マキュキュのからくり日記
マキュキュ


 (日記) 奇跡が起きた!!


昨日日記を書き終えるか否や、癌の友達○△から電話が入る。
「マキりゃん、今日は今後の治療説明で朝から信大に来ててさ、今終わったんだけど、どうだい、近くまで出てこれる?」と言うので「あいよ〜」と、信大近くの○ストで待ち合わせをした。
この前渡したアタシの手記の感想を述べたいとの事らしい。

○ストに着いて見ると、流石に今日はbeerではなくコーヒーを飲んでいる。
「おっ! 少しは改心したか」
アタシがニヤニヤしながら言うと

「当たり前ジャン・・・車で来てるんだし・・・いくらなんでもそこまでは・・・」
と、飲む打つ買う(買っては居ないかぁ・・・ただ乗り専門だったわなぁ・・・)の3拍子揃った○△が苦笑いをする。

「手記、読んだよ。一気に読んじゃったよ」

「それで、どんな感じだった?」
アタシャ少しドキドキだ。

○△はアレで中々頭も切れるし、変なお世辞も言わないし、歯に衣を着せぬ正直な感想を述べてくれるので、アタシャ自分の文章の審査員&アドバイザーとしては結構信頼を持っているのだ。
「マキりゃんの文章って、比ゆ力が優れてて、表現力にも独創性があって、情景が浮かんできてその辺凄いよなぁ・・・」
と、先ずはとても誉めてくれた。
そして「普通さ、どこかの貧乏オバサンの人生を、誰が面白がって読むかよって思うけど、それが客観的でユーモラスにセンス良く書かれているから、読んでて飽きなくて良いね」
と、又又誉めてくれた。
「ただ、一気に人生全部書いちゃうのは勿体無いよ。もっと小出しにして引き摺って時代時代の短編集みたいにした方が良いんじゃないかぁ?」

なるほど・・・・・・。

まぁ、そんな感じの会話が弾み、暫くすると・・・・・・。

「ねぇねぇ、ちょっとだけパチンコ行かない?」と彼。

「これだよ!ったくぅ・・・、 お金も無いくせにぃ・・・いい加減にしなさいよ! アタシだってそんなお金有る訳無いでしょう・・・」

「実は昨日○◇りゃんに(彼の妻)もう入院しちゃうんだから楽しんで来いと一万小遣い貰ってさ(なんて優しい妻)パチンコやったら、それが6万になってさぁ〜。マキりゃんにはここのところで精神面でも色々世話になってるから、俺が資金5千円出すからさ。ね、ね、ちょっとだけ行こうよ。マキりゃんもお金ないでしょう?」

「そりゃそうだけど・・・癌の友達に資金出してもらうのも何だか気が引けるよなぁ・・・」

「良いからいいから、ねっ、チョットだけ」

そんな訳で○△から5千円貰って近くのパチンコ屋さんへ・・・。

二人ともダメで、互いに後ろを振り返りながら「だめ?」 『ダメ・・・』と合図をしながらのパチンコだったが、アタシの方が最後の千円札で、フィーバーし、それがカクヘンになり暫く続き、○△に5千円返し、その後も○△に一回分のフィーバーの玉をあげ、結局彼は自分のお金1万円と、アタシの玉5千円分を使ってまだ来ず、ションボリして帰っていった(笑)

今朝、彼に「お陰さまであれから4万になったよ〜。今月の家賃の足しになったわ。嬉しくて涙出そう・・・」
と、メールを入れたら

今「ふつう、悲劇のヒーロの俺が出るんじゃない? 変なシナリオ・・・。(泣)死人に鞭打ってどないするねん!(怒!)(笑)」
と言うメールが返ってきた。

なので「アハハ、普段の行いの差だわさ」
と返信しておいた。
○△は可哀想だったが、取りあえずアタシは救われた・・・。

ヤレヤレ・・・、本当にさくらちゃんの言う通り奇跡が起きた。
お陰さまで今日、明日で少し纏まった売り上げが有れば、何とか今月は事足りそうなまでにはなった。


2009年10月30日(金)


