マキュキュのからくり日記
マキュキュ


 (日記) ヒョウタンからコマ物語。


事の起こりは今から約1年半前の2009年の11月のこと。
かなり長くなりそうなので、なるべくかなりかいつまんで書く。

当時ミクシィのコミュニティで、母校の中学のコミュを見付け、懐かしく思い、同級生でも見つかったらいいなぁと、書き込みをしたことがあった。
そしたらそのコメントに26歳の(SK)と名乗る女性から返信が来ていたのだ。

「私の父(田辺満)がどうも、マキュキュさんの小学校(6年生の時だけ)と中学校の同級生みたいです。父は今外国に滞在中ですし、ミクシィはしていないので、これ以後、私を介して、父がマキュキュさんと是非やり取りをしたいと申しておりますので宜しかったら私とマイミクになってください」とのことだった。

彼女とのやり取りの中で、中学の卒業アルバムを見たらクラスは違っていたが、本当にその名前の人物がいて、他の同級生のあだ名や先生たちの特徴なんかも良くご存じのようなので、私は本当の同級生に間違いないと思い、彼女を介してメッセでやり取りをしていたのだ。

その後のやり取りで彼女が言うには、私の父の職業は、脚本家で、ヒーロー・ソムリエ・だめんずウォーカーなど、数々の超ヒットドラマを手がけた人物だという。
ネットで検索してみたら、その通りの人がいた。

しかも、脚本家の他にも、国際弁護士、国際医師、他10項目以上ETC……の仕事を数多くしてるという。
そして彼女(娘さん)自身もエトワールバレリーナー・国際医師・乗馬の先生・画家・華道教師、デザイナー他十項目以上ETC……と国際的に仕事をこなしているという。

アタシに比べて、同級生は偉く出世しちゃったもんだなぁ……と、驚愕するとともに、まさか本当の同級生を騙す理由もないと思い、何を疑う事もなくアタシはただただ、すごい人もいるもんだなぁ…と、溜息を吐きながら信じ込んでいたのだ。

そしてしばらくの時が過ぎ、田辺君のメルアドを教えてくれて、田辺君がアタシに会いにくるというではないか。しかもアタシが書いたものを見てくれるという。
この時点で騙される事になるなんてこれっぽっちも思う訳もなく……。
増してやアタシはド貧乏のるつぼなんだし、なまじっかズブの素人という訳でもなく、三木のり平という伯父や杉田成道という業界トップクラスの元身内もいた訳で……、決して騙しやすい類の人間でもない筈で……。

やがて田辺君本人から電話が掛かるようになり、直接やり取りをするようになったのだが、はたまた、アタシのようなド貧乏の面白い人間が居ることで、そのままドラマになるようなことまで言われ、アタシが書いた自伝エッセイをそのままドラマとして脚本を書いてみたいとまで言い出すではないか…。(笑)

やっとアタシにも遅咲きの春がやってくるかもしれないと、過大な期待に胸を震わせ、彼を松本にお迎えした訳ですよ……。

しかし、この頃になり、あまりに彼や娘さんの話のスケールがデカ過ぎることばかりなので、徐々に疑惑を抱き始めていたのも確かでした。
だからこそ当日は、地元の業界筋の人やら、TV局関係の人やら、千里眼を持つ常連を沢山募り、皆で見定めてもらうことにし、満席状態で彼をお迎えたのだ。

やはりエセ田辺はとてつもないペテン師で、同級生というのと本名は事実だったのだが、脚本家というのも国際医師も真っ赤なウソ!!
同姓同名の有名脚本家に成り済ましていただけだったのだ。
彼は多分、誇大妄想や、虚言癖のあるちょっとイカレた人物なのだろう。
田辺君の滞在中、娘さんの存在も架空の存在と分かり、なおさら不気味に……。
いまだ彼は架空の娘さんに成り済まし日記を継続して書いている。

当時のアタシの日記。これ以降ニセ脚本家物語が多少続いている。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1335628818&owner_id=527963


いまだ騙そうとした理由も目的もわからないまま、時が過ぎてゆき、あの忌まわしい記憶も徐々に薄れかけていた去年の暮。

なんとミクシィに「べーやん」さんという見慣れぬ足跡が付いているではないですか・・・・・。
とりあえず足跡がつけば訪問はしてみる主義なので、その方のページを覗き、プロフを見てみたら……。

な、な、な、な、な、な、なんと!!! 田辺満とのお名前が!!!

「ギョぇェ!!!!!」
アタシは不気味に思い、又あのエセ田辺の嫌がらせかと恐怖心までも覚え、エセ田辺事件の生き証人であるマイミクの数人に頼み、偵察に行っていただいたのですよ。
そしたら、どうも本物の脚本家さんみたいだというではないですか……。

それで恐る恐る、べーやんさんにメッセを出してみたのです。

「かくかくこうこうしかじかで…、以前あなた様の名を名乗ったニセ脚本家に騙されて、かなり痛い目にあったのですが、まさか、あなた様は本物の田辺満さんではないですよね?もしも間違っていましたら唐突にこんな無礼なメッセージを送ってしまって申し訳ありません」みたいなことを書いたんです。

そうしたら本物の脚本家の田辺満さんだという事で……。

ニセ田辺に騙された時もショックだったけど、それがきっかけでまさか本物と知り合いになるという出来事も、ドラマだったとしても、あまりにわざとらしい位にドラマな訳で……。
アタシは自分の身に起きている出来事を把握するのにかなりの時間を費やしましたよ…。

しかもですよ。
プロフに、好きなものがカレーと餃子と書いてあるんです。
信じられますか?????????
いかにもわざとらしいという感じにしか取れないでしょう……。(爆)

アタシの得意料理の二品目ですよ……。(笑)

しかももっと驚いたのはメッセでやり取りをする内、べーやんさんはまだ新婚だそうですが、奥様の名前までがアタシと同じで……。
もうこうなると、映画の世界でもあり得ない、ミラクルそのものですよ。

あまりにシンクロニシティがありすぎて、却って現実感がなく信じられなくなりました。(笑)

どうもべーやんさんは、アタシがニセ田辺に騙された頃の日記を。もう一つの日記サイト、エンピツの方の日記で読んでくれたらしく、ニセ田辺事件の事を御承知のようでした。
それでご友人に誘われたミクシィで、私の存在をフと思い出し、どうしているかと思ってくれたのでしょう、マキュキュ・松本・50〜60・女性…と検索してくださり、アタシのページに足跡をお残しになってみてくれたそうです。

それからメッセ内でのやり取りがあり、奇遇ですねぇ…奇遇ですねぇ…とお話が盛り上がり、そして晴れてマイミクになってくださり、今回からくり箱に来てくれる事になったという……。
長い長いお話です。

正にひょうたんからコマ物語。ウソから出たマコト物語に進展していったという訳です。

かなりかいつまんだつもりですが、やはり、こんなに長くなってしまった……(汗)


しかし、あんなに憧れだった…、二年前までは単なる心の中だけの憧れの君でしかなかったケンさんにも会う事が出来、マイミクになっていただき、しかも、しかも、あんな前代未聞のドッキリを仕掛けてくださり、ケンさんのミニリサイタルをからくり箱というボロボロな場末の店で執り行えたという奇跡といい、今回のベーやんさんの来松物語といい、スローダンサーさんというやはり大物マイミクさんと知り合えた事といい、何かアタシの人生ってとても良いか悪いかの両極端で成り立っているような気がする。

でも、アタシはそんな自分の人生を楽しんでいる部分もある。
めったやたらな人生ではないことだけは確かなのだから……。

強く願ったことや、強く心に残った苦しみや悲しみや悔しい思いなどが、全て良い形で後に報われることになる人生なのかもしれない。そう思えるようにもなってきた。

まだベーやンさんにはお会いできてはいないが、キット近い将来その夢も必ず叶うだろう。
後もう一歩だ。

何しろアタシは、こんなアタシが、有名な人たちと出会えて、お友達にしてもらえてる事ただけでも嬉しい訳で……、そんなあり得ない事が起こる最高の人生なんだという事自体が嬉しい訳で……。
だからこの先も書くネタに尽きることもないだろう……。
アタシャ好きな文章を書けてさえいられればそれで十分だ。
いずれ出版社の誰かが、アタシの人生を面白がってくれてライターとして拾ってくれるかもしれない。

だからと言ってアタシの貧乏生活はキットこの先何の変化も起きないと思われます……。
でもどうか見放さないでください。



2011年03月30日(水)


 【愛猫日記】ジャジャジャジャ〜〜ン!!ジャジャジャジャ〜〜ン!!


