マキュキュのからくり日記
マキュキュ


 【愛猫日記 その14】 マネッコチブチ


昨日、アタシが店に居る時間、すごく面白い事があったと亭主が今朝話してくれた。

夫と金蔵とチブチの生活拠点は居間である。
夫はいつも居間に置いてあるソファーベッドで眠っている。
そしてミュウー婆さんはアタシの寝室とパソコン部屋が生活拠点なのだ。
だから、夜はアタシの寝室のドレッサーの上で眠りながらアタシの帰りを待っているという感じである。

なんでも昨夜、夫の寝入りばな、どうも金蔵が居間のふすまをこじ開け、ミュウー婆さんにちょっかいを出しにアタシの寝室に脱走したらしく、ミュウー婆さんの悲鳴にも似た声に飛び起き、「コラッ!! 金蔵!!」と一喝したそうだが、戻って来ず、チブチの姿も無く「あぁあぁ〜、チブチまで脱走しやがった!! どこかに潜り込んだら探すの大変だわなぁ・・・」と、ブツクサ言いながらアタシの部屋に行ったらしい。

金蔵はアタシの事はオモチャ代わりか同等だと思っているので、ナメ切っているのだが、あれでも亭主には一目置いている。
夫の一喝はツルリ・・・・・いや・・・、ツルの一声なのだ。
アタシの部屋に行き「コラ“〜〜〜ッ!!」と一怒鳴りしただけで、金蔵が一目散にすっ飛んで居間に戻ったそうなのだが、その時チブチも金蔵の後を追いかけて一目散に戻ったそうで、ミュウー婆さんは何事が起こったのかと言うようなスットンキョウな顔をして、目で二匹の姿を追っていたらしい。その一連の出来事が可笑しくて可笑しくて、亭主はしばらく笑いが止まらなかったそうだ。
「おかげで真夜中のチブチ捜索をしなくてすんだわ」と、亭主が苦笑い。

金蔵が水を飲めば水を横取りして飲み、エサを食べればえさを横取りして食べ、アタシと金蔵がジャレてればアタシを横取りし、チブチは何でもかんでも金蔵の真似をしたがる。
人間の子供となんら変わりないなぁ・・・・・・。ほんに猫って無邪気で憎らしいほど可愛い。
シュバイツァーの名言じゃないが、「私の艱難辛苦(かんなんしんく)を癒せるのは、猫と音楽だけだ」という言葉、アタシも深く深く共感する。

後2日とチョイでチブチが居なくなる。
暫くは3人とも(金蔵とアタシと亭主)ペットロスのような状態になるのだろうなぁ・・・。
居れば手を焼き、追い掛け回し、家の中は二匹の鬼ごっこで現在手のつけられないほどの悲惨な状態である。
コレでやっと解放されると思うとヤレヤレである。
なぁ〜んて強がりを言うものの、本当は寂しくて寂しくて仕方が無い。人間には何で情などと言う、うっとうしく煩わしい感情が有るのだろうか・・・・・・。

しばしチブチどもから離れて、とても心を打たれた詩を紹介したい。
コレは今日、あまりに感動し、朝っぱらから泣かされたので、仕返しにコマキの日記からかっさらってきたのだ。(o^―^o)
アタシはこの詩に深く、重く共感し、つくづく、本当に心からそう思うよ・・・・・・と独り言を言ってしまった。

相田みつをの詩だそうだ。
この人の言葉集はアタシもかなり読んだが、この詩は初めてだったなぁ・・・・・・。
物凄く魂に染み込むいい詩だ・・・・・・。


『つまづいたおかげで』

つまづいたり ころんだり したおかげで
物事を深く考えるようになりました

あやまちや失敗をくり返したおかげで
少しずつだが
人のやることを 暖かい目で
見られるようになりました。

何回も追いつめられたおかげで
人間としての 自分の弱さと だらしなさを
いやというほど知りました。

だまされたり 裏切られたり したおかげで
馬鹿正直で 親切な人間の暖かさも知りました
そして・・・
身近な人の死に逢うたびに
人のいのちのはかなさと
いま ここに
生きていることの尊さを
骨身にしみて味わいました

人のいのちの尊さを
骨身にしみて 味わったおかげで
人のいのちを ほんとうに大切にする
ほんものの人間に裸で逢うことができました

一人の ほんものの人間に
めぐり逢えたおかげで
それが 縁となり
次々に 沢山のよい人たちに
めぐり逢うことができました

だから わたしの まわりにいる人たちは
みんな よい人ばかりなんです





2010年07月30日(金)


 【愛猫日記 その13】 やはりロミオとジュリエットだなぁ・・・


「マキュキュ、こいつら恐ろしいわぁ!! 電気が煌々と点いてる時間に寝といて、俺が寝ようとして電気消した途端、夜中じゅう大運動会だぜ!! 本当に気が狂いそうだよ。もう、フミちゃん死んじゃう!!!!!」と、早朝、亭主がボヤキながらも嬉しそう・・・。
二匹が転がり合ってる姿を見ていると全然飽きなくて、寝不足だそうだ。
(何がフミちゃん死んじゃうだよ・・・。アホカ!!)

チブチは金蔵とジャレている時、少しでも自分の身体を大きく見せようと、両手を広げ両足を踏ん張り背伸びして突っ立ったままムササビのように2〜3歩飛び跳ねるらしく、その姿がなんともコッケイで可愛くてしょうがないみたいだ。
真夜中の牛蜜時(うしみつときってこういう字だっけ?)、亭主の寝床から突如「「クックククッ。ヒィ〜ヒヒヒィ〜」と言う不気味な笑い声が聞こえたりする。
(アンタが怖いわ!!・・・ったくう・・・)

金蔵とチブチは兄と妹・・・、ハテは恋人同士のように本当に仲が良く、あの二匹はロミオとジュリエットのようだなぁ・・・。
そういえば最初の逢瀬はバルコニーならぬ、窓越しだった。
ガラス越しに鼻を摺り寄せ合い、何かをいっしょうけんめい語り合っていた。
束の間の同棲生活でジャレ合うようになり、慈しみ合い、愛情を育み合い、そしてもうすぐ離れ離れになって行く・・・・・・。
あぁ、哀れ金蔵、フーテンのトラ金よ・・・・・・。
猫の世界もドラマチックよのう・・・・・・。

まぁ、猫は3日経てば忘れてしまい、その環境に順応すると言うので、大して気を揉む事は無いだろうが、昔、ミュウー婆さんがまだ息子に拾われてきたばかりの頃(まだミュウー婆さんは、目が開いたばかりの赤ちゃん猫だった)先住猫のチンチラで「ボス」と言う名の爺さん猫が居たのだが・・・。
そのボスにだけはミュウーも甘え、懐き、ボスもまるで孫をあやすように、やんちゃなミュウーの子守役をしていてくれていたのだ。

しかしそれから半年くらい経って、ボスが癌になり、徐々に弱って天に召された時、ミュウーは一日中、狂ったように悲痛な声で鳴いていた。
ちゃんと解るんだよね・・・・・・。あの子たちにも・・・・・・。

それから1年ほどは、アタシも夫もボスのビデオ画像を見るに耐えなく封印していたのだが、ある日思い切って在りし日のボスの画像を見ながら、思い出話に耽っていると、何と、ミュウーがあっちの部屋からすっ飛んできて、画面のボスをコチョコチョ触れながら、ボスが亡くなった時と同じような、何とももの悲しい声をあげ、必死にボスを呼んでいるではないか・・・・・・。
あの時はアタシ達も思わず涙を誘われ、二匹と一人・・・あ、いや・・・、二人と一匹でわ〜わ〜泣いたものだった・・・。
何と、ミュウーはボスの事を1年経っても忘れなかったのだ。

猫も人間と同じなんだよなぁ・・・・・・。
あの子達の世界にも様々な猫ドラマがあり、人間関係ならぬ猫関係があり、人間模様ならぬ、猫模様があり・・・・・・。
相性が良かったり、苦手だったり、猫同士の純愛物語もあったりで・・・・・・。

いつか感動物の猫物語を真剣に書いてみたい・・・。
この愛猫日記を編集し直して出版社に応募してみようかなぁ・・・。
アネモネさんが、もうこの日記が立派な一遍のドラマになっていると言ってもくれたもの・・・・・・。

本当にこの20日間のチブチドラマは、アタシにも夫にも掛け替えのない感動や、喜びを齎せてくれたもんなぁ・・・。
正に感動のドキュメンタリー物語として、ずっとアタシたちの想い出に残して置きたくなってきた。

この日記を書き上げて、動物病院の待合室に置いてもらって、世の中にはこんな猫バカ夫婦が居て、それに我慢強く付き合って励ましてくれた仲間達が居て、そして最後はハッピーエンドを迎えられたと言うことで、少しは動物好きの人たちに感動を与えられ、動物に対する意識を見つめ直してくれる人が一人でも増えたとしたら、アタシも役に立てた事になるのかも知れないものね・・・・・・。

今日は、アタシが未だ文章しか書けぬパソコン音痴なので、コマキに金蔵とチブチの仲むつまじく寄り添って寝ている姿と、ジャレ合ってる動画をミクシィに載せてもらった。

この二匹の無邪気な姿を一生胸に刻んでおこう。



2010年07月29日(木)


 【愛猫日記 その12】 台風来て地固まる。


やっと本当の、めでたしめでたしがやって来そうだ。
チブチはアタシの大親友でもあり生き神様でもある、コマキの弟の「らっくん」が飼ってくれることになった。

昨日までの憔悴感と無力感は一気に消えうせ、今は安心の脱力感に浸っている。
もしかしたら、本当の理想の飼い主はらっくんだった事をぐうたら神は熟知していて・・・、ただ、すんなり事を運んだのではつまらながって、もう1つ山場を作るため、もったいぶって、ひとひねりしたのかも知れない・・・・。なんて思っている。

それにしても、ぐうたら神の魂胆は、いつだってエゲツなく、一筋縄では行かず、アタシはその都度、生きるか死ぬかの瀬戸際まで追い詰められ、苦しめられ、のたうちまわされる・・・・・・。
本当にサディスティック極まりないイヤミな神様だ・・・・・・。

昨日は責任を感じて一日中走り回ってくれた修に、今朝方、その報告をしたら、修がこんなメールをくれた・・・・・・。

(以下メールの本文)
【良かった・・・・・・(泣)一番いい人に行くことになったね。考えようでは百ちゃんの大騒ぎが有ったから、弟さんの気持ちも決まったんだろうね。 マキさんの熱意がみんなを本気にさせたんだね(泣) すごいよ! あんたは!(泣)】