 (日記) 明日と言う日は永遠に来ない


今朝起きて窓の外を見ると景気全体が朝靄で覆われていて、向こうに見えるはずの山々も雲隠れならぬ靄隠れ・・・・・・。
なんか幻想的で神秘的でステキだなぁ・・・・・・。

アタシの住むハイツは何が良いかというと、窓から見えるロケーションが最高で、季節ごと、天気ごと、時間ごとに素晴らしい絵画を見せてくれるということだ。
特にアタシは夜明けの景色が大好きで、初夏など、漆黒の闇〜濃紺〜藍色〜水色へと、チビリチビリ飲みながら徐々に変わってゆく空を見ているのが大好きだ。
「♪ルールールルルー、ルールールルルー」
由紀さおりの夜明けのスキャット(古っ!)なんぞが何処やらからか聞こえてきそうな気がする。

最も今は夜明けが遠くなってしまったので、そこまで起きちゃぁ居られないが・・・・・・。


ところで・・・、話は変わるが。
先日、中村天風の中古本をブックオフで10冊ほど大人買い(?)し、一冊ずつ読んでいる。
中村天風の本に初めて出合ったのは、からくり箱を開店する直前だった。
念願の店は持てたものの、直ぐに潰してしまうのではないかと言う不安と怯えに苛まれていた時、親友の夫(霊能力を持った気功師)が「この本を読んでみて・・・、悩んだり苦難にぶつかる度にきっと役立つよ」とプレゼントしてくれたのだ。
確かその本は「運命を拓く」と言う本だったのだが、宗教っぽい本なのかなぁ・・・。堅苦しそうで難しそうで何だか嫌だなぁ・・・。と思ったのが最初の印象。

ところが読み始めてみると、大変笑える所などもあり、人間味に溢れており、厳しいばかりではなく、なんて慈悲や慈愛に満ち溢れた人間ぽい人なのだろう・・・と夢中になってページをめくった。
読み進む内、やっとアタシが求めていた本物の人生の先生に出会えたような安心感と感動を覚え、居るはずも無い天風先生がすぐ側に来て、「もう大丈夫だよ」と、頭を撫でられ抱きしめられているような感覚さえ覚え、読みながら涙がボロボロ出てきた記憶があるのだ。

以後、アタシは何かに迷ったり、挫折を味わうたび、その本を羅針盤にしてきたのだが、この所でもう一度読み直そうとしたらその本がいくら探しても見付からない。
誰かに貸した記憶があるのだが、誰に貸したか覚えていない。
本やCDなんて、大抵はそんなもんだわなぁ・・・・・・。

そこでブックオフで注文したら、他の本もどんどん読みたくなり、大人買いに至った訳だ。
過去、宗教家の書いた本も、成功者の書いた本も、人生論の本も色々読んでみたが、アタシャやはり行き着くところは、中村天風の人間味や味わいのある教えが一番しっくり来る。
そして一番身近な存在な気がするのだ。


「苦痛な出来事が起きた時、今日は取り合えず苦しい事を忘れちゃって、やれるだけの事をやってりゃいいんだよ、明日苦しめばいいさ・・・と思えばいいのよ。
一日寝れば、次の日は今日なのだから、永遠に明日と言う日などは来ない訳で・・・・・・。
そうしている内に良い事や楽しい出来事にも遭遇して、苦しみはしぼんで行くんだよ・・・」
と言う事である・・・。
なるほどなぁ・・・。
考えてみれば明日なんて永遠に来ないと言うのは本当だわ・・・。
と、目からうろこだった。


今、日記を書き終えて外を見たら靄がすっかり晴れて、良い天気になっている。


2009年10月29日(木)


 (日記) パソコンやばそう・・・・・なの?


