再生するタワゴトver.5
りばいぶ



 整理しきれないこと…

つい先日、私自身、大変大層お世話になっていた方が亡くなった。
というか、とてもかわいがってもらっていた方である。
というか、よく呑んでいた方である。

四十代。

というか、愛想はあまりない、皮肉な方である。
というか、やる気はあるけど、それを表に出さない人である。

小学生の子どもが一人…

というか、本年二月に行った足利の公演の美術も、病室で平面図ひいてもらった人である。
というか、R-viveのわたしが手がけていた時の美術(企画其の一〜七)のスーパーバイザーのような人である。
スーパーバイザーの意味はなんとなくしかわからない。
というか某養成所を出て、もう関係ないのに、何度公演のバラシをやらされたか、わからない。そんな人で。
そのかわり、舞台は必ず招待してくれていた人で…

お母さんより先に…

というか、R-viveも私も、この人なしにはなかったかもしれない人である。
というか、誰でもそうなのかもしれないが。
というか、前回から舞台美術、舞台監督を私の手から離して、その人に頼まずにいたとき、「それで相談なかったのか」とさびしそうにしていた人で。
というか、毎度毎度「おまえのとこは、面白いっていうから、行きたいと思ってるんだよ。」といったまま、R-vive一度も見に来なかった人で。
というか、「空いてりゃ、俺がタダで美術もブカンもやってやっからさ」そうやって、これから始まる企画其の九、六月のことも言ってた人で。
というか、そんな話を入院前、年末にしていた人で。

私が演出をやり始めたきっかけの仕事で、「背中が演出家っぽいじゃん」としっかり皮肉をいってくれた人で…。


きっと表立って何も教えようとはしてくれなかっただろうが、まだまだ教えられる、得られる、鍛えられる、そんな可能性を残したまま。
そしてきっとこれから、下もできて自分の好きなように、劇団外の美術なんかで活躍していただろうにさ。
これからやっと、ちゃんとした仕事として同等にお付き合いできるようになることができるかもしれなかったのにさ。

「顔見せに来いよ」

なんて普段言わない言葉を残したまま。

どうしていいかわからないじゃないか。
どうすることもできないけど。
整理しきれないこと。

ご冥福をお祈りします。
とりあえず、ゆっくりお休みください。
とりあえず、悔しい。

2006年04月18日(火)



 遅ればせながら、次回詳細です。

R-vive企画其の九
「雨フル町ノ童話’06」
脚本・演出:藤井 ごう

公演日程: 2006年06月14日(水)〜20日(火)


公演会場: シアターグリーン エリア171

<キャスト>
内田 晴子・雑賀 克郎・本城 憲・塚本 浩平・田中 しげ美(愛情爆弾)・堤 匡孝(バイザウェイ)
添田 園子(文学座)・荒井 志郎(スターダス・21)・塩見 和由・内山 真希・円堂 耕成
村松 えり(ホリプロブッキングエージェンシー)・竹内 正男

<スタッフ>
舞台監督:上村 利幸/音響:近藤 達史/照明:和田 東史子/舞台美術:升平 香織/演出助手:川西こずえ/稽古場助手:弦巻武之・田辺伸之・竹下好幸/宣伝美術:KINO.Co/企画製作:R-vive

<料金> 前売り:3,000円(税込)/当日:3,500円(税込)
<タイムテーブル> 14日(水) 19:30〜 15日(木) 19:30〜 16日(金) 14:00〜 19:30〜

17日(土) 14:00〜 19:00〜 18日(日) 14:00〜 19:00〜 

19日(月) 19:30〜 20日(火) 19:30〜



第十五回テアトロ新人戯曲賞で最終審査対象四作品に選出された「雨フル町ノ童話」(R-vive企画其の四「Behind the Scenes〜雨フル町ノ童話〜」原題)を改訂。キャストも本もグレードアップ、装いも新たにオープニング企画公演に引き続きシアターグリーンエリア171に登場!

幼い頃に両親を「背の高い若い男」の放火により失ってしまった姉妹「アン」と「アカリ」。ある時期から故郷に寄り付かなくなったアンの久しぶりの帰郷。

アカリを中心に町の人々は歓迎すべく、姉妹の家に集まってくるのだが―

雨の中、いつしか語られていく「雨フル町ノ哀しい童話」

それは「マッチ売りの少女」に魅せられた子どもと、子どもを思う町の人々の物語。



問い合わせ :  080−1002−6989 (R−vive)

           e−mail gofield@netlaputa.ne.jp



2006年04月15日(土)
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