母のタイムスリップ日記
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2013年10月28日(月) 定期通院


やわらかな日差しとひんやりとした空気。
暖房も使わないぎりぎりの今が暮らしやすいと感じる。

ただ気温の上がり下がりが大きいので体調管理は配慮が必要だ。

母も落ち着いて過ごせている。
母の私を見つめる目が優しい。
怪我をした直後の母の視線は「何をするの!」「いやだ」という眼差しだったが母も諦めた?か。私は大分慣れてきた?か。

今日も元気にデイに出かけて 夕方帰宅。
デイより戻って定期通院。
日の暮れるのも早くなってきているのに母はスーパーの中をきょときょと。
和菓子屋さんの前ではにこにこ。
相変わらず外の様子に興味を持ち楽しそうだった。


2013年10月27日(日) 母の好物


金曜日は「男の料理」の活動をなさっている団体に誘われてバーベキューに参加。台風が近づいてきているので心配したが雨天決行。
手ぬらさずで食べさせて頂いた。
準備も片付けもしない「食べるだけ」の参加。

介護者支援の力になって頂けるかと声をおかけしたら…まずはお誘いがあった。どういう風に関係が育つか…。

午後は介護者の会。
介護者の高齢化…。1年前は平気だったのに 気がつくとできなくなっていたなんてお話がでた。ほんとほんとの声があがった。

土曜日はPC。
会の運営をしているもの同志の情報共有できるようにとみんなで通っている。
母には臨時のデイ利用してもらっている。

今日日曜日は 母と二人でのんびり過ごした。
デイでは時折眠ってしまうと言われているが眠ることもなく過ごせた。
笑う声もちょこっと聴かれた。

目が合えば「うん」と頷き笑顔を見せてくれる。
食事も排泄も順調。

最近は イチジクと柿を毎日1個ずつ食べている。
イチジクはだんだん皮が硬くなってきているので刻むようにしている。
柿は購入してからしばらく置いて熟し加減を見ながら食べて貰っている。
母の好物なので口に運んであげるとにっこり笑顔だ。

夕食後一時間ほどを経てベッドへ移乗。
昨日は寝つきが悪かったが今日はすんなりと寝入った。
デイでは 最近ベッドに横になって貰ったという報告があるので睡眠に影響しているのかな?


2013年10月25日(金) 「あらら」


[おおい!おおい!」私の書いた日記どこへ行っちゃったの?
という具合で操作ミスで今日の日記が行方不明に。


2013年10月23日(水) 返事


デイ利用のないいちにち。
母と1日過ごす。

訪問リハとケアマネさんの訪問があった。

母は 久しぶりに呼びかける度に「はい」と返事してくれた。
会の介護仲間もよく話しているが自発的に話さなくなってくると返事が戻ってくるって嬉しい。
笑い声も響いた。夏ほど元気な笑い声ではないけれど「快」を表すような笑い方だった。