今パソコンを立ち上げる際、何かいつもは絶対したことの無いような「バババババババババババババ!」というCDがバグルような音がし、画面も同じように点滅し、バグリながら立ち上がった。
とりあえずネットにもつながり、こうして日記も書けているみたいだが、
果たして書き終わるまでちゃんと大人しくしててくれるだろうかが心配。
これ・・・寿命の合図かなぁ・・・・・!?
一旦落としてもう一度立ち上げてみようとも思ったが、立ち上がらなくなると困るし今日は友人がランチをご馳走してくれると言うので時間が無いから、このまま日記を書いている次第でして・・・・・・。
単に一度だけの不具合なら良いが心配・・・だぁ・・・・・。

サテサテ昨日は首がまだ痛く、されど金も無く、半ロボット状態で店に出向いた。
店に着いて掃除機をかけながら、ロボット踊りなんかしてふざけてみる。
(アタシャアホカ・・・)と独り言などを言い、開店準備に取り掛かる。
看板を付けた途端、待ってましたとばかり来ましたねぇ・・・・・・。
あのいかつい顔の回し者、家賃の取立てが・・・・・・。
「はい、大変遅れて申し訳ありませんでした」と先月末に払うべく家賃を月末間近に払い、財布を見れば全財産4000円に・・・。(トホホ・・・)
まぁ、仕方なかんべぇだわなぁ・・・とため息を吐きながら我が敬愛する天風先生の本を読んでいると・・・「ちわ〜〜〜〜〜っす!!」と、佐川急便のいつも明るく優しいお兄ちゃんが・・・・・。
「げっ!!やばっ!! そうだった、我が店看板の芋焼酎が無くなったんで、頼んでたんだっけ!!」
何度も来てもらうのも申し訳ないので、釣り銭全てを並べ、ようやく払い、釣銭がさっきの残りのたった4000円に!!

「まぁ、良いか・・・。今日は魔の火曜日、お茶挽きかもしれないし、来ても常連だろうから、もし一万円札出されたらツケにしてもらって後日に貰えば・・・。でも、もし、フリー客が来て一万円出されたらどうしよう・・・・・・。待てよ? もし誰もお客来なければ明日はどうやって営業を・・・・・・」
など等考えながら「今日はお客さん来ますか?」と問いながらトランプ占いを・・・・・・。
そうしたら4段全部取れてしまった。
トランプの応えは「来る」と出た訳だ。
しかし、もう既に11時近いのにぃ・・・?
ホントに来るかぁ・・・?

と思いきや否や、事務長さんから「今から行くからね〜〜〜」と電話。

「おお、アラ〜〜の神よ、キリストよ、お釈迦に、ブッタに弁財天!!ヤオヨロズの神様達、ありがとうございます!!」
とまたもや独り言を言いながら(あの占い本当に当たるよなぁ・・・)と感心する。

昨日は事務長の他に、昨日で5回目の準常連であるお客さんが来て、アタシが感じる彼の性格判断(望まれたので)等を真剣にしながら遊んでいたら、彼も「当たってる!当たってる!しかしママの洞察力は凄いなぁ〜〜」と、楽しかったのだろう・・・、いつもはbeer2〜3杯で帰る所、beer5杯に、チューハイ3杯も飲んでくれ、カレーまで食べて、一人で7千円も使ってくれた。
(いい事ばかり言ったわけでもないのになぁ・・・・・・)

ヤレヤレ・・・コレで今日は釣銭が通常に戻った!!(o^―^o)

今日から今月の家賃貯めねば・・・。

もう4日しか無いじゃん・・・!無理だ!!
と取るか
大丈夫、まだ4日もある!! 4日あれば奇跡は起きる!!
と取るか

サテ・・・アナタはどっち?