昨日は午前中に保険料、電話代、電気代の支払いを済ませ、いよいよ覚悟を決めて動物病院へお迎えに…。(既に財布は3グラム)

金蔵に〜は会いたいよ〜[m:72]でも入院費聞くのは怖いよ〜[m:71]
運転中アタシャ、こんな即興でたらめソングを歌い続けていましたね……。

「こんにちわ〜、お迎えに来ました」と受付に行くと。
「診察しながら院長からの説明があると思うので、とりあえずは病室で金ちゃんと面会して待っててください」とのこと。
金蔵と遊びながら待つこと1時間半。(1時間半だぜ)

ようやく外来の診察が終ったらしく、若くて超カワユイ看護師さんが呼びに来て金蔵の順番が…。
(まるで大学病院みたいだなぁ)
「さ、金ちゃん行くよ〜」と金蔵を抱きかかえようとしたその瞬間!! タイムリーにも金蔵が尿意をもようしたようで、座りションのポーズ。

看護士さん、「ラッキー」と叫び、な、な、なんといきなり素手(てのひらをすぼめて)でオシッコをキャッチ!!
「良かった!これだけ採れれば検査ができる!ここ二日ほどタイミング悪くてオシッコ採取できなかったもんだから…」とニンマリ。

すご技!!! しかも素手でかい……。 

この動物への絶対愛の姿勢にアタシャ感動しましたね。

診察室で院長が待っていて、看護士さんから受け取った金蔵のオシッコを顕微鏡で真剣に診始める。
アタシにもモニターで見せてくれ「もう完璧に異物も血液反応もないからね。これにて一件落着〜」
そして化膿止めの注射を二本打ってもらって退院に…。

「本当に長い間お世話になりました。ありがとうございました」

アタシャ深々と頭を下げて「と、と、と、と、ところで、全てでいかほどくらいに……」
本当にどもってしまった。

「手術費、入院費、今日までのすべての合計が、え……っと・・・・・(計算機をはじきながら)〆て18万1千700円で〜す」と言う事に…。

「は、はい…」

「あの…、6月で亭主の会社への前借金2万ずつの返済が全て終わるので、6月からは少し増やせますが、それまでは月5000円ずつくらいしか払えないかと……」
と恐る恐る言ったら
「それでよし!!何年かかってもちゃんと払い切ればいいから。アナタなら何とかなるさ」ですって。

ホッ!! なんと懐がでかく優しい先生だろうか……。(感涙)

まぁ、大変な手術みたいだったし、1か月近くも入院していたので覚悟はしていたが、想像していたよりは安く済んで良かった……。
40万よりはかなり安かった…と思う事にしよう……。

今金蔵は何を思っているのか、アタシのタイピングと窓の外を交互に眺めながら大あくびを一つ。

やれやれ……。呑気よのう……。
アタシャあんたのお陰で、又途中から歯医者に通えなくなりそうだわよ……。(汗)


追記

今月はやはり、からくり箱のサプライズ月刊のようだ。
お名前はまだ内緒だが、(もったいぶってるし…www)そのお方から30日に伺おうと思ってますが、前日にならないとはっきりしたことがいえません。というメッセが先日届いた。
ところが昨日、ご自分の日記で体調不良を訴えていたので、半ば今回はご無理かと諦めかけていたのだが、先ほど「明日は予定通り伺います」というメッセージが。

わ〜いわ〜いやった!!!

まだ御新婚なので、ご夫婦で温泉旅行を兼ねていらっしゃるそうです。

後日ご本人の承諾が得られたら、日記に書きますからね〜。

なので明日、もしも、からくれる人はお店に来てください。
めったにお会いすることのできない方に会えますよ〜。
きっとトークで大変盛り上がり貴重な体験ができることと……。


2011年03月29日(火)


 (日記) 明日金蔵が退院できる


昨日動物病院から電話があり、「お待たせしました。金蔵君、もう完治状態になりましたので月曜日に退院なさって良いですよ」と電話があった。
そのこと自体はとても嬉しいし、ずっと心待ちにしていたことなのだが、嬉しさと怖さとでちょっと複雑な気持ちなのだ。

というのも手術代、入院費が一体いくらになっているのだろうか……。というのが一つ。
院長は10万〜40万と言っていたが、10万と40万とでは30万も違う訳で……(涙)
それを聞くのは震災後の極貧アタシに取って、死刑判決を待つようなものである。
もし金額を聞いたとして、これからどうやってそのお金を算出していけばいいのか途方に暮れている。
一気に払わなくてもいいとは言われているが、月賦で払うにしても今迄さえ足りなかったくらいなのになぁ…。

もう一つの理由は、金蔵が我が家に来て以来、ずっとアタシの部屋とパソコン部屋に引きこもり、金蔵を寄せ付けず、毛嫌いしていたミュウー婆さんが、ようやく最近居間(金蔵の本拠地)にも入ってくるようになり、金蔵がいないことで自由気ままに伸び伸びとしはじめたのだが、金蔵が帰ってくれば又一人(一匹か)蚊帳の外状態になってしまうのがちょっとかわいそうな気もするのだ。

でも、これに至ってはミュウー婆さんが変にイジケ虫でプライドが高すぎ(誰に似たんだ!!ったくぅ…)、ひがみっぽい猫な訳で、金蔵はミュウー婆さんと仲良くしたいのに、一方的に嫌っているからいけない訳で…、いわば自業自得ゆえの孤独なのだからいた仕方がない…。
なんでミュウーは飼い主に似て愛情深くならないのだろうか……。
もう年寄りなんだからそろそろ折れて仲良くしてくれればいいものを……。

ところでミュウー婆さん、マイミクのシュウーちゃんがプレゼントしてくれたレンジで温める湯たんぽが超お気に入りで、いつもそれの上で極楽〜って顔して眠っている。
きっと金蔵もその湯たんぽの虜になることだろう…。
灯油代をケチらなければならぬ我が家に大変ありがたいプレゼントだった。

でも、やはり嬉しい。明日は早く金蔵を迎えに行こう。
金蔵は我が家のムードメーカーだもの。
あの子がいると家全体が笑いにあふれる。
どうか医療費が思ったよりも安く済むよう、ミュウー婆さんが金蔵を受け入れてくれるよう、みなさんも願ってくださいな…。


2011年03月27日(日)


 (日記) 怪しい侵入者


本当は昨夜とらさんとけん爺のふたりで来店してくれる予定だったのだが、けん爺から今回は来られなくなったとのコメントをもらい、ショボーンなアタシであった。
が、8時ごろドアを開け、一人の男性が侵入……。
帽子を目深にかぶり、眼鏡をかけ、マスクをしている。
いかにも来店という感じではなく侵入……怪しげな風情。

物売りか?
変質者か?
ま、ま、まさかの強盗!?
ここに入ってもなんにもありゃせんがの……。

恐る恐る「だれ〜???」
と聞いたら、マスクを外してニッコリ。
「とらさんだピヨ〜ン[m:72]」とは言わなかったが…、なんととらさんではないですか。
なんてお茶目!!

「うわぁ〜!! とらさんじゃん!! あれれ? 来られなくなったんじゃななかったんですか?」
「迷ったけど、来ちゃったの」
とらさんはこれで再々来店だ。
東京からなれど、もう立派な常連客である。

しかし、最近、遠方組は中々来店方法が凝っている。(笑)
今月はからくり箱サプライズ月刊か?

とらさんと一杯やってると、そこに来たのがおととい電話をくれた石ちゃん。
そして石ちゃんの次に入ってきたのがじょーじんちゃん。
カウンターに3人が並んで座るかたちになったのだが…。
ここでも又ミニサプライズが…。

なんと、その三人は三人とも北海道に所縁がある人ばかり。
もしもダウアーが居たら、北海道クァルテットになるところだった。

なんかあの店ってやはり変!!
手を替え品を替え、ぐうたら神が小さい手品を仕掛け、何とか震災後に沈みがちなアタシを面白がらせようとしてくれているみたいだ。

そしてその後に入ってきたのがメリーちゃんたち、4人組み。
メリーも不言実行男だなぁ…。
有言不実行、言うだけ番町、乞食のおかゆ人が多い中、不言実行はとてもうれしい。
(乞食のおかゆ=湯ばっかり=言うばっかりね)

後はカラオケで盛り上がり、そんな感じで昨夜も大変楽しく、嬉しく、病み上がりにふさわしい日になった。

とらさんは今日も松本に泊まるので今夜も来てくれる。
そして今日はお昼に、とらさんとおいしいお蕎麦を食べに行ってくる。

アタシの風邪が亭主に移ったみたいで、アタシはそのお陰で美味しい蕎麦にありつける。
亭主は咳と頭痛がひどいみたいなので、ざんねんながらお預け。(かわいちょうねぇ〜[m:56])


2011年03月26日(土)


 (日記) やっと風邪が治った。


一昨日8度5分で店を休んだが、昨日は夕方から又節々が痛くなってきて熱っぽくなり、もう一日大事を取る事にしたんだけど、風邪薬と安ワインが相乗効果をもたらしたのか、眠れる森の山姥(ヤマンバ)ごとく眠りコケてしまった。
明け方、例によって4時前後にトイレで目が覚め(体内時計がそうなってるみたい)小一時間は起きていたのだが、知らないうちに又眠入ってしまった。
で、少し前に目覚めた。
咳で起きることも無かったので静まっているみたいだ。
普段薬をあまり飲まないのでたまに飲むと効く事効く事。