修とは25年来の付き合いだけど、こんなに褒めてもらえた事はなく、いつもこき下ろし合ってばかり来た。
なのでちょっと照れるが、このメールは大変嬉しかったなぁ・・・。

一昨日は金蔵がチブチに始終追いまくられていたが、ナリがデカイくせに金蔵は本当に気が小さくて、優しい性格だ。金蔵のシッポはチブチの恰好のオモチャで、咬まれたり引っかかれたりしながらも、迷惑そうな顔はするものの、黙って耐えていた。
昨日からチブチと金蔵は急に仲良くなり、二匹で昼夜を問わずじゃれ合っている。
まだ金蔵は二歳だから大人と子供の中間だ。ミュウー婆さんにはぜんぜん相手にされたことがないので、金蔵にとってもチブチは良い遊び相手なのだろう・・・。
そして、金蔵が寝ればチブチも寝、チブチが落ち着いて静かになれば、金蔵もヤレヤレと眠りにつく。
金蔵は自分のエサを横取りされても何をされても、チブチの側で首をかしげながらジッと見守っている。泣けるほどの金蔵の優しさを再確認できたのも、今回の件での大収穫だ。
金蔵がチブチの頭を軽くポンポンポンと叩くと、チブチも金蔵の頭をポンポンポンと叩き返す。何かすごく微笑ましいコミニュケーションを図り合ってる。
金蔵とミュウー婆さんもこうなれたらいいのに・・・・・・。
ミュウー婆さんは相変わらず、猫嫌いの人間嫌い。我関せずで、別部屋で独り余生を満喫しており、散歩に出たきゃ、散歩する。食いたきゃ食う。寝たきゃ寝る。アタシに甘えたきゃ、気まぐれにアタシを呼びつけると・・・、好き勝手な隠居暮らしを全うしている。

今朝らっくんと電話で話をし、らっくんとは31日に「からくり箱」で酒を飲みながらチブチの事を説明し、引渡しは8月1日に決まった。
何度も何度も「今度こそ本当にハッピーエンドが来るよね? 日記に書いていいよね?」と繰り返すアタシに、らっくんは「絶対に大丈夫だよ!!」と言い切ってくれた。

お別れの日が来るまで【愛猫日記】を書き続けようと思う。
さっき隣の住人にもその旨を伝え、了解を得ておいた。

残り少ないチブチとの生活を心置きなく満喫して、お別れの日はアタシのことだから、きっと大泣きするんだろうけど、コレは感動とか一抹の寂しさとか、喜びとか達成感とかが複雑に入り込んだ甘くてほろ苦い良い涙になると思う。

本当に良い飼い主が見付かって良かった。(o^―^o)
今心から嬉しくて仕方が無い。


2010年07月28日(水)


 【愛猫日記 オマケと その11】 信じられない!!


【愛猫日記 オマケ】 チブチは人を癒しに降りてきた天使2010年07月27日05:33
あまりにチブチが人懐っこくなり、そしてトイレも一発で覚え、この仔猫が如何に人に愛されるために、そして、人を癒すためにこの世に降りて来た天使だったか・・・と言う事を、新しい飼い主のためにも、動物病院の院長への報告のためにも、是非書きたくて、もう一個日記を増やす事にした。
本当に放置しなくて正解だった。

正直言ってチブチは今までの歴代で飼って来たどの猫よりも性格が優しく、愛くるしく、人懐っこく、昨日一日一緒にいただけで、もうじゃれまくるし甘えまくるし、これほどお利巧で人に可愛がられる為の要素を完璧に持ち合わせた猫と言うのは中々珍しいと思う。
夫もアタシも、たった一日でメロメロにされてしまったもの・・・・・・。

親バカだと思うかもしれないが、親バカなら人に渡す猫を褒めちぎったりしないで、ミュウー婆さんや金蔵を褒めちぎる。
特にアタシには物凄い恩義を感じているらしく、甘え方がじんじょうではない(汗)
そんな律儀さも、コッ面憎いほどの世渡り上手さも兼ね備えている。

しかし新しい飼い主は修に聞いても「あんなに良い人は居ないってくらい優しくて良い人だ」と聞いているし「家も立派で広い庭もある」と聞いているし、貰われ先としてもこの上が無いほど恵まれた環境になるだろう。
きっとアタシのことなど直ぐに忘れちゃうくらいチブチを愛し、幸せにしてくれるよ。(o^―^o)

皆はアタシがチブチに世話を焼き、チブチを助けたみたいに思ってるかもしれないけれど、アタシはなんだか反対のような気がしてるのだ。
チブチがアタシを救いに来てくれ、かけがえの無いステキな体験と、良い出会いを齎してくれた。そう思っている。

そんなチブチだからこそ、チブチに最もふさわしいような飼い主が見付かったのだ。

修やアタシのような飼い主じゃ、先が思いやられちゃうもんね・・・。(恥)

院長に言われたように最後までやりつくせて本当に良かった。
魂が叫ぶくらいに一生懸命コトに臨めば、必ず良い結果が待っていると言う事が実感でき、大きな自信にも繋がった。

なので、このチブチの「里親探し日記」は、アタシの一生の思い出の日記になること間違いないとおもう。

しかし、何でこんな時間に日記を書いてるかと言うと、チブチに寝かせてもらえなかったからである。
3時に起こされ、ずっと遊んでいた。
今やっと遊び付かれて、スヤスヤ眠りについたみたいだ。
ヤレヤレ・・・、アタシももう一眠りしよう〜っと・・・。


追記。
コマキさん(←頼みごとの時だけさん付けww)昨日の日記のコメント欄にたくさんの良いコメントをいただいたので、この日記を含めて、もう二枚プリントしてください。
新たにファイルに追加して、飼い主と院長に渡したいんだわ。



【愛猫日記 その11】 信じられない!!又振り出しに戻ってしまったよ・・・2010年07月27日15:10
あまりの信じられない出来事に、アタシも夫も意気消沈し、一睡もしていない疲労感と脱力感で、今は意識も朦朧である。

昨日は意気揚々と、予算上僅かばかりではあるが、先方に渡すため、チブチのエサやおもちゃを買い、新しい飼い主にチブチの様子やエサの食べ具合の詳細を書いた手紙も書き、シリーズ日記も想い出に入れ、いつでも引き渡せるよう準備し、主人もアタシも心残りのないようにずっと一緒に遊んでやり、さっき百ちゃんに待ち合わせを決める電話をしたのだが・・・・・・。

何と、日曜日の日、お嬢さんがもう、仔猫を貰ってきてしまったそうで、あの宴会の後家に帰ったらもう仔猫が居たそうなのだ。
とても二匹は飼えないと言う・・・・・・。

アタシは何が起こったのか訳も解らず、頭の仲が真っ白になってしまった・・・・・・。

アタシの人生っていつだってこうだ・・・。
アレほど泣いて喜んで、やっとハッピーエンドを迎えられると確信した矢先に、こうしてまっ逆様に突き落とされる。

つい先日も、めまい続きの時だった。あまりに酷いので店を休もうと思っていたら、急遽予約の電話が入り、売り上げには変えられないと慌てて支度をし、家を出て、予約用の仕入れが済んだ所で、着信に気付き出てみたら、ドタキャンを食らう・・・などと言う事は日常茶飯事だ。
ならば休んでいたら、仕入れも何もしないで済んだのに・・・・・・。
具合の悪さと不要な物の仕入れとで、財布の中身も心も空っぽになった。

猫を欲しがっていたお宅なので、偶然にタイミングが重なってしまったのだから、仕方ないといえば仕方が無いし、責める気持ちなどは毛頭ないのだが、せめて日曜の時点で電話をくれていたら、チブチを家に引き入れることはまだ無かっただろう・・・。
一晩だけだと思ったからこそ、今更居なくなってしまっては困ると思い、家に引き入れた。
そして家に入れてみたからこそ、ヒニクにも、あんなに可愛いく人懐っこい事も解り、トイレの完璧さも、性格の良さも解ったのだ・・・・・・。

隣の住人には明日引き渡す事になりましたと報告してしまったし、とてもなつっこい猫なので夜中はゲージに入れると寂しがって鳴くので、昨夜はゲージから出し、一晩中付き合ったのだが、もう正直、今日からはどうしてよいのか八方塞になってしまい、又振り出しに戻ってしまった・・・・・・。

ぐうたら神はやはりイジワル神だ。
あれほど持ち上げといてから一気に落とすのだもの・・・・・・。

こんなことになるのが怖いから、あれほど念を押したのになぁ・・・。
絶対に確実だと思って、日記にも書いてしまったのになぁ・・・・・・。
ぐうたら神よ・・・、こんな仕打ち、あまりに酷すぎるよ・・・・・・。

又ポスターを作り直して病院に届けなければ・・・・・・。
でももう、その元気すら今は無い。

早急に見付けないと、嘘をついたみたいで、お隣ともこじれてしまいかねない。
それよりも何よりもここまで懐いてくれたチブチを、もう今更外へやるのは、チブチがあまりに可哀想過ぎる。

どうしようか・・・・・・チブチ・・・。

皆の事も又振り回しちゃったよ・・・。
本当に皆さん喜んでくれたのに、面目ないです・・・。

修も責任を感じてしまって、今必死に探してくれてるが、もし心当たりの方が居たら大至急連絡ください。
もう時間の猶予が尚更なくなりました・・・・・・。



2010年07月27日(火)


 【愛猫日記 その9&その10】最終章 チブチに幸せがやって来た


【愛猫日記 その9】 凄い話しをたくさん聴いた
2010年07月25日11:00
動物病院に3時に着く目安を立てて家を出たものの、普段なら5〜6分で着くのにとんだ誤算で30分も掛かってしまった。
考えてみれば今は高校野球長野大会の真っ盛り。近道と思い、球場の側道を選んだのが大きな誤算だった・・・。運悪く試合終了直後だったのだろう。長い渋滞で車はピクリとも動かずアタシのボロ車の車内温度は50度を超えていたのではないかと思われ・・・・・・。
汗だくで病院に着いたら、約束の時間を大幅に過ぎていた。
そして病院は忙しい時間帯に・・・・・・。

一時間ほど待合室で待つ中(先生からお話があると言ってたけれど、一体どの先生なのだろうか・・・)と思いを巡らせていた。
その動物病院は院長先生ほか数名の先生が居り、しかもその人数は以前の倍近くに増えているご様子。
待合室の本を手に取り、それを読みながら時間を潰していると、なんと院長先生本人が来てくださった。

