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ココマデキタヨ日記
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2002年04月17日(水)
社長面接

ゴンゴンゴン(ドアを叩く音)「谷浦さーん、速達デース」
夜勤明けで午後からの説明会に備えて
寝ていたところを起こされた。くそ。。
うつろな目で封筒を見てみると、サンコーインダストリーからや。
この会社、どんな会社かと言うと「ネジの商社」ナリ。
選考受けてるけどマニアック過ぎてある意味ネタと化してるんだけどな。
 
どうやら1次の筆記と集団面接が通ったらしい。
ところが驚いたことに次の面接のご案内が
「社長面接」
1次で役員、2次で社長。じゃあ3次は誰が相手なん?
黒幕?会長?宇宙人?サイババ?
とりあえず社長とどんな話が出きるか楽しみ。
得意のくささ爆発させちゃうよん。

セコムの説明会に行ったら長くてかなり疲れた。
最初の1年はビートエンジニアという
訓練とガードマンの仕事をさせられると言うことで
かなりイメージを崩された。



2002年04月19日(金)
合コン行ってますか?

タイトルと今日はストレートに関係してませんが、
意味はあります。

今日は朝一番で東証一部上場のダンボール会社の3次面接を受けた。
面接官3対オレ1の40分の個人面接。
最初、志望動機、学生時代に取り組んだこと、ゼミの内容、と
人事の管理職の方の質問にテンポ良く答えて滑り出し好調!!

と思いきや、真ん中にいた営業取締役の質問に変わったとたん、
圧迫面接。
オレに強烈な質問を浴びさせる。
一般常識はある?自動車の運転で違反経験は?
社会人が漫画を読むことについてどう思うか?
休日どこで遊ぶことが多いか?最近読んだ本について?
新聞は何を読んでいるか?リーダーシップとは何か?

そん中でもすごかったのが、
「合コンはどれぐらい行ってるの?」と言う質問。
この返答には正直かなり困った。
「1回生の頃はありましたが今はそんなに行ったりしていないです。」
と答えたが、
「正直に隠さないで答えていいんだよ」と営業取締役。
「今の若い子はみんな行ってるんだろ」と加える営業取締役。
「それは人によると思うんですけど」と反抗するオレ。
いったいオレのどこをどう見てこんな質問してきたんだ。
断じてオレは軽い男じゃないぞ。きっと。なあ。

殺されたのが、
「君は企画提案型営業がやってみたいらしいが、提案型営業って何?」
・・・・ペンを出して
「今からこのペンで提案型営業してみて」と営業取締役。
苦渋の表情でペンの形や色について話すオレに対して、
「ああ、君はデザイン、商品企画をしたいのか」と営業取締役。
うっ・・・・・・・・・・・・・・・

面接が終わったと同時に就職活動最大の屈辱の敗北感を味わされた。
ほんま悔しい。答えられんかった。
もう、こいつはいらん。ってな感じがした。

控え室に戻って人事の方に聞いたところ
実はこれが恐らく最終面接だそうだ。
25人採用のところ40人まで絞ってたらしい。
間違い無く落ちる15人の1人に入ってしまった。

夕方から同じく今日最終面接を受けへこんでたチョ-さんと原付で
気晴らしに菖蒲池まで出かけた。
「最終通らないと意味ねーよな」
チョ-さんの言った言葉がずしりと来た。

銭湯にはキムと合流していつも通り就職とサークルの話になった。
3人とも地球の重力3倍までへこんでた。
話が重すぎる。重いよ。

チョ-さんと別れてキムと牛丼食ってたら、チョ-さんから
びっくり電話があった。大逆転!!
「内定でたよ」
あせらされるな、ほんとに。







2002年04月20日(土)
初めての名古屋

バスに乗ってはたちんに会いに名古屋に向かった。
いつもなら週末はバイトだけどムリして平日に片付け、
今週末はリフレッシュ休暇だべさ。

はたちんの家はかなりあやしいとこに在った。
おかげであやしいとこを迷っちゃったよ。

せっかくだということで
ドラゴンズの星野ユニフォームの飾ってあるみそかつ屋で
ウワサのみそかつを食ったらバリうまかった。
みその甘さもとろみもばっちオーケーだし、
ロースもやわらくてジューシーうまい。