昨日 デイでの尿量が少ないと報告があった。
でも今日は 誘導のたびにトイレでできた。

食欲も出てきて口の中での停滞もおきなかった。
1回に口に運ぶ量を「少な目に」を意識して介助を続けている。
体調によって量を調節しながらの日々。





2013年10月21日(月) ショート帰り


夕方母はショートステイより帰宅した。
目をつぶったまま。
「今日は1日こんな感じでした。でも全体的には落ち着いていました」と。

家に入ってからトイレ誘導。
出口まで「大」が降りてきていた。
あらかた排出できた。

夕食も定量を残さずいつものペースでしっかり食べていた。

今日は入浴させて貰った様子。
顔を拭いて口腔ケア。

35年前に定年退職した母の職場から「ぶどう」の詰め合わせが届いた。
そのぶどうを3.4粒母に食べて貰った。
母に職場の話をすると…しばらく考え込んでいた風。

食後しばらくはシャンとして起きていたが8時を過ぎたころより眠くなった様子。着替えて足をマッサージして就寝。

すぐにぐっすり眠りこんでいる。

日中の尿量が少なかったというので夕食には水分を多めに摂取してもらった。
が夜間の尿量もやや少なめ。
ショート帰りはいつも少な目なので それを考えればいい方かな。


2013年10月20日(日) 真夏日から一転


気温がだいぶ下がった。
ショート利用の母には気温変動を見越して衣類を持たせた。
ただ暖房が入ることも見込んで暑くない程度に…。

ショート利用の間にようやく夏物をしまい箪笥の中身の入れ替えをした。
冬物はもう少し先。
またハロウィンのための準備も終えた。
お菓子を購入して袋に詰めた。
認知症の作業所の方に作って頂いた物の説明文も添えて…。
認知症の介護に関わっているものとして理解を深めて貰いたいから。

明日は母が帰宅する。
母の足のむくみが強いとこれまでの靴を履くのが難しい。
過去にも起きたが何とかしのげた。
でもこの度はあの頃と少し状況が変わってきているので靴を買い足しておこうと思っていた。
でもこの休みに購入できなかった。
ちょこちょこと探していたが決めるまでは行かなかった。
明日決められたらいいなぁ。

月末の作業も少し進めているので今月は少しは楽できるかな。


2013年10月18日(金) ちょっとした騒動


一昨日の晩 就労している方から相談の電話があった。
結構長い時間 お話を伺った。

そして昨日は役所の介護者支援担当の方と話し合い。
ここ数年 管理職の人が入れ替わって これまで行われていた介護者支援事業が消えかけていた。
春に1度話し合いがあったのだが 更に内部の組織変更があったとかでもう一度聞き取りということだった。

こちからみれば同じ人が見えるわけで「?」と思う。
けれど よく考えてみると春の聞き取りと昨日の聞き取りに微妙に違うものがあるように感じた。
春にはなんとなく上から目線で「聞いてますからね」と形式的なものを感じた。昨日は少し違っていた。本当に聞くという真摯な面があった。

母は 今日から3泊4日のショートステイ。
送迎に見えた職員の方に 前回利用からの変化について口頭で伝えた。
ローテク介護を続ける家族の想いをちょこっと伝えると「そうですよね。器具を使ったことで機能が低下していくことありますからね」と具体的な例をあげて話してくれた。
現実には たった1人の職員が孤軍奮闘しても始まらないことも知っている。
でも「おっ こういう人もいたか」と希望の光を見つけた気分となった。

母を送り出して直ぐ 約束があったので急いで家を出た。
そこで認知症を基本として「介護」「医療」「薬」についてあれこれと話した。

母が認知症(痴呆)と診断されたころと今との違いについて問われた。
昔は認知症の人と外出したりする人がほんとに少なかったことを思いだした。
また家の中から出さない介護(座敷牢みたいな)の話もちょことちょこと耳にしたが最近はほとんど聞かない。
「病気」というイメージが大分浸透してきたからなのだろう。

とここまでは問題なしの話題。
実は昨夜 娘が心配してすっ飛んでくる出来事が…。
我が家は 通常午前零時過ぎても起きていることは知っている娘。
昨夜10時過ぎから電話をしても全く応答しなかったことを心配してきたのだった。

母の冷たくなった足をなでているうちにうとうとしてしまっていた。
生憎その晩に限って母の部屋に電話機はなくて…。
ちょっとしたミスが重なり娘に余計な心配をかけてしまった。
そして心配される年齢になってしまったかとも思ったり。(ポリポリ)
思いもしなかったことでちょっとした騒動を起こしていたのです。




