほかぼけー
…これは一体ちいきとしてどこなんだろうか、みたいなことは思わずに、そちらを把握する。
死ねコラー!
この、死んじゃいけないを大前提の世の中で聞きずてならない発言。 それをうけること車内から。
殺すぞオラー!
これはなにか大変なことになっているのではないか… 何があった…車で殺したら、十ゼロで車が悪くなるぞ… 罵声、罵り合いは続く。。。
やったるぞー
全身白いろの格好の上背のあるおじさまが、見事にその街道を、横断歩道も、信号もないところをキレギミに渡っている。
こいこらー
こちらは、セダンではない軽自動車から発せられる怒声。 こうなると。
こいコラー(この場合、自分が車を降りるか、車を停めるか、助手席を解放するか)
いくぞボケー、こいコラー(何しろ行くのか迎えるのかわからない)
殺したるぞー と、訴えながら、道を横断。空気は凍る。 言えば、半端に街道側が赤信号の間に、横断歩道とか歩道橋とかを無視してしまおうとするおっちゃんと、一瞬それを弾きそうになったおっちゃんの大人気ない争いである、しかも、関西弁らしき響きの言葉で。 とにかく白いおっちゃんは怒っている。 それを受けて車のおいちゃんは、もしかしたら轢いていたかもしれない、轢いていたら絶対に「死ねー」とは発せられなかったにもかかわらず「殺す」といっているのである。これはものすごい覚悟ではないか(ある側面からだけ見た場合) それを悪いとはわかりながら圧倒的な怒声でボケー!といわれるので、きっと本心では間違ってる、もしくは、そんなつもりでちょっと距離を稼ぐつもりで渡ってしまったわけではないけれど、 怒鳴るから怒鳴り返す。不毛な押収。 そのあるいている白い方のおっちゃんの足下には 白いマルチーズが二匹。 短い脚を必死にバタバタさせながら、こちらへ。 …かわいい。 このあんばらんすがあまりにもシュールで、可笑しい。 もうすぐこの国には、昨今起こっている領土問題らしきものもグッドタイミングで含まれながら、沖縄にオスプレイが導入されようとしている。 国連でも、マルチーズはいないけど、似たようなやりとりがされている。
も少し考えたらわかりそうなことが、なんとも言えずその場の感情だけで行き交う。 しかしだ、心配ながら思わず足を止めてしまった通行人はそのマルチーズに、マルチーズの可愛さに緊張感を奪い取られる。 それを見ながらこちらの側に渡り切ったおっちゃんは、今度はきっと「恥ずかしさ」を凌駕するつもりだろう怒鳴る。 この場合、やっちゃいけない中で渡る選択をした白いオヤジがどう考えたっておかしいのだが、 もうマルチーズとかイロイロあってわけがわからない。 ただその無邪気に道を渡るマルチーズの必死さを不条理にしてしまう人間性こそ、 本当の意味で渡し方を考えていかなくてはいけないし、 怒号には怒号しか返らない当たり前さが、クローズアップされるだけである。
微笑ましいつもりで書いてたら、忸怩たる思いにすり替わった。。。 マルチーズはそうそういないのだ。。。ー
2012年09月26日(水)
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