再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 チラシ掲載文

「島」と「現在」   藤井ごう

 「わしらが白髪の爺さんになる頃には、この地球上も大分様子が変わっとるよの。それ迄一粒一粒、種を大事に蒔いて生きるんよの。―その時は、人類に貢献した言うんで」

 被爆者である学の劇中の台詞から約六十年、プラハでは核なき世界への「平和」メッセージが宣言され、兵器削減の条約が締結されつつある。だが一方「平和」を謳った戦争は、今もこの地球上で確実に行われている。―この矛盾。そしてその事に痛痒を感じなくなっている僕らは「想像力の欠如」が言われて久しい。戦争は特殊な出来事でも、過去のことでもない事を知りながら。―この違和感。

 僕らが学の言う「その頃」を生きる人間として、他人にしか残らない筈の「死」の記憶を前に茫然と立ち尽くすのか、何かを共有して普遍化するのか、どうするべきなのか、…きっと答えなんかない。

 ただ、この「島」に生きている人間たちの「現在(いま)」に何かヒントがあるように思われてならない。

あなた自身の為に 人間の未来の為に

という作者の願いと共に、「生」という事の意味を突きつけられている。




…というわけで、
詳細は
http://www.seinengekijo.co.jp/frame.html

このチラシ、いつもR−viveをやってくれているアトリエキノコにお願いしたもの、今回もとても良い、と思います。重ねて見てみてください。

2010年09月02日(木)



 青年劇場 島

第102回公演
「島」
堀田清美=作 藤井ごう=演出


交差する生命の彩。あれから六年、瀬戸内―

1951年、瀬戸内の小島。
広島で被爆し九死に一生を得た栗原学は、
教師の仕事を続けながら将来のことを思い悩む。
朝鮮戦争の軍需景気に支えられている島の生活。
同僚や、東京で働く同級生の言葉。
そして教え子の存在…。

1957年に劇団民藝で上演され大きな反響を呼んだ傑作を、
『修学旅行』でほとばしるエネルギーを吹き込んだ
藤井ごう氏が、現代(いま)、さわやかに描き出す!

◎第4回(1958年)岸田國士戯曲賞受賞作品


出  演

上甲まち子
渡辺尚彦
藤木久美子
吉村直

北直樹
崎山直子
清原達之
真喜志康壮

伊藤めぐみ
岡山豊明
鈴木匡史
矢野貴大
スタッフ

作=堀田清美
演出=藤井ごう

美術=石井強司
照明=和田東史子
音響効果=近藤達史
衣裳=宮岡増枝
方言指導=大原穣子
宣伝美術=atelierKINOcoinc.
舞台監督=青木幹友

製作=川田結子


2010年
9月4日〜12日 紀伊國屋サザンシアター
    JR新宿駅南口徒歩6分、新南口徒歩3分 JR代々木駅東口徒歩3分
     タカシマヤタイムズスクエア並び 

詳細は以下。
http://www.seinengekijo.co.jp/frame.html

五月から、ポツポツと事前稽古を重ね、
八月は、すっかりどっぷり地下にもぐって稽古稽古。。。
さわやかになるかどうかは別として(笑)

三時間超えの骨太作品、
結構、いいです。
こんな機会もなかなかないです。
どうぞお時間許しましたら、新宿まで足をお運びください。

2010年09月01日(水)
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