2013年10月16日(水) 生活リハ


14日の日記の終わりごろに「まだ夜泣く…」と記した。
が あの晩母は 眠っているのに「ふふふ」と一回笑った。

翌日の朝は 気持ちよさそうに目覚め頷くこともしっかりしていた。
デイに行くときは 少し不安そうだったが帰宅した時は姿勢もいよく俯いてもいなかった。

昨晩もよく眠っていて 今朝の目覚めも笑顔で始まった。
夏ほど快調とは言えないが 反応もよくなってきた。
食欲も戻ってきて 口の中にためこむこともなくなった。

相変わらず右足は床につけない。
療法士さんは「硬くなってしまいましたね」と言っていた。

左足を床につけるのでそれでOk。
療法士さんは「動かさないと現状維持はできないのでトイレで用を足すことも立派なリハビリになります」と言ってくださった。
実は 転倒してひと月くらいは「頑張ろうね」と言っても目をそむけていたし痛そうな表情をしていた。
「無理させている」という気持ちになり「自分の自己満足か」と思ったりした。

今は「トイレ行く?」と聞けば頷き 余計な力を入れずに介助を受けてくれるようになった。
元通りとは行かないが落ち着いてきた。

今日は1日家で過ごした。
朝 昼 夕と排便。尿量も通常量。
日中もふふふと幾度か笑っていたし何か喋っていた。
言葉の最後をこちらが繰り返し言ってあげるとひょこっとこっちを見てにっこり笑顔を見せてくれた。

夜8時ごろ大あくびを連発したのでベッドへ移乗。
しばらくもそもそ動いていたがぐっすりと眠りに落ちた。
 


2013年10月14日(月) 祭日のデイへ♪


今朝 認知症の人の就労支援活動のボランティアをしている方と逢った。
本当は こちらから出向くことになっていた。
だが母をデイに送ってから伺いますと言ったらこちらまで来てくださると申し出てくださった。

私の地域の子供たちが数年前からハロウィンをしている。
これまでは サロンの関係者として参加していた。
でも 今年は 引き受けてくださるところが少なくて困っていると聞いたので少し無理をして 我が家でも訪問OKにした。

何れ この社会をけん引していく子供たちに対して何か協力できればと思っていたのでちょうどよい機会となった。

そこでハロウイン用の菓子袋を止める紐を就労支援しているところへと発注したのだ。その品を受け取った。

その方の個人的なお話をこれまで聞いたこともなかったが今日はお茶を飲みながら話し込んで意外な側面を知ることになった。
一時間ほどだが非常に密度の濃い話ができた。
その方は ケアマネの経験もあり今現在介護士でもありボランティア活動もなさっている。
そして来年から努めるだろうデイサービスの話を伺った。

午後から娘に車を出して貰って買い物。
出先でレジに並んでいると前の人が知り合い。
それも昨日メールを差し上げたばかりに人だった。

いつもの買い物をする場所と違いあまり知り合いとは合わない場所なのだが…。

この方 地域で男の料理の会を運営なさっていて今月介護者の会にバーベキューへのお誘いをくださった方。
煮炊きから付き合わなくても「食べるだけ」の人もOkとのことだった。
「昨夜メール差し上げました」と言ったら「今朝お礼のメール差し上げました」と。 そして当日はよろしく…ということで。

母は落ち着いてデイより帰宅 疲れてきたのだろう食事の終わるころにはこっくりこっくり。
一時はお目目パチリんこだったが夜も眠れるようになってよかった。
ただ いまも夜泣きは続いてる。
祭日デイのありがたいこと。



2013年10月13日(日) ♪あれこれありますぅ♪


更新をしない間に また母にあれこれとあった。

介護サービスを利用していると提供事業所から 母の変化に対してあれこれと言われる。
母を連れて出逢う医師たちに事業所からの指摘を伝えると「それを言って何をしろというのだろう?」と話される。

今回も病院に通院した折「一点の不具合を改善するとこれまで良かったところで不具合が出る事が多いのですよ。だから全体をみて元気ならそれでよいと思うのです」という医師に出会った。
そのうえ 母の腹部を触診した時「えぇ!! 97才の人のお腹?すごい筋肉ですよ。超がつくくらいすごい!」と驚かれた。
幾度もカルテの生年月日を確認していた。
お世辞など必要ないと思うけれど 気落ちしているかも家族に気遣った言葉と受け止め多少差し引い摘いたとしても母はお腹や片・腕の筋力はいい状態らしいことがわかった。

