母のタイムスリップ日記
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2008年07月31日(木) 困ったなぁ〜


先日 蚊が例年より少ないと記した。
これは 私だけが感じていることではなかったみたい。
今朝 ご近所の方も話してた。
例年なら 玄関前に蚊取り線香を炊くのだけれど 今年は出番がないとか。
昨日逢った介護仲間も同じように少ないと感じていた。

そして続く言葉は みんな「地震とかの災害が来るのじゃないよね」と。

あちこちで大きな規模の地震がおきているので ちょっとした変化が不安材料となってしまいます。

災害の備えが必要なのですよね。
以前は きちんと準備して 朝のうちに浴槽には 新しい水を張っておくのが日課でした。でも 今 全くしていません。
少し気持ちを引き締めておかねばなりません。

母の所まで行く道は 災害時優先道路となる大きな道でつながっていますので安心です。

今日の話し合いを受けて 準備すべき事をあれやこれやと打ち出してみた。
他にも 資料作りがある。
わぁ重たいなと感じる時もあるけれど きっと学ぶ事があると思う。
そう思って 取り組むしかない。

時折 携帯をチェックしていたが 施設からは連絡はなかった。
何とか無事に過ぎていると言う事だろう。
家にお泊りに連れてきたいところだが なかなか難しい。
困ったなぁ〜。


2008年07月30日(水) 眠かっただけ?


リハビリの日なのでお弁当を作って施設に向かった。
施設では 食事が始まっていた。
今日は サンドイッチ。
でも 母は目を瞑って 呼んでも反応がうすい。
熱があるとかいった風ではない。口までサンドイッチを運べば食べる。
全介助と何処が違うか…。
いつもなら「ぱんですよ」と言えば 条件反射で口をあけるけれど 今日は口をあけることはない。
唇にパンを当てて「ぱんですよ」と言うと 始めて口を開くといった状況だった。

自分のお弁当には 肉じゃがと南蛮の甘辛煮やミニトマト等。
ふるさとの夏の定番 南蛮の甘辛煮。
南蛮なんて 施設の献立にのることはないので 真っ先に南蛮を口に運んでみた。口に入って 噛み始めたので「何かわかる?」と聞いて見た。
それまで無反応に近い母が静かに頷いてにやっと笑った。
これが きっかけとなって 言葉をかけると口を開くようになった。
昼食のデザートを運ぶと破格の笑顔でニコニコ。
職員の視線や笑い声にも反応を示すようになった。
持っていたトマトも殆ど母のお腹に納まった。
でも 食事この後半には また 反応が薄くなった。

トイレ誘導のため立位を促した時にも いつもなら手を出すとさっと握って立ち上がるのに 今日はどうしてよいのか判らないといった風だった。
肩を抱いて立ち上がったものの 膝がカクンとして歩行も少し危うい。
注意深く移動した。
小の用事を足して 手洗い歯磨き。
そして リハの準備をして待った。
が待っている間に深い眠りに入った。
療法士さんが見え 一瞬目を開けたけれど 直ぐにまた寝入ってしまった。
「筋肉が緩んで 本格的に眠っておられますね。先週とは全く違っていますね」と驚かれていた。
リハが済んでも深く眠った儘。
起こすのも可哀想で 眠っている間に乳酸飲料を求めにドラックストアに走った。
戻ってもまだぐっすり眠っていた。声を掛けても ぐっすり眠っていた。
こんなことは あまりないので気になって検温。
冷房の効いた部屋で 寝ている状態でジャスト7度。
普段でも7度を越える事もあるので 要観察と言う事で職員にお願いした。
あまり長い時間寝かせておくのも昼夜逆転という事も起きるので 母を起こしてトイレ誘導し コンビニで購入したゼリータイプのコーヒー飲料を飲んでもらった。
その後ホールの椅子へ移動。
施設のおやつを戴いた。

夕方から地域の相談会があるので そうっと施設を後にした。

夕刻 地域の人が集まり秋に行うイヴェントの事をあれこれ話し合う。
終わったのが6時過ぎ。
介護仲間とてくてく歩いて 自分の最寄り駅まで。
結構いろんなことを話しながら…。
幸い 介護仲間も夕食は1人ということだったのだ。

駅で買い物を済ませて家に戻って 洗濯物を取り込み 電話やファクシミリのチェックをしていると電話が鳴った。
地域包括から紹介されて 会に出向きたいというお話だったが 話はエンドレス。
2時間近くお話を伺った。
受話器を置いた時 左手のひじがまっすぐに伸ばせない状態になるほどだった。

受話器を置いて10時。
もう食事を作る気力もなく あるもので…。

明日は 福祉機器導入の事例研究を販売する会社の方と行う。
ファクシミリで資料が送られてきていた。
書類に目を通して 介護者としての思いや疑問をある程度考えなくてはいけない…。ふぁい あしたにしようかな?

施設を後にしてから 幾度も携帯をチェックしたが 施設からは連絡なし。
何とかなったと言う事だろう…。


2008年07月29日(火) 欲を言えばきりがない


今朝7時40分には 家人が全て出勤したので 洗濯を済ませて直ぐに菜園に出た。
暑さに負けなければ お昼までに草取りと作物への手当てを済ませることができると言う読みだった。
気力足らずなので 暑さのため 1時間くらいで引き上げるかもなぁ〜なんて自己分析までしてた。

菜園で一番先にしたことは ミニトマト・茄子・トマト・ピーマン・南蛮等の収穫。種類別に袋に詰めた。

それから 草取り開始。
小さな菜園だから「大変」なんていえる代物ではないのだが…。
草も大きく成長していた。
いつもは軍手をして草取りするのだが 生憎忘れてきてしまったので 素手で。
大きいので 鎌で根こそぎサクッと。
小さいのをチマチマ取るより楽だったかな?
畑のあちこちに穴を掘って 抜いた草や枯れた葉っぱを埋めて ギュッギュッと踏んで土をかけた。
これだけで 畑もずいぶんすっきりとした。

次に きゅうりやトマトやナスの手入れ。
おそらく きゅうりはもうおしまい。
前回の時 病気対策の手入れをしておけばここまで酷くはならなかったと思うが
花芽や小さな実に白い幕が張っていた。可哀想なことをしたなぁ〜。

茄子も枯れた葉が少し目立ったので はさみで切り落とした。
トマトも病気?枯れた葉を落として土に埋めた。

空芯菜もちょうど良いくらいに育っていたので はさみで適度に摘んだ。
茎立ちブロッコリーもはさみで収穫。

汗も沢山出たが…それよりも手が草の灰汁で染まったうえに土とまみれて酷い事になっていた。
近くの公園の水道で洗ってみるけれど 泥は落とせても灰汁までは…。
長袖でコットンパンツ。帽子を目深に被っていたので 非常に怪しいスタイルであるが致し方ない。
ずっしり思い野菜入りの袋を持ってヨイコラショッと家に戻った。
予定通リお昼まで作業できた。
おそらく 昨夜は ちょこっと気温が低かった筈。
それだけでも安眠できる。

家に戻って 手を洗っても綺麗にはならない。
帽子を取ると顔が日焼けして「真っ黒けのけ」でびっくりしてしまった。

お風呂掃除をかねて ゴシゴシ。
そんな時に夫が帰宅した。
少しお昼寝するみたい。ごろんとしてテレビをつけた気配がしたと思ったら直ぐにいびきが聴こえた。

その間に野菜の整理。
茄子は 30本近く取れたしミニトマトもスーパーの小分け用のビニール袋に詰め放題して3袋で足りないくらい。
トマトも10個。
ピーマンも10個以上。
とにかく 数日で食べきれる量ではなかったので 夫の会社の方に分けた。

夫を送り出してから 遅めの昼食。

片付けてから 夕食の支度を始めた。
キッチンに立ちながら 「いいよな 主婦は涼しいところでゆっくり出来て…」の夫の言葉を思い出し 1人苦笑い。

煮物を2種類 汁物 枝豆を茹でて
南蛮を煮たり 枝豆をもいで茹でたり 味噌汁や肉じゃがを作ったりで汗びっしょりである。

雷が聴こえたので 慌てて洗濯物を取り込んで畳んだ。

ご飯が炊けるまでの間 河川敷までとことこお散歩。
雷は音だけ 雨も降らず。でも近いところで雨降ったんだろう 涼しい風が時折吹いた。

西の空は夕焼け。東の空には入道雲。
東の空の入道雲は勢いがありモクモクという感じ。
その前に薄いグレーの雲がいるかの親子を思わせるように3つ並んでおり後ろの入道雲は波しぶきのように見えた。
そんな景色を楽しみながらテクテク歩いた。

川面は 西と東の空をそれぞれ映し出し 西の川面はピンク色に染まり 東の川面は水色ぽかった。

空を見上げると さっきまで勢いのあった入道雲は 風に流されて綿あめを思わせる白っぽくふわふわした雲に様変わりしていた。

今日は あちこちでゲリラ的に雨が降るって言っていたなぁ〜。

河川敷では せみ時雨が聴こえたけれど 我が家に近くなるとやっぱり聴こえない。家の前まで来たら 頭の上で「かなかなかな」と蝉の声が聴こえた。

あ〜 今日は気になっていたひとつを ようやく片付けた。
でも すべき事はまだまだ。
いやいや 欲を言えばきりがない。
しようと思っていたことが出来たのだから それでよし!