「ご無沙汰しています」とご挨拶をし、先生もどこかで見かけた顔だなぁ・・・と思ってくれているご様子。
忙しいにも拘らず、それから色々な話をしてくれた。

先ずは表紙の里親探しのポスターの記述の中に、少々誤解を招きかねない点がある事を注意され(やっぱり・・・)その書き直しを促された。
そしてその後は、動物を愛し、動物を慈しみながら、如何に責任を持って動物たちと上手く共存していくかと言う話しを切々と語ってくれ、ものすごく心を打たれたと共に、反省すべき点も多く、とても重要で貴重な勉強をさせていただいた。
そして世間には如何に無責任なエセ動物愛好家が多いかと言う話、動物を多頭飼いするには限界があるという話、ご自分の辛い経験も含め、包み隠さず話してくれ、今は動物達への贖罪(しょくざい)の念や、罪滅ぼしの意味もあり、出来る限り多くの動物達を救ってやりたいのだと語ってくれた。

やはりエサを与えた時点からその責任は発生してしまい、生半可な気持ちで動物と接するのではなく、優しさを掛けるならば、よほどの覚悟が要るのだと言う事もまざまざと思い知らされた。
院長先生は綺麗事や表向きだけの動物愛好家や動物保護者ではなく、心からの厳しさと優しさを併せ持った真の先生なんだなぁ・・・と感動し、話しを聴いてる途中で何度も泣きそうになった。

とまれ、院長先生自身があの日記を読んでくださったみたいで、昨日はまだ半分ほどしか読めなかったらしいのだが、アナタの気持ちがひしひしと伝わって来るし、面白いし、この先を読むのが楽しみだと言ってくれ、表紙さえ書き直してくれたら、この続きをもっとシリーズ化して書いてもらい、是非病院の待合室に置いて色々な人に読ませたいとまで言って下さった。

こういう先生とお酒でも飲みながら、動物たちの事をもっともっと語り合いたいなぁ・・・。
アタシの動物に対する思いや、不思議な経験談ももっともっと話したい。

チブチに関しては、まだどうなるか解らないが、この先、先生と相談しながら必死に飼い主を探し続けるつもりだ。
この先生ならその都度、的確なアドバイスをしてくれると思う。

アタシがナゼに、ここまで猫に対して思いを寄せるかと言うと、猫はアタシの命の恩人だと思っているからだ。
あまりに人生が辛く、どうしようもなくなり、最悪の考えが頭を過ぎるたび、先代で飼っていたチンチラのボスや、ミュウー婆さんや、金蔵の存在がアタシを思いとどまらせてくれ、慰めてくれ、癒してくれ、勇気付けてくれてきた。だから苦しいながらも今まで生き延びて来れたような気がするのだ。
なのでアタシも恩返しをしながら最も愛しい猫たちと共に生きていたい。

アタシの側に寄ってくる猫達は、それぞれが不思議な能力やパワーを持っていて、単なるペットなどではなく、物書き志望者のアタシに様々なインスピレーションやイマジネーションを下ろしてくれる。
アタシは猫たちを、お使い神や守り神のような特別な存在に感じているのだ。
アタシの前世はもしかしたら、猫そのものだったのかもしれないなぁ・・・・・・。
なぁんて考えたりもする・・・・・・。

コマキ、ご面倒ですが、又ポスターの書き直し御願いします。(^^;



【愛猫日記 最終章】 2010年7月26日11:00
昨日は日曜日なので店は休み。 極めつけの極貧なので、恒例の亭主との日曜晩酌も、スーパーが半額になる時間を予測し買い物に出かけた最中、腐れ縁の親友(修)から着信が・・・。運転中だったので○○○イレブンの駐車場を借り、電話を掛けなおすと「今さぁ、松工の甲子園初出場の祝賀会をやってるんだけど、7人で行くから店開けてよ〜」と言う。
アタシャ二つ返事で「やるやる!! お金無いから絶対やるやる!!」と告げ、「5時に店開けて」と言うところ、時計を見ればもう既に4時ではないか。
「5時じゃいくらなんでも間に合わないから、せめて5時10分にしてよ」と電話を切り家にとって帰したのだ。

慌ててシャワーを浴び、亭主に「月曜に止まる電気代を払う為なんだからね。晩酌は来週までお預けね」と言いくるめ、慌てて支度をし、家を出たのだ。
そしたら7人と言っていたにも拘らず、実際は8人来るし・・・。(誤)
5時10分じゃないと付き出し作りとかツマミの用意とか間に合わないからね、と言っておいたのに4時45分に来るし・・・・・・。(呆)
まったく修はいい加減なんだからぁ・・・・・・。(怒)
汗だくになり、大慌てで出すものを出し、何とか宴会は始まった訳で・・・・・・。
それからは飲めや歌えやのドンチャン騒ぎだった・・・。
皆、松本工業高校のOBなので、甲子園初出場は、そりゃさぞや嬉しかろう・・・・・・。

(良かった、これでコマキバンクにお世話にならずに電気代が払えそうだ・・・)
と、アタシもホッ!と胸を撫で下ろし、宴会に加わり皆と一緒に飲んだり歌ったりして楽しんだ。

途中、修を呼びつけ「ねぇ、ねぇ、アタシの日記読んでるでしょう? お願いだよ。チブチを飼ってよ・・・」と言ったら「10日間の期限でどうしても誰も飼う人が見付からなかったら、俺が引き取ってあげるよ」と言ってくれたものの、修ん家はアタシん家と同じくらいの貧乏家なので、果たしてまともにエサをやってくれるかどうかが心配だったし、家が大通りに面しているらしく、車の往来が心配だと言うので、それも引っかかっていた。
「この中に一人くらい飼ってくれるという人は居ないかなぁ・・・」と聞いたら「ムリムリ」とにべもなく言う。
「でも聞いて見なきゃ解らないじゃない」と、アタシはダメ元で「ねぇ、誰かこの中で猫飼ってくれる人はいないかなぁ?」と大声で聞いてみたら・・・・・・。
な、な、な、な、なんと!! メンバーの一人である、百ちゃんが「そう言えば、さっきトイレで里親探しのポスターを見てさぁ、まだ決まってないなら是非欲しいとママに聞こうと思ってたところなんだよ」と言うではないか!!!!!!!!!!!!!
コレを奇跡と呼ばずに何と呼ぶ。

「えっ!? マ、マ、マジで!?」
『うん、マジマジ』
「えっ!? ホントにマジで!?」
『うんうん、マジマジ』アタシャ夢でも見てるんじゃないかと思って、何度も念を押した。

丁度前に飼っていた猫ちゃんが病気で亡くなり、奥さんが寂しがっていたらしいが、お婆ちゃんが猫嫌いだったそうで・・・、しかし、そのお婆ちゃんも天に召され、丁度ソロソロ猫を探してみるか・・・と言う時期だったらしい。
し、し、しかも、奥さんは三毛猫を欲しがっていると言うではないか!!!!!!!!!!!
またまた大きなシンクロイニシティを体験させられた。

「避妊手術も勿論こっちでするから安心して」と言ってくれたし、「すぐにでも引き取りたい」と言ってくれたし、望まれて養女に行くわけだから、チブチは絶対に幸せになってくれるだろうし、彼等なら正に理想の飼い主ではないか・・・・・・。

アタシャ思わず百ちゃんと抱き合って号泣してしまったよ・・・。
百ちゃんまで、ウルウルしていて・・・・・・。
皆もこの出来事を「お〜〜〜!! やったじゃん」と、とても喜んでくれていた。

そんな訳で、7月9日にチブチが窓辺に現れてから17日間に渡る「チブチとマキュキュの里親さがし物語」はハッピーエンドで幕を下ろす事になりそうだ・・・・・・。

ただ、とても気がかりな事がある。

その当の本人のチブチが、今日はまだ一度も姿を見せないのだ・・・・・・。
いつも朝の8時ごろには必ず来るというのに・・・・・・。

隣に今、親類だと思うが、大勢の子供達が遊びに来ていてここ3日ほど人の出入りが激しかった。
それでも昨日の夜まではちゃんと来ていたのに、肝心な今日、姿を見せない・・・・・・。

昨日の夜引き入れて置けばよかった・・・・・・。
この日記で最終章になると思ったのに・・・・・・。
チブチ〜〜〜〜!! 何で来ないんだよ〜〜〜〜〜〜っ!!!
と・・・、ここまで書いたら、来ましたよ、やって来ましたよ。(o^―^o)
お隣が一斉に出かけたみたいで静かになったら、ソロリソロリとやってきました。
鋭いなぁ・・・・・・。

今、餌を与え、見事引き入れに成功し、金蔵が使っていたゲージに収まっています。
多少不安げに鳴いていて落ち着かない様子だが、たまに餌をつついているので大丈夫だろう。

コレで全てが終わった・・・・・・。
明日、百ちゃんに引き渡す事になっている。

皆さん、長い間 【愛猫日記】を読んでくれて、一緒に気をもんでくれてありがとうです。
チブチに会えなくなるのは寂しいが、一番理想の形になった。
やれやれ、コレでアタシも一安心だ・・・。
一生懸命やってきた事がやっと報われたような気がしてものすごく嬉しい。
しかし昨日は良い奇跡がたくさん重なった日だったなぁ。
松工が優勝したこと自体が奇跡的で、それがなければ、宴会も無かった訳で・・・・・・。
汗だくになって働いた甲斐が有った。

風が吹くと桶屋が儲かるじゃないが、松工が勝ったら、チブチに幸せがやって来た。
めでたし めでたし。



【おわり】

【追記】
尚、動物病院には、報告がてら、コレまでの日記を持って行き、待合室においてもらおうと思っている。
先生もきっと喜んでくれるに違いない。



2010年07月26日(月)


 【愛猫日記】その5〜その8


【愛猫日記 その5】 チブチ未だ性別不明。&その他
2010年07月21日10:25

昔、飲み屋などに常連が来ると、お愛想の際「今日はタヌキで良いよ」とか「今日は猫にしといてくれや」などの隠語が流行った時代があったそうな・・・。
そもそもナゼお会計の事を「お愛想」と言うのかはよく解らないが、アタシが思うには、それまでは仏頂面をしていた店主も、お会計となればニコニコ手揉みをしながら愛想笑いを浮かべるので、客側がヒニクって、お愛想と呼ぶようになったのではないかと思われ・・・。(正しい知識ではないので鵜呑みにはしないでね)

先ほどの話に戻るが、狸と言うのは前金なので、「今日は払うよ」と言う事で、ネコと言うのは後金、つまり、ツケと言う意味だそうだ。
なるほど・・・タマタマの設置位置で、そういうことになる訳か・・・。