頭の中がとっ散らりまとめきれない時がある。
「自分だけのこと」「年を重ねた結果の症状」と認識していたが…。
今日 TBSラジオの「きくちなるよしの粋な夜電波」を聞いてたら とっ散らかった頭の時には頭が熱くなっている。だからそれをひやせばよくなる」と気功の一種の動作を教えていた。
思わずポーズをとって動いてみた。
これで何とかなるならいいのだけれどね。
きくち君曰く「これで番組組んでもいいかなぁ」なんて言っていた。
ちょっと興味がある。

今日は母の入浴介助。
1人での入浴介助は非常に厳しくなってきている。
いつまでできるだろうか。
母はお風呂に入りたそうなんだなぁ。

介助が大変になってきて サービス提供事業所から追い打ちをかけるような話を持ち込まれる。
ふたつの事業所のサービスを利用していて片方はもんだいありませんからこれまで通りで大丈夫という。
更に同一事業所の中でも特に問題と思っていない人もいるから微妙だ。
犯人捜しをする訳ではないが なんとなく見えてくる。
「あっ やっぱりこの人ね」と。
そんな自分が嫌だなと思う。
悪いところばかりでなくいい面もあるので総体的に考えなくてならないのは母の体と一緒。


2013年10月02日(水) 出来るところまで。。。


昨日は介護者の会の日だった。
会が立ち上がって10年余だが 会に問い合わせをして積極的に会のことを知ろうとしてくれた特養の職員は初めてのこと。
じっと聞き入っていた。
入所するまでの介護家族の心を学びたいと言っていた。
「現場の職員も含めて交互に参加させてください」と言われた。

一昨日は会報を読んだ役所の人から情報提供があった。
少し学びたいこともあるので近いうち担当課を訪ねてみることにした。

デイからはまた母の体調のことで連絡帳に記載があった。
デイの職員が感じていることを知らせていただけるのはありがたいこと。
でも過去に同じことが起きて長くその症状が続いたあと気が付いたら綺麗に消えていたということもある。

今は過渡期だから見極めるまでかかりつけ医や家族の判断やデイでの判断で総合的に見て行きたいな。

そして今日 またもやデイからの申し入れがありガクッとした。
送迎の折 職員の介助を目の当たりにするが力を抜きながら上手に介助できる人と思い切り力を入れる人とがいることは見えていた。
「そんなに力まないでも大丈夫よ」と伝えるのだが理解できる人とできない人がいた。介護のセンスの問題だ。
でも「そちらの努力不足」という言葉を飲み込んで「1人でやれますから…」と受け入れた。
介護が始まった頃には手を引かれたら困るなと思うことが多かった。
でも今は「無理なら1人でやるよ」という気持ちになる。

数分後 電話がきて「これまで通りで…」ということに落ち着いた。

過渡期だとは分かっているが家族はそう簡単に受け止めきれないのですよ。「もしかしたらよくなるかもしれない」という気持ちは案外強いのですよ。
もちろん背中合わせに「もうだめかも」という気持ちもありまして非常に微妙な心理状態になるのですよ。

今日は母と1日一緒。
トイレ誘導でトレパンやパットは全く汚さずに過ごせた。
入浴介助もシャワー浴ながら1人介助。

笑顔と頷きとが戻りつつある。
食事もいつものペースを取り戻しつつある。

昨日デイから帰った時うつむき加減で眠っているように見えた。
トイレの前まで誘導したら「わははは」と声を出して笑った。
トイレでは「大」「小」排出。
ほほほう。
夜間の泣く声もトイレタイムと分かってきた。
母の気持ちを受け止めながら出来ることをほそぼそやって行きましょうっと!


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