2008年07月28日(月) シャワー浴


利用者さん訪問。
「暑いので まぁ〜るくお掃除して 手抜きしてくださいね♪」と言われた利用者さん。お言葉だけ 有り難く戴いた。

我が家は暑かったのに 利用者さん宅は冷房も入っていないのに涼しい。
でもお掃除を始めたら 汗が流れてきた。
いつもは ハンカチを使ってたけれど 今日はタオルを準備。 
首に下げたタオルが直ぐに出番となった。

利用者さんは いつもいつも何かを手作業をなさり 作品を仕上げておられる。
壊れた置時計の文字盤のガラスの上に 天然の石を貼り付けて置物を作られていらした。
また 旅行に出かけた折 宿でテーブルクロス代わりに敷いてあった和紙に 筆で詩を書いて飾っておいでだった。
あれやこれやと 案を作って実行なさる姿勢にいつも教えられる。
好きじゃない人でも 3回に1回は お誘いを受け容れてお出かけなさったり…。

いつも通りにお掃除して終了。

家に戻って 食事して母の所に出かけた。
母はソファーに座って本を読んでいた。

トイレ誘導して 大小排出。
その後 歯磨きをして貰った。
ズボンのボタンが取れていたので縫い付けた。
その後 トイレのお掃除。
おそらく おととい 昨日 今朝 いずれの日に 排泄があったようだ。
職員からの報告はなかったけれど…。

浴室を使う予定もなさそうだったので 願い出てシャワー浴させてもらった。
始まりは嫌がったけれど…慣れてきたら協力的。
タオルを渡しておくとしっかり持って体を洗ったり顔を拭いたりしていた。
シャンプーも出来て 良かった。
おとといも抜け毛が居室に目立っていたのでしっかり洗った。

お風呂上りに家から運んだお茶を飲んでもらい その後おやつの時間となった。
水分大目のおやつを出してくださった。

その後 頭髪を乾かして 休息してもらい 私はロッカーの整理とお掃除。
程なく夕食の時間となったので そうっと施設を後にした。

施設は 空調が効いていて涼しいのだが 夏場は入浴の回数増やせないかなぁ〜。


2008年07月27日(日) 一息ついて…


地域のことで あれこれ考えていた。
PCに カシャカシャと打ち込んでみて「あ〜じゃない こうじゃない」と。

一向にまとまらないし 暑いし…。
浴室の掃除をしたり 床を拭いたりして汗びっしょり。

遠くで雷がなって薄曇りのお天気なのに暑い。
近くにくればいいのに…。
少し離れた所では 大雨洪水注意報が出ているようだが…ここまで来る事はなかった。

日暮れ近く ぽつぽつと落ちてきたけれど ほんの少し。
夜も更けてきたら 外から入ってくる風が涼しい。
今日は 熱帯夜脱出かも。

昨日も寝苦しい夜だった。
娘が帰宅したのは 今朝も明け方。
それでも 仕事が終わらなくて持ち帰って来たみたいだった。

1日家に篭っていたら めまいやらが治まってきた。
休息で一息つけたのだろう。


2008年07月26日(土) こんな日もあるさ


昨夜 いつもより早目に就寝した。
夏のお約束で 枕にハンカチで包んだ保冷剤やビーズクッション等を置いて寝るのだが…。
普段は ひんやりと気持ちの良いうちに寝入ってしまう。
でも昨夜は眠れなくて あっち転がりこっち転がり ちょこっと起きだして水を飲んだり…3時間近くグダグダしてしまった。
もう 横になっているだけでも汗が流れて…。
エアコンのスイッチを入れた。
就寝前30分だけエアコンを入れ 後は使わないようにしてきたが…昨夜は限界だった。

いつの間にか寝入っていたが 明け方 仕事でヘロヘロになった娘が帰宅した。
その後 幾度か目覚めながら いつもより少し遅めに起床。

午前中 介護仲間から電話があり あれこれと話を伺った。
電話を切って直ぐ 役所から電話。役所だって今日はお休みだろうに なかなか大変なことだなぁ〜。

今日も仕事があるといっていた娘…。
母の所に早目に行く予定だったが 娘を起こして食事を摂り その後母のところに出かけた。

母はソファーに座って絵本を手にしていた。
私と気がつくまでちょっと時間が掛かった。
ソファーから立ち上がってもらい室内歩行。
歩き始めは そろりそろりだったが 慣れてくると普通に戻れた。
ただ 時折 ふらつくことがあった。

トイレ誘導すると泣き出した。
おそらく 歩行している間に出てしまったのだろう。
母には悪い事をしてしまった。
ついつい 歩かせなければ…と焦ってトイレ後回しにしてしまったのだ。
追加に「大」も。これは ありがたい事だった。

居室で 少し体操。
背中を伸ばすために腕を上に上げたり 広げたり…。
年を重ねると反らすことは難しくなるとこれまでも幾度か記してきたが 母は 何時の間にやらまあるくまあるくなって来た。
まっすぐならできるだろうと思っていたが まっすぐすらだんだんきつくなって来たようだ。腕を広げると辛そうだった。

ちょっと無理をさせてしまったので 休息に皮を剥いたミニトマトと桃を食べてもらった。施設のおやつとも重なった。

おやつ後 入浴とも思ったが もう すのこが上げられていて…。
だから ちょこっとお散歩に出た。
施設の周りをゆっくりと歩いた。
かなりの暑さなので 無理のないところで切り上げた。
施設に着くと母の機嫌が悪い。
「あ またやっちゃった!」トイレ誘導 「おそかりし ゆらのすけ」
母に「ごめん 私が悪かったわね」と謝った。

その後も夕刻のせいだろうか 機嫌が悪い。
夕食間近かで入所者がテーブルに着いたので みんなを巻き込んで歌を唄ったりじゃんけんをしたり…。
でも 母の機嫌は良くならないままだった。

「こんな日もあるさ」と思ってみたけれど…。
私自身が疲れていることも原因しているかもしれない。
介護者の体調って 結構影響するものだなぁ〜。

母がテーブルに突っ伏した隙に 職員にお願いして施設を後にした。

夜 ネットワーク仲間と電話で話した。
お知恵をお借りして 背中を押して頂いた。


2008年07月25日(金) 夏模様


今朝 今年初のみんみん蝉の声。 夏の響き!
せみ時雨という訳には行かないが やっぱりこれがなければ…。
そうそう 今年は蚊も例年より少ないように感じる。
単に気のせいなのかな?
他の地域では せみ時雨もうるさいくらいって聞くしなぁ〜。

今日は 午後認知症のフォーラムを聴きに出かけた。

私は割りに疑わしく現実を見てしまうほうなので 単純には聴けない欠点がある。

多くの人を対象にした話だとどうしても全体的な話となってしまう。
認知症介護・看護の啓発みたいな感触は否めない。

参加者は 専門職の方も含めていろんな方がいたと思う。
休息の時間や終わった直後の人々の感想が耳に入ってくる。
かなり辛らつなことを話していた。的外れな話ではない。
この人は どういう職種で認知症に関わっているのだろう?なんて思った。
フォーラムは 数年かけてレベルアップしてきた認知症の介護環境。
聞き手の感想は「それを受けるのになんぼ掛かるの?」的なお話。

フォーラムが終わって 近くのスタバで 介護仲間や事業所の方とオフレコのお話。
認知症の介護や医療の専門職の良い悪いは「個々の資質に拠ることが大きいよね」という話になった。
フォーラムを聴いた上で 地域の課題…現実問題…シビアな話題となった。

夕立が来そうな雲行きに期待しながら 急いで帰宅したが…空振り。
夫は 今日 また お泊りと連絡が入った。
娘も夕食いらず。

飛び飛びだけれど 主婦の夏休みを戴いているみたいな日々である。
午前中の内に 精進けんちん汁を作っておいたので 冷やしけんちん汁と干物で 1人夕ご飯。


2008年07月24日(木) とっとと退散


 昨夜 夫は仕事でお泊りとなった。
11時過ぎに帰宅した娘「お風呂いこう」と。

それもいいかと車で出かけた。
帰ろうかと思った時 テレビ画面に目が点。
大きな地震が今さっき起きたんだなぁ〜。

友人の実家がある辺りで 娘も同様。
家に戻ってから暫くテレビに見入った。

夫がいないと起床もややゆっくり。
食後 洗濯を済ませてとっとこ菜園に出た。

茄子・きゅうり・トマト・ミニトマト・南蛮・とうもろこし等を収穫。
野菜の成長は有りがたいが 同様に草も生長する。
でも この暑さの中では…。
きゅうりも葉がしろぽっくなって病気だろうと想像できたが…。
「みたけどね 判ったけどね…ごめ〜ん!」と野菜たちに詫びながら とっとこ退散。

家に戻って 友人達に地震見舞いの電話。
十勝沖地震と比較したら 揺れも緩やかで大きい割りに何とかなったと言うことだった。

日暮れ時 丑の日のうなぎを買いに走った。
地元のお店は長い行列が出来ていた。
並ぶ気にもなれなくて 隣の街まで電車で移動して購入して家に戻った。
今日ばかりは ちょっと奮発。

夫もさっきヘロヘロになって帰宅。
うなぎを食べて 今日収穫した野菜たちも食べて…風呂にも入らずzzzz…。

夏は暑いと相場が決まっているけれど…それにしても暑い!!

 


2008年07月23日(水) だいじょうぶ?


リハビリの日。
昼食の時間に滑り込み 食事介助。
母は 結構機嫌が良かった。
久々に「ここだよ!」と手を上げて教えてくれた。

食事が済んでトイレ誘導。
少し でかかっていたが 残りはトイレへ。
トイレに入っている間に療法士さんが見えて 暫く待って戴く。

リハに入っても 母は 上体を起こしたりだった。
不安感がある風ではなく 周囲のいろんなものが面白くてたまらない…という感じのように見えた。
洗濯したものを収納して ドアを少し開けていたら 母は「空いているよ」と教えるように指差した。
母がよく教えてくれるのだが 療法士さんは 初めてだったようで「ん〜よく気がつくなぁ〜」と笑っていらした。

母は以前から ドアの開けっ放しや戸棚の閉め忘れ等 よく気がつく人だったのだろうと思う。
元気な頃は 閉まっていてあたり前なので 気がつかなかったのだが…。
わざわざドアを開けておいても必ず閉めて廻るようになり そういう性格だったと気がついた。
今でも それは健在で…。
一時は煩わしいと感じたこともあったのだが 今では 気がついてくれる事が嬉しく感じたりする。

リハが済んでから 室内歩行したり 手遊びをしたり 歯磨きや整髪したりして過ごした。 
夜 会議があるので 早目に帰宅。

会議が終わって9時。
途中買い物をして タクシーで家に戻った。
駅から家まではワンメーター。
生憎 ぴったりの小銭がなくて千円札を出した。
運転手さんは 大概素早くおつりを出してくれるのだが…。
今日は 違っていた。
結構もたついた上 多いお釣りをくれた。
タクシー料金がバス代よりも安くなるような間違いである。
計算が得意でない私でも タクシーのワンメーター料金で千円からのおつりは即座に計算できる。
50代前半と思われる方だった。

ふと 介護仲間の話が頭を過ぎった。
タクシーの運転手さんで若年性の認知症になった方。
おつりの返却が難しくなっていることで おかしいと気がついたとご家族が話されていたことを思い出した。

車を降りて おつりが多い事に気がついて「多いですよ」と運転手さんに伝えると
「あ〜どうも 500円多かったのですね」と言われた。

何でも認知症に結びつけるのは良くないとは思うけれど…。
ちょっと気になった。


2008年07月22日(火) とびっきりの笑顔を貰って…


 母の薬が昨日で切れると言う事だったので 土曜日に家にある薬を一日分届けておいた。

母の所に向かう道すがら「いらつかないこと。自分が悪いのだから…」と繰り返し頭に言い聞かせペダルを漕いだ。

今日は 通院しようと思っており 交通手段を考えると気が重くなるのである。
「体調のよくない時は 薬だけでもいいですよ」と施設長からは言われた。
勿論 原則はそうだが…。
どうも 時折 本来しようと思ってきたことを「仕方ない」と逃げてしまう自分がいると感じている。