そのあと名古屋城に行って、閉園までお散歩。
はたちんは全然名古屋を知らないこと発覚。
名古屋城の場所知らない。

ダイエーで晩ご飯に何がいい?と聞かれ
大好物手ごねハンバーグをしたたかに要求。
まさかホントに作ってくれると思わず、感激したけど、
はたちんはすぐ調子のるから、平静をよそおっとく。

にんにくトマトソースハンバーグはむっちゃうまかった。
あんなにうまいもんは最近食べてなかったなぁ。
はたちんに名古屋に感謝。




2002年04月21日(日)
初めての名古屋2

「腰が痛い」と2人で口をそろえたこともあり、
パラパラの雨の中、猿投温泉を目指した。
モロに年寄りの発想だったけど、
社会がそう疲れさせたんだと言いたい。
ばっきゃろー!!

昨晩深夜にコンビニで旅行誌を開き目的地を決定。
条件は近くて電車で行ける雨の似合う山の中の温泉。
1500円と割高だったが無料送迎バスが駅から出るので許す。
のんびりと起きはたちん手料理のリッチな朝飯を食べ(もちろんうまい)、
のんびりと鶴舞から電車に乗りこみ高蔵寺で乗り換え愛知循環鉄道に乗る。
電車は2両編成の超ローカル線で小雨の中トンネルを幾度もくぐり
そのたびに景色は田舎風景を加速させる。
むっちゃ旅行気分。むっちゃいい気分。
家を出てから1時間半で目的駅に13時到着。

ところが計画性の無さがたたって
ちょうど送迎バスの空白時間。次のバス15時。
オレが19時に名古屋から最終の高速バスで帰らなきゃあかんかったから、
これじゃあ、間に合わない。何しにここまできたんだろーってオレ。
警察に温泉まで問い合わせてもらったけど
遠すぎて歩いて行くことも出来ないとのこと。
途方にくれてとりあえずヤマザキデイリーでお菓子を買う。

急展開。

強引に電話で送迎バスを2人だけのために出させる。
はたちんの小悪魔営業トーク成功。
で、無理やり呼んだバスで山の中の温泉までれッつゴー!!!
↑後で他のバス運転手さんが言うにはありえないことらしい。
わがままな2人、はたちんとオレらしいできごと。

雰囲気はかなり温泉街。やったー!!
温泉の前に滝の横を通り湖まで散歩。
マイナスイオンをもらう。

温泉は予想以上にかなり人が多かったけど、
すごいキレイで露天風呂にずっと入ってた。
あがった後もポカポカ。
完全に現実逃避の世界に2人で浸る。
帰りたくねー

名古屋駅でちょっとリッチな和食「六味膳」を夕食にした後、
15階から名古屋の夜景を抱き抱きカップルに混じって眺める。
はたちんは性格悪いから、周りのカップルの雰囲気を笑うことで
ぶっ壊しにかかり、しょうがなくオレも付き合う(笑)

京都に帰宅す。

はたちんとほんとひさびさに話した。
仕事のこと、周辺の人間のこと、就職のこと、あぶない恋愛のこと、
正直、はたちんの魅力はそのままだった。
ひさびさに会ったのに1年半前が昨日のように笑えて、
良かった。

ずっと会わないでも変わらない関係でいれるひとはいる。
変わってしまう関係を嘆き、冷めた目で友人関係を見る人と
オレは同じではない。これは確信。
良かった。

はたちん、ありがとう。






2002年04月22日(月)
とりあえず内定

7−11の内定でました。
オレに電話がなかなかつながらず、
期限の2週間を過ぎてしまったのこと。
後日意志確認をしたいので大阪に出るように言われた。

不思議に思った。
意志確認面接があるなんて聞いてないで。

そう言えば名古屋にいるとき
7−11のバイト先の担当社員さんから電話もらった。
「谷浦君がどんな人か人事部から問い合わせあったよ」
「店長から聞いたらすごい頑張ってるらしいからそう報告しておくけど」
「何でも聞きたいことあったら電話してくれ」