所で・・・、今朝もチブチ君は定時にやって来て、アタシの顔を見るなり「もう、お腹ぺっこぺこ〜!!」「早く早く、エサエサ〜!!」「もう一秒たりとも待ってらんないよ〜」と矢継ぎ早の催促。
あまりうるさいと、隣に住んでいる文句っコキのお姐ちゃんの方がしゃしゃり出てきそうなので、あらかじめ用意しておいたエサ皿を空のエサ皿と瞬間でサッ!と取り替えると言う神業に近い作業でエサやりを・・・・・・。

その際、チブチは撫でようがさすろうが、もう脇見も振らずにエサにむしゃぶりついていたので、ひょっくら身体を片手で持ち上げ、窓内に引き入れ、ひっくり返して股間を見てみたのだが、さすがに拉致されたと有って暴れてもがきまくるし、金蔵が外に出ちゃいそうだし(金蔵はまだ箱入り息子)ジックリ見ている事ができず、少しこんもりしているように見えなくもないが、ノッペラとしているようにも見えるし、未だ女の子か男の子か解らなかった。
あぁあ・・・3箇所も引っ掻き傷が出来てしまった・・・(痛)。
チビの癖に結構、力が強いのなんの・・・・・・。
あの子はきっとたくましく生きることだと思う。

しかし、今日当たり覚悟を決めて動物愛護協会の人に電話をしてみようかどうしようか迷っている。
もしも伝染病のネコが発生していたら、仕方ないから、あちこちの動物病院にでも、「アタシを育てて」ポスターを貼らして貰うしか手が無さそうだなぁ・・・・・・。
いつまでも窓辺に置いておく訳にも行かないもんなぁ・・・・・・。
誰か本当に飼ってくれると言う人は居ないかなぁ・・・・・・。
一人が二人くらいずつ声掛けをしてくれれば、見付からないでもなさそうなんだけどなぁ・・・。
市民○イ○スになど載せてもらっても、ホンの二行ばかりしか載せられないから、ネコあげますだけじゃ、何も訴え掛けられず見付かりそうもないしなぁ・・・・・・。
ま、取り敢えずチブチの事から離れよう・・・。

所で・・・、話は全然変わるが、先日ロザリーさんから「おネェの日記中の料理レシピ、過去からずっと拾い集めてみてよ」と言う緊急指令が入った。
なんでも、月に数回、知り合いの料理の苦手な主婦たち数人をロザリー家に集め、(マキュキュの簡単ツマミ&料理レシピ実演会)みたいなものを企てようとしてくれているらしい。
一人500円ほどの受講料をいただくらしく、ちりも積もれば山で、アタシに少しでも家賃や小遣いの足しに・・・と思ってくれているらしく、その心遣いが泣けるほど嬉しいではないですか・・・・・・。
そこで老眼に鞭打ち、過去の8年分の日記から1つ1つ料理日記の日付を拾い出し、ロザリーに報告したら、思ったよりも多く、80種以上もあった。
アタシは目が極端に悪いゆえ、ちょっこし(ゲゲゲ風)難儀な作業ではあったし、以前、料理レシピだけの物を纏めて書き直し、出版社に売り込んでみようと思った事はあったのだが、日記の中から料理レシピだけを探し出すのがめんどっちかったので(苦笑)今まで取り掛かる事もなかったが、ひょんな事でロザリーがオケツを叩いてくれたお陰で、やっと拾い集めてみる気になった訳で・・・・・・何れは自分の役にも立つ。
ロザリー、本当にオケツ叩いてくれてありがとう。
80も有れば、一冊の本に纏まりそうだもん・・・・・・。
コレでネコ物と、貧乏物と、料理物で、最低3冊の応募用原稿くらいは書けるだろう・・・。

そんな訳で、今日はロザリー一家がご飯を食べに来てくれるというので、又いっちょう、ウデを振るうとしますかね・・・・・・。
リクエストは中華を取り混ぜた定食だそうだ。

【愛猫日記 その6】 (T)さんに心を打たれた。
2010年07月22日10:33

昨日、思い切って動物愛護協会の(T)さんのお宅に電話してみた。
やはり重い伝染病に掛かっていた猫は居たらしく、今現在、ネコの受け入れは一切不可能とのこと。
その代わり、アタシの仔猫に対する思いの深さにほだされてくれたのか、譲渡し易いように、チブチ君のワクチン代は愛護協会で受け持ってくれるとのことなので、今日でも明日でも捕まえられ次第、とりあえずワクチンだけでも打ちに行って来るつもりだ。

昨日は(T)さんと初めて、電話で長話しをした。
愚痴聴き屋のアタシが頭をもたげたのだ。

用件が済み、一度電話を切ったのだが、幸いにも先方が言い足りない事が有ったらしく、掛けなおしてくれた後からの長電話になったので、電話代を気にせずに済んだ。
先方の仕事事情や、経済事情、ネコを放置する人たちへの憤りや、市や政府の考え方に対する理不尽な思いなどなど・・・、堰を切ったように色々な話をし出したのである。
どちらかと言えば、キツく、金蔵を引き取った頃から、相手の気持ちも聴かず、勝手に決め付けた物言いをする人だったので苦手なタイプの人だったのだが、やはり、人と人とは、真剣に腹を割って話し合ってみないと全く解らないものだ・・・と、昨日はつくづく思った。

先方も家業(銭湯)の景気は最悪らしく、灯油代の高騰や、利用者の減少や高齢化などで赤字が多く、先行きに大きな不安を抱えていた。
しかも、猫達を保護しているエサ代も、ワクチン代も、避妊手術代も、去勢手術代も、国や市からの補助は少なく、「ここに渡せば何とかなる・・・」と押し付ける人たちばかりで、殆ど掛かる費用は自腹が多く、常に十数匹のネコをそれぞれの保護協会の人々で分担して世話をしているので、皆、青息吐息だと言う。
皆苦しいながらも、哀れな捨て猫や飼育放棄された猫達を放置する事ができず、身を削りながら保護をせざるを得ないようだ。
アタシには彼女の気持ちが痛いほど良く解るし、心からの同情と共感をする他はなかったと共に、頭の下がる思いだった。
こんな人たちにはもっともっと国や市が補助金を出してあげればいいのに・・・・・・。動物保護法などをニュースなどでは散々うたっている癖に、実態は酷いものだなぁと怒りが涌いてきた。

「今の時代、貧乏人はより貧乏に、金持ちはより金持ちになると言うおかしな仕組みで、優しい人や一生懸命な人が全く報われない、嫌な世の中ですよね・・・」とアタシが言ったら、「ホント、その通りよ!!」と痛く共感していた。

動物にも、いや、口のきけない動物だからこそ、心や思いは人間以上に有るのかも知れない。
だから(T)さんみたいな人はたくさんの猫達の思いが守ってくれそうな気がする。
動物は人間より律儀で、恩は必ず返して来る。とアタシは固く信じている。
そう思わなきゃ、あまりに(T)さんたちの活動は空しい。

今日か明日にでもチブチ君にワクチンを施し、ポスターを貼らしてくれると言う動物病院も2〜3有るので、お願いしてみようと思う。
マイミクのシューちゃんが里親探しのサイトも紹介してくれたし、後はなるべく母屋の住人一家をなだめすかしながら、時間を稼ごう。

折角ワクチンを打って里親を探してあげても、里親を装い、動物実験用に売ってしまう人も中には居るというので、何としてでもチブチ君はアタシがこの手で優しい飼い主を見付けて渡してやりたい。



【愛猫日記 その7】 ワクチン打って来た。
2010年07月23日07:16

チブチ君はチブチ君ではなく、チブッちゃんでした。(^^;
昨日もエサをやった際、お愛想なのかお礼なのか、アタシの手をペロペロ舐めてくれ、充分に撫でさせてくれたので、ひょっこり捕まえてゲージに入れ、その足で即ペットクリニックへ・・・・・・。

チブッちゃんは可哀想になるほど大人しく、どこへ連れて行かれるのかと怯えながらも、一鳴きもせず、ゲージの中からアタシの顔をじっと見詰めたまま、固まっていました。

病院に着いて注射を打ってもらい、先生に「この子は君ですか? ちゃんですか?」と聞いたら「生後45日目くらいの女の子ですよ」ですって。
今まで君付けで呼んでてごめんね〜。
通りで、泣き声も顔付きもしぐさも、おしゃまで愛くるしいと・・・・・・。

帰り道もあまりに大人しいので、益々愛しくなってしまった。
家に帰り着き、いつもの窓辺に放してあげたら、さすがにエサも残し、ねぐらにすっ飛んで逃げかえっていった。

(怖がらせちゃってゴメンね・・・。でもアナタを病気から守るためなのよ、解ってよね・・・。もしかしたら、もう来なくなっちゃうかも知れないなぁ・・・)等と思いながらも、隣の住人(娘の方)に「今、あのノラネコちゃん、動物愛護協会の人の指示に従ってワクチンを打って来ましたので・・・。1週間〜10日ほど様子を見てからこちらに引き渡して欲しいと言われたので、エサだけはこれからも暫くの間与えますが、家には引き入れないので、どうかそれだけご了解ください」と満面の笑顔でお頼みしておいた。

チブッちゃんは暫くの間、来なかったけれど、夕方になったらいつものようにやって来て、アタシの顔を見るなり窓ガラスに手を掛け、背伸びしてエサの催促を・・・・・・。(涙)
そしてエサを食べ終わった後は、アタシのスタッドレスの上でこんなにリラックスした解放された姿でお昼寝を・・・。

もう、たまらなく可愛い・・・。
やはり、だんだん情が沸いてきてしまったよ・・・。(号泣)

今日はもう性別も解った事だし、ワクチンも済んだので、アタシのチブッちゃん日記と里親探しのポスターを持って、動物病院を当たってこようと思っている。

アタシのチブッちゃん日記を待合室で読んでくれた人が、誰か飼い主を探してくれるかも知れないしね・・・。
優しい飼い主が見付かるといいなぁ・・・。
期限は最大で10日間だものね・・・、早く探してあげなきゃ・・・・・・。



【愛猫日記 その8】 後は神に祈るのみ。2010年07月24日09:33
現在アタシん家のプリンターには黒のインクが僅かに残っているだけだ。(インク、結構高くてネェ・・・。ついついいつも後回し)なので、昨日コマキにお願いし、コマキの家で里親探しのポスターと、チブチ日記のその1〜その7までをプリントしてもらい、一冊のファイルにまとめて、里親探しミニストーリーのような物をこしらえた。

