小説の構想やら更新予告やら短い話やら。
誤字脱字やら単語が中途半端に途中だとか色々あるけど気にしない。

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君との関係に対して望む事
2002年07月30日(火)

言葉なんて本当はどうでもよくて、俺は君がただ好きなだけで構わなくて。
愛とかそういうのはむずかしくて本当は全然良く判らない。だから愛してるなんて言葉は使わないし使われてもわからない。
ただの「好き」と君の「好き」が違うのは知ってる。だから無理して愛してるなんて言わなくて良いし言わせたい訳でもない。好きという言葉だって本当はつかわなくてもいいと思うし、感情が伝われば別にそんなもの必要無い。
それでもやっぱり何処かで寂しいと思うから、「好き」と言うし言わせようとしたりしている。
でも本当はいってくれなくてもよくて、俺がただ君を好きでいられればそれだけでも本当は満足で。たとえば君が俺を好きじゃなくても本当はよくて。君が幸せなら別にそれでもよくて。君がそれを選ぶのならそれで別にいいし邪魔はしない。
本当はただ傍にいて話ができればいい。いや、ただ傍にいられるだけでいい。

俺は、それだけで本当は本当に満足なんだよ。



謝罪する
2002年07月24日(水)

※死ぬだの死なないだのというネタが嫌いな方は読まない方が賢明DEATH。





たしかめるように、ゆっくりと、一つ一つの言葉を、噛み締めるように、君の名前を呼んだ。

「あくつ」

好きで好きでもうどうしようもないぐらい好きでしょうがない。

大好きで大好きでもう本当にどうしようもないぐらい大好きな君。
額に、瞼に、鼻筋に、唇に、耳に、首筋に、鎖骨に、鎖骨の間に、キスを落とし、耳もとで小さく好きだよと囁く。甘い、囁きは君だけに。

「………」

言葉は君だけに。君だけに。



パタパタと、流れ落ちる生暖かい、血が白い床にやたらと映えて。
君の体とは、反対に生暖かい血は、やたらと、甘く感じて。


声の代わりに涙が出た。

「……………………ごめん ね …あくつ」


この声は君に聞こえているのか。
この声は君に聞こえているのか。


手は血まみれ
洗っても拭ってもとれないように血がべったりとついて
嗚呼その包丁と同じように君の血がべったりとついて。



……………僕は罪人。


ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。
何度も何度も呟いて
何度も何度も君を呼んで
何度も何度も君を抱きしめて
何度も何度も君を突き刺した。



ずっとずっと前から心と頭がずきずきと悲鳴をあげるように痛みつづけている。
君に会った時からずっとずっと。


でも今は、それよりもずっとずっともっと酷く死にそうなぐらいに悲鳴をあげてる。


ごめんね、もうただただ謝る事しかできない無力な自分が嫌になる。


ああまた頭痛が酷くなる。


+++
投票やめました。投票してくださったかた有難うございました。



甘さ控えめ
2002年07月13日(土)

ああ きっと 君は本当は気づいているんだよ。

君が、どこかで俺が好きだって、

本当は、知ってるんだよ。



甘い痛み



恋愛とは常に痛みとともにある、と何かの本で読んだ。
読んだ時にはそれならば恋愛なんてしたくない、と思った記憶がある。
でも俺は今、しっかりと、恋を、している。


「ねぇ」



人に優しくするのには何時の間にか慣れてた。
人に囁きかけるのにも何時の間にか慣れてた。
人を騙すのには、何時の間にか罪悪感すら感じなくなった。
人を騙すのが、楽しくすら思えるようになった。


好きなんて、嘘でも言った。
それこそ数えきれないぐらいに。
愛してる、なんて言葉だって、数えきれないぐらい言った。
でもそれが本音か、と聞かれると嘘だ、としか答えられない。


だって本当は俺は俺しか愛していないもの。



自己愛主義者。
それで結構。ていうか事実だし。


それでも俺は君に出会ってはじめて本当の恋愛というものを知ったんだよ。
生まれてはじめて本気で恋をしたんだ。


嘘じゃない恋愛なんて初めてだから、余計にドキドキしたんだ。


「亜久津、口寂しいなら煙草じゃなくて飴をあげよう。」
「ぁあ?ンなモンいらね…」
「はい、あげる」


苦くて、甘い、コーヒーキャンディ。

「甘さ控えめだからまだ口寂しい?」
「…ンな事ねぇよ」
「…口寂しくなったら言ってね、キスしたげるから」
「てめェのキスなんかお断りだ」
「…きもちいいくせに」
「ッ…黙れ!」


笑う。
こんなにも、自然に笑えるのは君といる時だけ。
他のひとじゃそうはならない。
たとえば親友の南にだって俺はどこかで一線を置いて、嘘をついているんだ。
どんなに心を許したって、本当は全部を晒せないんだ。









何でだか、涙が、出た。




「何、泣いてんだよ」
「……泣いてないよ…」
「泣いてんじゃねぇかよ」
「…塵が目に入ったんだよ、大丈夫」

俺はそのあと大丈夫、と五回、呟くように言って、彼の肩に頭をあずけた。
彼は煙草に火をつけて吸い始めた。
俺はその煙草と先程のコーヒーキャンディーだなんて、おかしな組み合わせだ、一体どんな味になるのか、と思いながら目を閉じた。



嗚呼、この甘い痛みには、きっと中毒性があるのだ。
できるならば、永遠にこの痛みが続いてくれれば良い、だなんて夢みたいな事を思ってしまうから。


+++
今日はブレイドがロードショーでやっている。
この映画はやたらめったらかっこいいんだが、ちょっと、結構お洒落だと思う。悪役が特にな。
超好き。悪役ていうかフロストが結構好み。
でもブレイド自身も大好きですよ。可哀想な子だから。
2がすごい観たいがまだ観に行ってない。もう終っちゃった…?

どうでもいいがもう少し髪の毛を刈り込めば、父親がブレイドのコスプレできるとおもう。サングラスもそれっぽいのあるし。




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