今熱を計ったら5度6分。いくらなんでもチョット下がりすぎじゃないか!?
やはり風邪は良く食べて良く眠るに限るみたいだ。

昨日は(T)さんと石ちゃんから「今日はやってないの?」って電話が入った。
「ごめんなさい。風邪を引いて今日明日のために大事を取らせていただきました。」と言ったら、やはり二人とも風邪気味だという・・・。
この気温の変化で風邪が流行っているみたいだね。

昨夜、東京在住の従兄弟の晃ちゃんの方からメールが入る。
身内に乳幼児がいるので水が手に入らず困っていると言う。
もし松本で水が手に入るなら少しでもいいから送って欲しいそうだ。
東京も深刻だなぁ・・・・・・。
しかし、原発の事故もとうとうここまで人々を脅かすことに・・・・・・。

日本はこれからどうなってしまうのか・・・・・・。

しかし、このパソコンはいちいち固まるなぁ…。
早く工事の人来ないかな。
アタシャ今日は水探しに行かなきゃなからないから忙しいのよね。
松本の湧き水とかはまだ平気なんだろうか・・・・・・。



2011年03月25日(金)


 (日記) 昨夜のお客はリボンのみ。


(注)今日はこのユラユラパソコン、今まで6回落ち。
きわめて不調なので最後まで書けるかどうかわからないけど、とりあえず書きたい事があるので手っ取り早く書き始めてみる。
誤字脱字誤変換は夜店で直しますので、取りあえずは想像しながら読んでください。


昔からの知り合いなれど、ずっと疎遠になっていた「リボンちゃん」
彼女はアタシの仲良し友人の叔母で、エポックの頃は良く店に通ってくれていた。
見た目も容姿もとてもインパクトが強烈で、彼女は今松本市内の有名クラブ「おばたりあんクラブ」と言う店に勤めている。

アタシは今までちょっと彼女を敬遠していたところもあり、君子危うきに近寄らず的に距離を置いていたのだが、昨日のリボンちゃんはちょっと違っていた。
彼女はとても健気で正直で努力家で、バイタリティーに溢れているのだ…と30年ほど抱いてきた思い込みが昨夜一晩で7割がた変わった。(3割は残っているがww)

彼女と思わぬ再会をしたのはつい先日のこと。
7周年サプライズの仕掛け役だった(A)が先日来た時、なんと、からくり箱をチョット抜け出し「ちょっと、そそられているおばたりあんクラブって店に行って来るわ」と言うではないか…。
そこでリボンのことを思い出して話した訳だ。
そしたらなんと(A)がリボンちゃん付きで帰ってきた。(笑)

そしてその時にリボンが(A)に借りたらしい上着と、御礼の手紙と、御礼のくつしたを持って、おまけにアタシに花を持って昨日来たと言うわけだ。

彼女は(A)とアタシの事をどんな関係かと聞き、教えるついでに、7周年サプライズのことを話し、アタシの日記、ケンさんの日記、(A)の日記を交互に見せて、ケンさんの歌を聴かせながら、事の成り行きを説明してたら、突如リボンが泣き出し、「良いね良いね、マキちゃんの人生は素晴らしい人生だね。こんなにたくさんの温かい人達に囲まれていて・・・」と嗚咽するではないか…。

それからリボンとアタシの長い長い対話が始まり、昨日は語り処からくり箱の本領を発揮できた。

リボンは本当にドラマに出てくる主人公のような類まれな人物である。
でも、彼女はなんて人間っポイのだろうか・・・・・・。
アタシは昔からアタシよりも6こも7こも年上のリボンを呼び捨てにしてるし、リボンの悪いところなんかもズバズバ指摘しているのだが、この人をどこか憎めないでいた。
昨日などは抱きしめたくなったほど愛しく感じた。

彼女はとても優しい人間なのだ…。
そして正直な人間なのだ…。
アタシにどこかが似てる…、アタシと同じだ…。
そう感じたら一気に愛着が沸いて来た。

彼女はこれからお客さんを連れてからくり箱に通うと言う。
「マキちゃんに会わせたい人がいっぱい居るんだ。」らしい。
(彼女は7こも8こも年下のアタシをちゃん付けで呼ぶ)

彼女は4500円のところ持ち合わせが足りなかったらしく2000円払って「明日また持ってくるからね」と舌を出して帰っていった。ww
リボンらしい・・・・・・。(笑)

でも、もう一言

「私今日来て本当に良かった」
しみじみとそう言っていた。


2011年03月23日(水)


 (日記) 怒


今朝や○う○TVで、ナイトゲームに関する話題を討論していた際、キツネ顔のあるコメンテーターが「飲み会や旅行は止めちゃっていいけど・・・」みたいな一言を言っていた。
「はぁっ!?」
よくも軽々しくそんな言葉が……。又そんな軽率な言葉を吐く人もコメンテーターの一人として多くのギャラを貰っている訳だ。
アタシはその一言で怒り心頭に達し、番組宛に抗議の電話を入れようかと思ったくらいだ。

それで無くとも水商売などは前々から不景気の煽りを食らって落ち込んでいる訳だし、少なからずとも震災の影響で客足が激減しており、貯金も無く営んでいる経営者は、今日一人来るか二人来るかでいつまで自分の生活を保てるかの瀬戸際なのだ。
明日の暮らしがどうなるか分からないという不安を、たくさんの経営者が抱えている。
あのコメントを聞いていた水商売や旅館などを経営している人たちは、誰もが職業差別をされているような憤りを感じたに違いない。

なにか哀しい……。
直接の被災者達や原発事故のせいで、危機にさらされている人々や農家や酪農には社会やメディアも同情的だったりするのに、本来なら人々の疲れを癒したり、楽しませてあげるために存在するはずの飲食業や旅館業などは、こんな時には見捨てられる職業なのかなぁ…と思うと、なにか哀しい……。

只でさえちっぽけな個人経営の水商売などなんの保証もなく、運営や生活に困っても借金すらもできない訳で…。
アタシ達が生きられようが生きられなかろうが今はそれ所じゃないのかもしれない。
でも、それだって水商売の皆も、今回の震災には強く心を痛め、なけなしの売上げの中から少しでも役に立ちたい…と思って行動しているはず…。
それなのに、「飲み会なんてしなくていいから」は余りの差別もいい所だ!!

アタシたちだって必死に生きていかなきゃならない国民の一員なんですよ!!!
おふざけじゃないよ!!!まったく!!!!!


2011年03月22日(火)


 (日記) 15年ぶりのビンゴゲーム


ゲームの名前は忘れたが、(多分単純になんたらビンゴだと思う)昔、よくエポックが暇な時間、亭主とマス埋めゲームをして遊んだ。
紙に大きめの四角を書きその中に縦・横4本の直線を入れて25個のマスを作る。
そのマスの中に好き勝手に1〜25までの数字を入れて行き、じゃんけんをし、勝った方から好きな数字を一つずつ言っていき、自分が言った数字にはバツを付けて消し、相手は言われた数字を丸で囲んでゆく。
縦・横・斜めに丸がかかれた数字が早く一列に並んだ方がビンゴだ。
これが結構熱くなって面白いし、時間稼ぎにはいい。
そのゲームを昨日フと亭主が思い出し「やろうやろう!」ということになってやってみた。
3回ほどやってアタシが二勝。亭主が二敗。

こういう金の掛からないゲームを楽しんでいると、少しでも不安や心配事から開放される。
被災地なんかでも紙とエンピツさえ有れば出来るので子供達にも退屈しのぎにはなると思う。良い大人も楽しめるのだから子供は結構ハマリます。

まだまだ地域的に救援物資の格差などがあるみたいで、本当に欲しい物が届かなかったりしているみたいだ。
カップヌードルなどが山積みされているのにお湯が沸かせなかったりして食べようが無いなどともニュースで言っていた。

ただただ送りつければいいというものでもなさそうで、物を送るにも考えないといけないみたいで難しいものだ。

今日は第三月曜日で店は休み。雨が降っているから洗濯も出来ないし外に出る必要も無い。今日は少し家の掃除でもして、撮り貯めしたビデオでも見て、ささやかな晩酌をしながら又ビンゴゲームでもしようかな。


2011年03月21日(月)


 (日記)私のオリジナル曲「美しく哀しい音色(おと)」聴いてください。


昨夜は震災後、初めて賑やかと言えるからくり箱になった。
コマキがPTAの帰りに5人で来てくれ、ダウアーも来てくれ、ロザリーやダウアー達と原発事故の話になり、「そう言えばマイミクの(U)君がNTの新聞を日本語に訳してくれて、物凄くすばらしい日記を書いてたよ・・・」と噂話をしていたら、そこにな、な、なんと!!その噂の(U)君と(T)君と、大好きな(S)ちゃんの3人組が・・・。
アタシが噂話をしているとその人が入ってくることが多い。と前にも日記にも書いたが昨日はまさにソレで、さすがにダウアーも目の当たりにして驚いていた。

その素晴らしい翻訳記事は、今、このパソコンがいつ止まるか分からない状態なので、火曜日に店に行った時にでも店のパソコンでUPします。

今日はこのパソコン、ミジミジの揺れ感がひときわ強く自分でも何の文字が打たれているのか読めないくらいひどいです(涙)
あぁ、まともなパソコンが欲しい・・・・・・。
なのでまた落ちるといけないので、書きたいことはたくさんあるんだけど、手っ取り早く書きます。

昨日あきらちゃんがとうとうアタシのオリジナル曲をYOU_TUBEに載せてくれちゃいました。
顔が映ってないので良いのですが、手前味噌ですけど結構良い歌だと思うので皆様聴いてくださいね。

題名は「美しく哀しい音色(おと)」と言う曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=iy80o21_g48


2011年03月20日(日)


 (日記) やった!!!日記が書ける!!