施設に着くと母はトイレ誘導中だった。
今朝まで断続的に続いてた「大」もようやく落ち着いて 超ご機嫌になったと職員から報告を受けた。
ただ 足取りは重いということだった。

母の顔を見れば 重い気持ちも吹き飛ぶのだけれど…ついつい思い煩いをしてしまう。
なにせ 託している介護なのだから 人様より楽なのだ…。

トイレの後始末は職員からバトンタッチして 着替えを準備したり始末したり…。
すると母は手すりに手を伸ばして立ち上がる気配。
体に触れないで 手を腰の近くにもって行って様子をみた。
すると自力で立ち上がった。
足取りは不安定だけれど腰に痛みはないということだろう。
久々の自立の立位が出来た。

着替えをして 午前中の診察に間に合うように外に出た。
信号をひとつ待って 通リを横断した。
その間 バスが2台通過。
横断中にタクシーが信号停止した。
「乗りたい」と思ったが 乗車拒否。空車だったのになぁ〜。

タクシーも狙いながらバス停に立っていた。
暫くしてバスが見えた。
「どうか 縁石近くに停車してくれますように…」と運転手さんにお願いのテレパシーを送ったのだが…。微妙な距離があった。
手すりに手が届くようで母は手を伸ばして手すりに掴まった。
それから 足をステップにかけようと伸ばす。
が 先がちょこんとかかる程度。母自身が諦めた。
縁石から 道路に下りてもらって 再度挑戦。
足をステップにかけたので 腰を上に上げるように介助して何とかバスに乗り込めた。久々にセーフ。
降車の時 運転手さんは 縁石のあるところの方へ停車してくれた。
「ありがとうございました♪」とお礼を伝えて降車できた。

さて 次。
バスターミナルなので タクシー乗り場に行けば乗車拒否はない。
でも「大丈夫かも…」との予感がして 次のバスに乗り込んだ。
今日は バスの乗り継ぎはうまくいった。
久々である。

ひとつ「?」と思ったことは 2度目にバスを降りる時 見守ってくださった方が 母は 進行方向に向かってある座席に座らせるべきだと言われた。
心臓に良くないし酔ってしまうから…という理由のようだった。
母の事を思って言ってくれたのだろうけれど…。
バスに乗っている間 母は俯く事が多くてバス酔いしていると思ったのだろう。

進行方向に向かって座ると 座る時も立つ時も狭い上に 手すりに掴まった手を離さなくなり非常に困った事になる。 
だから わざわざ横すわりできる椅子を選んだのだが…。
親切に言って下さった方に説明してもなぁ〜。

バスを降りてスタコラと罹りつけ医のところに向かう。
途中 トイレタイム。
何となく出た後かも…との予感。ばっちりだった。パットを替えて 診療所へ。

暫く待ったが 母は落ち着いていた。
小さな飴を口に運んで ちょっとだけ空腹を凌いだ。
いつもなら 昼食が始まっている時間なので…。

名前を呼ばれて 医師が手を差し伸べて迎えてくれた。
「え〜と 大正5年生まれ…。お〜 顔のつやがいいなぁ〜 これなら 心配なしだよ」それから チョコチョコ診察していただいて「よおし いいぞう!」と。
少し 血圧が高めだけれど 変動の範囲内と言うことで…。

薬局で薬を戴き 迷わずお蕎麦屋さんに入った。
天麩羅定食と冷やしとろろ蕎麦。
天麩羅もとろろも母は好きだから どっちがどっちを食べてもいいのだから…。

とろろ蕎麦は 蕎麦を口まで運ぶと母は入れ歯で蕎麦を噛み切っていた。
これが出来れば上出来ではないか!
茹でたてで 細い麺なのできっと噛み切りやすいのだろう。
それにとろろでするっと入っていく。
海老天を食べやすい大きさに切り口に運んだら 久々の笑顔が零れた。
最近 ここまでおいしそうに食べる姿にお目にかかっていない。
桃だってにっこりする程度だった。
海老2本 さすがに尻尾のほうは無理だったけれど…。
ピーマンもにっこり。
揚げたての美味しさが判っている。
ご飯にもとろろをかけて食べてもらう。
今日は こちらもワクワクするほどの喜びようである。

お店の人が「そこはエアコンがきついですからこちらでどうぞ!」と入り口近くの客に話していた。
背を向けていたので どうしてそう言われたのか判らなかった。
「食べ物は こちらで運びます」とも言っていた。
暫くして われわれの横を通って奥の席に移動なさった。
高齢のご夫婦だった。
が ご主人 移動したものの席に着けない。
椅子を持ちながら「どう座るんだ」と言われる。
ごくごく普通の4人掛けのテーブルである。
奥様が立ち上がって座らせようとしても「判らない どうすんだ」と機嫌が悪くなっていく。
並んだ椅子の片方を引いてある椅子の後ろに運んで座ろうとなさっていた。
余計な事かも…と思いながら 引いてある椅子を空いている方にサッと移動させた。そして 持っている椅子を後方に引いて座って戴き ちょこっと椅子を前に移動しお膳の前にぴったり。
「ごめんなさいね」と一言断り 母の所に戻った。

「認知症ですか」と喉まででかかったが 万が一まだ診察を受けていないとしたら…と思い余計な話はしなかった。
お食事は自立なさっており私たちより先に店を出られた。
帰り際 奥様が黙礼なさり笑顔を見せてくれた。
良かった出すぎじゃなかったんだ!

私たちは のんびりと食べてゆっくりと店を出た。

その後 ミスドに入って ゼリーとアイスコーヒーで更に水分摂取。
外食で全介助は目を引く。
母にとってどうなのだろうと思うのだが 美味しい顔をするからそれでいいかと考える事にした。
視線を気にした時だけ 母に踏ん張ってもらえばいいかな。

さて 帰路に着く前にトイレ誘導。
ここでは セーフ。

それから タクシー乗り場へとことこ。
日差しが強く 日陰から出たがらない母。
気の済むまでポールに掴まって立っていてもらった。

そうそう 「オッ!」と思ったことが2回あった。
一回目は バスを降りて 診療所に着いた時「足が痛い」と言った事。
すねやら膝やら大腿部をマッサージしてあげていたら 私の腕を撫でながら頭を下げたこと。
2回目は 薬局で処方箋を出して戻ったら「助かりました」と頭を下げた。

母を見ていて 一連の行動を何処まで理解できているのだろうかと気になる。
今日は 明らかに理解できていた。
頭がすっきりとしている日なのだろう。
職員は「覚醒してます」と表現するけれど あまり好きな表現ではない。

タクシーの乗り降りは 少し難儀したけれど…。
運転手さんの穏やかな表情に助けられた。
何も言わなくとも見守って下さっていると視線で感じた。

小半日 母には いろいろの動きを強いた。
足元がおぼつかない感じだったけれど 施設に戻ってみればピンシャン。
歩行も安定していた。
戻ってから 施設内を歩行する余力も残っていた。
他の方が羨むほど…。
「私も歩きたい…」と車椅子の方が言っていた。
手助けしようと思ったけれど 転倒骨折なさって長い期間入院なさっていた事を考えると勝手にしてはいけないと思ってしまう。
もし 母だったら きっと歩かせているだろう…。

「いらつかないこと」という戒め…効力あったかなぁ〜。
天麩羅を食べた時の笑顔を貰って 暫くは気力維持できるかも…。


2008年07月21日(月) 介護仲間の様子


 頻繁に電話してきてた介護仲間から 地域包括とご家族との話し合い後連絡がない。きっと 納得できる方向が見えてきたんだろう。

昨夜 別の介護仲間から電話があった。
あることの問い合わせだったが その後今の状況のお話となった。
在宅は諦めたというところまでは聞いていたが 予定した老健は満杯で入所は無理と言う事で あちこちの老健に問い合わせたり申し込んだりで忙しい日々だと言う事だった。
念のため 特養の手続きも…と進言した。

今朝 別の人から 問い合わせ。
そこでも 介護状況のお話。
病院から戻る日が延びたということだった。
今月末には 在宅に戻られる。

いずれも 高齢者世帯。

話し出せば 際限なく話が続いてしまう。
話して方向性を探ると言う事も大事だと思う。


2008年07月20日(日) ついてない日


夫のいない朝なので ゆっくり目に起床。
「朝風呂に行こうかね」と娘と話していたのだが 少し遅めの温泉行きとなった。
これが 最悪なことに…。
道は空いており 前を走っている車に合わせて走行。
通リ慣れている道だし…。

「あれ事故かね?」とカーブの先に停車中のパトカーをみて娘と話してた。
と…警官が旗を振るではないか…。
「不審車?事件でもあったかしら?」なんて まだ悠長な事を話してた。
車を誘導され スピード違反の取締りだった事に初めて気がついた。

確かに カメラがある場所だけれど…。
でも前を行く車に合わせて走っていたのに…前の車はお咎めなしで…。
ギャフン!

確かに 規定の速度を上回っていたので違反は違反なので 致し方ない。

娘は 今日も祝日出勤なのでグッタリ ゲンナリ 怒り心頭!
時間が勿体なので 下手な問答せずにちゃちゃっと認めて…。
おそらく初の違反切符。 ゴールドだったのだけれどね。

娘 ふと思い出したように言った言葉。
3年前の今日。7月20日が 追突された日だったんだわ♪

警察のお世話になる日が 2回とも7月20日なんてね。
娘にとっては要注意の日なのかもしれない。

温泉に浸かって 苦い思いはきれいさっぱりと洗い流して 気分一新して 出社していった。

と とんだ1日の始まりとなった。

午後 母の所に向かった。
日差しが強く気温も高いのだが 少しの風があり 湿度も低いので汗が出ても心地よい感じ。あくまでも感じだけなのだけれど…。

母はソファーに座り 体を傾け眠っているように見えた。
肩をとんとんとしたら「あ〜」と言った風に顔をあげた。
「トイレに行ってみる?」と聞いたら 小さく頷いた。
ゆっくりと居室のトイレに移動。
「あ〜!」と声が聴こえた。
パットを取ると少しでかかっていた。
ぎりぎりセーフ。それから 暫く 細く切れ切れに…。
これだとお腹も少し痛むだろうなと想像できた。
パットを補充したり アロマを入れたり お腹をマッサージしながら全量出し切るまで見守り。
「もう おしまいかな?」と聞くと小さく頷くので 終了。

それから 手洗い 歯磨きをして また背中を伸ばしたり腕を上げたり 広げたりの体操。
母は この体操嫌がる。少し痛いのである。
最近 痛みに対しては直ぐに拒否反応を起こす。
それでも 母に我慢を強いながら ちょっとの間踏ん張って貰った。
年を重ねるに従い 曲げる事は容易でも反らすことは困難になってくるという療法士さんの言葉をあらためて思い出した。
いつも どれほどの効果があるのかと母の辛さとを天秤にかけながら 様子を探っているのだが…。

