活字中毒のワタシの日記

2009年10月25日(日) 小野 裕子 『夢をかなえるファイリング―整理・整頓は人生を変える 』★★★☆☆


小野 裕子 『夢をかなえるファイリング』(楽天)
夢をかなえるファイリング―整理・整頓は人生を変える』(Amazon)

ファイリング・コンサルタントの小野裕子さんの著書です。
心に残ったところ。

「分類をする場合は、ファイルを『細分化する』のが目的ではなく、『まとめる』ために行うという点に注意します。」(p57)

わける、ではなくて、まとめる。グルーピングですね。

それに役立つのが分類の五原則。
(統合、漸進、相互排除、並置、一貫性)

「ファイリングシステム導入の手順。
1.不要文書を廃棄し、ファイル調べ表を作る
2.ファイルの適正化をはかる
3.ファイルを分類する
4.ファイル基準表を作る
5.ファイルを切り替え、キャビネットに収納する
6.書庫へのオキカエ作業をおこなう」(p64)

ファイリングシステムの維持管理について。
システムは導入がゴールではなく、スタートであると認識する。
維持管理するためのルール。

「1.文書を私物化しない。
2.利用した文書は正しく元に戻す。
3.基準通りに廃棄する。
4.懸案分書の所在を明確にする。
5.ファイル基準表をよく理解する。
6.勝手にファイル形式を変えない。
7.オフィスに私物を置かない。
8.毎日、退社時は机の上を整理する。」(p75)

これは過程でも同じ。
理解して、その通り行動する。ルールを守る。秩序を乱さない。
大切なこと。

「ファイリングの13のキーワード
1.目的をもつ
2.いらないものを捨てる
3.共有化する
4.基準を作る
5.流れをもたせる
6.フォルダーを使う
7.分類(グルーピング)する
8.分類したものに見出しをつける
9.優先順位をつける
10.定位置を決める
11.継続する
12.習慣にする
13.改善する」(p81)

うっかりミスをなくすための、ファイリングを生かしたコツ。

「3種類の『TO DO LIST』を使いこなす」(p95)

終了がわかるように書く、繰り延べも書く。すぐにメモする。
朝一で確認する習慣をつける。

著者が一番大切だということ。

「今までの考え方や行動習慣などを見直し、改善していくことが、実はいちばん大切なことです。」(p160-161)

上手に買い物するためのコツは、P161に。
(自分の価値観でモノを選ぶ、ときに「ノー」を言う強さをもつ、ストレスは解決するなど)

我が家のファイリングはまだ”手つかず”な状態。
この本で紹介されていた大分類、中分類、小分類に分け、ファイルボックスとフォルダで家族誰でもわかりやすいファイリングにチャレンジしてみたいと思います。

ファイリングで、モノも時間もお金も人間関係も気持ちも頭もスッキリ整理された状態で、気持ちよく暮らしていきたい。
そのためのノウハウが詰まった一冊でした。

小野 裕子 『夢をかなえるファイリング』(楽天)
夢をかなえるファイリング―整理・整頓は人生を変える』(Amazon)



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2009年10月02日(金) 町田貞子『続 暮し上手の家事ノート―もの・時間・心…人生はすべて整理です 』★★★★☆

続 暮し上手の家事ノート―もの・時間・心…人生はすべて整理です (知的生きかた文庫)
町田貞子
続 暮し上手の家事ノート―もの・時間・心…人生はすべて整理です (知的生きかた文庫)

心に残ったところ。

「私はまず家にあるすべてのものの数から調べはじめ、改めて要、不要を検討しました。」(p73)

ちょっとずつでいいから、やっていきたい。
やったら必ず変わると思う。

「バッグを開けたときに、中のものがひと目でわかるような入れ方をすることが大切です。」(p96)

ここに限らず、きっと他の場所も。
すべて。

「今すむことは今すぐに、その日のことはその日のうちにやってしまう努力こそ、忙しさから自分を解放する唯一の方法だと思います。」(p101)

これが一番、グズを直す秘訣。

「私は普段でも、絵葉書をよく使います。(略)お礼の便りや返事は一日のばしにしていると次第に気が重くなるので、その日のうちに出すようにしているのですが、そんなとき、絵葉書はとても便利です。」(p108)

筆まめは、送る方も送られる方も幸せにできる。

「身の回りの整理整頓も親の習慣を見ていれば『また散らかした』『しまいなさい』と叫ばなくても上手になります。」(p116)

子どもは親のするようにする、ということ。

「『ものがおいてある』というのは、必要なものがあるべき場所に納まっている状態をさし、あるべきでないものがおいてある状態は『散らかっている』といいます。」(p203)

あるべき場所を決めることから。

文庫版あとがきから。
「私は『人生すべて整理』ととらえて生きてきたように思います。毎日すぎてゆく時間も、心も、経済も、ものも、すべてです。しかしその整理も、温かい心が根底に流れていなければ、冷たい切り捨て整理に終ってしまいます。」(p278)

温かい心がかよう、モノと人とのつきあいを考えること。
モノを生かし、人も生きる。
大切なのは生きる、ということ。

続 暮し上手の家事ノート―もの・時間・心…人生はすべて整理です (知的生きかた文庫)



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