以前、1万で購入した中古のパソコン…。因みにIBMのAptiva?
試しに今つないでみたら画面全て&文字全てがミジミジと小刻みに揺れているものの、何とか日記は書けそうだ。 
(因みに我が家は5台のパソコンが有るが、全てダメでまともなのは先日圭がいじってくれたノートパソコン1台だけ)

しかし、この小刻みな揺れは何かをすれば直るものなのだろうか…日記を書きながら船酔いしそう…[m:78]

ま、アタシは日記さえ書ければ後はどうでも良いので、このパソコンが使えると判っただけで元気100倍。
これで店にわざわざ日記を書きに行かなくて済む。

昨日は3人のお客さんが来た。
全て一人なので計3組。売上げは1万足らず。
早い時間から入れ替わり立ち替わりで来てくれたので、独りの時間が無くて心強かった。

昨日来た客に例のオリジナル曲を歌ったら、今回の震災の癒し歌になるような詩を書いたらいいと言われた。
書いてみようかな……。

詩は苦手な分野だけど、書くことは好きなので何かしら書けそうな気がする。
2〜3曲かいてみようかな・・・・・・。
もしも書き上げられたら日記で発表するつもりです。(自信は無し)
その時は辛口で構いませんのでご評価くださいね。

今回の原発事故。
どんどん深刻な事態になっているが、やはり人間の驕り高ぶりが招いた史上最悪の惨事だと思う。
地元やその他の猛反対に「絶対に安全」と言う名目で造った訳だが、絶対に安全ではなかったと言う事だ。
想定外の事態が発生するかもしれないという事を、もっともっと重く考えて造らないからこういう事になる。

地震の恐怖からやっと立ち直りかけて、放射能の恐怖が舞い降り、住む場所を遠く離れなければならない人たちの気持ちをどう思っているのだろうか…。
外出を避けて外の空気をなるべく入れないようにし、家の中にいるように。
そんな事出来るわけが無い。
最悪の状況に立たされていない人間は、最悪な状況に立たされている人の気持ちや不安や恐怖など解りはしない。

ある人から官僚の家族や大金持ちの人の家族たちは既に海外に逃亡していると聞いた。
海外になど行けない貧乏人は全て置き去りだ。
置き去り結構じゃないか。
遅かれ早かれアタシだって死ぬんだもの。アタシは愛する人たちが沢山居るこの日本で死ねたら本望だ。
ともかく今は一日一日に思いを馳せながら大事に生きようと思うだけ。


2011年03月19日(土)


 (日記) 松本で深夜単独地震2回


とは言っても震度2と震度1ですが、アタシは昨夜寒かったので洋服とコートを着たまま寝ました。
最近毎日目が覚める度「あぁ今日は生きて目覚められた・・・・・・」そんな気持ちになります。
民家に温泉が湧き出たり、単独地震があれば、この地の奥深くででも何かが起こっているのは確実だと思います。

今朝は凍りつくような寒さ・・・。
そしてどんよりと不気味色な空。

昨日は息子はやはり来るのをたじろいだみたいなので、圭と色々な話をした。
従姉妹の話、外の従兄妹達の話、伯父や伯母の話、亡き従姉妹とその元夫の話、自分の母や父の話、昔あった出来事・・・などなど、ダウアーを交えていろんな話をした。

先日たった一人生き残っている一世代上の叔母から電話が来た。
長野県栄村で大きな地震があった翌日だ。
「あんた、大丈夫だったの?」
あぁ・・・、アタシの事もちゃんと気にかけてくれているのだ・・・・その事がとても嬉しかった。

日ごろカツカツの生活をしていると、もちろん東京までなど行けないし、電話するのも電話代の事などを考え、親類や何かとの接触も自然に薄れる。
でも、叔母からも心配してくれた電話があり、従姉妹の息子も顔を出してくれ、アタシは親類との縁がまだまだ健在なんだ・・・。ととても嬉しく思った。

昨日圭は10時間近くかけてくれあっちゃんがくれたノートパソコンにデータ移動やら何やらをしてくれ、パソコンを完璧に使えるように(使いやすいように)してくれた。

スイスイ大画面で動くyou_Tubeで、ケンさんの入場シーンを見た。

色々な事を振り返ってみて、アタシはやはり、とてもとても幸せな人間だ・・・・・・。
しみじみそう感じた。

いつ何があっても悔いの無い様に生きる・・・。
ケンさんの歌じゃないけど、アタシはこの先も一日一日を味わいながら楽しみながら慈しみながら生きたいな。

皆、本当にありがとう。
やはりアタシの人生縮図は人々によってに生かされるというシナリオなんだろうなぁ・・・・・・。

本当に感謝感謝です。

お待たせしました。あきらちゃんの松本場末物語 その3でござんす。(笑えます)

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1690801775&owner_id=3484372


2011年03月17日(木)


 (日記) 何か日本が大揺れで怖い。


昨夜も店に居たら震度3ほどの地震が・・・・・・。
しかも震源地は静岡。今までの地震と関係が無いとしたらなおさら不気味だ。
松本にも大きな活断層が走っていて、特に店はその真上だと聞いた。
何か日本中が荒れ狂っているみたいで本当にいつどこで何が起こるか全く解らない。
原発も日に日に不安を増すような事態になっているし、一体日本はどうなってしまうのだろう・・・・・・。

昨日、店の仕入れで足りないものを買いに行ったら、スーパーの棚が空カラ・・・・・・。
ガソリンも5リットルしか入れてもらえなかった・・・・・・。
トイレットペーパー買い占めてどうするの・・・・・・。
OILショックの時の浅ましさとまるで何も変わってないなぁ・・・・・・。

なんかこの期に及んでもまだなお我先に・・・の人々が多い事に愕然とする。
緊急時の為に買い溜めをしているのだろうが、緊急時になれば水も電気も使えなくなるだろうから米やカップヌードルいくら買い溜めしても無駄なような気がするのはアタシだけだろうか・・・・・・。
なるようにしかならない訳だから、じたばたしても仕方ないだろうに・・・・・・。

夜の街もシーンと静まり返っていて、人を見かけない。電気が消えている店も多い。
アタシは貧乏でお金が無いから、自分が生きられなくなりそうなので店を開けているが、店に一人で居ると怖さと不安で家に逃げ帰りたくなり、アタシのこの世の最期は、家で夫と一緒に抱き合って居たいなぁ・・・・・なんて、ついつい考えてしまう。
日本は一体どこに行こうとしてるのだろう・・・。

昨日はケンさんの「生きる」を、店のパソコンで聴いていたら、なんか涙がバラバラ出てきてしまった。

ほんの10日前はあんなに幸せで皆楽しかったのになぁ・・・・・・。


2011年03月16日(水)


 (日記) 明暗が分かれてくる時期。


日に日に亡くなられた方の人数が増える事をニュースで知るたび、本当にあの中で助かった人たちは奇跡だったんだなぁ・・・と思うようになってきた。
マイミクさんのご家族が地震に巻き込まれた事を知り、しかもかなり損傷が大きかった場所なので、何度か彼のページは覗いてはいたのだが、今日、全員無事だったと知り、ホッと胸をなでおろした。

良かった良かった。
本当に連絡が取れない間のお身内の気持ちは、どれほどのものかの察しはつくもの・・・。
やっと彼の心に希望の陽がさした事だろう。

助かった人に喜ぶ人、亡くなられた方に哀しむ人。
どんどん明暗が分かれていく事が、傍から見ていて嬉しくもあり、辛くもある。

改めて亡くなられた人や、大切なものをなくされた方々のご冥福をお祈りしたたい。

しかし、この地震がきっかけで救われる人も居る事だろう。
今まで全く売れなかった物が売れ出したり、潰れかけていた会社が再建できるきっかけになってくれるだろう事も複雑ながらも又事実。

終戦後の日本のように、国民皆の新たな意識や意欲や希望の源になってくれるかもしれない。

今回の地震は、史上最悪の惨事だったけど、せめて自分さえ良ければそれで良いのだというような日本になりつつあったこの国への天からの戒めとして受け取り、この事をきっかけにみんなの気持ちが一つになって、少しでも多くの人々が、人の事を尊重しあい、励ましあい、助け合い、協力し合って、日本そのものが生き直しをすようなきっかけになれる良いチャンスなのかもしれないとも思う。
せめてそのような意識に変えていかないと、亡くなられた人々も浮かばれないと思う。