その後 椅子に座って貰った。
梅ジュースで作ったゼリーとヒヨコマメにメープルシロップを掛け ゴールドキュウイをカットしたものを添えたものと冷やしたほうじ茶を持参した。
それを食べてもらおうと思ったら 施設のおやつも部屋に運ばれて…。
でも ひよこまめは母には少し硬かったみたい。それに キュウイは種が入れ歯に入って痛そうだった。
キュウイの種は入れ歯の隙間に入ると痛いというのは おばから聞いていたので知っていたのだが…やはり無理だった。
今度は 真ん中をくり貫いて種の部分は外してあげなければ…。
母は「痛い」とは言わなかったが 入れ歯を口の中で外すので「痛いの?」と聞くと頷いて答えてくれた。

爪が片方の手だけ伸びていたので爪切りを出して切った。
母は 凄い嫌がった。「痛いの?」と聞いたら首を振っていたので怖いのだろうなと思った。
ついでに足の爪も切った。
これも嫌がった。けれど全部綺麗にした。
それからタオルで足を良く拭いて 水虫の薬を塗布。
終わったら「見せなさい」と母。
この口調が 母が嫌だったという証でもある。

その上 頭もドライシャンプー…。
洗われるのかと思って拒否。

今日は いる間中 母の嫌がる事をしてたなぁ〜。
全て終わった時 居室に掃除機をかけた。
いつもなら足を上げて協力してくれるのだけれど…今日はストライキだった。

その後 ホール内を歩いた。
母は 外に出たかったのかもしれない…。
歩いている時は 少しだけ楽しそうな表情を見せてくれたけれど…。
全般的には 今日は荒れ気味。
母にもついてない日だったのかもしれない。

夕食の配膳が始まったので そうっと施設を後にした。
今日は 言葉があまり出なかったなぁ〜。

へへへ 今日も夫はふるさとにお泊り。
娘は 仕事が残っているので遅くなると言う連絡が入った。
「先に寝ていていいよ」とのこと。


2008年07月19日(土) のんびり


6月の初旬 羽黒トンボを何回か見かけた。
あまり数は多くないけれど 黒い羽をひらひらさせて飛んでいた。
水辺近くにいたと記憶している。

次に見かけたのは 6月下旬 麦わらトンボ。
家の近くだったような気がする。

そして7月に入って 鬼ヤンマ。
これは 大きな通リで見つけた。

トンボは結構見かけているのにせみの声を聴いていない。
数日前 初めてヒグラシの声を聴いたくらい。

今朝ラジオの中継でみんみんゼミの鳴く声が聴こえていたのになぁ。

今年は この辺遅いような気がするなぁ〜。

今日 夫は夫のふるさとに急遽帰省。
夫の親友のお母様のお通夜で。
親友のお母様は 夫の母の親友でもあった。
亡くなった方は 夫の母より年が上なのだが 親しくさせて頂いたようだった。
おそらく 私の母に近い年齢のはず。
90歳位だったと記憶している。

夫が帰るたびに「よく来たね」とまるで我子のように喜んでくれた。
娘がお邪魔しても畑に飛んでいってトマトをもいで来てくれたり…。

夫を送り出すまではパタパタとしていた。
今日は 実家にお泊り。
今頃 友人宅で夫の兄弟を含め 思い出話に花が咲いている事だろう。
ふるさとのお通夜は 昔ながらのやり方が残っている。

そんな訳で 今夜は ちょっと休息タイムでのんびりしている。
休日出勤の娘もそろそろ戻る頃だろう。


2008年07月18日(金) あ”〜!!


お昼に間に合うように母の所に向かった。
途中 ポストに立ち寄った。
するとポストの前のスーパーが新装開店してた。
春までは 別のスーパーがあったのだが撤退した。
このスーパーは 母とお散歩がてら歩いてきて休息室で飲み物を飲んだりおやつを食べたりしていた。
身障者用のトイレもあって 助かっていた。

新装開店したスーパーには 休息室は消えてしまっていたがトイレは使えるようだった。

昼ごはんを持ってきてないので ここで購入する事に。
ついでに 母用の砂糖抜き植物乳酸飲料ラブレとメカブを購入した。

ちょっと時間が掛かって 母の食事は 既に後半。
母の機嫌は非常によろしかった。
職員とバトンタッチして食事介助。

食後 トイレ誘導 歯磨き。
トイレ誘導で 母の耳元で何回も名前を呼んでみた。
ホールでいくら呼んでも声も出さなかったのだ。

すると母は 目をうるうるとさせて「おかちゃんいた」と涙ぐんだ。
食事介助の時の私は一体誰だったのだろう?
手で目をこするので タオルでそうっと涙を拭いてあげた。
お腹をマッサージすると ジャストミート。大が適量。その後小も。
実は誘導した時には 既にパットが濡れてしまっていた。
食事前だろうと想像できた。
最中だと表情が変わるので体外わかる。

歯磨き後 居室で背中を伸ばして貰った。
どんどん背中が丸くなってきている。
以前なら「背中ぴん」と言っただけで背筋を伸ばしてくれたのだが 最近はどうにも反応が薄い。
そこで両手を持ってできるところまで万歳の姿勢を取ってもらった。
安定しない事が不安な様子なので 壁に背中をくっつけて「万歳」
少し辛そうだったが「まあるい背中のばしてみよう」と励ましたら 小さく頷いて協力体制をとってくれた。
勿論 終わったら「ありがとう」も添えた。
こういうことは 母の協力なしには出来ない事だから…。
現状維持にどれほどの効果があるのかも予測できないけれど できることをできる時に試みてみるしかない。

それから 施設内歩行。
足取りは 比較的良好。

母の様子を見ながら 空模様を眺めていた。
夕食の仕込を朝のうちにしていたので 雨さえ降らなければ長くいられる予定だった。
家を出る時 洗濯物を取り込んで…と思っていたのだが まだ少し湿っていた。
お日様も射しているので「もって頂戴」と祈りながら家を出たのだった。
それに うっかり2階の窓を開けてきた。

空が暗くなって「あめがぽつんと…」と職員が言ったかと思ったらしとしと降り始め 大急ぎで帰り支度。
「はなさん これつかって」と入所のご家族が車椅子用の雨合羽を持ってきてくれた。お借りしてチャリに乗って家路についた。

50メートルも行かないうちに凄い雨脚となり 合羽から出ている大腿部より下が洋服を着て水に入ってしまったような状態。
いやはや参ってしまった。
買い物もあったのだが 濡れた状態でエアコンの効いたスーパーに入ったら風邪を引きそうなので ひたすら自転車を漕いで家にたどり着いた。

我が家のベランダ 南向き。ベランダに軒はないのだが 北からの雨は少し強くても早く取り込めば濡れない。
幸い今日は そんな日だった。
ズボンは もう雨がしたたりおちる状態。
靴も川に入ったかのよう。
それくらい強い雨だったけれど 洗濯物はセーフ!
母には悪い事をしたけれど 食事介助 トイレ誘導 歩行ができれば こちらのすべき事の半分ちょっとは達成できたので…。

痛み止めを1日一回にして母に少し安心な表情が戻ってきた。
痛み止めと併用する胃腸薬が2回となると母には辛いものがあるようだった。
お腹のマッサージでするりと排出できれば ベストな状態といえるのだろうな。


2008年07月17日(木) ねむ〜いなぁ〜


1日 庭木の手入れ。
夕方から 菜園。

剪定道具を揃えて庭に下りても 気が乗らなくてため息の連続。
それでも 昼食を抜いて 2時過ぎまで 水分補給しながら作業した。

遅いお昼を食べたら 急に眠くなり床に寝転んで寝てしまった。

一時間ほど眠ったのだろう 外に出て道具を片付けて今日は終了。

夕方 畑に出てナスやきゅうりを収穫。
トマトが赤くならない。
青いトマトを2個収穫。

キッチンに入って ゆうがおと豚肉の煮物を作り 青いトマトを使ってサラダを作った。ピーマンとにんじんの炒め物を作り マグロの刺身のステーキおろしソースがけ
豆腐と揚げの味噌汁。
ゆうがおと人参を除けば 菜園で収穫したもの。
そうだ なすのレンジ蒸しもあったわ♪

何だか やたら眠い。
昼寝をしたから眠れないかも…と思ったけれど もう眠くてだるくて…。
気持ちが緩んでいるのかなぁ〜。


2008年07月16日(水) 暑いんだわぁ〜


 リハビリの日なので 早目に家を出た。
夕方から 地域の人と一緒にイヴェントの打ち合わせがあるので おやつをとる時間もないかも…と思い おにぎりを3個 副菜と飲み物ふたつ(コーヒーを淹れ 後ひとつお茶)を携帯して…。
これが 結構重かった。
お腹が持ってくれたのは良かったけれど…夕刻までお腹がもたれてしまった。

母はソファーに座って転寝をしていた。
「〇ちゃん」と呼んだら「はい」と大きな声の返事が返ってきた。
思いがけない返事に 嬉しいやら吃驚するやらだったが…それは 母も同じ。
返事したものの どうしたものかと思ったようで瞬間的に立ち上がろうと「ここは何処?誰が呼んだの?」と言った風だったのである。
慌てて 傍に行き「いい返事が聴こえて嬉しいわ!ありがとう」と言ったらニコニコ笑顔が戻ってきた。

見ていた職員も驚いていらした。
今日は 朝からご機嫌がいいとも話していた。

程なく昼食と感じたのでトイレ誘導。
誘導中に「あんた暑い!」と言われた。
外の熱気を持ち込んでもいたのだろう。その上 自転車で来たので汗だくだったのだ。
でも 言葉を発せたので 嬉しい♪

誘導後 テーブルに戻って 覚醒していない方もいらしたので みんなで歌を唄った。
2.3曲歌って昼食。

今日は ブロッコリーとツナの和え物 牛肉の炒め物 きゅうりの古漬け 汁物
だった。どうも 母には食べにくそう…。
私の副菜にあるトマトや空芯菜の炒め物を時々分けてあげた。
トマトは 水分も多いし空芯菜は 少しぬるっとしているので飲み込むのを助けてくれるからである。
昼食は80分ほど掛かったが 何とか食べ終えてリハの前に歯磨きとトイレ誘導ができた。

躁状態の母は 少し落ち着きを欠いていたが でも不安な様子は見られなかった。

今日の母は 足の痛みはない様子だったが 椅子からの立位の時膝がカクンとなってしまうことが数回あった。

リハ終了後 家から運んだ桃を居室で食べて貰った。
昨年は 皮を手でむいてあげれば丸ごと何とか食べられたが今年は無理だった。
仕方なく 持参したはさみで 食べやすい大きさに切り食べてもらった。
丸ごと1個 完食できた。
途中 下の入れ歯を自分で外した母だったが 入れ歯がなくとも食べられる柔らかさだったので助かった。