ネジの商社の社長面接を終え、
チョ-さん夫婦の内定祝いを阪神百貨店で買った後、
バイト先に寄って店長にその件について聞いてみた。

どうやら優秀な人材として確保したいらしいと店長が言った。
そのための問い合わせ、意志確認だと言う。
それならこっちも黙っちゃいない。
意志確認面接の前に7−11の裏事情を全て入手するべく、
店長に社員さんとの密会のアポを電話してとってもらった。

超一流人気企業。2兆円成長企業。高収入企業。
世間の評判は良く、就職勝ち組みに入ると人は言う。
だけど難関をくぐりそんなとこに就職が決まってもやはり、
オレは素直にうれしいと思えなかった。

オレの考える仕事環境と違う。
はたちんを見て素直に受けとめられるようになった。
身体壊してしまいそうまで働いていかなければならない仕事環境にいて
シアワセに生きているとオレは言えない。

正直、はたちんの姿は痛々しいと思った。苦しいと思った。
自分を支えてくれるモノが消えてしまったとき
身体は絶対もたない。
言いかえれば支えてくれるモノがあるから
身体を少し壊そうとも働いていけてる。

オレもそうだった。
夜勤のバイトをひたすらやってお金を求めたのは、
自分に無いものを求めた反骨精神から。
お金がなきゃ何もできない。ひもじい思いはイヤだ。
悲しくともそれが自分の支えだった。

もうそんな生活はしたくない。
本当にシアワセになりたい。

自己実現がなるべくできる企業を探す旅はまだ終わっていない。




2002年04月23日(火)
岐路

チョーさんと伊吹山ドライブに行った。
車はかなり久しぶりに乗ったからちょっと変な感じ。
くつき温泉で身体を休めたらなんだかホッとした。

ネジの商社から伊吹山を眺めてるとき電話が来た。
第2次社長面接だって。
予定が合わない旨を告げると、
「人数もかなり絞ってますし
社長がぜひもう一度会いたいと言っておりますので・・・」
ちょっと考えさせてくださいと伝えると、
また電話かけるとのこと。
今度こそは最終面接っぽい。


おそらく、人生最大の決断だろう。
これほど人生を左右する選択はあるまい。
考える。
考える。
考える。
考える。
そして考える。
考えるしかあらへん。
オレはどんな道を選択すればいいのだろう。
ネジの商社だって採用が10名だから、
そろそろ決心を決めてかからないと、会社に悪い。
向こうだって必死なんだからこっちもきっちり考えなあかん。

仕事の条件はこれでいいのか。
オレはどんな未来を描こうとしてるのか。
オレに適正のある企業&仕事なのか。

はっきり言って社会にもまれていく自信がねぇ。




2002年04月24日(水)
ワガママなオレたち

7−11の社員(OFC)さんへ先輩訪問をする。
約束通りバイト先で待ってると、少し遅れてやってきて、
「外行こうか」
とファミレスで話をすることに。
7−11は厳しいといウワサの真実にもっぱら迫ってみた。
会社を辞めてしまう人のケースも聞いてみた。
その多くは人にも自分にも優しすぎる人。
そして自分で消化しきれずためこんでしまう人。だと言う。
オレも当てはまる気がしてちょっとギクリときた。

社員さんはやりがいは絶対あると言ってはった。
1店舗がだいたい年商2億円で1人8店舗担当するから、
年商16億円に対して権限が持てる。と言う。

なぜオレがコンビニを就職先に選んだかと言うと、
自分はやはり会社で「営業」はしたくないと思ったから。
もっともっと面白い仕事がしたいから、
OFC、SV(店舗指導員)と言う職業を選びたいと思った。
人、モノ、金に対するマネジメントをする面白い仕事がしたいと思った。

本当はコンビニ業界に就職することに対し抵抗があったんだけど。
だって、バイトからそのままやん。
だから、いろいろな業界の説明会に行き、試験を受け、面接を通してきた。
しかし、結局、コンビニに戻っちゃった。
モノを自ら売り込む「営業」に対して面白さを見出せない。

出勤時間も帰宅時間も自分次第。
自分に対してさえマネジメントしなきゃなんないこの仕事は確かに面白そうだな。

今思えばバイトにコンビニを選んでよかったな。
そのおかげでこうしてコンビニ業界に興味を持つことができたし、
面白そうな仕事を発見できた。ほんまに運が良かった。
今ではコンビ二業界に就職することに抵抗はない。