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2001年05月24日(木) Calling me, Calling you
みんなにとって、信じるものとはなんでしょうか?私にとっては、子宮が選ぶ答えと、瞬間に感じる気持ち。この二つが揃えば、もう何にも止められないのです。子宮が選ぶと書くとエグいけど、女の直感ですよ、要するに。人から見れば、幸薄くても、おろかな私でも、私にとっては、このうえなく可愛くて切なくて愛しい私なのです。何となく私を呼ぶ力を感じる人がいる。この人と居ると、アドレナリンとか、女性ホルモンとか、α波とか、マイナスイオンとか、毛穴から出てくるそ、と感じる人がいる。理由なんかない。どの辺が?と聞かれても、そんなの分からない。何をくれる訳でもない。言葉で呼ぶ訳でもないし、思わせぶりな素振りで呼ぶ訳でもない。ただただ私の子宮が心の奥に教えてくれる。この人のそばに居ると心地いいよって。そして私の心もいつも呼ぶ。そばに来て、一緒に居て、私に触れて、私に話して、私を見て。私は君がいるだけで、心地よく、それだけで幸せだから、と。そしてそんな人といる私は、瞬間瞬間いつも喜んでいる。この人にくっついて歩いてるだけで嬉しい。この人に触れるだけで嬉しい。その手が触れると嬉しい。この人と一緒に眠ると嬉しい。同じ所でいるだけで嬉しい。見てるだけで嬉しい。プレゼントもいらない。言葉もいらない。約束もいらない。肩書きもいらない。見返りも誠実もいらない。そしてウェディングドレスも指輪も綺麗な家もいらないから、一秒でも長く、私のそばに存在して、その瞬間を下さい。

2001年05月22日(火) 寄生人
人の生活や、心に寄生する人がいる。その寄生の仕方は、愛じゃないし、恋でもない。その種類の人が、人の心に植え付けるものは、執着だ。なんだかわからない執着だ。人に寄生する種類の人は、大体が恵まれている。生まれつき、自分の周りに、寄生しやすい人を呼び寄せるように出来ている。大抵憎めないキャラである。その本質を見つめると、大体がろくでもないんだけど、人に寄生するのは才能だ。ぬるま湯の中で生きて行く才能だ。ぬるま湯は気持ちがいいから。そしてその種類の人は、大体が自分が持ってる温度もちょうどぬるま湯くらいだ。人を、心地よくて抜けだせない温度で包み込む。だけど、気をつけなくちゃいけない。そこにあるのは、愛でも恋でもなくて、ただの執着だから。そこには痛みもない分、喜びもない。思い当たる節のある人は御用心だ。そこに痛みが生まれたら、もうぬるま湯は湧かし直しが効かない事に気付くから。

2001年05月19日(土) ないものねだり
ないものねだりって言葉があるけど、当たり前じゃん、と思う。もう手中にあるものなんて、二個も三個もいらない。ないから欲しいに決まってる。私はなんだかずっとないものねだりのメビウスの輪にはまってる気がする。欲しくてたまらなかったものを手に入れると、大切さを忘れてたものを、落としていたりする。聞きたくてもかなわなかった声が、聞きたい理由も分からなくなってから、この手に届く。ずっと抱えてる爆弾みたいに私を脅した思いが、今度は君の胸に宿る。君の求めたものがいつも手に入るようになれば、君はもうないはずの物を懐かしむ。どうしてこうなるんだろう。私は、終わらせたはずの痛みをまだ抱えたまま消えて行くのをまっている。だけど、もし失った場所に戻れば、きっと痛みは消えない。いろんな所が痛くなる。どっちに転がればいいんだろう?わからないから人はいろんなものを欲しがるのに、私はずっと問いている。私はそんなに強くなれてないけど、人は痛みを抱えたままでも生きられるんだって。痛みと共に失うものを思うと、痛みと共に生きられるんだって。そして痛みを抱えながらでも、笑う事ができるんだって。ってレディースコミックに書いてあった。たまにはいい事書いてある。

2001年05月17日(木) 時間がお薬
思い出すだけで、涙が出る時期がある。その短い期間を、思い出すだけで、その空間を思い出すだけで、涙が止まらない。そんな事がある。そんなときはどうしたらいいのだろう?私はひとつしか方法を知らない。時間がお薬。私は泣くのを我慢しない。我慢したって、心が泣いてるなら同じだし、我慢するのは難しい。だから、たとえ毎日部屋に入るだけで溢れる涙も、もう垂れ流しだ。人は強い。私も強い。毎日毎日泣いていれば、哀しいかな、その事に涙を流すのにも人は慣れる。そしていつか涙は止まる。そして思う存分、私は思い出す。忘れる事は決してない。けれど、その出来事を、その空間を、思い出す事にも人は慣れる。その空間があった事を、その時期の私が居た事を、思い出す事が、日常になり、私の弱虫部分をノックしなくなる日を、私はじっと待つ。