暫くして 施設のおやつとなって ホールに移動。
アロエエキスが切れたと言う事だったので 薬局に走った。
気温がかなり高く 日差しも強いので今日は 母を連れないで…。

買い物後戻って そろそろ打ち合わせの場所に向かおうかと思った。
10分少しのゆとりがあった。
ふと ご機嫌がよいということは ひょっとしたら…と思い当たった。
10分で解決できるか判らなかったけれど トイレ誘導してお腹をマッサージしてみた。するとするすると出た。
ちょっと時間をオーバーしたけれど でも間に合わない時間ではなかった。
今日は 大小含めてパーフェクトだった。
4時間ちょっとで 3回の誘導 パットの汚れもなし。
こういう日は 母も私も気持ちがいい。
母の体調が良いということだろう。

後は 職員にお任せして…次の場所へ。

今日の打ち合わせからは 介護仲間も参加。
皆さん 忙しい中協力いただいた。また 地域で仕事をなさっている一般の方もお誘いした。
地域作りってこれからの大きな課題だと思うけれど これがなかなか難しい。
認知症介護経験者でも「もういいわ!」と言う方もいるし「まだ自分には関係ない先のこと…」と思われる方もいる。
個人的には 私のことを応援してくれる理解者なのだけれど…活動に関わるとなると難しい。
介護者の会の仲間だと個人的な忙しさがあっても 協力して頂ける。
この差は 一体何なのだろうなぁ〜。

打ち合わせが 終了後バスで仲間と駅まで戻った。
用を足して家路につこうと思ったら 介護サービス事業所の方とばったり行き会った。普段 滅多に街中で会うことはないのだが…。
今日は 整骨院へ予約があると言う事で20分ほど時間のゆとりがあり 話したいと言う事だったので 暫く話し込む。
ボーナスが出たから…ということで奢って貰っちゃった!
以前 仕事で我が家に訪問した時だって お茶一杯も飲まない人なんだけれど…。

登り道の帰路 自転車を漕ぎながら 夜空に浮かぶ月を眺めた。
今日は 満月だったのかな?
日が暮れても 涼風吹かず…。


2008年07月15日(火) 汗だくだく


朝から日が差して暑い1日の始まる予感。
今日こそは 庭の手入れをして 菜園に行こう。

南側にカイズカイブキが7本。
これが 大分伸びてしまっていた。
この木の手入れが苦手なのは ちくちくとした葉が痛い。
それと 柄の長い剪定ばさみで刈り込めば お隣の家に細かいのが飛んでしまい一段低いお隣の駐車場の雨どいに入ってしまう。
ピクニックシートを塀に立てかけてやるのだが 高いところを切るとカバーしきれない…。

したくない言い訳は沢山…。
でもやるしかない!

そういう訳で 我が家は刈り込みはしない。
枝をスカスカにするのだ。
だから バランスを眺めながら枝を押さえて パチン パチンと切っていく。
長くかかると予測して 長袖 つば広帽子を深くかぶって 脚立を出して腹を決める。

30分もしないうちに汗でびっしょり。
脚立を移しながら 順番に…。
しかし 透かしを入れるのは困難で ツンと伸びた枝を切りそろえるのがせい一杯だった。
そういえば 紫陽花の花も色あせてきている。
お隣に向けて咲いているところは醜いだろうと思って花の付いた枝を切り落とし 枝も少し切り詰めた。

流れる汗を拭いても限がないと思ってタオルを持たなかったが 目に汗が入るのでタオルを取りに家に入った。
家の中は エアコンも使っていないのに少し涼しかった。

昼食を挟んで 4時まで草取り等に格闘し それから 菜園に出て 何とか今日の作業完了。いや まだ 剪定は完成していない。

でも夕方 気温が下がり涼しい風が吹いてた。
何処かに夕立があったのだろうか?


2008年07月14日(月) 苦手な洗髪…


二日連続 母のところに出かけてないので 今日は午前中から行こうと思ったのだが 午前中は 訪問活動が入っている日だった。

今日も朝から暑い。
その上 雨がパラッと来たものだから蒸す蒸す。

むむむ…と思いながら 利用者さん宅に向かった。
利用者さん 冷房も入れていないのに涼しい顔で「おはようございます♪」とドアを開けてくださった。
出掛けのグダグダした思いが恥ずかしくなった。
いつも通リのお掃除。
その間 利用者さんは長袖を着て 庭の草取りをなさっていた。
「草取りくらいは 自分でね。草取りは好きだし…。掃除は はなさんに任せて安心」といわれた。

いつも時間近くになると「はなさん そろそろ時間です。あなたもやることがおありでしょうから早く帰ってください」と追い出すように言われる。
利用者さんの暖かな気配りなのだが…。
でも 「はぁ〜い。有難うございます♪」と返事をして 時間まではきっちり…。

家に戻って昼食を取っていたら 宅配が届いた。
夫の兄から桃二箱。
急いで開けて ご近所に配って 施設に持って行く分を痛まないように袋に入れて自転車で母のところへ…。

昼食後のゆったりとした時間が流れていた。
母のトイレ誘導も済んだばかりみたい。
母も比較的体調が良いみたい。
看護士さんに痛み止めのことを伺うと「朝のみに変えています。歩き方も問題ないですね」と言う事だった。
居室に誘導して ギュッとだきしめると安心した表情ををした。
先日のように 泣く事はなかった。
それでも 時折浮かない表情を見せるので トイレ誘導。
少し 大が出た。

何か言葉を引き出そうと試みるが 表情は緩むものの言葉は出ない。
室内を歩いてみても変わらなかった。
お風呂にしようか お散歩に行こうかと思案していたら 職員が「お風呂いかがですか?」と声を掛けていただいた。

そこで入浴することにした。
昨日 業者清掃が入ったそうだが 居室には抜け毛がかなり落ちていたので洗髪してあげたいと思ったのだった。
「お風呂はいる?」と聞けば 小さく頷く。
だが 脱衣室に行けば…そわそわ。
返事はしたものの 浴室のイメージ…悪いのだろう。
いや浴室が汚いと言う事ではない。
これから起きる事をぼんやりと想像できているのだろう。
衣類も気持ちを逸らしながら脱衣。
シャワー椅子に座ってもらったらそわそわにいっそう拍車がかかり「おかちゃん」を繰り返した。
体を洗い始めたら「しないほうが…」とかの単語の連発。
歌を唄ったり にらめっこしたり ほうほうの手を使って気を反らした。
結局3度洗って流して ようやく綺麗になった。
こすれば垢がどんどん出る。
洗髪することを告げて「悪いね ちょっとだけがまんしてね」と言えば 頷く母。
でも頭髪をぬらしてシャンプーをつけるといつものように「あ〜!」と数回。
でも顔を見ながら目を合わせて 洗っているうちに受け容れてくれるようになった。
出来るなら して欲しくないという意思はみえみえ何だけれど…。

洗い流してリンスして 洗髪終了。
「さっぱりして気持ちよくなったでしょ」と押し付けの質問。
「これなら 大丈夫よね。また 入ろうね」と更に押し付けた。
極端に嫌がらなかったのが せめてもの救い。

入浴前 母も私も水分補給。
湯上りにも水分補給。
それから ゆっくり頭髪を乾かしてあげた。
ジュースの入ったコップを母に渡し 自分はペットボトルから飲んでみせた。
母は自力でコップから飲めていた。わぁ〜い!

その後 ホールに移動して 桃を戴いた。
これは 文句なし美味しかったようで するすると食べていた。
それから 施設が準備してくれたジュースを飲んでもらった。

夕食の時間が迫ってきたので 家路に着いた。
動きたくないなぁ〜って始まった1日だけれど 菜園の手入れを除けばそこそこ出来たかな?

一雨を期待した夕暮れ 予報は外れて寝苦しい夜となりそうだ。
まだ 暑さに慣れない…。


2008年07月13日(日) おほほほ♪


 依頼されたことがあり隣の街にお出かけ。

今日に限って家人は休日。

外出時には 「あれとこれとあれがあるからね」とか食事を準備していくのが基本なのだが 今日は何も言わずに「いってきます」のみの挨拶でパタパタ家を出た。

頭で立てた予定では 少し遅い昼食になるけれど何とかできるだろう…と思っていたのだ。

バスと電車とを乗り継ぐ隣町である。

娘は「近くの駅まで送ってあげるよ」といってくれていたが 昨日仕事だったし遅かったので 特段お願いせずに出た。

娘「起きていたのに…」とぷんぷんメール。
「帰りは迎えに行くからね」と優しい言葉…。

エッ!夫?
夫は 只今 カメラのお掃除に夢中です。
何だか 最近急に古いカメラにご執心なのです。
あれよあれよという間に 12機種になっていました。
それのお手入れをしています。
「飾るよりも撮ったら」とフィルムなんかを購入してあげているのですが まだ写すということはしてないみたい。

話が長引いて 昼食に間に合う時間に戻れなくなった。
終わったら母の所に行こうと思っても居たのだけれど…思っただけで終わってしまった。

さて 帰路電車に乗り込む時に娘に電話した。
娘 夫を乗せて駅まで出向いてくれた。
夫はそのまま会社へ。つまりすれ違い。

娘の話では 昼食は夫が作ってくれたという。
冷蔵庫に入った冷やし中華の麺を使って きゅうりを切ったりして作ってくれたと言う。
キッチンの水道 以前から浄水器との継ぎ目から水が漏れていたけれど それが直っていた。
「直して!」と言っても「忙しい!」の夫だったが さすがに自分で使ってみて具合が悪いと思ったのだろう。

「自分でやってね!」なんて思って外出した訳でもないのだけれど…。
結果的には おほほほほ♪という感じ。
こんなこと考える主婦 私くらいかしら?


2008年07月12日(土) 雷雨で中断


朝から気温がどんどん上昇するのを感じた。
予報の際に「熱中症に気をつけて」とアナウンスが繰り返し流れていた。

そんな訳で 陽が高くならないうちに菜園に出向いて 手入れと収穫。
どうも トマトが危うい。
茶色になった葉を取り除いて 土を掘って埋めた。
草取りも そこそこ。
これまで順調だったきゅうりも何だか怪しい気配である。
病気には 小まめな手入れが大切なので 手抜きの菜園では当たり前の事だろうと思いつつ ちょこっと手入れ。

ナスは順調。
放置したルッコラから零れた種が芽を出していた。
まだ 双葉を卒業するくらいなので収穫するには早い。
とうもろこしも ひげを蓄え始めてた。
夫の兄から送られた来たもろこしは柔らかく 甘かった…。
家のは どうなるかな?

ここに来て ブロッコリーも収穫できそうな感じ。
いくつかは 青虫に食べられて危うかったのだが 青虫駆除で何とかなりそう。
青虫駆除は ちょっと可愛そうに思えるのだが 一匹一匹箸でつまんでペシャ!