2011年03月15日(火)


 (日記) わけが解らない


昨日のメールもチェーンメールの一つだったなんて・・・・・・。
親友も私も内容が節電と言う良いことだったので、まさかチェーンメールだなどと思わず、メール送信するのはお金が掛かりそうなので日記に書いた訳だけど、それすらがチェーンメールだったなんて・・・。後で教えてくれた友達が居てビックリ。

こんな状態の時でさえ、人を騙すような人が居るという現状にがっかりだわ・・・・・・。
一体誰が得するのだろうか・・・・・・。


今少し前松本でも余震があった。
グラッ!!と突き上げるように一瞬揺れただけだけど、いつどんな揺れが来るのか想像もつかないから怖いよなぁ・・・・・・。

どうか皆様色々な事に気をつけてください。


2011年03月14日(月)


 (日記) 暗澹たる気持ちと今を精一杯楽しみたいという気持ち・・・・・・


今回の地震や夫の身内に起きた出来事などで、人間は本当にいつ何が起こるかわからないと言う事をまざまざと見せ付けられた気がした。

人間は生を受けた瞬間から、誰もが死に向かって歩き出す訳で、その日がいつやってくるか、おおよその見当がつく場合もあるが、本当のところは誰にも解らない。
今回の被災者たちのように何気ない日常の中に居て、突如その時がやってくる場合もあれば、命を落とすような重大な病気になり、ある意味その日が近いという覚悟を決める場合もある。
ただ、哀しいかな死は必ず誰にでもやってくる。
死こそが人間に与えられた唯一平等のもので、外にはなにも無い様な気がする。
だからこそ、人間は日々を大切にしながら、生きている間は懸命に生きなきゃいけないなぁ・・・としみじみ思う。

今豊科に住む親友からメールが送られてきた。
内容はこうだった。


お願い

知り合いの方が関西電力で働いているのですが、その方からのお願いです。
本日18時以降、関東の電気がそこをつくらしく、中部電力や関西電力からも送信を送るらしいです。
一人一人が少しの節電をするだけで、関東の方の携帯が充電を出来て情報を得たり、病院に居る方が、医療機器を使えるようになり救われるそうです。
出来るだけ多くの方に送信をお願いします。


と言うことだった。

今こそちりぢりになった国が一つになって、助け合う事、協力し合うことの必要性と重大さと心地よさを教えてもらえる機会なのではないかと思う。
どうかアナタもこの伝言を出来るだけ多くの方に送信してください。

昨日はあきらちゃん、MrJ、なかじくんのトリオと、(T)さん、ダウアーなどが店に来てくれた。
日本中が大変な今のこの中、アタシたちは自分に生があること、今を生きられている事、ものを食べられる事、時を楽しめる事に感謝しながら、時間を共有した。

暗澹たる気持ちと、少しでも今ある人生を有意義に楽しみたいという複雑な気持ちを誰もが持っていたと思う。
時にしんみりしながら、時にはじけて、生きていることのありがたさを身に沁みて感じた夜だった。



2011年03月13日(日)


 (日記) ニュースを見て愕然とするばかり・・・・・・。


アタシは大地震の経験も無いのに、異様に地震が怖く、昨日の震度3ほどの地震でもオタオタしてしまうくらいだが、今朝一夜明けてニュースを見て、あまりの事に愕然としている。
日本中が大変な事になっているではないか・・・・・。

こんな時には何をどう書いても奇麗事、他人事としかうつらないだろう・・・・・・。
取材陣が「今どんなお気持ちですか?」
と被災者にマイクを向けている姿に、失望や憤りしか感じられない。

夜中に長野県でも大きな地震があったようだが、幸いにもアタシは気付く事もなく熟睡していた。
とりあえず我が家は何の被害もなく、壊れた物のひとつも無い。
しかし、このような状況では、いつどこで誰の身に何が起こるか解らない。
今が無事でもいつどうなるかなど誰にも解らない。

まるで日本国中が大きな禊に遭っているみたいだ。

ただひたすらみな様のご無事と、みな様のご家族のご無事を願う事しか出来ない。
自然の怒りに対しては、あまりにも人間は無力だな・・・と思うばかり。



2011年03月12日(土)


 (日記) してやられた!!! 人生最大級のサプライズ!!!その2


ウチの店は、殆ど最初は一人一人のお客さんが「怪しげだけれど、どんな店なのだろうか・・・」と興味を示して恐る恐る入ってくるようで・・・・・・。
お姉ちゃん目的でスナックと間違えてドアを開けてみた人などは「あっ、店を間違いました」とアタシの顔を見るなり、そそくさとドアを閉めて逃げて行ってしまう人も居るが(失敬なやっちゃ・・・!!取って食おうなんざ思っちゃいないさ!このアンポンタン!!)

でもドアを開け、そこで踏みとどまってくれた人は、男女を問わず次に又来てくれる場合が多い。
そしてウチの自慢は女性客が半々くらいな事。

アタシは店対客という壁を取りはずし、お母さんの台所に息子や娘や近所の友人が寄り集まる・・・と言うコンセプトで店を始めた訳で・・・、アットホームさと気楽さが売りなのである。
なので、最初は一人一人だったお客さんがいつか知らぬ間に、仲間になっていると言うことも多く、アタシ抜きで楽しんでくれていたりするのを横目でチラ見しながら料理などをこさえているのがとても好きなのだ。

時々その和を崩してしまうようなお客さんも居て、いくらお金遣いが良かろうがハンサムだろうが、地元で偉い人だろうが、あの店にそぐわないと思うと追い出してしまう事も有る。
やはり店のルール(皆で仲良く)や、雰囲気を重んじてくれる人しか入れたくないという強気な商売をしているので、お客さんの数も限られてしまうのだ。

でも、ケンさんの店もそうであろうと思うのだが、やはりデリカシーの無いお客さんや空気を読め無さすぎるお客さんは入れたくない。
平和に楽しんで他人の事や気持ちを大事にしてくれる人・・・・・・。
そんな人たちだけにあの店に居て欲しい・・・・・・。


ケンさん、エビさん、メイさん、のりちゃんさんは異次元から降りてきた魔界の住人なのでww、松本の地元常連から見ればかなり異色な方々なので、アタシや亭主も含め、最初はどう対応して良いのか皆が緊張気味だったのだが、30分後には人類皆兄弟とばかり和気藹々のノリになった。
そして店1時間後には店全体が一体となって盛り上がり始める。

そこいらで、ケンさんが「マキュ!! オリジナルを歌いなさいよオリジナルを・・・」と声をかけてくれたので、恥ずかしながら披露したら、案外好評だったのでホッ!!と一息。

ケン君ありがとうね。忙しいので大変だったろうに、アナタのお陰で忘れかけていたあの歌が復活できてとても嬉しかったです。
アナタにも魔界の住人達を是非是非紹介したかった・・・・・・。(涙)

その後の2時間目以降は、個人個人の勝手気ままなショータイムが始まり、一人一人が歌うたびにキャ〜キャァ〜歓声が上がり、徐々に止めを知らぬランチキめいた飲み会に・・・・・・。

やはりあの店は松本にして松本にあらず、ゴールデン街か鶯谷かと言う雰囲気に・・・。
ケンさんも一人一人と触れ合ってくれ、皆一気にケンさんの大ファンに。
魔界松本支部の狂乱の宴も最高潮に・・・・・・。

やがて12時を告げる金と共に、魔界の住人達は悪の巣に帰られて行きました。
アタシの予想通り、道案内役のダウアーが魔界にチョイ拉致されたようだけど、どうやら無事に帰されれたようで安心です(笑)

次の日に15年も行けていない松本の高級レストランに、アタシタチ夫婦も誘われていたのだが、亭主の膝に水が溜まりパンパンに腫れてしまって動けないからマキュだけ行って来てと言う。
高級料理と亭主の膝の痛みをハカリに掛け、ギリギリまで悩んだ挙句亭主を取ってご辞退させていただいた。
アタシは偉い!!