コマキったら、ポスター用のしっかりした用紙も、ファイルまでもちゃんと用意してくれていて・・・・・・。(感涙)
もしもアタシが将来奇跡的にお金持ちになれたら、真っ先にコマキに湿原巡りスピリチュアルツアーをプレゼントしようと思っている。(何故かコマキは湿原好きなようだ・・・)
「はい、出来上がりましたよ、慈悲深いマキ姉さん」
多少呆れ気味のコマキさんだったが(笑)こんな事に一生懸命付き合ってくれるコマキの懐の広さが、アタシャ大、大、大、大、大好きなのだ。
その足でさっそく、我が家の歴代猫たちがお世話になっている動物病院に置かせてもらいに行ってきた。


我が家の猫たちは貧乏な親思いなので、もうここ何年間も病気一つしないので、久々にその病院に行ってみたら、改築されていてものすごく立派な病院になっていた。

あらかじめ電話はしておいたので、受付でその旨を伝えると、受付に居た若くて可愛らしい顔のその人が電話を受けてくれた人みたいで、奥の待合室に通してくれて話を聞いてくれた。
ポスターを表紙にしたその日記ファイルを見せたら、「わぁ〜、凄いですネェ〜。こんなに丁寧に・・・」と感心してくれ、「私もあとで読んでみよう〜」と言ってくれた。
「ただのポスターよりもノラちゃんとの出会い日記を添えた方が、いく分効果があるかと思いまして・・・・・・。待合室で手に取って読んでくれる人がいたら幸いです」と頭を下げてて病院を出てきた。

とりあえずアタシに出来そうな事は全てした。
後は、動物が大好きな優しい飼い主をチブチに与えてください。とぐうたら神に祈るのみだ。

今朝もアタシの気持ちを知ってか知らずか、チブチは無邪気な顔して遊びに来た。
もうチブチは、アタシや夫を少しも恐れなくなっている。



二個目日記 さっきの続き。2010年07月24日14:13
少し前、昨日ファイルを置いてきた動物病院から電話があった。
生憎、運転中で出られず、折り返し電話をしたら、女性が出て(多分昨日の女性かな?)「先生が昨日のファイルの事でお話したい事があるそうなんですが、申し訳ございませんが、こちらに来ていただけますでしょうか?」と言う。
ドキッ!!!

アタシ何か読む人が不快になるような事や、お医者さんの立場を脅かすようなこと書いたかなぁ・・・・・・。(まぁ、隣人には絶対に読まれたくは無いが・・・)
それとも日記付きの里親探しはやはり、いきすぎだったのかなぁ・・・・・・。

「な、な、何時ごろ伺えばよろしいでしょうか?」と聞いたら「3時ごろなら先生も手が空きますから」と言う。

アタシの人生良かれと思った事も、殆ど裏目に出る場合が多いので、何か不安だなぁ・・・・・・。
叱られちゃうのかなぁ・・・(汗)
事が上手く運ぶ事の方が稀だからなぁ・・・・・・。

「オマエは直ぐにそうやって怖気づくし、物事悪い方に考えるからいけないんだよ。もしかしたらオマエの日記に心打たれて、任せなさい!! 飼い主が見付からなければウチで面倒見ますよっ。て言ってくれるかも知れないじゃないかぁ・・・」と、亭主は言うが、楽天的に考えるにはアタシの人生、あまりに不幸な事や期待はずれな事ばかりだったからなぁ・・・。

ま、何はともあれ行ってくるが、何かドキドキだなぁ・・・・・・。

何かでアタシが叱られるのは一向に構わないが、この【愛猫日記のチブチシリーズ】の最後がハッピーエンドになってくれれば、アタシはそれだけで良いのだ。



2010年07月25日(日)


 【愛猫日記】 その1〜その4


【愛猫日記 その1】  困った・・・・・・!!
2010年07月12日09:36


金曜日の日、亭主から店に電話があり「今ね、窓の外に小っちゃな猫が来て、金蔵を見てニャーニャー鳴いてるんだけど、ものすごく可愛いんだよ・・・」ととても困っちゃっている様子。

話を聞くと生後1〜2ヶ月のノラ猫らしく、親や兄弟の姿はどこにもなく、単独で行動しているようだ。
金蔵の事を親だと思っているのか、窓に擦り寄り媚びるようにずっと鳴いていると言う。
「それで、金蔵はどんな反応してる?」と聞いたら「慰めるように優しく鳴きながら話し相手になってやってるみたいだ」と言う。
「ダメだからね!! 絶対にエサなんかあげちゃダメだからね。アタシ達がエサを食えない状態なんだからね、これ以上猫なんか飼えるわけないんだからね!」
と、再三念を押し、電話を切ったのだが・・・・・・。


アタシが店を終え、家に帰ってきた時は仔猫の姿は見当たらなかったし、きっと野生なので車のエンジン音で逃げたのだろう・・・。
なのでアタシは自分の部屋に入り、さっさと寝てしまったのだが、どうもそれから直ぐに仔猫は戻ってきたみたいで、一晩中窓の外で鳴いてたらしく、金蔵は徹夜でその仔猫の話し相手をしていたみたいだ。

翌朝、「オマエはいいよなぁ・・・。帰って来た途端バタンキューだもん・・・。オマエの部屋までは聞こえないだろうけど、俺も金蔵も夕べは一睡も出来なかったよ。金蔵ってなんて優しい猫なんだろう・・・」と、亭主が金蔵を撫でながらボヤイていた。

「一晩中鳴いてたって事はあの仔猫、昨日から何にも食べてないんだよ。可哀想に・・・・・・。ほら噂をしてたら又来たぞ!!」
と言うので「ドレドレ」と窓の外を覗いた途端、アタシャもう、ダメだわ・・・・・・と思ってしまった。

何とも愛くるしい顔をした仔猫がちょこんと座って、ガラス越しに金蔵と鼻をすり合わせるように鳴いているではないか。
三毛猫と何かの掛け合わせだろうか、毛が長めでとても可愛い顔をした猫だ。
人間よりも猫が好きなアタシは見ちゃえば堪らなくなり、小さなお皿に水と缶詰のエサを少し盛り、とうとう与えてしまったのだ・・・。
ノラなので人懐っこくはなく、人間の姿を見ればサッと逃げてしまうが、エサを与えてからは窓越しのアタシにも可愛い声で訴え掛けるようになってしまった。

昨日も仔猫は窓の外に来て、アタシを見付けると「ニャーニャー」である。。
勿論家には持ち込まないが、やはり、エサだけは与えてしまった。

「エサなんかあげちゃ絶対にダメよって言ってたのはどこの誰だっけ?」と亭主に突っ込まれたが、亭主だってめっぽう動物に弱い。
「二匹も三匹も変わらないんだから金蔵の遊び相手に飼ってあげようよ」と言う。
でも、このコーポは動物は飼って良いのだが、一匹だけと言う約束なのだ。
金蔵もミュウー婆さんも、両方真っ黒な猫なので、多少のごまかしは利くだろうが、あのチビスケは白と茶色と黒のブチ猫だもんなぁ・・・・・・。
飼ってあげたいのは山々なれど、アタシ達が追い出されちゃう・・・。

今朝はまだ姿を見せないが、雨も風も止んで来たので又来るだろう・・・。
きたら絶対に抗えない。


さぁ、困った!! どうしよう・・・・・・



【愛猫日記 その2】 今朝の金蔵とチブチ君
2010年07月13日09:07


仔猫の名前をチビでブチなのでとりあえずチブチ君にした。
近寄れないので君だかチャンだかまだ解らないけど、そぼ降る雨の中、どこからともなく現われ、金蔵とお話している。

「ねぇ。雨で寒いのよ・・・オネガイだから中に入れてよ〜」

『可哀想だけど、そんなこと言われたってこっちにも立場ってものが有るんだよ・・・解ってくれよ・・・』

さしずめこんな会話をしてるんじゃないかと思う。

アタシが思うに隣の大家さんちの縁の下ででも産み落とされたのではないかと思うので、きっとねぐらは縁の下かと・・・。
こんな可愛い姿を見て放置など出来る訳も無く、又、エサを・・・・・・。

きっとこの仔猫もぐうたら神の回し者で、アタシがどう対処するのかぐうたら神はほくそえみながら見守っているに違いない。
面倒を見てあげたほうが良いのか、それで尚更苦しくなるのかはいつものように神の気まぐれなのでまだ解らないが、でも、弱いものに優しいと言う事は悪い事ではない筈なので、家では飼えないがせめて外でだけでも出来る限り、食うに困らぬようにはしてやりたい。

ミュウー婆さんを飼ったのも、金蔵を飼ったのも掛け値なく愛しいからであり、その分で掛かったお金や手間の数々などががすっ飛ぶくらいの癒しや喜びを与えてもらっているのだもの・・・・・・。

それで二冊の本が書けるくらいのエピソードやネタも貰っているので行く末は書くことの役に立ってくれると思うし、この仔猫も話のネタや材料は充分にもって来てくれそうだ。
全てのものとの出会いは行く末どう転ぶか解らない。

見てみて、この2ショット・・・。
まるでロミオとジュリエットだ。

ミュウー婆さんは相変わらず人間にも猫にもクールで、別部屋でしゃっ知らん顔(てんで知らん顔)をしている。



【愛猫日記 その3】 何か空しい・・・・・・。
2010年07月14日10:40
昨日大家さんの弟さん夫婦(奥の母屋に住んでいる人たち)と、その娘さんが買い物から帰って来た際、まるでアタシに聞こえよがしに「お隣はまったくどうしようもないねぇ・・・。野良猫にエサなんかやったりしてさ!」と言っていたのをアタシはハッキリと聞いてしまった。

先日亡くなったお婆ちゃん(大家さんの母)はとても優しくて温かな人で、お茶に誘ってくれたり、庭に咲いてる花なども「好きなものを摘んでお店に飾って頂戴」などといってくれていたし、そのお婆ちゃんも以前猫を飼っていて(タローと言う名)タローとアレほどの猫嫌いのミュウー婆さんが、珍しくも仲良く接近しつつあった頃の事など、当時の日記にも書いた事があるのだ。
残念ながらそのタローはどこかで農薬の付いた草を食べたらしく、若くして亡くなった。

しかし、お婆ちゃんが年を取って、大家の弟さん夫婦が母屋に移り住んできて、その娘さんも後々来てからは、殊更住みにくくなった。
増してや今はお婆ちゃんが亡くなり、その家族3人と、アタシ達の世帯しかここには誰も住んで無い訳で・・・・。

アタシのコーポは町会には入ってないみたいで、独自に大家さんが頼んでいるゴミの収集車が定期的に来るのだ。ゴミの専用小屋もちゃんとある。
去年決行した大掃除の際、収集車のお兄ちゃんにわざわざ別料金でゴミの処理を頼んだのに、すかさずその娘さんが飛んできて「ウチで料金を払って頼んでいるんだから、余分なゴミを出されては困ります」と文句を言ってきた。

