再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 試演会。

昨日はテクノ試演会。
午前中に場当たり兼ゲネプロ。
どうも力が入っている(笑)
夕方に他二クラスに挟まれる形で本番。

七月からのわずかなレッスン日中で、
本人たちが考え紆余曲折してきた成果発表の日。

この日に気づくこと、
思うこと、悔しく感じること、
そうゆうモノが、
後の自分をつくる肥料となる。

何だかんだ言いながら、こういう日に自分のこともハッキリと見える今日この頃、
踏まえてどうするのか、である。
教えをしながら、教えられることはとても多いわけで。。。

12人は来週修学旅行など立て込んでいるので、
この週末にざっくりの動線整理をラストまでする…



2011年09月24日(土)



 普天間 パンフレット掲載文

演出の戯言

日々動いている情勢、
変わらない現実、
現地以外では忘れられていく問題、
人まかせにして、責任から逃れ、見ないふりをする日常、
ある時は注目しながらも、いつのまにか忘れて過ごす社会。
想像力の欠如。。。

いつも思う、
それでも、
知る、識る、知り合う、向き合う、
そこからしか始まらないと。

現在、演出なんてエラソーなナマエで作品を創ったりしているけれど、

十数年前、僕は「卒業旅行」と称して、初めて沖縄に。
何の事はない、首里城、さとうきび、エメラルドグリーンの海(時期的に泳げず、乗った海中が見えるボートで、なまこしか見られず)典型的なツアー。
ちょっと違ったのは格安ツアーとは思えないオフシーズンならではの豪奢なリゾートホテル、日々島酒をニーニーがやっている店で飲んだくれ、
お客と僕らとニーニーでヘベレケ万座毛ツアー(事故なくて奇跡くらい、目も当てられない…)…
基地もモチロン遠目に観て、
「おー、本当に広い」
南へは、
「せっかくリゾートツアーで戦跡巡りなんて…」
最後は国際通りでコーレーグースと泡盛をお土産に。。。
東京の大学生、コンナモンである(一括りにしてはおかしいのは承知で)。。。というか、僕は今思えば……汗、でしかなかったわけだ。

そんな頃、沖縄では大きな運動が行われていた筈で、
一応、東京の大学生としてニュースステーション、NEWS23なんかはイチオウ欠かさずに見ていたと思う。
モチロン、うっすら知っていたようにも思うけれど、何せ、その青い海と広い空とゆったりと流れる時間に、土地と問題と事件と、知っている知識とが相まみえることはなかったのだ。
(その後、しっかりと行かせてもらいましたが…)

今現在、現在進行形、やはりこの作品、しかも坂手さんの沖縄三部作に続く「普天間」と組みするにあたって、普段目にしない情報、本、雑誌、講演、新聞と手当たり次第あさってみて、問題の根深さ、複雑さ、煩雑さ、…気づけば目の前には大きなカベ!である。
そして、色んな矛盾を多角的にみつめた作品。
その場所で生活を営むとゆうことの意味。

そこに暮らす身近な人々、人物に出会い触れ合うことでしか、「入り口」も簡単に見つかる筈もない「出口」も、見つけることはできないのではないか、と思っている。
他人事でなくなって、初めて人はその痛みを、知りうる。
自分のことの様に思える、とゆう意味では演劇は非常に力がある。そうやって知っていくしかないのだとも思う。
これで解決、なんてそんな単純なことじゃなく、
今、「知った」「感じた」自分が、その物事をどう捉え、想像し、動きだすのかである。どう考え始めるか、である。
明るさの奥に眠っている『叫び』みたいなものが、しっかりと誰かの心に届けられるように、坂手さんの筆致、言葉、そして沖縄の人の思いと向き合いながら、俳優陣、スタッフ陣と研鑽の日々である。
人の営みの儚さ、愛しさ、やるせなさ、切なさ……そして可笑しみ。そんなものが溢れてくる、そんな舞台でありたいと思っている。


藤井ごう


2011年09月22日(木)
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