もう前夜のサプライズで十分すぎるほど幸せだった。
あまり一度に良いことが有り過ぎると怖くなる。


後々嬉しいメールやお電話やコメントをたくさん頂いた。

「人間のつながりに対してこんなに感動した事はなく、泣いたり笑ったり忙しい夜でした」

「マキュキュは凄い!! マキュキュに会って居なければ、あんな感動味わえなかった」

「凄かったですね!! 未だに信じられません」

「マキュキュがケンさんという人間性に憧れていた気持ちがとてもよく解りました」

「あの店は絶対に辞めちゃダメ!! マキュキュは今凄い良いオーラが出始めてるからどう転ぶか解らないよ」

などなど・・・。

アタシは己をよく知っているつもりだし、根っからのぐうたら人間でだらしなく、何もかもが中途半端で、あまり自分自身に自慢できるところがないのだが、日記を長年書いてきたお陰で、様々な人々と出会え、繋がってこられた。

好きこそ物の上手なれ、とはよく言うが、あんなに幼稚でこっ恥ずかしかった文章も、徐々にちゃんとした大人の人にほめてもらえるようにはなって来た。
多分、文章を書いていなかったら、ケンさんやべーやんさんやスローダンサーさんなどのそうそうたる人々とも出会えなかったと思うし、こんなにたくさんの友達も出来なかったと思う。
なのでコレからも日記でアタシの状況を包み隠さずご報告していこうと思う。

しかし、アタシは本当に幸せ者だ。
様々な人がこんなアタシを懸命に生かそうとしてくれている。
アタシはそんな人たちに今はまだ何も返す事が出来ないが、せいぜい凹んでいる人や淋しい人や今が辛い人たちが、アタシの日記を読んでくれることで、少しでも笑顔を浮かべてくれれば嬉しいし、アタシが皆にしてもらったように、いつか目の前で苦しんでいる人の助けや慰めになれたら嬉しいと思う。

店を辞めたと書いてしまってからから起こり始めた不思議な嬉しい事の様々を振り返り、総纏めで、最後の最後に、こんなとてつもない大きなドッキリサプライズがあり、もうこうなればアタシは店を続けるしか行き場所はないだろう!!!!!! と言う気持ちになった。

新宿の魔界住人達も、上田の神様軍団も、地元の神様軍団も、人数を増やしながら「辞めるな!」コールを送ってくれているような気がするからだ。

どうか皆様これからもマキュキュのからくり箱を応援してください。
皆様のご期待に少しでも添えるよう、アタシはできる事であれば何でもしますから・・・・・・。

ケンさん、エビさん、メイさん、のりちゃんさん、そして上田のあきらちゃん、なかじ君、シャクさん、今回は本当にありがとうございました。
あなた達はからくり箱の七福神です。

そしてそのケンさんに引き合わせてくれたtakami、本当にありがとう。


翌朝窓を開けてみれば一面の銀世界。
魔界の方々が無事に帰れるか心配したが、ケンさんから夕方帰宅したと連絡が・・・・・・。

本当に素晴らしいかけがえの無い一日を下さってありがとうございました。

なんだか文章が長すぎてしまい上手くまとまりませんでした。


2011年03月08日(火)


 (日記) してやられた!!! 人生最大級のサプライズ!!!!! その1


何をどう日記に書いてよいのか、まだ心の整理もつかず、今も夢の中に居るような不思議な感覚・・・・・・。
あまりにも凄すぎて、昨夜のことが現実だったのか幻だったのかさえ解らない・・・。

ともかく昨夜は、アタシが五十五年間生きてきた中で、人生最大級のサプライズを体験させてもらったことだけは確かなのだが、しかしほっぺたを抓り、嘘でしょ?! 信じられない!!いや、有り得ない・・・!! と、今もそんな思いだけが頭を巡り続けている。

昨夜はアタシも亭主もからくり箱の常連達も、誰もがバイオリニストが来るとばかり思っていた。

今回のイベントの世話役をかって出てくれたあきらちゃんが「そろそろ(A)さんをお迎えに行ってきます」と行って出て行き、皆ワクワクしながら待っていた。
そして店のドアが開いた途端、アタシは「ケンさん〜〜っ!!!!!!!」と悲鳴のように叫び、訳が解らず、後はもう滝のように涙が流れて嗚咽のしっぱなしになった・・・・・・。

な、な、な、な、な、な、なんと!! アタシが最も憧れていて、一番店に来て欲しいと願ってやまなかった若林ケンさん本人がご登場して来るではないか!!
「うそぉ!!」と主人も唖然。どよめく店内。
そしてケンさんのオンステージが始まり、皆、ケンさんの歌に引き込まれ釘付けに・・・・・・。

元々今回の7周年イベントをプレゼントしてくれたのは、実はケンさんとそのお仲間達。
先日あきらちゃんが来てくれた時、「ケンさん自身は来られないみたいだけど、ケンさんの仲間たちと、やはりケンさんの友人のバイオリニストがマキュを励ましに来るから日曜日に店を開けてくれと言っている。」という話は聞いていた。
それ自体が信じ難いお話なのだが・・・・・・、それどころの話ではなく「松本で頑張っていながら、今、失意のどん底に居るマキュキュが一番喜ぶ事は・・・・・・」そんなTV以上のドッキリ計画がアタシの知らない所でヒソヒソと進んでいたとは・・・・・・。
あきらちゃんたち上田メンバーも皆がグルで、知らなかったのはアタシと亭主と松本の常連達だけだった。

からくり箱の常連も、まさか松本のあんなチッポケな場末(東京組みはバマツと言っている)の潰れかけの店で、まさか若林ケンさんともあろうお方のライブを聴けるなどとは想像も付かなかったであろう。
昨年の京王プラザでのクリスマスディナーショーは3万円。
とても手が届く金額ではなかったのでアタシも泣く泣く諦めたようなお方である。


アタシだって自分の店でケンさんがライブをしてくれる・・・なんて・・・思える訳も無い。

3年前、ケンさんの著書に出会った時、アタシに戦慄が走り、「この人とアタシはどこかがとてもよく似ているのかもしれない・・・・・・」そんな郷愁にも似た想いが過ぎった。
この人の人生を聴きたい・・・。この人にいつか逢いたい・・・。この人の歌を聴きにお店に行きたい。何が何でも夢を叶えたい。
その思いが一際強く、いつも心の中に在った。
その夢が去年叶えられ、ケンさんとマイミクになれただけでもアタシは幸せだったのに・・・。

やはりケンさんはアタシが心の中に思い描いた通りのお人柄だった・・・と改めて思う。
アタシの人間の心を読み取るある種の感覚は、やはり間違っていなかったとも・・・・・・。
そしてそんなケンさんなので、ケンさんのお仲間達も皆さんとても温かく、優しく、切なくなるほどに愛しい人たちが多いのだろう・・・。
人の苦しみや絶望や哀しみを解ってくれる人たち・・・・・・。
そんな人を何とか笑わせてあげたい・・・、喜ばせてあげたいと、願い、実践してあげようと少年のような悪戯っぽい笑みを浮かべながら企てる人たち・・・・・・。

アタシは本当の芯からの優しさと言うものは、決して順風満帆な暮らしや経験からは生まれないのではないか・・・と思う。
本当の優しさは哀しみこそが作るものだ。アタシはそう信じている。
どこかに絶望や失望があり、身を切られるほどの切なさや、痛みや、哀しみの経験を持って、初めて優しさは生まれるものだと思う・・・。
どこかピエロにも似た切ない悲哀愛(今作ったアタシ語)を心の中に温めている人たち・・・。
そんな人たちに出会うたび、アタシは強く惹かれてならない。

昨夜はそんな大きな心を持った人々が、あんなに小さなからくり箱の箱の中に一つに納まり、物凄く感動的な一夜を繰り広げる事になったのだ。

(後半は明日に続く・・・)











2011年03月07日(月)


 (日記) 昨日はメリー&春ちゃん夫妻6年ぶりに再来店。


ここ最近エポック時代の常連が・・・、しかもチョットやソットの常連などではなく、当時一週間の半分は入り浸っていたような半住人的常連が、今更になってからくり箱に舞い戻ってくるようなことが立て続けに起きている。
昨日はメリー&春ちゃん夫妻が6年ぶり(ww)に来てくれた。(春ちゃんはからくり箱には初来店)

メリーと言うのは立派な男である。しかもかなりいかつい体つきのオトコだ。
彼が高校時代、仲間内で如何にも似つかわしくないあだ名を付けよう・・・と言う事になり、メリーになったそうで、未だ知る人ぞ知る彼のあだ名として、使う人は使っている訳である。
そして昨日日記に書いた音楽家、ケン君の同級生である。
ケン君をアタシに紹介してくれたのもそのメリーなのだ。

メリーはポストマン。
局に入社した直後からエポックに来ていて、当時はメリーが18〜9才。アタシャ三十路の一歩手前。
そんな頃からの付き合いであり、彼等が結婚した時もアタシの店で結婚式の二次会をやってくれたような仲。
今はかなりお偉いさんになっている。

しかしからくり箱には開店直後に3度ほど来てくれただけで、その後はプッツリとご無沙汰だった。
(冷たいやっちゃなぁ・・・)とは思っていたのだが、つい最近、彼の職場のお仲間が、メリーを知ってる店とは知らずにフリーで入って来てくれたのが去年の暮れで、からくり箱を気に入ってくれたらしく、その後2度3度と通ってくれつつあり、勤め先を聞いてみれば、ポストマンだというのでメリーの事を話してみたら、彼の直属の上司だったと言うではないか・・・・・・。