2009年10月28日(水)


 (日記) 昨日の続きのような日記になるが・・・


昨日、日記を書いた後、その主人公の○△とお茶をして来た。
入院生活が始まると中々ゆっくり話せる機会が無くなりそうだし、アタシは治療が始まったら人に会うのが苦痛になる事も知っているので、昨日会ってて来たのだ。

○△はアタシの顔を見た途端泣き出すんじゃないかと思っていたが、思った以上にしっかりしていて、有る程度観念もしたみたいで、今まで通り、会話の端はしにジョークを交え、ゲラゲラ笑いながらの会話になった。

ファミレスで待ち合わせをしたのだが、相も変わらず真昼間からビールを頼み、「ねぇ、見てよ見てよ、こここんなに腫れてるでしょう?」と、喉の辺りに指を指す。(彼は忌野清志郎と同じ場所の癌だ)
手術をしないと半年持たないらしい。

「アンタってホント懲りないんだから・・・・・・。末期の水だわね・・・。仕方ないわ、まぁ、飲め飲め・・・(ーー;)」と、アタシにヒニクを言われながらも凄くリラックスした状態で色々な話をした。

昔からアタシも○△も貧乏で、20年前くらいかなぁ・・・、一度二人で互いの僅かな持ち金を全部掻き集め、彼の車で石和の場外競馬場に行った事がある。
二人合わせて所持金3万弱wwと、何とも貧弱なのだが、しかし互いに次の日には4〜5万ずつの支払いが有ったのだ。
アタシは競馬はやった事は無いが、○△は多少齧っていると言うので「もう運を天に任せて賭けるしかないね・・・」という事で朝っぱらから高速を飛ばし意気揚々と石和に行ったのだが、行きは良い良い帰りはナンとやら・・・で、互いに有り金を全てスリ、「競馬場でラーメンだけでも食べといて良かったねぇ・・・」などと言いながら、帰りは高速も使えず下道を通ってションボリしながら帰ってきた事が有った。

そんな想い出話なども語り合いながら、「俺達ってホント付き合い長いし腐れ縁だよなぁ・・・互いの夫婦同士よりも互いの事解ってやしないか?」などと時折シンミリ口調で話す○△を見ていて、やっぱ、コイツは今死なせては損だわ・・・。まだエポック時代のツケも有るし、あっ、そういえば昔二万貸したお金もまだ返ってきてないし・・・などなど、色々な事を思い出していた。(笑)

彼も物を書くのが好きで、脚本家を目指していた事もあり、アタシは先日来た出版社からの好評だった講評を彼に見せた。
「すごく誉められてるじゃん・・・、この原稿読んでみたいから見せてよ」と言うので、友人に印刷を頼んでおいた。

そしたら「俺も又何か書いてみるかなぁ・・・」と言うので「うん、極限に居る人間は魂が篭った物凄いものが書けると言うから、○△も書け書け! 夢中になって書いてたら癌の苦痛も恐怖もなくなっちゃうわよ」と言い、二人で近くの本屋に行き、公募ガイドを買ってあげた。

兄弟のような従兄弟のような親友のようなヘンテコリンな仲なのだが、帰宅した夫に○△の状態や様子を話すと「大丈夫だよ、アイツはタダじゃ死なないから・・・」と言っていた。
ダメ人間だけど、感性と人間味に溢れた彼が、アタシは好きだ。本音で語り合える彼がこの世を去るのはとても寂しい。
だから何としてでも前向きになって病気を治して欲しい。


2009年10月23日(金)


 (日記) 腐れ縁の友達が癌になって・・・


25年来の飲み友達&喧嘩友達である(O)がつい先日癌を告知された。
面白い事ばかり言っては皆を笑わせ、歌は追う目と引く目を弁えた、とても心に響く良い歌を歌い、物まねなどの芸達者でもあり、知能も高く、感性も鋭く、但し、多方面に破天荒な芸人肌の男友達である。
アタシと同じDNAを持って居るのでは(?)とも思える器用貧乏な彼なのだが、いつも元気で人の忠告など何処吹く風・・・のような性懲りも無い事なかれ主義の彼が、いつに無く底辺まで凹んでしまっている。