アタシが口を開こうとしたら、ゴミ屋のお兄ちゃんが「ちゃんと別料金でって頼まれていますからご安心を」と助け舟を出してくれたのでアタシはあえて黙っていた。

家の外にも不要なものを多少積んでいたので、景観が悪くては申し訳ないと思い、貧乏ながらも思い切って数万のお金を払い処理を頼んだというのに・・・・・・。

そして以前友人の(R)夫妻が遊びに来た時、庭の熊笹を一本だけ拝借したいと言うので「良いんじゃない一本くらい」と言って引っこ抜いたら、マタマタその娘さんがすっ飛んで来て、後々までこっぴどく叱られた。
「お婆ちゃんは良いといってくれましたよ」と、言おうとしたけど、もうめんどくさい事になるのが嫌でやめた。
何しろそんな調子である。

旦那さんはお婆ちゃんの息子さんなので、まだ優しい所があり、世間話なども偶にはするが、その奥さんと娘さんはどうもアタシ達を敵対視しているみたいなのだ。

自分家(ち)だって犬を飼っているのだから、動物が嫌いな訳じゃ無かろうに・・・・・・。
動物嫌いならともかく、この雨風が激しい中、仔猫が震えながら一晩中鳴いていたら、手を差し伸べない人間の方がアタシは不思議なくらいだ。

アタシだってチブチ君を飼おうとまでは思っている訳ではないし、4件くらい電話をして誰か飼える人は居ないか聞いて回っている。
昨日も動物愛護協会の人(金蔵を引き取った所)に電話してお願いしたが、電話代だけで400円も使っている。
ただ、そのお宅に今かなり重い伝染病に掛かっているか居ないかの瀬戸際の猫が居るらしく、その結果が出るまでは無理だと言う事と、ワクチンを打った猫でないと引き取れないそうで、それには5000円ほど掛かるのだ。
今は全くそれだけの余裕がないどころか、家の猫の餌代も危ういので、何とか店が良くなってくれるといいなぁ・・・。
アタシだって貧乏ながら何の手立ても考えていない訳ではないのに・・・・・・。
好きで自ら進んでやっている事だから仕方ないが、世の中は冷たい人って、とことん冷たいなぁ・・・と思うし、何もしてあげようともせず文句ばかり言う。

先日TVで見た東京猫物語だっけな・・・? 商店街ぐるみで野良猫たちを保護し、エサをやり、皆でお金を出し合って去勢手術や避妊手術してやり、動物病院も利益ではなく本当に猫の事を考え、格安でそれを引き受けている地域がある。
ある島でも同じで、猫の楽園のような島があり、そこの住人も猫によって癒され、猫たちも取った魚などを貰い仲良く共存しているのだ。

そんな地域が、そんな温かい人たちの寄り集まりが、アタシは理想で大好きだなぁ・・・・・・。

今日もチブチ君にはどうどうとエサを与えた。
何か言われたら、今度こそちゃんと言い返してやろう。
そりゃぁ、家賃一ヵ月半分、まだ払えていませんよ・・・・・・。
先月は半端に払いましたよ・・・・・・。
大きな事はいえないけど、だけど、だけど・・・・・・。



貧乏って本当に悔しくて情けない・・・・・・。
今に見てろ!! アタシにだって今朝のゲゲゲみたいにきっと【その時】は来るさ!!!!



【愛猫日記 その4】 今朝のチブチ君。
2010年07月20日10:23


あれからノラのチブチ君は、ずっと我が家の窓辺での生活を送っている。
以前は一日に二回ほど、エサをせびりに&金蔵に会いに来ていたと言う感じだったが、今は一日二回ほど暑さしのぎにねぐらに寝に帰ると生活形態が逆転している。
掌(てのひら)サイズだったチブチ君は朝晩二回、金蔵とミュウー婆さんのエサをたらふく横取りしているため、身体も一回り大きくなり、益々愛くるしい顔になり、アタシたち夫婦を虜にしている。
最近では、アタシたちの顔を見るなりすっ飛んできて、窓に身を乗り出しスリスリするようになり、エサを与える時など、人の手によじ登るほどの勢いである。
しかし、撫でようとしたり、捕まえようとすれば一応は逃げるのだが、エサを貰う時ばかりは、がむしゃらゆえ、ついつい人の手に登ってくるのだろう(笑)
撫でられるのも時間の問題だろう。
いや、これじゃぁ、益々情にほだされる!!
そう思い、極力普段は知らん顔しているのだが、この無邪気な可愛さは、本当に魔物だ。
母屋でもマルチーズを飼っており、その○コちゃんにチブチ君が追い掛け回されたりすると、金蔵がチブチ君を庇って○コちゃんを威嚇したりしているのだ。
すっかりチブチ君の父親気取りである。
今もチブチ君の話し相手になっている。
ホンに金蔵は三枚目だが、優しい子だ・・・・・・。

そう言えば、先日母屋の住人の奥さんの方と出くわしたので、咄嗟に先手を打って小芝居をしておいた。
「あの可愛いニャンコはオタクの猫ちゃんですか?」
と、あえて聞いてみたのだ。
そしたら
「いいえ、ウチの猫じゃないんですよ・・・」と言うので
「いつもお宅の方からやって来るので、私はてっきり奥さんチの飼い猫ちゃんかと・・・・・・。金蔵の事、親だと思っているのか、毎日遊びに来るので、あまりに可愛いからたまにエサなんかやってるんですけど、それじゃぁノラちゃんなんですね・・・」
と、初めてノラと気付いたフリをしてみたのだ。
そしたら奥さんも話しに乗ってきて「いつも一匹で行動してるみたいで親も兄弟も居ないのでしょうかねぇ・・・・・・」
と言うので、「では、飢え死にさせるのも可哀想だから、エサだけ与えて、ちょっと動物愛護協会の人に心当たりがあるので、保護してもらえるか聞いてみますね」と言っておいたら、奥さんも「それが良いですね」ですって。
シメシメ・・・、コレで少しの間エサやりに文句を言われずにすむ。

なにしろ動物愛護協会のお宅の、病気の疑いがある猫ちゃんの詳細が解るまでの10日間は、何としてでも、エサだけでも与えてあげなければ・・・・・・。
どうか先方の猫が病気に掛かってなく、このチブチ君も無事に保護してもらえますように・・・・・・。
それか、優しい飼い主が直ぐに見付かりますように・・・・・・。
(お願い!!誰か飼ってあげて〜。すごい福の神か、招き猫やも知れないですよ〜)

チブチ君がだんだん可愛くなってきて心苦しい事極まりない。

(明日へ続く)


2010年07月23日(金)


 (日記) 恐るべしアネモネマジック!!


お客さんが入り切れずにお断りしたなんて、一体どれくらい振りだろうか・・・・・・。
昨日は店中に立ち込めていた灰色の霧がサッ!!っと引けたような一日だった。
恐るべし!? アネモネ夫妻パワー。

アタシは昨日、朝からソワソワ、ワクワク、ドキドキ、モソモソ・・・・。
お昼頃から買出しをし、あれこれ思いを巡らせながら、抜かりのないようにと愛情込めて牛筋カレーを煮込んだりしていた。

今までの長雨で店は長いことサッパリで、一昨日はお客ゼロ、その前の日も一組・・・みたいな状態がずっと続いていたのだ。
折角アネモネさん達が来てくれると言うのに、他に誰もお客さんが居ないのではあまりに寂しいし、情けなさ過ぎる・・・。誰も来なかったらどうしよう・・・。
そんな不安がたくさんあった。
そこでダウアー先生にメールし、お願いだからサクラがてら飲みに来て(笑)と頼み、仕事が立て込んでいるとかで二週間ほどご無沙汰していた事務長にも、にぎやかしに歌いに来て〜とメールしておいたのだが、その甲斐もあって、昨日は2段階も3段階も4段階ものシーンが有り、からくり箱が、これ以上はないであろう・・・と言う程の大ドラマを見せてくれた一日になった。

先ず一番乗りしてくれたのは事務長。
事務長と飲みながら、事務長が声ならしに歌っていたら、そこにアネモネ夫妻が・・・。

アネモネさんは、正にHNのように細身で、優しく、控えめで・・・、しかし中々情熱を秘めていて芯の強そうなアタシの想像に限りなく近い女性だった。
アネモネはアタシが一番好きな花だし、あのビロードのような花芯は何とも、魅惑があり、情熱的である。

方やご主人のイクちゃん(笑)は、裸の大将の芦屋雁之助さんに良く似た、人懐っこくて優しくて、ペーソスにあふれたような戯び人(あそびにん)風のご主人。

いきなり事務長とイクちゃんが意気投合し、男同士で「二人の大阪」をデュエットし始め、アタシとアネモネさんは目が・・・・・・に・・・。
事務長がソプラノで女役をやり、イクちゃんが男役。
さすが呑み助で戯び人のイクちゃん、歌がとてもお上手で、事務長はお茶目なノリの良い(良すぎるきらいも)人柄なので、そこで皆が大笑いし、一気に皆の緊張がほぐれた。
4人で歌ったり飲んだり、おしゃべりをしたり、と和やかな雰囲気を過ごしていると、そこにダウアー先生が・・・。

アネモネさんも北海道出身らしくダウアーも同郷なので、そこで又ダウアーを交えての話が弾み、あの店の常連の代表者をアネモネさん夫妻に紹介できた事がとても嬉しかった。

そうしている内、他の常連から電話が入り、これから10人で来てくれると言う。
何度も利用してくれている常連の奥さんで、彼女は保育士なのでピチピチギャルやら歌の上手なお姉さんやらが一気に押し寄せ、イクちゃんも事務長もダウアーもニヤニヤ。

そんな時にグットタイミングでコマキが来てくれ、久々にコマキもカウンターに入り息付く島も無くセッセとお手伝い。

と、そこにまたまた、ヤベッチが6人の団体で来てくれ、ドアを開けるなり「うわぁ〜お!!この店にこんなにたくさんのお客が居るの、見たこと無い!!」と、悪たれを吐きながらもホッとした様子で嬉しそうにご着席。
それで店はもう、満杯のギュウギュウ詰め・・・。
それからは歌三昧のカラオケボックスと化し、会話も聞こえぬほどの大盛り上がりであった。

そんな所に再びドアが開き、見知らぬ30代後半と思える男性二人が覗いたが、生憎席がもう無く、お断りした次第である。
しかしイクちゃんは「あの人たちは又きっと来る」と確信めいた事を言ってくれた。

