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■ 「S高原から」パンフ掲載文。
これは言うところの「わかりにくい」本、なのかもしれない。 「なんだかよくわからないけど死に近い病の療養施設である高原のサナトリウム」が舞台。そこでも「日常」的に人は思い、考え、交流し、生きてたり、死んだりする。俗に言う物語=「ドラマチック(と呼ばれるもの)」はないことになっている。ベースはあくまでも「日常」会話。 そんな空間を淡々と流れて行く時間、 だがしかし寄り添うようにそこにある「生と死」。。。
平面から(文面)から受ける印象と、それが実際に立つことで具現化される時、そこにどう俳優として『存在』できるか、ということにかかっている。 それは俗に言う『滑舌のよさ』だったり、『キレある肉体』だったりすることは!大前提!として、 それ以上に『柔らかい心と身体』の獲得(準備)が大切である。 本の世界の奥行、 その人物の奥行、
行間を読む、だけでなく、 その人物の『流れ』と『意志』を理解し、体現すること。 そして舞台上でぶつかり合い、『変化』していくこと。
役を自分に引き寄せたり、 自分から役に寄って行ったり紆余曲折しながら、、、
そして存在と、役割と目的の確信を稽古場で得て、 「静か」だが「新しい」出会いへと今日も向かう。
そもそも演じるってなんだろう、人間てなんだろう、 そんな問いかけを繰り返しながらここまできた。 これはある意味「わかりやすい」(と言って安心されているモノ)への挑戦だったりして(笑)
本日はご来場いただきありがとうございます、 暑く狭いところですがどうかご容赦ください。 このクラスならではの「S高原」お楽しみください。
藤井ごう
二伸:Kくんはパパだ、そして、ホントに眠る漢であった。
2012年08月01日(水)
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