きっとその話がメリーに伝わったのだろう・・・・・・。
そんな事で急にアタシの事を思い出したらしく、何でも昨日は娘さんの誕生日だったらしいのだが、夫婦で松本の劇場に宝塚を見に行った帰り、自宅に電話をしたらお祖母さんが電話に出て、「子供達はもう勝手に遊んでいるから大丈夫よ」と言うことなので、もう一軒行こうと言う事になり、じゃぁ、マキさんの店にでも行こうよ・・・と正に話し合っていたその時、アタシから着信があって飛び上がるほどビックリしたそうだ。
(アタシがシンクロイニシティを起こす場合もあるみたいだww)
アタシは呼ぶつもりではなく、たんに今日の7周年の事を話すつもりで電話をしたのだが・・・・・・。(笑)
「今マキさんの店に行こうと言ってたところだからコレから行くね・・・・・・」との事。
渡りに船とはこういうことを言うのかな・・・。

メリーたちが来るまで店には誰もいず、メリーたちと「懐かしいねぇ〜」だの、「しかしアンタは冷たいね!!」だの、互いの近況報告をし合いながら飲んでいたら、そこに地元の小学校のPTAたち5人連れが・・・・・・。

昨夜はメリーたちと再会した事で舞い上がり、すっかり忘れていたのだが、このPTA達の中にも、メリー繋がりといえば繋がりの人が一人居るんだった・・・・・・。

メリーのもう一人の同級生に(Y)と言う男が居て、(Y)は定期的に店に来てくれているのだが、以前(Y)が連れてきてくれた中の一人が昨日のPTAメンバーの一人なのである。
(Y)から枝葉に分かれ、つい最近、PTAの会合の後に「そう言えばこじんまりした良い店があるんだわ」と皆を連れて来てくれ、かなり盛り上がり、昨日がそのメンバー二度目の来店だった。
昨日のうちにその話を思い出していたらもっと盛り上がっていた事だろう・・・・・・。
アタシャ最近、アルツハイマーかアルチューハイマーかは解らねど、物忘ればかりしている。

このPTA集団、不気味なほど皆歌が上手く、又メリーも不気味なほど歌が上手く、そこにやってきたのがこれまた歌がプロ並みの事務長・・・・・・。
なので昨日のからくり箱は、歌手デーのような日だった。
昨日はきっと店の外を通りかかった人は思わず立ち聞きしてたくなるんじゃないか・・・と思うほど、歌の上手いメンツが揃った事になる。

メリーは最近自宅の庭にスモーク小屋を建て、ビーフジャーキーやら鳥のささ身のスモーク作りに嵌っているらしく、今日は家で飲み会があるのでパーティーには来られぬそうだが、ビーフジャーキーなどを7周年のお祝いに少しだけだが届けてくれるそうなので、皆様に一口ずつおすそ分けしようと思う。

メリーが今度、「局の人間で飲み会をする仲間が10人ほど居るんだけど、この店でいつもやろうかなぁ・・・」と、言っていた。

そうです!!そうです!! そういうメンバーが一月に1組みか2組居たら、店を閉めないで済むのです。

何か、最近の出来事の一つ一つが、ぐうたら神が店を辞めるにゃまだまだ早すぎる!! とブレーキをかけてくれているような気がする・・・・・・。

綺麗に離れ離れになった人はいつか必ず戻ってくる・・・・・・。
と、いつか誰かから聞いた事があるのだが、今アタシにはそんな事がとても実践されているようで納得できるのだ。

さぁ、寝ても覚めても、泣いても笑っても、いよいよ今日は7周年の本番だ。
この後徐々に準備に取り掛かるとしよう・・・・・・。


2011年03月06日(日)


 【愛猫日記】その他。 金蔵寒さがてきめんだなぁ・・・。


金蔵が今朝から又頻尿に・・・・・・。憎むはこの異常な寒さだ。
金蔵の為に昼間の暖かいとき意外はフル回転でファンヒーターをつけていないといけないのだが、昨夜は店から帰ってバタンキューで寝てしまい、目覚ましをかけるのを(延長ボタン押しのため)忘れていた。
金蔵には寒さがてきめんだ。
お金が最も無い時期、一番あわただしい時期に限っていつもこのように頻尿に・・・・・・。(困)
金蔵の名前の由来知ってる?
金の蔵が建つようにお金持ちになりたくてつけたのにぃ・・・。金食い虫でいけない。(暗)

金蔵、まともに座ることすら出来ず、こんなふうに痛そうに両足を上げながら不安定な格好で座っている。(可哀想で見てられんなぁ・・・・・・。)
動物病院が開くのを待って即、連れて行かないとね・・・・・・。
アタシは歯医者、金蔵は動物病院と、親子で今日は医者のハシゴだわい。(苦笑)
どうしてもアタシの人生、嬉しい事だけが立て続いてはくれず、一難去って又一難と、こうもご丁寧に表裏一体に出来ているのだろうか。


サテサテ話は変わるが、昨日はあきらちゃんの顔を又拝む事が出来た。
6日の日の為のちょっとした下準備と打ち合わせを兼ねて、ついでに食事もしてくれたのだが、もう一つオマケに我が麗しき恋物語を歌ってもらい、アタシのも聞いてもらったら「素晴らしい!!」と言ってくれた。(ヤッタネ!!)
でも、まだ音程が不安定な箇所2〜3あり・・・・・・。(焦)

昨日はグンと寒くなったせいで、客足も鈍ったが、母の代からの(T)さんと、遅がけに(K)さんが来てくれた。
この(K)さんの事は先日日記にも書いたが、若い頃荒れていたのだが、母から褒められやる気になり、今の地位や収入をきづくきっかけになったと言う人だ。

昨日も散々二人で60年代70年代の洋楽ポップスを「あ、それ良いね!良いね!」と歌い合い、とても楽しい時間をすごし、お会計3500円ほどなのに一万円置いてってくれた。
そのお金はきっとぐうたら神が金蔵の頻尿を見込んで払わせたのかもしれないなぁ・・・なんてちょっと感じてる。(笑)
しかし、所詮行って来いな訳なので、アタシの財布にはとどまってはもらえないお金なんだよなぁ・・・・・・(ぐうたら神のケチ!)

(K)さん、カラオケのランクをもう少し上げようよ・・・。って言ってたので「じゃぁ、カラオケ部のスポンサーになってよ」と言ったら「まぁまぁ、そういう手もあるな!」と笑っていた。
ひょっとしたらひょっとする?(笑)

いよいよ、バイオリンが奏でるシャンソンの夕べが明後日に迫った。
以前ケンさんの店に行く日がさし迫り、楽しい時間帯なんてあっという間に過ぎてしまうので、その日がが来るのがもったいないと言うような日記を書いたが、今もそんな心境だ・・・・・・。
祭りの後の寂しさはなんとも言い難いもの・・・。

6日が明後日のまま、ずっと期待に胸を膨らませながら日々を居られたら良いのになぁ〜。



2011年03月04日(金)


 (日記) 昨日は調合合体な一日だった。


店の口開けが年増の女性客だと、その日は繁盛する・・・・・とは、昔から伝わる水商売の縁起かつぎみたいなものらしいが、昨日はそれに輪をかけ不思議をプラスしたような日だった。

最初にドアを開けたのは20年来の友人(M)さん。アタシより4つか5つ年上。
彼女は昔の仕事の先輩でもあり、アタシが仕事をやめた後もずっとお付き合いが続いてる。
互いの20年間に及ぶ人生の春夏秋冬を全て知り尽くした仲だ。

いつもは車なので飲まずに食事だけしに来るのだが、昨日は珍しく食事をかねて飲むという。
ご注文はキムチ鍋と豚の角煮。

そこでアタシもビールをご馳走になり、二人で世間話をしながら飲んでいた。
「今日は口開けが女性客だから店が良くなるかも」と言ったら
『えっ? そうなの?』と(M)
「うん、昔からの水商売のジンクスみたい・・・。しかも年増の女性だと尚更良いみたい」
『私は年増じゃなくて、もう姥桜だわよ・・・』
そんな謙遜をする彼女は頭も良く、繊細でオマケに美人で(スザンヌ系美人)とても還暦には見えない。
清楚な中にも魔性を隠す、オトコが放っておかないタイプ。

二人で近況報告をし合いながら飲んでいると、そこに訪れたのは役所づとめの常連(Y)ちゃん。
袖触れ合うも多生のなんとやらで、アタシは初対面同士の一対一のお客さんが居れば、当たらず障らずの範囲内で軽く紹介し、仲間にさせちゃうので、直ぐに気を許し合い、世間話などを始めてくれる。(コレ、一人経営のアタシの手口ねww)

松本は狭いもので、話の成り行きで互いの知り合いに同一人物がいたらしく、話が盛り上がってきた。(へぇ〜、あの人の事を(M)も(Y)ちゃんも知ってるんだ・・・。松本は狭いのぉ〜。でもシメシメ・・・これで他にお客が来てもアタシはその客の相手が出来る・・・)
こういう下準備をしておくと、次回顔を会わせた時に「あぁ、先日はどうも・・・」ってな事になって、アタシ抜きでも勝手に会話が弾んでくれて、アタシャ料理作りなどに没頭できるのだ。
もちろんそれが難しそうな相手には気を使うが、大抵は自然にお客がお客の相手をしてくれるようになる。