アネモネ夫妻には、常連ひとりひとりとの会話もゆっくりしてもらえたし、それだけではなく、満席と言う場面もお見せできたし、昨日一日だけでコレと無い色々なシーンを見てもらえ、昨夜はぐうたら神を「この、この、このぉ〜!!コッ面憎いほどこれ以上は無いってくらいの仕事してくれるじゃんかぁ!? えぇ??」と、褒めちぎっておいた。

イクちゃんはミクシィには入ってないらしいのだが、たまにアネモネさんからアタシの日記を読ませられているらしく「マキュキュには是非会ってみたい!!」と言ってくれたそうで、「いつも貧乏日記ばかり書いていて皆に心配ばかり掛けて申し訳ありませんし、本当に情け無いです・・・」とアタシが言ったら、イクちゃんが・・・。

「そんなこと無い。アナタの書くものにはパワーが感じられるし、実際に見てみて、その通りの人だって感じてるよ」と言ってくれ・・・。その言葉がとても心に染みて嬉しかった。
「そんなこと言ってくれると、アタシ・・・泣くよ?」と言いながら、実際に涙がバラバラ出てしまい、皆に大笑いされてしまった。

アネモネ夫妻はアタシの餃子も、鶏わさも、牛隙カレーも大変誉めてくださり、アネモネさんはゲコなのだが、イクちゃんがアネモネさんの予告どおりたくさん飲んでくれて、本当にあの店の雰囲気を愉しんで貰えたみたいで嬉しかった。
ぐうたら神と「やったね!!」と、トイレでハイタッチした。

今日はアネモネ夫妻にこれから美味しいお蕎麦屋さんを案内する事になっている。

しかし、昨日までは大泣きしていたカラスだったが、昨日一日の売り上げで電気代も携帯代も払えることになったし、ガス代の溜め分が少しは消える!!
それが何よりも嬉しい。

本当に昨夜は何か奇跡的なからくりマジックが起きた一日だった。
やはり、アネモネさんは祖母たちのお使い神さまだった・・・。


2010年07月17日(土)


 (日記) ゲゲゲはようやく貧乏から脱出か・・・。


初体験のNHKテレビ小説、ゲゲゲの女房は、毎朝欠かさず見ているわけだが、今まではゲゲゲにも執拗なまでに貧乏神が執り付いていて、見るたび、あぁ・・・まるでウチとソックリだ・・・。とか、解るわかる・・・、全く無い時に限って又こんな事ばかりが起きるんだよね・・・とか、ウチも半日電気が止まったよ・・・と、共感しながら見てきた訳だが、水木家は長年の極貧生活から抜け出し、ようやく日の目を見る事になった。
さぞや嬉しいだろうなぁ・・・・・・。
その気持ちが痛いほどよく解る。
それまでの苦しさや悔しさや屈辱が大きければ大きいほど、人に小バカにされたり冷たく鼻であしらわれたりした惨めさが多ければ多いほど、さぞや今は嬉しいだろうなぁ・・・とこっちまで涙ぐんでしまう。

アタシはまだまだ極貧真っ只中なので、置いてきぼりにされた寂しさも多少は有るが、でも、アタシにもいつかこういう日が必ず来るのだと、自己暗示を掛ける事が出来る訳なので水木家の成功が手放しで喜べるし、又、励みになるのだ。

ゲゲゲのドラマは本当に身につまされるドラマだなぁ・・・。
今までNHKドラマに見向きもしなかったアタシが初めて(コレは見てみよう)と思ったドラマで、増して極貧描写がまるでウチで・・・・・・。
しかしゲゲゲの女房は凄い!!!

アレだけぶっきらぼうで、夢だけに追いすがり、将来の見込みがあるかないかも解らず、か細い原稿料が入れば直ぐに無駄使いや思い切った使い方をしてしまう「しげる」を信じ切って、この人は何かを持っている!!と言う自分の予感も信じてずっと「しげる」を支えながら付いて来てくれたんだもんなぁ・・・・・・。

でも、「しげる」の気持ちもよく解る。
まだまだ支払いが溜まっているのに、か細い原稿料の中からコーヒー豆や缶詰のカレーを買ってきてしまった「しげる」に、女房はあきれるのだが、「偶には人間こういう贅沢をしなきゃ、心がすさんで卑屈になるばかりで、良いものなんか描けるわけがない」と言う、この気持ちもよく解る。

しかし、他の女性なら直ぐに尻尾を巻いて退散するか、見限って三行半を叩き付ける所だろう。
まるでアタシの親友の誰かさんと、支え続けてくれている生き神様たちみたいだ。

だからアタシにもそういう人が居てくれてるのだからその人たちの為にだけでも頑張らないとなぁ・・・・・・。

もう直ぐゲゲゲは終わりに近いのかな?
何か寂しいなぁ・・・・・・。

水木先生にファンレターでも出してみようかな〜。
いや、水木先生にではなく、奥様に・・・・・・。

と・・・、ここまで書いたら、中部電力から「電気ソロソロ止まっちゃうよ〜〜〜」と言う催促の電話だ来た・・・・・・。ギャフン!!!

ホント、ドラマと全く同じだ。


2010年07月16日(金)


 (日記) 良いサイトを教わった


昨日のアタシの日記コメント欄で、マイミクのシンちゃまが教えてくれた「ラジオ版・学問のススメ」の若き書道家:武田双雲(27日放送分)のお話しが大変オモシロくて楽しくて良かった。
http://www.jfn.co.jp/susume/
みっちり一時間も、しかもタダでイイ話やオモシロイ話が聴けるこのサイトは、シンちゃま大常連のサイトらしい。

以前にも渡辺淳一氏がゲストだった時に、コメント欄で教えてくれた事がある。

本当に感謝感激雨アラレッティ〜

時間がある時にでも色々な人の話をジックリ聴いてみると、とてもタメにもなるし視点が広がって勉強になる。

こういう風に、良い考え方のお手本や、良いものに出会った時、アイツにもいっちょ教えたろか、と導いてくれる、ケチではないお友達に大変恵まれている事はどれほどアタシの人生の役に立てくれてる事だろうと思う。
なので大きく道に外れる事も無く(しょっちゅう脱線はするけど・・・)自分を見詰め直してみたり、反省しながら生きて来られたのだと思う。

昨日も雨模様で店が暇そうだったので、「ではでは聴いてみましょうか」と、ログインした途端、お客さんが入ってきてくれ、「ではでは後のお楽しみに」と、接客に専念した。
その後もポツリポツリとだが、切れ間が無かったので昨日は聴くのを諦めたのだ。

今日は、20日の締め切りまでに書き上げようと思っていた応募作品が思いの外膨らんでしまい、到底間に合いそうも無いので途中で書くのを諦め、息抜きがてら聴いてみた。

そしたら武田双雲と言う人の話がとてもオモシロく、ポジティブさやネガティブささえも、自分の生活にゲーム感覚で織り込みながら人生を楽しんでいると言う、とても楽しそうな人なので、公式サイトにも立ち寄ってみた。

http://www.souun.net/

ここに短い日々の日記(だっけな?)というのがあって、ホントに短いながらも、ウンウンと頷けるイイ事ばかりが書いてある。
まだアタシもこの人を知ったばかりなので、氏のサイトも覗き立てのホヤホヤだけど、折を見てチョクチョクお邪魔したいと思う。

良いなぁ・・・。
こうやって良いものを教えてくれるお友達は、真にありがたい。


今度時間がある時に、是非曽野綾子の学問のススメも聴いてみようと思っている。

尚、締め切りに間に合わなかった原稿は、ちゃんと書き上げたら、以前執念深く出版を進めてくれた人に直接送りつけちゃおうと思っている。


2010年07月15日(木)


 【愛猫日記 その1】 困った!!!


金曜日の日、亭主から店に電話があり「今ね、窓の外に小っちゃな猫が来て、金蔵を見てニャーニャー鳴いてるんだけど、ものすごく可愛いんだよ・・・」ととても困っちゃっている様子。

話を聞くと生後1〜2ヶ月のノラ猫らしく、親や兄弟の姿はどこにもなく、単独で行動しているようだ。
金蔵の事を親だと思っているのか、窓に擦り寄り媚びるようにずっと鳴いていると言う。
「それで、金蔵はどんな反応してる?」と聞いたら「慰めるように優しく鳴きながら話し相手になってやってるみたいだ」と言う。
「ダメだからね!! 絶対にエサなんかあげちゃダメだからね。アタシ達がエサを食えない状態なんだからね、これ以上猫なんか飼えるわけないんだからね!」
と、再三念を押し、電話を切ったのだが・・・・・・。


アタシが店を終え、家に帰ってきた時は仔猫の姿は見当たらなかったし、きっと野生なので車のエンジン音で逃げたのだろう・・・。
なのでアタシは自分の部屋に入り、さっさと寝てしまったのだが、どうもそれから直ぐに仔猫は戻ってきたみたいで、一晩中窓の外で鳴いてたらしく、金蔵は徹夜でその仔猫の話し相手をしていたみたいだ。

翌朝、「オマエはいいよなぁ・・・。帰って来た途端バタンキューだもん・・・。オマエの部屋までは聞こえないだろうけど、俺も金蔵も夕べは一睡も出来なかったよ。金蔵ってなんて優しい猫なんだろう・・・」と、亭主が金蔵を撫でながらボヤイていた。

「一晩中鳴いてたって事はあの仔猫、昨日から何にも食べてないんだよ。可哀想に・・・・・・。ほら噂をしてたら又来たぞ!!」
と言うので「ドレドレ」と窓の外を覗いた途端、アタシャもう、ダメだわ・・・・・・と思ってしまった。

何とも愛くるしい顔をした仔猫がちょこんと座って、ガラス越しに金蔵と鼻をすり合わせるように鳴いているではないか。
三毛猫と何かの掛け合わせだろうか、毛が長めでとても可愛い顔をした猫だ。
人間よりも猫が好きなアタシは見ちゃえば堪らなくなり、小さなお皿に水と缶詰のエサを少し盛り、とうとう与えてしまったのだ・・・。
ノラなので人懐っこくはなく、人間の姿を見ればサッと逃げてしまうが、エサを与えてからは窓越しのアタシにも可愛い声で訴え掛けるようになってしまった。

昨日も仔猫は窓の外に来て、アタシを見付けると「ニャーニャー」である。。
勿論家には持ち込まないが、やはり、エサだけは与えてしまった。

「エサなんかあげちゃ絶対にダメよって言ってたのはどこの誰だっけ?」と亭主に突っ込まれたが、亭主だってめっぽう動物に弱い。
「二匹も三匹も変わらないんだから金蔵の遊び相手に飼ってあげようよ」と言う。
でも、このコーポは動物は飼って良いのだが、一匹だけと言う約束なのだ。
金蔵もミュウー婆さんも、両方真っ黒な猫なので、多少のごまかしは利くだろうが、あのチビスケは白と茶色と黒のブチ猫だもんなぁ・・・・・・。
飼ってあげたいのは山々なれど、アタシ達が追い出されちゃう・・・。

