再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 CMHパンフレット掲載文


演出の戯言


コミュニケーションとゆうのは、普段当たり前のようにとっている気がしながら、実はとても難しいものだと痛切に感じている。

僕は聴者だ。

だから、本当に聞こえないとゆうことに関しては、想像はすれど、実感はやはりできない。

相手の側にたって、なんて意見が、いかに体よく無責任な言葉であることか…(とはいえ、その想像を捨ててはいかんのですが)

手がかりとして他の方と違うだろう部分は、かつて中耳炎であり「手術をしなければ、いずれ耳がきこえなくなる」とゆう手術を、物心つく前に両親が受けさせてくれたことぐらいだ。

コミュニケーションとは一体なんなのか、聞こえる同士でいれば、聞こえることを前提に相手がどう受けとるのかなんて、結構あさってにして喋っているのが常だし、

こうゆう機会に恵まれ、

初めて、普段どれだけ「耳」に頼って生きているのか、

「会話」「対話」とゆうものを、如何にいい加減に「そこにある当たり前のもの」として「ゾンザイ」に扱っていたか気付かされる。

そして、ひろえさんはじめ、ろうの方々と出会うことで、

普段、どれだけ五体満足な感覚を「鈍化」させて生きているのか、気付かされている。

「言葉」「身体」「感覚」全部使って、「感じあう」ことで

「壁」を越える。

最初に掲げたテーマと真っ向からぶつかっている今。

演劇という行為を、「コミュニケーションの再生」と言った先人もいる。今回は「コミュニケーションの発見」でもある。
とても豊かな時間だ。

真に人間のドラマにまで到達するべく―

 

これは一人の、大橋ひろえと言う、ろうの女性の著作を元にした物語である。
エネルギーに満ち溢れた彼女の、無限の可能性についての物語である。

でもそれは、ひろえさん自身が単にスゴかったからとゆうだけではなく、壁をひとつひとつ越えるのに、ぶつかり、悩み、苦しみ、助けられ、助け、やってきた結果(彼女にとってはあくまで過程!)の積み重ねであり、

立ち止まったり、ため息を吐いたり、前を向いているのがしんどくなったり、小さな痛みや悩みをたくさん持った人それぞれにとって、みんなの物語となれることを望んでいる。

本日はご来場くださいましてありがとうございます。

最後までごゆっくりご覧ください。

 

藤井ごう

 

2011年04月19日(火)



 そして千秋楽。

10時から昨日の総括、
で、当たりたいと言っていた、冒頭~アメリカまで。
他他を当たる。
その後、振り付けのakemiさん、歌唱指導もしている大西くんでダンス、歌。
それぞれが最後まで欲しい要求を伝える。
短いからこそのお祭りではなく。
大切な作品を作るため。
演者もよくついてきてくれている。

そんなわけで、←どんなわけだ。
昨日、大西くんが登場した一瞬に、
黙りで、akemi さんと何故か登場する(同乗するとも言う)ことに。
HEROのために(笑)

普段から「遊びは真剣に」といい放っている手前。

わざわざ小道具を買いに行き(というか、自転車を走らせてくれたのは大西くん)
ちょいとばかし水物なので、バラシ打ち合わせの最中、劇場さんに確認をとり、
音響、照明に確認をとり
←なんてゆうと、どんな大がかりな…と思われそうだが…
「ピンいれましょうか?」(照明さん)の提案を丁重にお断りし(笑)

同乗者akemi さんは衣装までバッチリ用意。。。
その衣装をみて、設定を決める。流れも。

そういえば、昨日大西くんは途端にソワソワしていたのを思い出す(笑)

結果、決めた通りにはなかなかできない、とゆう至極当たり前のことを確認する羽目になったが、思った通りシャボン玉はキレイだったし、
アメリカに渡って最初の出会い、HEROにとって新鮮で斬新だからいいか。

ここまで書いといてあれですが、
幕間休憩やら終演後に
「出てたよね?」
と言われましたが、あれは私ではありません。

舞台は、非常に落ち着いて進み、二幕の求心力。
人の心を捉えて離さない千秋楽でした。
思えば長い道のりのような気がしながら、
終わるときはあっとゆう間。

しかし、時期的なものも大きく関係しているのだなと思いながら、
終演後の客席とロビーの熱気、目の輝きに、
ぼくら「表現者」ができることは、やはり大きくあるんだと実感させてもらいました。
ひろえさんのエネルギー、舞台上から発せられる表現者たちのエネルギー、
それが最後、客席、ロビーから倍加されて返される。
こんな体験はなかなかできない。。。

また是非やってほしい(今度はちょっと長く?)大切な作品になりました。

ご来場くださったお客様、
心を送ってくださった方々、
ありがとうございました。


(いつもいつも来てくれる足利面々、
Bから坂口さん加納さん、三浦浩一さん、
青年劇場さんからも社長はじめ大勢、
ほかほか、、、感謝)

バラシ後は
もちろん打ち上げ。
サプライズプレゼントなんか用意してくれたりして、
嬉しい。関わってくれた全てのスタッフ、キャストさんに感謝します。
誰一人欠けても、この企画は成り立ちませんでした。
有志は残って二次会、三次会、
私は明日も稽古につき明るくなる前に、タクシー帰り。。。






2011年04月17日(日)
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