小説の構想やら更新予告やら短い話やら。
誤字脱字やら単語が中途半端に途中だとか色々あるけど気にしない。

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パラレル書きたいな。
2002年06月21日(金)


女達は口々に「その男」の事を話す。
「綺麗」だの「印象的な目」だの「美人」だとか「喧嘩を売られ易くて生傷が多い」だの「怖いけど本当は優しい所がある」だの。
etc...なんなんだ、一体。

自分が店を離れて一週間も立たぬ内に、店の女達は「その男」の事で頭が一杯。まともに仕事ができているかも妖しいぐらいだ。
これではこの街一番の評判が落ちてしまいそうだ、と千石は思った。

彼が経営している女郎館は、ここ一年で街一番となるほどの評判をよんでいる。先日、新たな女を買いに店を空けたのだが、その間に来た新規の客のなかに風変わりな男がいたらしく、「その男」の事で皆の話はもちきりだった。

「…何、今日も来るの?」
「ええ、来ると仰ってましたよ…多分そろそろだと…あ、」
女の視線を追うと、玄関先に一人の男がやってきていた。
黒い着物を纏い、刀でとんとん、と自分の右肩を叩いている。
なかなかの長身で全体的に細く、すらっとしている。そして着物の裾から少し覗く肌は男にしては白かった。
しかし微塵も女々しくはなく、強い光をもつ鋭い目がやけに印象的で、背筋がゾクリとする。
千石はつまらなそうにこちらに目を向けたその男ににっこりと微笑む。

「いらっしゃい、最近通ってくれてるんですって?」
「……誰だ」
「ぁあ、これは失礼、主人の千石と言います…ええと、」
「…亜久津だ」
「亜久津、様。どのような子がお好みで?本日は新入りもいますよ?」
「…適当に、空いている者でいい」
「おや、目当ての者は?」
「おらん、誰でもいい」

思ったよりも中性的な声の調子だ。
しかし彼は何か、全てが珍しい。
姿も言う事も全て、なにかがひっかかる。
興味を抱くにはそれで十分だったが、千石はとりあえず誰か空いている者を呼ばせ、相手をさせた。

「ねぇ、千石さん、綺麗なひとでしょう?」
「…そうだね、男なのに何だか俺でもドキリとするよ、何か綺麗だ」

+
千石と亜久津のパラレルを書きたくて。
むしろ読みたいだけです。
別にカップリングでなくてもいいです。

つか…なんか記憶があやふやなのに書いたので間違っている所が多々有りそうです。(死ね)
大体私が妙な時代設定でかこうとするから悪いのだ。(時代の事を調べろ、猫田よ)

これを土佐弁でやろうかな、とか思ってみたり。
時代背景とか考えて無いので考えて調べてから書きたいとおもう。



山吹中の皆さん(ゴクアク前提)
2002年06月18日(火)

今日は山吹中の皆さんのカップリングについて話してみようとおもう。

まず亜久津と千石だが、もうこれはうちでは千石×亜久津以外の関係はなし。
…というかすべてがこれが下地で全ての関係がなりたちます。

・千石と南は友人同士(むしろ親友で)っていうのが私には絶対で。結局はゴクアクに結びつく。

千石と南はお互いに亜久津と関係が好きだって事を知ってて、南は亜久津がそれでいいのなら千石と居ればいいし、自分でもいいのならば自分が、と思ってる。いや、親友でもいいと思ってる。
千石は絶対に南に亜久津を渡したく無いけど、亜久津が結局は自分の元に来る事がわかっててその状況を楽しんでる。でも少し心配でたまらなくなったりして亜久津に依存している自分にちょっと自己嫌悪抱いたりしてる。
そんで亜久津は南は嫌いじゃ無いけれど、千石のほうが好きで。そしてそれが全部無意識。亜久津にとって南は親友が丁度いい関係。

南も千石もお互いにできればずっと友好な関係を続けたいと思ってる。千石は南をよく理解してくれる人、という解釈をしていて、南は千石にどこかで何故か(恋愛感情ではなく強いて言えば少しの憧れ)依存している。
ほぐれないように糸が絡んでる感じの三角関係。
…今書いてて自分が何言ってんだかわからなくなってきたが。

・ムロマティ(違)
室町君は千石さんを異常なぐらい慕っている。
ていうかもう神だとか思ってる。
それを見る南はとても不憫だと思う。
でも南は室町に部長とも思われて無い。尊敬の意なんてもたれてない。
室町君は実は亜久津にも好意を持っている。でものほうが好き。

・ダダダダーン(違)
壇は腹黒。亜久津大好き。千石は敵。
亜久津がすべてのような状態にも陥っており、南から見れば彼も可哀想な人。でも南は彼に恐怖心持ってる。
そして壇も南に尊敬の意なんて抱いちゃいない。(それならばまだ千石のほうに抱いている)

・東方
南の相方で、ノーマル。
南を酷く可哀想な人だと思っているが関わりたく無い。

・稲吉くん
葉っぱ。普通にノーマル。頭は普通。ブキの愉快キャラ。ぶっちゃけた話地味'Sよりも地味。

・一馬くん
稲吉くんの相方。普通にノーマル。頭はいい。上に同じく。

そんな感じで。
亜久津と千石と南の三人が大好きです。



城海
2002年06月09日(日)


「お前は俺に幻想を抱きすぎだ。」
「お前は俺に理想を求めすぎだ。」

睨み合うように、お互いの意見を言い合う。
意見の対立なんていつもの事だ。
俺がしたいと言えばお前はNOと言う。
お前がしたいと言えば俺はNOと言う。

嗚呼、それなのに、どうして終らないのか。
終われないのか。

どちらも報われないのに。何も得ないはずなのに。
お互いにそれを知っているのに。


「だからお前が嫌いだ」
「だけどお前が好きだ」



きっとからみ合うだけからみ合って、ちぎれてしまう。
俺等の赤い糸はそんなもの。
結ばれる事は無くて、絡み合って、そのうちプツンと切れてしまう。

どちらか一方がもう片方を捨てるのか。
どちらか一方がもう片方を殺すのか。
どちらか一方が壊れてしまうのか。

先の事なんてわからないけれど、
きっとこの運命の赤い糸ってやつは、絡まるだけ絡まって、いつの日か切れてしまうのだ。

ああ何で運命なんて残酷でしか無いんだろう。


「海馬」
「五月蝿い」

パソコンに向かう海馬の首に腕を絡ませ、そのまま背中から抱きしめる。
そして耳もとで囁く。

「………なぁ」
「何だ」
「……俺達どこまで行けんのかな」
「…何の話だ、凡骨」
「………………俺海馬の事好きだ」
「…それが」
「でもどうなっちゃうんだろうな」
「……何が…言いたい?」
「…………全部終っちゃうのかな、と思って」
「………どうせ死ぬときが来れば全て終るだろう?」
「そうじゃなくて…俺と、お前の関係が、さ」
「………………」

ああきっとこいつは肯定するのだろう。否定はしないだろう。
そう思って目をふせると、思い掛けない返答が帰ってきた。

「……俺はそんな事は知らんがな」

それは肯定と取ってもよいのだろうか。
それとも否定なのだろうか。

驚いてついつい目を見開く。
お前の顔はよく見えない。


それは否定か?
それとも肯定か?
………わからない。
ああでも、

「…………そう、だな」

俺は無意識に、笑顔になった。


+++
え、城海なのか…コレは?(痛)




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