今朝はまだ姿を見せないが、雨も風も止んで来たので又来るだろう・・・。
きたら絶対に抗えない。


さぁ、困った!! どうしよう・・・・・・。


2010年07月12日(月)


 (日記) 嬉しいことが・・・・・・。


アタシのマイミクにアネモネさんと言う女性がいる。
この方との出会いはまことに摩訶不思議であり、アタシはこの人をただの人間だとは思っていなく、亡きご先祖たちが引き逢わせてくれた、生き神様だと思っている。
この方はホボアタシと同じ年齢で、決して年配の方ではないのだが、古い映画等に大変興味を持っている女性なのだ。

アネモネさんとの出会い当時の日記。
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87374&pg=20041130

6年前、ふと、祖父や祖母の事を知りたくネットで検索していて、古い映画のサイトに辿り着き、そこのBBSでアタシの書き込みに応えてくれた女性なのだが、祖母の情報をアタシよりも詳しく知っていて、後に祖母のトーキー映画を二本、わざわざ自宅に送ってくれた女性である。
ソレに対して何のお礼も出来ぬままになっていて、ずっと心の中で後ろめたい気持ちが残っていたのだが・・・・・・。

そんな彼女と再び6年の年月を経て、去年ミクシィで再会したのだ。
彼女はあれからも、たまにアタシの日記を読み続けてくれていたらしく、アタシがミクシィをやっている事を知り、彼女もミクシィに入会し、メッセージをくれたのだ。

それも去年、アタシがあまりに辛い時期があり、親友に聞いた岡谷の凄い力を持つと言われている霊能者の所に行った直後の話である。
祖母や母が、あまりに手厳しい事を言うその霊能者に、アタシの事を弁明するため霊能者の枕元に立ち、「あの子は本当は優しくてとても良い子なのだ」と涙ながらに訴えたと言う話を、わざわざその霊能者の方が電話で知らせてくれた直後か次の日だったので、とてもアネモネさんとの再会が偶然とは思えなかったのだ。

そんなアネモネさんが来週の金曜日にご主人とわざわざ大阪から松本に来てくれるそうで、アタシはとても嬉しい。
ご主人も彼女からアタシの話を聞いて、とても会いたがってくれてるとの事。
今も大変厳しい時期なので、あまり手厚いおもてなしが出来ないとは思うけれど、精一杯のありのままのアタシを見てもらおうと思う。


2010年07月09日(金)


 (日記) 神秘十字線


前もチラリと書いたが、手相の【神秘十字線】と言うものがアタシも亭主も両方ともあるのだ。
しかも両手にソレがあるのは数万人に一人と言う確率らしく、二人とも両手にある。
また、しかもだが、二人とも右手には二個ずつあるので、二人とも3個ずつ持っていることになる。

昔よくあたるタロッド占いの人に「貴方達は何十万組みに一組の類稀な仲良しカップルです」と言われた事が有るが、コレが所以だろうか・・・?

なるほど、亭主も直観力と言うか、第六感みたいなものはとても冴えていて、ウソ!! と笑ってしまうほど、亭主が思わず口から出たことがその直後に本当になる。
例えばバレボールーやサッカーなどの試合をTVなどで観ていても、サーブなどで構えている時「コレは失敗するわ」とか、「コレはサービスエースになるよ」とかと言うと8〜9割方当たるのだ。

後はアタシ達が客の空っぽな店に行くと、食事時に関らず、あれよあれよと言う間にお客が来たりして満席になったりするし、どちらかが「あの人間とは極力付き合いを控えた方が良いよ」などと言うと、本当にその後その人が何やらの問題を運んできたり、よろしくない行動をして困らせられたりする。

神秘十字線は大難を小難に代えてくれるという働きもあるらしいが、アタシが5年生存率50パーセントといわれた癌を克服したのも、亭主が「もう風前の灯でしたよ。後数時間遅かったら・・・」と言われた心臓の血管の詰まりも、大事に至らず回避できたのもこの線のお陰かも知れない。

余ほど行く末は素晴らしい人生が待っているのではないかと期待しているのだが、ハテどうなんだろうか・・・・・・?

アタシも亭主も大器晩成型らしいのでこの先どう転ぶかは解らない。
と、望みを持って置くことにしよう。

http://ameblo.jp/kansya1/theme-10013648105.html


2010年07月08日(木)


 【料理?】 栄養補給冷製スープ ガスパチョ


あまりに毎日暑くて食欲がない。
なので、先日レシピを載せた冷やしポンコンうどん(タヌキとキツネのコラボ)や、冷やしネバネバ蕎麦(納豆と山芋のコラボ蕎麦)ばかり食べていて野菜不足なので、今日は起き抜けにガスパチョを作って飲んだ。

コレは材料をジューサーに掛けるだけなので、バカ簡単な栄養満点冷製スープだ。

トマト・キューリ大嫌いな亭主は、100万あげると言ってもこんなもの絶対に飲めないので、今回はアタシ一人分の材料。

【材料】

トマト小ぶりのもの二個 (冷凍庫から出して水に浸けて置けば簡単に皮が剥ける)
キューリ 3分の一本
玉ねぎ 小ぶりのもの  4分の一個
ピーマン     一個
にんにく    一欠け
セロリ     10センチくらい
塩       適量
コショウ   (アタシはタップリ目が好き)
タバスコ    数滴
オリーブオイル 少々

【作り方】

トマトは皮を剥いた後、半氷状態のものをさっくり包丁で4等分に切りジューサーに入れる。
ピーマンは半分に切り種を取り、他の材料はそのままジューサーに。
水はジューサーが回る程度入れればよい。
コレを最初は弱回転で回し、後は一気に強回転で回せば出来上がり。

半氷状態のトマトがベースなので冷やさなくても冷え冷えのガスパチョが出来上がる。
今日はセロリがなかったのでセロリ抜きで残念だった。

☆柔らかい味が好きならば生クリームを少し加えると、味もまろやか、色もピンクになって綺麗です。

☆お客彷徨うに出す時は、めんどっちくても、玉ねぎ・キューリ・トマトのみじん切りなどを浮かべると最高にお洒落です。

(又写真撮る前に飲んじまった 汗)


2010年07月06日(火)


 you_cubeで従兄弟を見つけた。


この人、アタシの従兄弟の、のり一(のりかず)と言う。
今は亡き三木のり平の長男で、現在は桃屋のCMの声を亡き父に代わり担当している。

アタシの母(次女)と、のり一の母(長女)が実の姉妹で、のり一はアタシより4つ上。
親戚筋の中ではのり一もアタシも、子供の頃から始終みんなの槍玉に挙げられるような異端児で、誰かしらに文句を言われたり、突付かれているような落ちこぼれだった。

だからかアタシとは結構仲良しで、東京時代はjazzのライブハウスなどにもよく連れてってもらった。
もうかなり昔の話しになるが、松本にキグレサーカスが来ていた時は、そのサーカスの演出を伯父が手掛けていて、のり一は司会進行役(ピエロのような役)として出演していたので、一月ほどサーカスのテントとアタシの家で寝泊りしていたのだ。

この画像はいつ頃のものかは不明だが、こんな下らない事もしてたんだなぁ・・・・・とおかしい。
父親があまりに偉大だったので、のり一もTVや芝居の仕事は結構していたのだけれど、あまり目が出なかったなぁ・・・・・・。

今のり一は後1年ほどで還暦を迎えるはずで、アタシも来月は55だ。
お互いに年食ったなぁ・・・・・・。

http://www.youtube.com/watch?v=pf9aajS0v1c

ここにも居た

http://www.youtube.com/watch?v=hVHpWBb10UA&NR=1


2010年07月05日(月)


 (日記) 最近思うこと


人間関係で悩む人がかなり多いみたいだけど、アタシは子供時代からあまり人間関係の悩みは無かったなぁ・・・・・・。
だって、人間知り合ったら全部お友達・・・なんて事は絶対にあり得ない訳で・・・・・・。
合わなくなる人は付き合って行く中で、いずれかは魂の奥で違和感(ズレ)を感じるようになり、所詮いつかは離れていくものだと思っている。
又全然それで良いと思っている。

その人の事が本当に好きで、その人との別れが本当に辛いなら、きっと自分の方が悪かったのだろうと反省してみれば良いと思う。
でも、よくよく考えてみたら、自分が折れて、自分の考えを変えてまでその人と繋がっていたいかとジックリ考えると、別段そうでもない人が離れて行ってくれるような上手い仕組みになっているような気がするのだ。
なので、アタシは来るもの拒まず去るもの追わずの体制をずっと守ってきた。

何かで揉めたり喧嘩して一時期離れたりしても、自分がその人に対して真心と誠意をもって付き合った人で、自分に取ってみても必要な人は、たとえ遠回りをしても必ず戻ってくる。
自分にはもうあまり必要じゃなくても、相手に取ってアタシが必要な場合も、必ず後々何がしかの連絡は来る。
そして連絡が来ればアタシはソレはそれで嬉しいので、当時に何があったとしても拒絶はしないようにしている。
何ヶ月も経って戻ってくる人もいれば、何年も経ってから「やはりあの時はわたしの思い違いだった」と、コンタクトを取ってくる人もいる。
そうでなく行きっぱなしの人は、所詮自分にも相手にも必要のなかった人間関係だったのだと思ってサッサと諦めた方が良い。

人間年を重ねるごとに、自分の周りを取り囲む人間をじっと見回してみると良い。
昔より人間レベルの下がった人達が周りを取り囲んでいるようなら、きっと自分の考え方や生き方のレベルも下がった証拠だと思うし、尊敬できるステキな人が増えているなら自分の人間レベルも上がってきた証拠だ。
そうやって徐々にホンモノの人間関係を築き上げていけたら理想な訳なので、人と揉めても、人に去られても、それほど気にする事はないと思う。
「精一杯、ちゃんと付き合ったのだから良いじゃないか」と思えれば良いだけのことだ。

それに、自分が本当に成長したくて自分自身を本気で大きく変えたい時は、周りが全部居なくなるくらいの覚悟も必要なのだと書いてある本もかなり多い。
今アタシの周りに居てくれる人たちは、何年経っても、アタシが貧乏だろうと、どうあろうと居続けてくれた人ばかりだ。
そして温かく魅力的でステキな人が多い。
それはとても嬉しく、本当にありがたいことだと思う。


2010年07月03日(土)

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