再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 イレギュラーを楽しむ。

修学旅行班のイレギュラーで、代役稽古をしに栃木県は佐野市まで車をとばす。
わたしの到着前までに、なんとなくの段どりと、セリフ合わせをしておいてもらって、
到着後稽古予定。
とはいえ、今日は、前述の通り、俳優座でエンバースの初日だったりするわけです。
方や、六本木にいなくてはいけないところを、快く送り出してくださり感謝至極。
もう二度と御誘いはないかもしれないな…なんて思いつつ(笑)←しかない…
なにより、もう一人、助手を用意しておいて、本当によかったと、十月も散々思い散らかしたのだが、改めて。調子のいいことである。もえこ感謝。
さて、そんなどこにむかって後ろ髪を引かれる思いなのかよくわからないが、
到着後、出来得る限りの稽古。
この班
決め打ちの稽古をしていないので、
代役といっても、所謂「ここでこううごいて云々」のことを決めていないので、拠り所を見つけるまでが兎に角大変。
しかし、突然の事態もこの班、人が変わることを「楽しんで」いる感。
しっかり新たに受けて、新たに返す。
こういうシンプルさはやはり大事。
受け取る側の懐が深いと、新しいこともなんでもできるのだ。

とにかく不幸中の幸いだったのは、
代役が五人組でなかったことと、
いくら初日とはいえ、プレビューも済んでいたことと、
こういう事態を想定してか(していない)助手を二人にしておいたことと、
そして、乗り打ちでなかったこと(朝仕込んで昼本番とか)と、

代役とはいえ、プロンプも入れない宣言をして、
かつ、それが本役の時に見るものと、
そん色があってはならないわけだし、
だから本当は、わたしがこの場で「代役」なんて言葉を使っていること自体おかしいのだが、、、
こだわるのである。
ざっと最後まで触ったところで頭に戻り…
なんてやっているとあっという間の退館時刻。
明日も朝一で最初のシーンをやることにして退館。

なぜかやってきたPちゃんも含めて何人かで乾杯。
明日は「宝来軒」(佐野ラーメンの名店)でも食って…



2009年11月10日(火)



 エンバース

2009/11/10(火) 〜 2009/11/16(月)
会場 俳優座劇場

出演 長塚京三, 鷲尾真知子, 益岡徹
脚本 クリストファー・ハンプトン
演出 板垣恭一
料金 ¥7,000円- (全席指定/消費税込み)

サイト http://www.stagegate.jp/performance/2007/embers2/index.html ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
説明 シャーンドール・マーライ作、クリストファー・ハンプトン脚本、長塚京三訳『 エンバース〜燃 え 尽 き ぬ も の ら〜 』。この芝居は、光輝溢れるハプスブルグ家が崩壊し、オーストリア・ハンガリー帝国が滅亡して間もない1940年、ハンガリーの片田舎に佇む古城の一室が舞台です。

館の当主、旧オーストリア・ハンガリー帝国の将官「ヘンリック」が、かつて親交のあったある人物の到着を待ち構えています。幼年学校、士官学校、近衛連隊を通じて、彼の無二の親友だった「コンラッド」です。実に41年振りの再会。でも友好的な邂逅ではありません、復讐にも似た、波乱を含んだ対決です。

彼らはともに75歳。さらに、この芝居の3人目の人物、ヘンリックの乳母の「ニーニ」は、90歳を超える老婆です。以上3人の老人が、この芝居の登場人物となります。

75歳の老人ふたりが、もうどうにも取り返しのつかない人生の悔恨を噛みしめながら、はたして自分たちは、ひとりの女性を「本当に愛した」と言えるのかどうか、自問し始める。あまり馴染み深い図柄ではありません。しかしこれ以上に演劇的な構図というものも、そうはありますまい。

紳士の面目、誇り、あるいは友情の神聖さ。それらはそれ自体、きわめて貴くはありますが、愛する人に捧げる「自己犠牲」の前では決して等価と言えない。人を愛する喜びとは、その人のためになら、いつでも自分を投げ出せるという喜びではなかったのか。
ヘンリック役には、今回、翻訳も務めた長塚京三。長年、心に温めていた企画だけに、観る者に、『愛することの喜びと感謝』を、伝えてくれることでしょう。


張り付けです。
演助していた作品ですが、
なかなかにいいのです。よかったら。


2009年11月08日(日)
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