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2001年11月14日(水) もうすぐ
もうすぐ君に会える。その思いだけであたしはここまでやってきた。
君の知らないつらい夜も、たくさんあった。君の気付かないあたしの痛みも、まだこの胸に、たくさん抱えてる。
だけど、いつまでもあたしが、君に逢うのを楽しみにするのは、痛みから解放されるのより、抱え込んだまま、君といる事を選ぶのは、 君が、君だけは、あたしのもうすぐ会えるっていう、その思いを裏切らないからだ。
明かりが付いてればいいのに、なんて、帰り道にあたしが思い浮かべる小さな願いごとを、君は叶えてくれる。
もうそろそろ逢いたいな、なんて、口に出す事は決してない願いが浮かんだタイミングで、君はここに来る。
それだけでいいんだ。約束がなくても。たとえそこに愛がなくても。
目の前の現実の君が、あたしは欲しいんだ。
もうすぐ君がここにくる。もうすぐ君に会える。

2001年11月02日(金) 聡子へ私信
まことに勝手ながら、大切な友達聡子に私信です。
今日、長野まで、聡子の七回忌に行ってきたよ。君を失ってから私は、いろいろ、後悔した事があって、たまに思い出してやるせない気持ちになる。君はもう気にしてないのかな?
君の脳が停止した知らせを受けた日、私は具合が悪くてすぐに行けなかった。そしたらどんどん私の頭は痛くなった。夜十時、君に逢いに行かないからだ、と思った私は、走って病院に行き、忍び込んで君に逢いに行ったら、私の頭痛は収まったんだ。ごめんね、すぐに行かなくて。
20才の成人式で、唯一中学も高校も一緒だった私と君は、二人で、池袋から志村坂上まではしごしたね。また遊ぼうね、と言った言葉が実現されないまま、君は21才で逝っちゃった。どうしてもっとたくさん逢って話さなかったんだろう。せめてあのタクシーでもっと話せれば良かった。君の心臓が停止するまでの間、毎日のように逢いに行ったけど、もう大事な聡子とおしゃべりはできなかった。悔しくて仕方なかった。
高校に入りたての頃、迎えに来てくれてありがとう。たくさん優しくしてくれてありがとう。
君を失った事で私達は、一人一人の友達のかけがえのなさを知りました。
そして今も私達は、懐かしい仲間で集まる機会を聡子に作ってもらってるよ。ありがとう。
また逢いに行くね。りんご畑のそばの君の眠る所へ。


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