アタシも癌は経験者だし、告知された時の事は鮮明に覚えている。
アタシの場合はそれまでの余りの貧乏さに「やったぁ〜♪ 癌になれた!! コレで命が助かる!!」と大喜びし、「じたばたしたって仕方が無い。観念してまな板の鯉にろう。所詮なるようにしかならないのだから・・・」と、入院生活も治療生活もエンジョイしながら送っており、癌の事をあまり深刻に考えてなかったからこそ、5年生存率が50%と言われていたにも拘らず、完治してしまったのだと思う。

病気は深刻に考えれば考えるほど深刻になって行くと、アタシの尊敬している中村天風先生もおっしゃっている。
痛いところや辛い所が出てきたら「俺が痛いんじゃない、他が痛がっているだけだ」と思い込み、楽しい事や面白い事に打ち込んでいると自然に忘れて治ってしまう場合も有るという。

だからアンタもそうしなよ・・・と言ったのだが、中々そうは行かないみたいだ。
あまりしょげているので今日お仏壇の母に気を入れてお願いしといた。

「お母さん、アナタもよく知る25年来の親友○△が癌になってかなり凹んでいます。アイツはもっともっとこの世で修行させるべきです。そう易々とあの世に送り込んではシャクじゃぁないですか・・・。もっとこの世で修行させ、人様の役に立つようにコキ使わなきゃ・・・。だから勢力を持って彼を治してくださいと、○△のご先祖様たちにお伝えください。」と・・・・・・。


人間の生死は本人が決めるものでも医者が決めるものでもないと言う。
「ソロソロこちらに来ても良いよ」と判断を下す審判神が居て、goサインを出さないと、中々アッチには行けないそうだ。


2009年10月22日(木)


 (日記) コレも進歩のうち?


以前、人の悪口は絶対にいうのを止めよう・・・と思った事が有るが、余りにストレスが溜まるのでそれは止めた。
でも、陰口や欠席裁判は嫌いなので、本人自身にも言える事しか人とも話し合わない努力はしている。

「ねぇねぇ、マキちゃん・・・、悪口や陰口って、一体どこまでが悪口&陰口で、どこからが悪口&陰口じゃないの?」 と、以前若い客から質問された事が有るが、アタシの考えとしては、悪意や憎しみや馬鹿にした気持ちでその人の事をああだこうだ言って憂さを晴らすのが悪口&陰口で、その人の事が好きだからこそ、ちょっとした勿体無い所や欠落した部分などを確認し合い、本人に何れは諭させる為に真剣に話し合うのは、決して悪口&陰口ではなく、むしろ本人に取ってもありがたい事だと思う。
ただ、やはり本人に直接言えない事はなるべく他所でも話さない方がいいし、可笑しなものでちゃんと何処からか本人に伝わり、本意は善意からであっても誤解を招く場合が多いと思う。

若い頃は悪口&陰口集団に取っ捕まり、アタシも合図地なんかを打っていた事も有るが、やはりあまり気持ちが良いものではなく、本人に会うと何か後ろめたい気になったりした。それが嫌なのでそう言う連中には極力加わらないようにして来た。

特に人間が有る程度出来上がっていて、尊敬に値する部分が多い人ならまだともかく、だってそう言う事が好きな人間や、人前で平気で人をなじったり出来る人ほど、あまり人に好かれて無いし、幸せそうに生きてないんだもん・・・。
人の振り見て我が振りなおせば良い・・・と、心の中でそっと思う人が多い。

アタシが思う理想的な対処法は、人から誰かの悪口を聞いたら、「あっそう・・・」位の合図地に止め、自分もその人の良い部分とそうでない部分とを良く比較して考え直してみて、やはりそう思ったら、本人に直接、本人だけに向かって真心で教えてあげたら良いと思う。

アタシもまだまだ全然偉そうな事は言えないが、極力そうしようと気付いただけでも、大きな進歩だと思う。


2009年10月21日(水)


 (日記) からくり箱が大変身!!


