OH GREAT RABI RABI

ハンバーグラーと漆喰の思い出
2003年07月14日(月)






世界には何人の店長がいるのだろう。







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世界じゅうの店長を集めて



店長オリンピックが催されたのだが



実質的に催されたのは



店長代理オリンピックだった。







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窓はどこまでも開いていくので



それにしたがってしめようとするわたしの腕も伸びていく。







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花は自ら警報を鳴らす、



ただしにんげんの鼓膜は震わせない






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白衣の人々が駐輪場に集う。



彼等は悪だくみをしているのでも



慰めあっているのでもなく



ただ集っている。



やがて日が暮れる。



彼等の頭上の星はやけにまたたく。







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ダイヤモンドをまわるからさあ



まっていて。



と、あなたは云う。



ダイヤモンドをまわしていく のまちがいじゃないの。



とわたしは問う。



どちらにしてもダイヤモンドはまだ見つかっていないのだから



この会話は成立しないのよ。



と漆喰が完結する。








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うるし喰いが子どもらをさらう。



一所に集められた子どもらは声をそろえて彼を呼ぶ。



ハンバーグラー!



そしてハンバーグラーとうるし喰いの悲壮な戦いがはじまる。











ろんろん還ってきたごるこんだ、啼きごえで耳が肥大する
2003年07月08日(火)






たいとる候補。





「少年バナナ」




「少年マシュマロ」




「箒猫」




「木目込み少年」




「少年カピバラ」




「わくせい」




「リリク」




「ジャムの感動物語」




「なつくさ」




















節足動物は踏切に擬態する
2003年07月06日(日)







「アノマロカリス」






宇宙的な郷愁に
アノマロカリスは含まれていないので
泡だつ夕やけの空をとんでいても
だれも目にとめることはない

アノマロカリスは思いがけず
喰うことがある
きのうは飼育小屋の少女
そのまえは弾かれた鉄塔
そのまえは鳥の眼

飛行船との衝突は目指されたもの。
空のいろはさらにふかく
なみうつひれ
伝達されていく震音、

アノマロカリスに喰われない少年がいる
少年は牙を背負っている
アノマロカリスと少年は夕やけですれちがう
交わることのない彼らの牙は
よりそおうとしながら
夕やけの磁場のなかで
阻まれている














かたつむり子の呪い
2003年07月04日(金)






菜の花、ぼくはきみを想わない日は一日もなかった。






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チェンバレンという町が何処にあったか思いだせず



朝からタップダンスを踊っていると



うっかりかたつむりの子どもを踏みつぶしてしまい



その親にひどく喚かれることになった。



ぼくがいつか何かの命名権を得たとき、



それに「かたつむり子」と名づけると誓ってようやく解放された。



新大陸 かたつむり子



かたつむり子共和国 建国



火山活動でできたあたらしい湖 かたつむり子湖



新種発見 かたつむり子あるまじろ



新種完成 かたつむり子ばら



新種発見 かたつむり子かたつむり



新薬 かたつむり子



新型冷蔵庫 かたつむり庫



新彗星 かたつむり子彗星



かたつむり子探偵事務所設立



もしも何にも名づけることが出来なければ



ぼくは将来の我が子にかたつむり子と名づけなければならないのだ。







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週末はあたまにお皿を乗せてテレビごっこをしよう。






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かんたんだった。



金魚を飼ってそいつにかたつむり子と名づければいい。



いや、それよりもかんたんな方法。



ぼくは今日からハンドルネームをかたつむり子に変えます。






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とりはとてもうつくしかったよ。



なのはなも、ぼくのめのまえでとんでみせた。



ぼくが、はるをみたのはそのときだけだ。



うまれてからずっと、







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わたしは彼のまえで飛んでみせた。



彼の髪が金色に照りかえすのを見て、



彼との時差はひらいていくばかりなことを悟った。



夏のはじまりのことだった。
















物語、ささやかなアデュウ
2003年07月03日(木)






給水塔のてっぺんで彼女は笑っていて、



その糸きり歯すらぼくには見えたんだよ。



そのあとすぐに、洪水が来たんだ。






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ナナフシの関節を一本ずつ折りながら、



わたしは暇をやりすごした。



セオリー通りにいけば、わたしは一週間後に兎を殺す。








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さようならのいろんないいかたをいうからきいていて。



まずは、ジョン・ウェインの物真似。







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十字架とケシの花はとつぜんわらいだすので



わたしは長いこと庭を畏れていた。



けれども母が亡くなってから



庭の世話はわたしの役目になり、



久しぶりに足を踏み入れた時



庭はあきらかな興奮と喜びをもってわたしにはたらきかけ、



そしてわたしの両目からはするすると涙が流れおちていた。






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昨日は、上空でさようならが発生したらしい。



ぼくはようやくクロッキー帳を読み終える。











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