再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 僕の時間の深呼吸パンフ掲載文。

演出の戯言

あれからもう一年、最近よく耳にする。
俳優クラスの面々が養成所に入ってからもう二年。
『あれから』と『もう』とくれば、『時間の経過の早さ』だし、
『時間の経過が早い』という事は、『充実』と置き換えられたりする。
しかし、全部の瞬間が『充実』しているわけでもないし、
耐えられないくらい『時がたたない』と感じている瞬間だってある。

『あれからもう』や『まだ』は日々入れ替わりその速度を変化させる。
苦しい時、時計の針はちっとも進んでくれないし、楽しい時の進み方は尋常でなく早いし、その時計の針にじらされたり、焦らされたり、安心させられたりもする。(まだ本番までは時間がある⇒まだ時間がある⇒まだ時間はある…⇒もう時間がない⇒もう時間がない…⇒もう時間がない!⇒もう本番だ⇒もう本番だ…⇒もう本番!)
誰もが知ってるように、時は無機質に針を刻み続けているだけなのだが…
時間とうまく付き合う方法、翻弄されない方法、オトナになってもなかなか見つからない。

ほんの一瞬かもしれない輝ける時のために、
じっくりと時間をかける。

演劇をつくるってこんなことだ。
それが『まだ』でも『もう』でも。
ただ言えることは、自分に向き合い、他人と向き合い、越えなくてはいけないハードルを意識し、逃げたりぶつかったり言い訳したりして費やした時間、『今』と向き合った時間は、
きっとウソをつかないという事だ。
そしてその『今』はずっと先まで続いている。

大きく深呼吸して、山田のぼる少年の奇妙な時間旅行をお楽しみください。


藤井ごう




2012年03月01日(木)



 僕の時間の深呼吸千秋楽。

午前中から場当たり直しは前日と同じながら、
四年に一度の日に大雪…
昨日は人身事故で、今日は大雪の影響で、途中下車のタクシー一路。
なんなんだろうなぁあああ!

いつでもでき得る最大限を思いながら、
これで最大なのか測る数日。

両チームとも、イロイロはあるけれど最大に近い奮闘ぶり。
最後は「逞しくなったなぁ〜」と親心もありながら、
どの現場に今後行っても、自分からしっかり求め続けられるのか…
毎年のことだけれど、自分へも課題である。

Kさん、H井(けっかきてくれたのは彼女だけ…ま、本番が近いんでしょう)
が連日。
元PークのHさんも久しぶりの風物詩。
結果、打ち上げ(なんと23時半スタート⬅かえれないじゃんそれじゃあ)までご一緒して。
毎年やる作品が極端に違う僕ではあるけれど、
求めているものは、実はプロの現場でも変わらない僕としては、
今回やはりギリギリファンタジーをやったけど、人間を造作している事に何のかわりもないのだけれそも…
とゆうのが、終演後集まってくれるコらへの回答。(人気があったってことね(笑))
若い頃はなんであれ、これ、できるの?ってモノ作りが重要な気がしていて、二月中盤の「谷間〜」でも思ったことだけど、俗に養成所向きとゆうホンは沢山あるけど、それをやったとこで、どうにもならんの思いを強くする。
やはり、こちらも、大きな意味では挑戦していないとね、体力続く限り。
⬅そんな私は遥か昔、みなと同じように「このままじゃダメだ」⬅皆がそうかは知らないが
で入ったB学座で、「なんで今なのに、現代劇やんねんだよー」とのたまわった口だけど、その時課せられたことの多くが今に繋がっていることが如何に多いことか!
でもそれ、直接言ってました⬅厚顔無恥

ま、確かにこの三年ぐらいの作品の並びを見ると自分でも笑ってしまうぐらいの節操のなさなのは認めるけれど。

ぜひ、燃え尽きず、続けても辞めても、自信をもってやっていって欲しい。

久しぶりの終電逃し(とゆうか、その時間に始められたらどうしようもない)。

「普天間」でご一緒させてもらった坂手さんの演出作が、ブレヒトの芝居小屋で4日まで。面白いそうです。行ける方は是非。
僕は残念ながら…
今日は昼から四月の稽古が厳密に始まるのである。

2012年02月29日(水)
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