ブロッコリーは お隣の子供達と種まきしたもの。
子供に野菜の成長を見てもらいたいと言われたので 菜園の一部を子供達に開放した。
しかし 遊びが仕事の子供達「おばちゃん 時々みてね」と手入れも依頼されてしまってた。

時折報告しているのだが 子供達の興味は別のところに行ってしまってた。

少し関われば良いのだが 家に戻る時間は 子供達は家の中。
わざわざ 声も掛けることないかぁ〜ということになってしまう。

ブロッコリー 収穫には少し早いけれど 塔立ちなので 小さいのをひとつ収穫して きゅうりやナスやミニトマトと一緒にお隣さんへ届けた。

もう直ぐ夏休みなので きっと 菜園に出向くきっかけが出来るかもしれない。

午後 急に依頼されたことがあり パソコンと睨めっこ。
纏めていたら 部屋が暗くなってきた。
スワッと2階に上がって 洗濯物を取り込み イナズマが光ったのを機にパソコンを下げた。
雷雨に耳を傾けながら しばしコーヒータイム。

家人はそれぞれ仕事で不在。
その合間に介護仲間から 相談の電話。
「ご家族もお休みなのに…ごめんなさい」と言われたが…。
いないと伝えると安心して話されていた。
少し長くなった電話だったが 宅配のピンポンで終了。

雷も遠くに移動したので パソコンを立ち上げて作業再開。
資料の準備って 結構時間が掛かるものである。
足したり削ったり…である。
優れた人は こんな苦労はせずにサクサクとできるのだろうなぁ〜といつも思う。

依頼されたことが これまでの資料の応用と言うわけにも行かなかった。
夕方までかかって何とか仕上がった。

夕食の準備だけれど 腰が上がらない…グダグダと何をするわけでも過ごしてしまった。七時を廻って 慌ててキッチンに立った。
家族の帰りが遅いのは こういう時に助かる。
2度3度の支度で嫌気が差すときも有るけれど…。勝手な私である。


2008年07月11日(金) おっかない!


母は半分左に倒れるように傾斜して俯いてソファーに座っていた。
目視してわかっていたが 他の方に順番に挨拶して回り 母の傍にいった。
母は 顔を上げ 一瞥し また俯いてしまった。
よく見ると左手に入れ歯を持ち 俯いて口の中の食べかすを床に飛ばしていた。
居室からティッシュを持ってきて床を拭いて 入れ歯を受け取った。

「立ってみようか」と肩を支えると 腰が重く 立位するのにかなり 力の介助が必要だった。
立位してみれば 後ろ体重となっており支えを要した。
暫く 同じ場所に立位し ゆっくりと歩き出してみたら 思ったより足取りは確かだったのでホッとした。

そこに看護士さんが見えて 朝夕の痛み止め1週間服用したが 朝1回にして様子を見たいといわれた。
今日 様子をみてお返事する事にした。
痛みが落ち着いたなら 服用中止に異論はない。

居室に誘導し ギュッと母を抱きしめたら ウォンウォンと泣いた。
「トイレ行って見ようか?」ときくと頷くのでトイレ誘導。
便座に座る時 泣く声はいっそう強まったので「そうか」と思った。
お腹をマッサージした。
きゅるきゅるとお腹がなっていた。お腹がいつもより張っていた。
これは 苦痛だろうな。

暫くすると ちびりと出た。
それから 緩い状態で出てきた。中等量に少し足りないくらい。
一昨日出ていたので まあまあかなぁ〜。
暫く お腹を擦り 腰にシップを塗布。
お腹には アロマオイルを塗った。

ホールでは おやつが始まっているようだった。
手洗い 歯磨きを済ませて 落ち着いてからホールに誘導し おやつを戴く。
職員が「西瓜だけれど大丈夫かしら?」と心配してくださった。
「乳製品でない限り 必要かと」と伝え 西瓜を戴いた。

おやつを戴きながら 他の方とおしゃべりすると母は不安そうになる。
でも隣に座った他の方が 母の顔を見て話しかけてくれると 静かに頷いていた。
ストリー性のある話ではないのだが それでも目を見て話してもらえることが安心できるようだった。

おやつ後 居室に入った。
なかなか安定しない母を再度ギュッと抱きしめた。
私の背中を撫でながら「おっかないの!」と泣いた。
おっかないとは「怖い」という意味の方言である。

怖いことが具体的になんであるかは 言い表せない。
探りきれない事が申し訳ない気持ちで一杯となった。
でも 母には 信じて止まないキリストの愛がある。
聖句を読んで 祈って賛美歌を歌った。

母の胸に手を置いて「いつも ここに おいでですね」と伝えると目をウルウルさせて静かに頷いた。

認知症の方が発するブログを読ませていただいていると 訳もなく寝付けなかったり なぜ今自分がここにいるのかもわからなくなってしまう事があるようだと教えられている。
おそらく 母自身も 今まさにその状態なのだろう。
「だから 傍にいて!」というメッセージなのだろう。

でも 今 風邪を引いており 面会すらも危ういと感じているので びくびくしながらなのである。今日は 心なし首が辛そうで…。
実は私も 最初に 首に痛みを感じたし 娘もリンパが腫れていると言う医師の診断だったし…。幸い 熱が出ないので 生活に大きく影響してないので助かっているのだけなのである。
だから 長居も出来ないし 連れて帰ることもあまり良い策とは思えないのだ。

あれこれ迷いながら 家の方角に雨雲が掛かっているのが気になっていた。
外をみるとぽつぽつと雨が落ち始めていた。
慌てて 帰り支度をして 家に戻った。

看護士さんには「薬減らしても大丈夫そうだ」と伝えた。

途中 お日様が出てきてこれじゃ慌てなくとも良かったかと思ったが 家の近くまで来たら 地面がびっしょり濡れていた。
局地的に雨が降ったのだろう。
軒下の洗濯物は 何とかセーフ。

母の不安を思うと胸が痛む。


2008年07月10日(木) チェックしたつもりだったけれど…


…最初に…
メールを戴くのですが 返信が遅れています。
日記を読んでくださり 更にお便りを頂き 感謝です。
きちんとお返事をしたいのですが 遅れてしまいますことお許しください。
…  …  …  …  …  …  …  …  …  …  …  …

 午後に会議があるので 午前中に家事を片付けていたら電話があった。
 
退院に向けて在宅での医療サービスを受ける予定だが 罹りつけ医と訪看の事業所の行き違いで 訪看事業所が訪問を下りるという事になってしまってどうしたらよいのか…という相談だった。
問題は 罹りつけ医と訪看かと思ったが 家族の話の運び方にも言葉足らずのあったようだし 本人の意思も複雑に絡んで単純な話ではなかった。
地域の事業が判らないので 病院のソーシャルワーカーさんとよく相談して決めて行くのが良いのでは…と伝えた。

午後 出かける直前になって また電話相談。

これも いろいろひっからまった話だった。
財産も絡んだお話で 現在 成年後見人制度を利用しようとなさっておいでの方だったので 先ずはそこからの出発という事で あれこれと交通整理。
認知症初期なので 本人の意思も強く 話し合った後も「そんなことは言っていない」と記憶が途切れる事もあって ご家族は苦労なさっている様子だった。

ふたつのお話とも 本人の意思が深く関わっており 見守る側も仕事を持たれていて 両者の意思の疎通がうまくいかない様子だった。
本人と家族以外にも サービスを提供する事業所や一般業者さんも絡んでおり家族が頭を抱える状態となっていたようだった。

結局 会議には遅れて到着。
5時過ぎに終わった会議 用事もあって少し動いたせいもあって家に着いたのは8時過ぎ。
用事も結局 面倒になってしまって 決まらないまま家に戻った。

今日に限って 留守電を入れ忘れたようで 着信ランプがチカチカ。
出掛けに 戸締り 火 電気 かぎ…とチェックしたつもりだったけれど抜けたみたいだ。
メールに切り替えて 用事を伝えてくれた方もおり助かった。

電話の方は あらためて連絡くださった方もおり あらかた解決。 ホッ!


2008年07月09日(水) すれ違う心


リハビリの日なので 昼食に間に合うように出かけた。
玄関で 職員とばったり出会って「はなさんがみえましたぁ〜!」と大きな声で言われたのには驚いた。
こんなこと これまでなかった。
きちゃいけなかったのか…?来れれたらまずい事でもあることでもあるのか?要注意人物なのだろうか?と気になった。

確かに 一日おきに面会に来られたら職員にはプレッシャーなのかもしれない。でも いろいろ お手伝いをしているつもりだけれど…。
そうそう 他の方に声を掛けていたら「私がしますからいいですよ」とも言われたなぁ〜。
ていっても 職員は 隣の入所者の方に背を向けて食事介助していて見えていなかったので こちらが言葉をかけて励ましたのだけれど…。

実は先週 別の地域の介護者の会の方と出会って とても綺麗な施設を見学したけれど言葉がないのよね。家族としては 心に触れる介護を望で居るのに…」と話されていた。

職員は 遅いペースで食事する入所者の食事を引き上げて 高カロリーの飲み物に切り替えた。
勿論それを否定するつもりはないけれど…。
でもその方のご家族 そのことを気にかけて毎日見えていたのだ。
私も「少しお疲れが見えていたので 職員を信頼して大丈夫ですよ」と伝えたので ちょっと心が痛んだ。

話が 母の話からずれてしまった。元に戻って…。

朝は調子良かったと言う母だが どうも様子がおかしい。
昼食直前だったが トイレに誘導した。

右太ももにあざが出来ているのに目が留まって思わずドキリとした。
こういう場合 何時 どうしてなったのかと気になる。
他に打っているようなところはないだろうか?
何処かひねって痛いところはないだろうか?
とひとつひとつ点検する。

先ず 職員に聞いたが 報告はないので…と言うことだった。
つまり 私を含めて心当たりのある人はいないということである。
一昨日 散歩に連れ出したが お花を頂き直ぐに戻った。
その間 ぶつかったり転倒はなかった。
だから 何故だろう…と気になった。

あざも気になるけれど 排泄。
気を取り直して お腹をマッサージ。
少し時間が掛かったけれど 食事前に排泄できて良かった。
リハパンは ずっしりと重かったし…。
きれいさっぱりとなって食事開始。
でも腹痛が残っているのか食事が進まない。
調子が悪いのかと焦ったが お腹が落ち着かないのだと後で気がついた。
話さない分気がつくのが遅れる。

食事中 職員とあざの話となった。
鈍い私は その時に気が付かなかったが「お散歩にも出ていないし フロアには職員が必ずいましたので 転倒等はなかったはずです」と言われた。

あの言葉は「こちらの責任ではないですよ」というメッセージだったのだなぁ〜。

責任追及するつもり等毛頭なく「どうしたのかなぁ〜」と気になっていたのだが おそらく職員には「私の時には異常なかったのに…何故?」と聴こえたのだろうなぁ〜。言い方って難しいなぁ〜。

あまり あれこれ言って行動制限を受ける事は困る。
椅子に座らせっぱなしになるのは 避けたいのである。
だから それ以上は 話さないようにした。

食事は 後半 お腹が落ち着いたのか進み始めたが 食べ始めた時間が遅くて 療法士さんの見える時間となり3分の1ほど残量。

歯磨きをして 体制を整えたところでリハが始まった。
打ち身のあることを伝えて 全体の様子を見ていただくことにした。
行動制限をしなければならないようなところはないということだったのでホッとした。
でも首と臀部が張っているということだった。
首を痛がってはいたのだが それが時折起こる痛みなのかそうでないのか 私にも判断が付かなかったのだ。

ま たいしたこともなくてよかった。

リハが済んでから 持参したとうもろこしとさくらんぼで昼食の足りないところを補えた。

何しろ風邪菌を持っているので 長居しないように…と思ったが やっぱり長くなってしまった。
食べ終えてから そうっと施設を後にした。


2008年07月08日(火) 信じたい!