2001年05月14日(月) one love one blood
 何年か前に、私は池袋で、台湾人だと名乗る中年男性に、とても、失礼なナンパをされて、憤慨したまま、飲みに行き、飲み仲間の男の友達に、散々文句を言った。彼はちゃんと私の怒りも分かってくれ、話を聞いてくれた。でも、散々話したあとに、彼は話してくれた。彼の名はそう言えば謝さん、シャーさん。ガンダムじゃないよ。彼は台湾の人だった。それから私達は、とても熱く、どこの国で生まれても、何色の肌をしてても、そのへん斬って、出てくる血は同じ色じゃないか、と言う事を話し合った。シャーさんは、その後、アメリカに留学するのに、国籍の問題でとても苦労した。無事に望んだ勉強をしていてくれる事を祈る。私がライブハウスで働いてる頃、ザイールのトントンウィリーと言うアーティストとイベントをやっていた。でも哀しい事に、うちのスタッフにも、あからさまに態度を変える人も居た。じゃあ、アメリカから来日来た時のヘコヘコした態度はなんだ、と思った。

 一昨日、クラブイベントで、様々な肌の色の子供達が一緒になってはしゃいでいて、見ててとても幸せな気分になった。個人的に、ダウンに入り、迷宮を彷徨い期間中の私だが、少し幸せにしてもらった。この子達みたいに素直な気持ちで動いていたら、迷路の出口がみえるかもしれない。

one love,one blood,one nation, 素直に好きな人、好きな事、好きな自分を求めていられれば、それだけで、幸せな人生がきっと動いているんだろう。君が私の手を取る日を、想像するだけで私は今幸せだ。


2001年05月07日(月) 勢い
人の相性とは不思議なものである。友達とか、恋人とか、親とか、上司とか、関わり方の種類には関係なく、勢いをとめる人が居る。人としての勢いね。なんか、この人と居ると、勢いが止まる。と、感じる人が居る。一緒に居て、過ごし方が極端に違う訳ではないのに、放っとくって意味じゃなくて、私を自由にしてくれる人もいれば、束縛する訳でもないのに、なんだか、動けなくなると言うか、自由な気持ちがなくなってしまう人が居る。昔付き合ってて別れた人に、何を言ってもごねて、電話は止まらないし、困り果てた挙げ句、あなたと居ると私の勢いが止まる、と感じたままに言ってしまったら、何を言っても納得しなかった人が、急に納得した。きっとこういう人は、うすうす自分でも、この人、自分と居るとダメになるな、とか感じているんだろう。しかし、私の勢いをとめる種類の人は、たいてい、神経が細かく、傷付きやすく、臆病である。だから、その事に眼を向けようとはしない人が多い。臆病風に吹かれて風邪引くのは嫌だから、私がもっと大きくなって、誰にも勢いなんて止められない人になりたいな。

2001年05月03日(木) 親友の話
先日TVを見ていたら、街頭で、あなたの親友は何人ですか?誰ですか?と訪ね、その相手の所に行き、ちゃんと相手も、自分の名前を言うかこっそり確かめに行く、という番組があった。アホか、と、思った。もし私の愛しき親友達がそんな事をしたら、父ちゃん情けなくって涙が出てくる。そういう事じゃないでしょ。言ってしまえば恋愛もそうかもしれないけど、極端な話、相手が自分をどう思ってるなんて、どうでもいいんじゃないのかな?と思う。自分がその人を大切に思うなら、その分、思いきり大切にすればよい。私とあなたは親友です、って契約がほしいなんて馬鹿げてる。うん、やっぱり恋愛もそうだな。契約だけとか、約束だけなんて必要無いと思う。私は弱ってる時、何人もの友達に助けてもらった。そんな友達に、たまに、ムカツいたりしても、私は、彼女らがしてくれた事を思うと、感謝の気持ちと愛しさが蘇り、気がおさまる。こんなに私に優しくしてくれたんだ、これぐらいなんだ、と思う。長い付き合いだから、思考回路も読めるから、どんな経路で、こう言ったのか、こうしたのか、手に取る様に分かるから、腹など5秒くらいしかたたない。私は彼女らが、たとえ独裁者になろうとも、暗殺者になろうとも、実はスパイでも、最後まで私はあなたの味方だと、胸をはって言いたい。こんなふうに思わせてくれる人達が回りにいる私は、なんか月一回くらい書いてるけど、とても幸せな人でしょう。


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