しばし3人でぺちゃくちゃ喋りながら飲んでいて、(M)がおなかも気持ちも満たされたと帰ってゆき、(Y)と飲みながらやはり世間話をしているとそこに亭主から電話が・・・・・・。

「マキュキュ又携帯忘れてってるし・・・。今(T)から電話があってこれから行くってさ」
『何人で来るって?』
「そこまで聞いてないけど、直ぐに行くってさ」

(T)はアタシの執刀医でもあり今やS大の教授様。
つい先日も来てくれたばかりである。

そして程なく(T)と連れの女性の二人組みが来たと思いきや、な、な、なんと、(Y)ちゃんと(T)は高校の同級生で、33年ぶりの再会だというではないか。
「いやぁ〜、久しぶり〜!!」って事で、盛り上がる盛り上がる。
互いに互いの高校時代の逸話をアタシにチクリ合い、和気藹々。

実はアタシは前に(Y)ちゃんから(T)が同級生だって事を聞いてはいたのだ。
なので「今度(T)が来たら一緒に飲もうと言っておいてよ。」とも言われていたのだ。
なんてぇ〜ことはない。それをアタシがすっかり忘れていただけの事で、昨日のシーンを見て改めて昨日思い出した訳だ(笑)
二人とも常連で、お互い何度も来ているのに、この7年間で昨日初バッティングしたのも奇跡っちゃぁ〜奇跡な訳で・・・・・・。

そしてその後(T)ちゃんの仕事関係の(U)君と(T)君コンビも参戦し、それからは飲めや歌えの大盛り上がりになった。
(U)君と(T)君もつい先日来てくれたばかりだ。
そして又(U)君と(T)君も、元々はまったく個別で来ていたお客であり、(U)君と(T)ちゃんが同じ職場の関係者だと言う事は、ずっと後から知った事である。

アタシは其々と個別に繋がっていたのに、その人とあの人も繋がっていて、又あの人とこの人も繋がっていて・・・・・・、ややこしや〜[m:72] ややこしや〜〜〜[m:71]

でもまぁ、そんな事はどうでも良い訳で・・・・・・。皆で楽しく愉快に旨い酒が飲めれば、めでたしめでたし。


何か昨日は人類皆兄弟・・・みたいに、其々が皆どこかで繋がっていて、あの超狭いからくり箱で調合合体したみたいなオモシロイ一日だった。


2011年03月03日(木)


 (日記) 泣いてやんの・・・


昨日は僅かな亭主の給料を、あちこちの支払いに当てたら、半分も払いきらない内にもうスッカラカンに・・・。
とどまってくれる一瞬の隙もなし・・・。

オマケに昨日の松本は夕方になって、雨から雪に・・・・・・。
(あぁぁ・・・、魔の火曜日でしかも雪か・・・・・・)
そんな独り言を呟きながら、お茶っ挽き覚悟で店に出る。

そんなところに救世主の石ちゃんが・・・・・・。
彼は去年の10月頃に初めて来てから常連になってくれたお客さんで、彼が来ると5リットルの生ビールが一樽空くほどのビール好き。
アタシにもどんどん飲ませてくれる人なので、何とあの安い店でも一人で7000円くらいはいつも使ってくれるのだ。
昨日も二人で合計15杯のビールを飲み、付き出しを食べ、餃子を食べ、豚の角煮を食べてくれて、チョイカラオケ・・・・・・〆て9300円ナリ
一万円置いてってくださった。

途中で「ねぇ、この店の長所ってどんなところ?」と聞いてみたら。

「なんか、松本には有り得ないアンダーグランドの香り・・・と言うか、浮世離れした店の雰囲気かなぁ・・・」ですって。(コレは褒め?)
彼に言わせると新宿のゴールデン街にありそうな店らしい・・・。
なので、お客さん側もチョット風変わりな人ばかりが好んで来るのだろう・・・・・・(?)

たくさんご馳走してくれたほんのお礼に、覚え立ての「我が麗しき恋物語」を、心情を込めて歌ったら、石ちゃん、泣いてくれてた・・・・・・。

と言う事は、この歌もだんだんサマになってきたということなのかな?


アタシがこんなに太ってきたのは、きっと石ちゃんのせいだ。


2011年03月02日(水)


 (日記) 昨日の事etc・・・etc・・・etc・・・・・・


昨日は我が親愛なるユッコとコマキ、そしてアタシの3人でランチをしにいった。
松本駅前のちょっとした高級料理処で、ミニ懐石をいただいたのだ。

本当は去年越しの約束だったのだが、去年も暮れに押し迫った頃、ユッコが少しばかり深刻な病気になり、「そこから生還できたら来年3人で改めて快気祝いの食事会をしようね・・・・・・。」と、先伸ばしにしていた約束だった。

ユッコは心配をよそにぐんぐん元気になり、それが昨日叶い、ユッコの快気祝い&コマキの子育ておおむね卒業式、アタシの店の7周年を兼ねて3婆トリオのランチ会になったのだ。
(コマキをそこに入れるのはチト可哀想か・・・・・・)

そして何故かそのお食事代&ノンアルコールビール代金を、本来一番奢って貰わなきゃならないはずのユッコ本人が払った・・・・・・(笑)
その後はユッコの家に行き、コーヒー&ぺちゃくりタイム・・・・・・。

何だかんだしている内に、昨日はコマキの弟らっくんが、アタシ等夫婦の為にオークションで落としてくれた車をわざわざ静岡まで取りに行ってくれたのだが、その車がコマキん家の駐車場に着いたと言う事なので、亭主を乗せてコマキの家に取りに行き、アタシは止めておいた自分のボロミラに乗り、亭主は初対面の軽に乗り、夫婦で連走しながら我が家に向かったのだ。

そして亭主のお下がりのトッポは、マイミクでも常連でもあるサザエ君が貰い受けてくれる事になっていて、昨夜そのサザエ君が一人の友人を連れて飲みにきてくれたので、しかもまだ酒は飲んでいないということなので、事はついでとばかり、アタシのボロミラに二人を乗せて家までの地図を書き、亭主のトッポを取りに行かせ、代行で帰す事になった・・・・・・。

なので、昨日一日で、我が家の駐車場にはグリーンのトッポから紺の軽(車名すらまだ解らないww)に入れ替わったお姿が・・・・・・。
店に戻ってきたサザエ君と、サザエ君の友人(X)と、改めて三人で乾杯した。

昨日は食べ物が良く出た日だった。
二人とも腹ペコだったみたいで、良く食べる事食べる事・・・・・・。

付き出しの、豆腐と白菜とニラと豚肉の旨煮。
ポテトとオニオンのチーズ焼き。
豆腐のにんにくバター焼き。
カレーうどん。

二人はそんなものを「超〜〜〜〜旨めぇ〜!!」を連発しながら食べ、アタシにもビールをおごってくれ、3人で和気藹々とおしゃべりしながら飲んだ。
そしてその二人が代行を呼び、代行待ちをしている間に、な、な、な、な、なんと!! 長い事雲隠れをしていたTakamiが・・・・・・!!!!!

「Takami〜〜〜〜〜〜!!!」
『マキュキュ〜〜〜〜〜〜ッ!!』
とハグハグし合い、約二年ぶりの再会を喜び合った。

そこでサザエ君たちはTakamiにバトンを渡して帰っていった。


このTakamiこそ、からくり箱に集う様々な生き神様の一人なのである。
3年前、若林ケンさんの著書をアタシに貸してくれ、アタシにケンさんと知り合うきっかけを与えてくれた結びの神なのだ。

「どうしてたのよ〜!! 久しぶり〜。先日来るって言ってたのに来ないから、心配してたじゃないのぉ〜!!話したい事山積みだったんだから!!もう・・・・・・」

そんな会話から、ケンさんや、ケンさんのお仲間や、やがてはつかこうへいさんの話しになり、3月6日の話になり・・・・・・。
昨夜はこれぞ「語り処 からくり箱」の真骨頂みたいな夜になった・・・・・・。
Takamiもつかこうへいさんの芝居にチョイ役で出演してた事は昨夜初めて知った・・・・・・。

散々語り合い、シャンソンを歌い合い、(Takanmiは、もの凄く心を込めた良い歌を歌うんだ・・・・・・。そして曲の趣味がとても合う)
さんざん二人で飲み明かし、気がつけば又もや2時半・・・・・・。

「3月6日は何があっても必ず顔を出すよ」と約束して別れた。

Takamiに
「こんな松本の辺鄙な場所にあるこんなババッチィ店に、今ものすごく有り得ない不思議なことばかり起こっていて、アタシはキツネにつままれているような気分だよ・・・・・・」
と言ったら

「それはマキさんが損得抜きで何かを与え続けてきたからだよ・・・。僕だって沢山のものを貰ってるじゃない」
なんて事を言っていた。

中々洒落たこっつら憎い事を言うじゃんか・・・・・・。
そんな台詞、一体どこで覚えたんだ?(o^―^o)


2011年03月01日(火)

My追加
☆優しいあなたは両方 クリック してくれると思うな〜☆ 人気投票ランキング
初日 最新 目次 MAIL