役所主催の介護者の会に出かけるために駅に向かった。
仲間と落ち合っていたので パタパタ走っていたら 以前同じデイに通われて今は介護を終えた方とバッタリ出会った。

「元気?」から始まって「ねぇ 今時の認知症の医療って変わったの?」と聞かれた。
かいつまんで書き留めると…。
「友人の家族が 介護困難でデイ利用は断られ隣の町のデイに通っている。
周辺症状が激しく 認知症専門とする病院の医師に相談したら 薬で進行を早めて 寝たきりにするという方法もある」と言われたのだそうだ。
家族は それも方法かと思っていた様子だったらしい。
気になって 数日置いて 友人に電話をして「それって いいことではないんではないの」と伝えたそうだ。

怖いことだけれど でも そういうことを考えている医師もいると感じている。
だから うかつに愚痴も零せない…という心境になる時がある。
いや そう感じる医師には掛からないように意識してきた。

「今 何が起きているか 解決するためには どういった方法があるか 薬を服用するなら何をどんな風に使い デメリットは… 」そういったことをきちんと知らせるのが医師の役目だろうと思う。

介護者も 医師の言葉を鵜呑みにせずに いろんな方に相談してみるのがベストだろう。
介護者の会なら 仲間の知恵も集まるし…。
苦難の共有も出来るし…。

出遭った方は 介護を卒業なさっているが 今度友人を誘って介護者の会に出かけてみる…と言われた。
介護している家族は なかなか忙しいので どうなるか判らないけれど…と話されていた。

そんな話を聞いてから 介護者の会に出かけて医師の話を耳にしていると その医師が悪いわけではないけれど 色眼鏡で聞いてしまう自分がいた。

これから 自分が認知症ぽく 医師の診察を受けなければ…という状況になったら「医者は嫌いだ。嫌な事をする」と叫びたくなるだろうなぁ〜。

これほど率直に言い切る医師も珍しいと思うけれど…。
病院名は判っているけれど ここの病院の医師全体がそう考えているのかなぁ〜。そんなことないよねぇ〜。


2008年07月07日(月) ♪ささのは さらさら…♪


今朝 雨が降っていた。
七夕なんだけれど…雨なんだなぁ〜。
空を見上げながら 洗濯して お掃除。
油断すると… ていうか 油断だらけなのでカビが出る。

午後 母の所に出かけた。
母は ソファーに俯いていた。にこりともしない。
頭から シャンプーの臭いがした。
昨日 あれから お風呂入ったのだろうな。

トイレ誘導した。
少し嫌がった。
少し大が出掛かっているようだったので お腹をマッサージ。
少し出た。
でも まだ 残っている可能性大。
お腹が辛そうである。

七夕行事で みんなで歌を唄った。
母は 唄えない…。
七夕飾りは 数日前から飾ってある。
入所した頃は 母もあれこれ作れたが 今は…。

その後 お散歩に出た。
コンビニに ラブレを買いに立ち寄るつもりだったが 途中畑の手入れをしている方と挨拶を交わしたら お花を頂戴した。
お散歩の度に目を留めていた「たちあおい」が 刈り取られていたのでずうずうしく戴いた。
お散歩に出かけられない方へのお土産となった。
お花を持って買い物は無理なので 施設へと戻った。

母の足取りは 少しふらつきはあるがまぁまぁと言ったところ。
昨日と比べると良くない。
雨だったからかなぁ〜。

職員に新聞紙を頂き 花を広げて剪定して活けた。
手ほどきは 入所している皆さん。
「これでよいかしら?」と伺うと「綺麗です。いいですよ」と合格点を戴く。

母を置いて コンビニに走ってラブレを購入し 様子を見ながら今夕から飲ませて戴く事にした。

雨がポツリと落ちてきたので 本降りになる前に施設を後にした。
昨日のように気温は高くないけれど…むしむしして汗ばむ1日だった。
帰るまで 母の顔は曇っていた。


2008年07月06日(日) 更に暑く…母も汗


朝食後 夫に「菜園に行く?」と聞けば「夕方に…」という返事。
そんな訳で 自転車を飛ばして母の所に出かけた。

母の機嫌は良く 足の運びも良かった。
一昨日も痛み止めを服用していたけれど それでも足の運びは良くなかった。
が今日は 安定していた。

看護の方と「季節のせいで痛みがでるのでしょうかね」と言う話となった。

調子が良いので 近くを散歩。
「暑いよ」と伝えて スタコラさっさ!
今日は 久しぶりに公園の小山をのぼった。
かなりスローペースだけれど…中ほどで大きくため息をついた母だったがのぼれた。
下りは 難しい。
体重を介助している腕にかけてくる。
それでも 何とか下りた。

考えれば 階段の上り下りの時も まず下りが難しくなったのだったなぁ〜。
やはり 次のステップへ移行中ということなんだろうな。
ゆっくりで有って欲しいけれど…こればかりはなぁ〜。

外の景色は今日も母の言葉を刺激したようだ。
外から見る自分の住まいを意識したようだ。

施設に戻ってトイレ誘導 うがい手洗い 汗を拭く。
水分補給にフルーツカルピスを出して戴く。

その後 昼食となったので 職員に託してそうっと帰宅。
「むぎとろ」だったので 食べやすいだろうなぁ〜。

家に戻って 昼食の支度。
久しぶりに家族3人揃って昼食。

少し休憩してから 今度は菜園へ出かけた。
いつも以上に 手入れを怠っているので 荒れ気味である。

先ずは 草取りから…。
前回 綺麗に抜いたところも 草は伸びていた。
きゅうりのつるがまた下に向かっていた。
トマトは わき芽を摘んでいなかったので 蒸れたせいだろうか 茶色になっていテがっかり。モザイク病だろうか?

ナスも枝を広げ 実が大きく育って枝が下がっていた。
トマトよりナスのほうが成績がいいみたい。

遅れて夫がやってきた。
夫は 言わないけれど腰が痛そうだ。立ち鍬で草を取っていたが…。
「きゅうりやトマトやナスの手入れをして」と願いした。
ついで ジャガイモも掘って貰った。

大分 綺麗になったが 途中で夫はギブアップ。
さっさと家に帰って行ってしまった。   
怒ったりしなかったけれど 内心 …ふん!…
ナスやらトマトや葉っぱやジャガイモがあったけれど 何も持っていかなかった!
暑さのせいで 腹が立つ。

それから更に2時間 畑で奮闘。
茶色になったトマトの枝を取り除いて 穴を掘って埋めた。

ぽつぽつと雨が落ちてきたので 家に電話して 洗濯物を取り込んでもらった。
娘 昨夜 仕事半分遊び半分で 友人と朝帰りだったので…。

収穫物は 予想以上に重く とぼとぼ歩いて家に戻った。
それから 夕食の支度。
途中から 娘も手伝ってくれた。

遅い夕食を家族揃って食べて…あれやこれやで もうかなり遅い時間となってしまった。
でも 菜園の手入れが出来て良かったわ。

今度は庭だわ♪
夏場は 草取りに追われる。


2008年07月05日(土) しゅうとくきん!


 拾得したのは「金」でなくて「菌」
先週 あちらこちらで咳をしている人と出会いました。
拾ってしまったようです。
手洗いうがいは励行していたのですが…。

熱はなく 咳だけですので…。

そんな訳で 1日家に篭って読書。
上野千鶴子の「おひとりさまの老後」を読んでました。

むしむしして 暑い1日でした。


2008年07月04日(金) しんこきゅう…


午前中 依頼されていたことをあれこれと片付け 午後 母の所に出かけた。
職員の話では 昨夜と今朝 痛みが出ているようだったので薬を服用したとの事である。 その後 笑顔を見せて 歩行も支障がないということだった。

が昼食後から テーブルにうつぶせていたと言う事だった。
母の顔をみると困ったような顔つきで 声を掛けても反応が薄かった。

幾度か話しかけた後 居室に誘導 歯磨きしようと思ったが口を開けない。
話していることが通じない風なのである。
歯磨きは 後回しにしてトイレ誘導。
これも空振り。
でも 何となく臭うのである。紙で拭いても何も付いてこない。

洗面台に移り 歯磨き。今度は 口を開いてくれて無事済んだ。
居室の椅子に移動してもらった。

それから荷物を片付け「散歩行く?」と聞くと「歩く」と言う言葉が返ってきた。
七分のTシャツを着ていたが 外は暑いので半そでに変えた。 
その時 また臭った。
「トイレに行く?」と聞くと頷くので 再度トイレ誘導。
そこで母は泣き出した。
てっきり出てしまっているのだろうと思った。
が 汚れていなかった。
便座に座ってもらって お腹をマッサージ。
母は 私の腕をそうっと撫でてくれた。

そのうちに無事に排出できた。
おととい少量だったが 今日は それを埋め合わせるくらいのものだった。
不安だろうし面倒かけていると思っているだろう事は想像できたので「有難うね。出てくれて嬉しいわ。本当に良かったね」と伝えた。
心の底からそう思うのだ。

全てが終わって 落ち着いたら少し元気になった。
支度をしてお散歩に出た。
出て暫くは 不安そうだったし足取りも不安定。
信号を渡り終える前に点滅が始まり ぎりぎりセーフで渡った。
でも 歩行できる事が 私にも母にも励みになっているので 渡りきれた事は嬉しい限りである。

