再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 次の地へ。

カンボジア、短い時間で、超特急の、極めて日本人全開な回り方だったなとは思いつつ、強烈な印象、次回はゆっくりと来たいところだ。

昼過ぎまで、アンコール遺跡群を駆け足で観光し、今日一番見たかった東洋のモナリザは倒壊の危険かなにか(カンボジアで初キープアウトを見た…)で、遠くにしか見れず仕舞い。昼には既にお気に入りになりつつあるアンコールビール(オーストラリアのビアコンテストで、賞をとっている。なぜオーストラリア? ちなみに現地の人気ビールは、アサヒのスーパードライであった…)で喉を潤し、ホテルへ。
パッキングの後、夕方には再びシェムリアップ空港へ、そこからヴェトナムはダナンへ、そしてホイアンへと向かう。
カンボジアでのガイドさんともお別れ。そしてダナンでまた現地のガイドさんに会うのだ。というか、拾ってもらうのだ。

空港まで、送迎。
別れを惜しんで、運転手さんも含めて四人で記念撮影。

感慨に浸るまもなく、いざ、ダナンへ。
行きと同じく、小型ジェットかと思いきや、ジャンボ。ゆっくりと、ほんの一時間半の旅。

わたしの目的、半分以上達成された?感でいっぱい。
思いのほか整備が進み、今よりももっと来やすくなっていってしまうのだなあ。小綺麗なリゾートを思わせる空港でまた違和感。

2006年09月15日(金)



 いや、暗かったもので

朝五時、起床。

つか、暗い。
そりゃ朝陽を見るのだから当たり前なのだが、
つか、眠い。

最近あまり体を動かすことをしていなかったせいもあるし、初登頂の気分的昂揚で脳内にドーパミンだかなんだかが多く分泌され、あまり疲労があることに気がついていなかったこともあるんだろうが、
これは、きっと、「明日」「筋肉痛」だ。

電話が鳴る。
「どーしますか?」
と、ガイドさんの声。…律儀な人だ。
「晴れますかね?」と、わたし。…横柄な人だ。
「多分、まちがいない。」と、ガイドさん。…日本語としてはおそらく、併用してはいけないと思うのだが、責任の所在を不明確にするためにも、はたしてそんな深いことを考えた上なのかは定かではないが。

即出発。

昨日、日が出てから向かった方向へ。
驚いたことに、もう、町は動き出している。
病院には長蛇の列、自転車が行きかい…

アンコールワット到着。まだ、暗い。
空は、うっすら雲が…
アンコールワットの外堀をわたり、中へ。
そして、壁沿いに、アンコールワットの五塔が見える所に座り、待つ。
たくさんの人たち。
特に日本人。
ガイドのモニさん曰く。
「日本人、朝陽好きですね。」
…彼らにとってはとりとめて、ということではないのだろう。
…日本人だって、毎日朝陽を眺めてるわけじゃないのだが。

雨上がりの朝の空気、心地よし。
だんだんと明るく…
今の季節は、塔の左側から朝陽が上がるのだそうな。
空の雲も、明るく照らし出され…
そんな私にまったく似合わない幻想的な、神々しい景色の中、
……。

ガイドのモニさん、隣にいた別のガイドに笑われている。
そしてもともと目をあわせられないシャイなモニさんではあるのだが…
極めて恥ずかしそうに
「いや、暗かったので…、朝…」
と、足元に目をやる。
「暗かったものですから…」
朝陽はあがってくる、明るさもどんどん…
そしてモニさんの足元には、
茶色と、黒色の革靴が片方づつ、履かれている。
「いや、暗かったので……恥ずかしい……」
周りの一群、日本人、カンボジア人、ヨーロッパ人まくなし、微笑ましく笑う。

そして、

「見終わったら、車まで戻ってください」
というと、一目散でいなくなった…

そりゃ、昨日来たから、別にいいけど。
おいていくのかよ!(笑)


朝陽、素晴らしかった。
が、なにかに負けた気がする。

たっぷり堪能させてもらい、車へ。
そこには、両揃い(こんな言葉を使うのかさだかでないが)の黒い革靴を履いて、やはり照れくさそうにしている男が…

「いや、勉強になりましたです。これからは、もうしません。」


このモニさんとドライバーさんとは、今日の夕方でお別れだ。
のんびりしている…


2006年09月14日(木)
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