ゆれるゆれる
てんのー



 

 今日は目の前でバイクに車が追突する事故が起きて驚いた。他さしたる事なし

  願ひつる終わりなき日の準決勝

2002年06月26日(水)



 

 Malaysian Fullmoon.
 Pasar Malamの上に満月がかかる。
 なんという優美か。輝きが、よく知っている広島の月と同じやさしさの位相にある。
 人は、彼の街の月を最も美しく思うもの。だがなんという幸せな習性だろう。

  ゆふづきや椀を覗けばこぞの嘘
  ゆふづきで椀たたいてや音すなり


2002年06月23日(日)



 

 わたしとわれわれの違いに対して、常に敏感でいること。
 根本的な問いを無碍に扱わず、自らにきちんと問い続けること。問われたら自らに対しても誠実に答える努力をすること。
 なあ、俺は今なんでここにいるんだ?
(それがうすっぺらな問いでないことを祈っているよ。ただしこの問いはメトロバスの車中でふいに突き上げてきたものだ)


2002年06月22日(土)



 もりし

 かったかったかった。
 ごたくはならべずよろこびます。
 なんだろうねこのうれしさは。
 えらそうなひとってきらい。
 きょうはビールをのみます。

 ひそかに森島の青Tシャツをきたかいがありましたね。
 クアラルンプールだってもりあがってますよ。

2002年06月14日(金)



 今日はうたがたくさんでてきた日。


 生きてゐる毎日死んでゐる毎日


 発酵した食慾の処理にくるまゆく


 歴史の闇にねえリアリズムを返却していい?

* * *

 芭蕉色に濁れる街に耳有るか
     罐からニ胡に磁声のまじる

 顔視れば季語の有る人涙の無い人
     又視ては顔を観る人髪の無い人

2002年06月13日(木)



 もの食う

 アア世界は目ぐる目ぐる。T氏がとんかつを食って50年後、俺は賞味期限切れのトマトソースでスパゲティを食っている。サッカーのために人が死に国境のために人が殺される。買えるものはマスターカードで。
「食べることが一番うれしいわ。おいしいものを食べるのがわたし一番好きよ」

  昼飯を食べたら外で恋をしよう

2002年06月12日(水)



 

 夕方から雷雨。かなりしぶとく降る。
 Free Classでの教壇も2回目。ある程度顔も一致してきて、また雰囲気というか動かし方も少し見えてきた気がする。「これは本です」「ここはマレーシアです」のレベルではもちろんフリートークなど望むべくもないが、導入や一斉発話のリアクションでベタなボケをやるとけっこう通じてしまうのがおもしろい。
 夜、麺のうまい中華系の店でえび入りクイティアオ(えびがでかい)とフィッシュヘッドミー(ビーフン)をごちそうになる。めちゃめちゃくちゃくちゃ美味。

  風呂場にも夏来にけらし白タオル

2002年06月11日(火)



 行けたのに

クアラルンプールにて熱い熱いロシア戦をTV観戦。はっちゃけたよ。
ほんとは決勝トーナメント一回戦まで日本戦を全部生で見られるはずだったのに、せつなくもなるけどまあいいや。
MP3がたくさん詰まったCDを購入、一枚RM6=約200円で350曲!
マレーシア・・・いかんよ いや買った俺もだけど

2002年06月09日(日)



 マレーシアンはサッカーがお好き

 イタリアがクロアチアに敗れる。レフェリーの不公正を言う声がもっと聞こえるかと思ったが、試合後インザーギがすこし確認するようにぐじ、と審判に話しかけているくらいだった。
 昨日アルゼンチンがイングランドに不覚を取ったのも決勝トーナメントにピークをあわせていたから、なのかどうかなんて僕にわかるわけがない。

  手を挙げて無秩序を愛せ

2002年06月08日(土)



 寄っておいで。くだらない人たち。

 もっと近くへ! 光の多すぎるこの世界の近眼たちよ
 もっと近くへ!
 吾ハ汝ヲ求ムルニ非ス唯汝ノ構造ヲ思考スルコトニ依リ吾ガ能記ニ存スル蓋然性竝ニ内在的必然性ヲ確信セムカ為也

  果実食ふごと更けゆけよ宵の白

2002年06月07日(金)



 

 ヒューズが飛んで電気が半日使えなかった。終日勉強。
 筒井康隆『文学部唯野教授』読了。この小説にソフィー(アルベルトか)の言う「イロニー」があるのだとしたら、僕にはそこまでの読解力がない。つまりわからなかったってこと。でも唯野教授の講義はなかなかうまい。わかった気にさせるね。

2002年06月06日(木)



 

 一夜明けても興奮は体内から分解されきっていない。
 とかく過小評価してしまう悲しい(そして愚かな)奴らとは一線を画していたい。イタリアやドイツを見た後日本戦を見るのは新幹線から山手線に乗り換えるようなものだだって。ばかも休み休み言えという表現はこういう時使うものだ。奴らにはなんでセネガルがフランスを下し、ポルトガルがアメリカに不覚を取ったのか、何一つまともな説明もできないに違いない。
 死ぬまで。
 勝手にごたごた言っていればいい。それが日本人の頭脳レベルだとみんなに思われるのはつらいし迷惑だけどね。
 スタジアム中が真っ青で不気味だったとかね。たいした進歩的知識人ぶりだ。ヴィルモッツのオーバーヘッドに際してはベルギーの小旗をうちふり、スタンディングオベーションで遇するべきなのだろう。は、は、不気味不気味。

12時成田発だったら朝何もできない。ぎりぎりで飛び込む。
 マレーシアからの出国チケットを持っていないため、誓約書を書かされる。
 シンガポール航空997便をシンガポールで116便に乗り継いで8時前にKLIA着。
 空港から家までは予想外に近い。それにしても飛行機というのは早いくせに時間を食うものだ。


2002年06月05日(水)



 

 いよいよ目的の試合当日、池袋パルコのスポーツショップで8番森島のTシャツ2900円を買い込んで浦和駅からシャトルバスで埼玉スタジアム入り。
 地面がうなりあげるような、ホスト国首都圏でのゲームの威力。圧倒される。
 試合はまったくエキサイティングですばらしかった。それに、確かに日本サポーターは質が高い。


2002年06月04日(火)



 

 渋谷シネアミューズで「NO MAN’S LAND」を見る。ハッピーエンドでないヨーロッパ映画というのは非常に好みであることに気づく。展開(とくにラスト)も、メッセージも陳腐と言って言えないことはないが、もっていきかたがうまい。国連大好きな日本人、こういうのも見てから意見を考えるといいと思うも、登場人物のリアリティのなさが不満。

2002年06月03日(月)



 

 朝成田着。新橋へ出て浜離宮庭園を巡る。昼は土風炉。高い分なかなかうまい。夜も日本料理で酒酒。

2002年06月02日(日)



 

 夕方出て、シンガポール航空にてシンガポール経由、一路成田へ。

2002年06月01日(土)
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