近くのファミレスに入って 休息。
母にはプリン。私はアイスクリームとコーヒー。
アイスクリームは 母にも半分分けた。

だんだん母に笑顔が戻って 言葉も増えてきた。
「あそこ…いる」視線の先を見れば 人が立っていた。
「そうね」というと今度は 花を見て「綺麗」等。

それまでは 聴こえているのかと思うほど無反応だったので 嬉しくなった。
言葉を発するまで 一時間以上の時間を要した。

汗が引いてきたので お店を出て農家の方の野菜スタンドへ行ってみた。
足取りが軽くなった。
ただ 段差を感知するのは難しそうだった。
ほんの小さな段差も安定するまで時間が掛かる。
「段があるよ」と伝えて 段差の前で立ち止まり 母の注意が足元に行ってから次の一歩を踏み出すと言う感じだ。
確認できても 母の感覚が少し鈍っているようで 注意深く母の動きを見ていなくてはいけない。

段差を上りきった時は 母も達成感を持つようだった。
健康なものにしてみれば 何のこともないものなのだけれど…。

黄色と緑のズッキーニーとインゲンを購入。
母に 理解できるのはインゲンだけだろうなぁ〜。
帰路 田んぼの稲をみた。
まだ 水が張ってあり 空を映していた。
稲は未だ20センチ位でまだまだ小さい。
ふるさとなら かえるの声も聞こえるのだろうけれど…ここでは鳴いていない。
そういえば 隣の県に出かけた折は 蛙の大合唱が聴こえてたなぁ。

歩きながら 汗が出たので水分補給のためにコンビニに立ち寄り ジュースを購入した。
コンビニを出て思わず「あついあつい」と口から付いて出た。
すると 母も「あついあつい」と繰り返した。
思わずニヤリ。
母の額にも汗が滲んでいた。
私は 暑さを独り占めしているみたいに汗びっしょり。
顔だけでなく首まで汗びっしょりだった。
きっと30度越えているだろうし 蒸し蒸しとしていた。
おそらく今年一番の暑さの筈。

施設に戻ったのは 夕食の少し前。
汗を拭いて トイレ誘導をして水分補給。

夕方には 認知症と徘徊対策について 状況を聞きたいと言う方のアポイントメントがあるので 食事が始まった頃にそうっと施設を後にした。

実は このアポイントがあった事は覚えていたのだが 何時 何処でという予定が思い出せなかった。
母の所に出かける前に「何時だっただろう?」と手帳を確認したら今日だった。
でも手帳には 時間が書いていなくて焦った。
介護者の会の日も 待っていてくれたが 予想以上に会が延びてしまって出来なかったのだ。
名詞を探して 時間確認し 予定を30分繰り下げて戴いたのだった。

待ち合わせ場所に着いて 地域の特性も含めて 認知症について 一時間ほど話し込んだ。

お互い 夕方からは主婦業もあり それぞれ買い物を済ませて家路に着いた。
子育て中のお若い方だった。

地域の事であれこれ動いているが 最近徒労感に襲われている。
そのうち 気持ちも切り替わるだろうけれど…。
深呼吸 しんこきゅう♪ 支えのあることに感謝しながら…。


2008年07月03日(木) 我が家でも…やってみようかな?


午後 とある福祉機器を販売をしている会社に 仲間と一緒にでかけた。
会社と介護者と共に 福祉機器に関して何かできることがないかをお互いに探るための話し合いである。

先に ショールームを見せていただいた。
その中で お〜っ!と感激したのは 癒しの部屋である。

明かりを抑えた部屋に リラックスできる椅子があり ミラーボールが廻り ぶくぶくと泡の立つ飾りがあり アロマが出来て 手で触感を楽しむものがあり 光ファイバーを使った明かりの出る(発光ダイオード?)もあった。
音響設備もあった。

認知症の方が こういう部屋で過ごして症状が改善されると言う事もあるということだった。

海外に出かけて見学してきた仲間が「こういう部屋が施設にはあったわ」と話されていた。
日本では まだ 普及は一部らしい。

実は 我が家に 仕掛けがもう少し小規模だけれど 似たようなものがある。
セガトイズのプラレタリュームは ミラーボールに代わるものだろうし プライベートオーシャンは お魚が画面で動き ぷくぷくと海中の音 波の音が聴こえる。
アロマも簡略ながら出来る。

そんな訳で 我が家で作ろうと思えば簡略なものなら出来そうである。
実は プライベートオーシャンは 3日くらい前から寝室で 使ってみている。
60分タイマーを入れて…。
大概 その時間内に寝入っている筈。

でも その前にやることがありそうだ。
なにせ 家の中の整理に手が廻らないのである。

訪問した会社の癒しの部屋には 生活感を連想させるものはなかった。
きっと それも大事なんだろうと感じた。

会社の方の話では 福祉機器利用に関しても利用者 ケアマネ等が加わってカンファレンスを行うと言う事が 行われるようになると言う事だった。
それは とても大事な事だと思う。

購入したきり レンタルしたきり…で実際に 効率的に使われているかを見極められないから…。
機器レンタルに関しても よく判っておいでの方にきちんと説明して頂き アフタフォローも行うところが良心的な業者さんと言う事である。
在宅でも 施設でも同じだと思う。

そんな訳で 今日はちょっと違う視点であれこれと考える良い機会となった。


2008年07月02日(水) ホッ!


夕方 打ち合わせがあるので 早目に母の所に向かった。
動きたくない病が始まっているのだが 痛みが出ている母の事が気になるのでよいこらしょっと出かけた。
昨日 自転車ホテルに置き忘れたのは 結構痛手。
でも運良く バスが来て時間短縮できた。
ていうか 歩道橋の上でバスを見つけ 階段を下りる頃には バスは発車。
階段を下りながら運転手さんをジト〜ッと見つめて 停車してもらったのだ。ホッ!

バスを降りて自転車に乗り換え 施設へと急いだ。
日差しも強くなって 汗もジト〜ッ!
ハンカチを忘れたと気がついて コンビニに立ち寄った。
コンビニでお弁当とサラダも買った。
お弁当ついでにいうなら 最近はサラダにドレッシングが付いていないと知った。
聞くところに拠ると20円で購入するのだそうだ。 ひぇ〜!

コンビニ横の畑で 紫陽花の剪定をなさっている方がいて「花が付いたまま切られていたので不要でしたら戴けますか?」とお願いしたら快く了解して頂く。

母は結構上機嫌。
足の痛みもないとのことだった。 ホッ!
やっぱ お天気次第なのかなぁ〜。

昼食前にフロアにみんな揃った。
いつもはベットに寝ている方も起こしていただき車椅子で…。
みんなの知恵をお借りしながら 紫陽花を花瓶に活けた。
みんなと歌を唄いながら…。
梅雨から夏にかけての歌をメドレー。
母は もう唄えない。
でも 判っているようでニコニコしてみんなの歌を聴いていた。
みんな思い出しながら 口をもごもごさせて思い出しながら唄った。
7.8曲くらい唄って 昼食となった。
歌う前まで あれこれとお願いをしていた方が 気持ち良さそうに居眠り。
時々目覚めて 歌を口ずさんでいた。
穏やかな雰囲気は みんなに伝わっているみたいだった。

昼食はコロッケと聞いて♪今日もコロッケ 明日もコロッケ…♪と唄ったら 普段ベットで過ごしている方が ニヤリとした。
職員が「さては 腕に覚えあり…かなぁ〜」と笑っていた。
久しぶりに 反応があって やはり皆と同じ空間で過ごすって大事だなと感じた。

昼食のペースはまちまちであるが…穏やかに食事できた。

ぎりぎりで食べ終えた母は リハビリの前準備。
トイレに行ったり歯磨きしたり…。
リハの体制になった時療法士さんが見えた。
リハビリが済んでから お散歩に出た。

「待ってました」と言う表情の母。 ホッ!
そろりそろりと歩いて ファミレスまで。
そこでプリンと飲み物を戴く。
子供の姿を見かけた母は 動く様子を目で追い 楽しそうで子供関連のお話をあれこれ。とはいっても「ほら 動いているよ」風のニュアンスの単語を言葉にするだけなのだ。でも それだけでも こちらは嬉しい。

打ち合わせの時間から逆算しながらぎりぎりまでファミレスで過ごして 施設に戻った。
それから そうっと施設を後にして 打ち合わせの場所に移動。

終わったのが6時過ぎ。
それから 自転車の置いてある駅までバスで戻って買い物をして家に着いた。

時節柄 宅配便も多くて 電話で再配達依頼。
その間に電話が来た。
昨日の介護者の会にいらした方が「参加してみて良かった。とても穏やかな雰囲気で 心が洗われるようでした」と話されていた。 ホッ!
介護者の会では 一人一人が主役なのだ。
「みんなが光り輝いていましたね。教えられました」と話されていた。
そして「自分で役に立つ事があれば お手伝いさせてください」とも。
これは ぜひとも皆さんに伝えなければ…と思った。

今日の打ち合わせに地域包括の方も見えていた。
先週 地域包括の方から「利用者本意の介護サービスとは…という視点で介護者の会から何かありますか?」と聴かれて ついつい言いにくい事を伝えた。
言ってしまってから「連日忙しく そして懸命に仕事をなさっているのに ちょっと過ぎたかなぁ〜」と後悔していた。
それで「先日は 済みませんでした」とお詫びしたら「利用者は 自分にあったサービスを利用できると言う方向で会を開く事にしました」と話してくださった。 ホッ!


2008年07月01日(火) アハッ!


朝 菜園に出向いて ちょこっと手入れ。
出る前から あれこれ電話が入ってパニック。

今日は 介護者の会。
今日も会場定員目一杯の状態だった。

始めの一時間は 排泄についての学習会。
その後 いつものパターンでの会が展開された。

実は このところ失敗続きなのだが 今日もやってしまった!
今日は 自転車で出かけたのに 戻る時はバスで帰宅してしまった。

車で出かけて 歩いて帰ったと言うお話も耳にしており「へぇ そういうこともあるんだな」と他人事に思っていたけれど…。
自ら やってしまいました。
買い物をするまでは 自転車で帰ると意識していたのです。

今日は いろいろの連絡があるので 用意周到準備していたのです…。

講師の方の資料を直前に印刷したり 少し難しい方がお見えになり  その方の相談を受けたり…新しい方が見えたり 会場取材が入ったりといつもと違う事が多くありました。
来ると予定していた方がお見えにならなかったりもありました。
帰る直前までは 自転車で来たことを覚えていました。
帰りは 自転車で母の所に向かうつもりでいたのですが 夕食の時間も過ぎてしまって…いけなくなってしまった事で気が緩んだとも言えます。
買い物を済ませたら 自転車の事はすっかり忘れてしまったのです。

日曜日には ブラウスをどこかで落としました。
会場を出る時は しっかりバックに入れたのですけれど…。
家に戻ったら ありませんでした。

アハッ!
何だか 最近多いのです。
始まっているのでしょうかねぇ〜。
脳トレやフェルガード服用したほうがいいのでしょうかねぇ〜


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