再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 繁昌亭で「会議中」

そんなわけで、R-viveの稽古の合間をぬって大阪に来ている。
R-viveは今回はゆっくりじっくり構築中…

繁昌亭。
南森町を降り、
日本一長い天神橋筋商店街をちょっと横へ、大阪天満宮と隣接してある。

まず、「昼席」を見させてもらう。
昼席は午後一時から四時くらいまで、連日。
平日にも関わらず超満員。
前座から始まって、仲入り(途中休憩)まで
桂ひろば→笑福亭由瓶→月亭八天→笑福亭智之介(マジック)→笑福亭伯鶴→桂小米朝 
とおよそ十五分間隔くらいで進んでいく。

小米朝、さすがに上手かったなぁ(と、突然言ってみる、にわか仕込みのわたし)
仲入りをはさんで

桂つく枝→桂歌之助→菊地まどか(浪曲)→桂米二
たっぷりと三時間、上方落語と寄席を堪能する。
しかし、今日は夜席も見る予定。
流石に集中力と体力と耳力、想像力がもつだろか…

そんな中、仲入りでずらっと並ぶトイレへの列。
決して大きい建物ではないので、女性トイレ(こういう場合、芝居もそうだが、女性トイレは長蛇の列になる、みんなそれを知っているはずなのに、会場設営で活かされている所をしらない)だけでなく、男性トイレも。

「今、会議中やから、終わったら連絡するわ」

そんなことを携帯に発するわたしの前のおっちゃん。

「うん?…いや、だから今、会議中やから、終わったら連絡するて」

電話を切る。

…「会議中」?
今は、「トイレ待ちの並び中」もしくは、昼席の「仲入り後を待ち中」、ならびに思いっきりシンプルに「仲入り中」である。
人はたくさんいるが決して「会議」は行われていない。
もしかしたら並びながら「談義」とか「談笑」とかはあるかもしれないが、「会議」は行われない。なぜなら、みんなトイレに行きたくて並んでいるからだ。
そして廻りは熱気に溢れた売り子さんの声が飛び交っているのだ。
「繁昌亭ご来場の記念にー!」とか云々。絶対に先方には聞こえているはずだ。
この人は東京で言うところの、「仕事にいく」といって「寄席にいる」粋な存在のおっちゃんなのか?
関西人は「寄席」、それも昼席を見ることを「会議中」というのか?
今日のおっちゃんの渾身の体を張った「ギャグ」または「ネタ」なのか?
ていうかわたしの「聞き間違い」なのか?

列の順番はトイレへと近づいてくる。
おっちゃんは、電話を切ったまま、黙ったまま「会議中」。
わたしは「悩み中」。
と、そこへおっちゃんの携帯、着信。

「あ?…今、会議中や」

やはり、確かに言った…
おっちゃんは、やはり「会議」をしていたのだ。
わたしはといえば
「懐疑中…」

お後がよろしいようで…
夜席へとつづく…


2008年04月22日(火)



 すべらないうどん

午前に起床、本日は、昼席を(繁昌亭)取材を兼ねて見させてもらう。

十一時半到着、客入れは十二時半から。
その辺。というか、天満天神にお参りしたりして、二日酔いを過ごす。

そんななか、

「すべらないうどん」

ののぼり、なにせ、天満の天神さんが、どうも学業のカミサマらしいので、「すべらない」わかります。しかしのぼりまで出ている。=信用出来ないというわけ

さんざん周りの店を見たあと、やはり、その「失敗に近そうな」店に侵入。

庭で食べるスタイル、梅から、藤から、ロケーションは最高。
しかし、そろえられればラレルほど、信用ならない。なにせ、慎重なわたしだから。

350円のきつねそばを注文。
これが、
これが、これが、

めっさ美味い!
頭の中では、
「すべらないうどん」
を食べて
「すべった」
落ちを求めていたのだが、全く違った。
すべらない、という理由も、明確に、太麺の真ん中に穴をあけ、そこに箸をつっこめば、絶対にすべるわけもなく。
いや、大阪恐るべし。

繁昌亭に行った話をまず…
と思ったのだが、うどんの、きつねの美味さとロケーションにすっかりやられてしまった。
周りのお客さんは流石にそののぼりのせいか、イチゲンさんはおらず、皆「いつもの」の一言、いやら、本当に美味かった。
食い倒れ人形はなくなるけど、食い倒れの土地なのだな…

寄席については、また後日。
是非、一度食って「すべらないうどん」

2008年04月21日(月)
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