今や世界恐慌の氷河期時代。
金・土のスーパーでアレだけ買い物してる人が多いと言う事は、外に出ない人が増えた証拠で、せめて酒が飲みたきゃ家でささやかな晩酌を・・・外での食事でお金を使うくらいなら、家で手料理を・・・と言う見直しがされている事だと思うし、本当はとても良い事なのだが・・・・・・。

外食産業も下火らしく、入ってる店は老舗の高い店か、馬鹿安のファミレスくらいで、中堅所は青息吐息らしい。
しかし松本あたりでは有名どころのファミレスさえもどんどん撤退している有様だ。

都会や田舎を問わず、水商売全体が過渡期に突入した訳で・・・・・・。時代の流れに沿ったものに変えて行かなければならない時期だなぁ・・・と常日頃から感じてはいたのだが、中々コレが実行に移すとなると難しい。

今まで普通の暮らしが出来ていた人達さえ苦しくなって来た今の世の中、アタシ等のように元々が底辺に居た人間達は、明日は夜逃げかホームレス・・・と言う所まで深刻である。

このままの形態ではもうダメダと考え、日頃から色々と構想を練っていたのだが、最後の賭けとして店の営業方針を大きく様変わりさせるアイデアが浮かんだので、即実行に移し店の建て直しに図ろうと思う。

アタシの料理の腕を活かし、からくり箱の和気藹々さを維持しながら、今以上に低料金で気楽に飲み食いしてもらえるような店作りに変えようと思っている。
営業時間なども大きく変わる。

そこで常連の皆様たちとも、アイデア交換やより良いお知恵や技術を拝借したいので、今週の日曜日あたりの昼間か夜、集合を掛けたいと思います。その日は何とかお繰り合わせ頂き、なるべくご出席くださる事を切にお願いいたします。
予定が決まり次第、各自ご連絡いたします。


2009年10月20日(火)


 (日記) お知らせ&日記


今週土曜日に計画していたカレー店【ロイヤルヒンド】での食事会は、双方の都合により、今回見送りとさせていただく事になりました。
楽しみにしていた方には大変申し訳ないですが、又の機会に改めて設定し直したいと思いますので、どうかご了承ください。


サテと日記に移行させて頂きます。

このところ、TV番組「ペケポン」の影響なのか、笑っていいとも等でも川柳ばやり・・・。
昨日は店が休みだったので、ささやかな晩酌中、連れ合いとお題を出し合いながら、即興川柳を作ろうなどと言う金の掛からぬ地味〜〜な遊びをしていた夫婦なのだが・・・・・・。

お題は【お金】

その中で出たアタシ等夫婦の句を一つずつ・・・。

先ずはアタシの句から・・・


とりあえず  宝くじ買う  金欲しい


では連れ合いの句・・・

給料日 過ぎるがごとに ツマミ減り


どうもさもしい夫婦だよなぁ・・・・・・


今日は第三月曜なので連休だ。
サテ、下手な鉄砲もで、出筆活動でもするかなぁ・・・・・・。


二個目日記

今朝のTVで、加藤和彦さんの訃報を見、強いショックを受けた。

ザ・フォーク・クルセダーズの曲を聴いたのは確か小学校時代だったと思う。
「帰ってきた酔っぱらい」がセンセーショナルを巻き起こしたが、アタシはその後に出て発売禁止になった「イムジン河」が大好きで、従姉妹とハモって歌っていた記憶がある。

加藤和彦さんは、顔、雰囲気、個性、感性、持ち味、楽曲等、全て大好きだったが、最近良くTVで再び見掛けるようになったので、まだまだバリバリ活躍してるんだなぁ・・・と、とても嬉しかったのに・・・・・・。

TVでは彼が孤独だ、孤独だたと言っていたが、アタシはちょっとニュアンスが違うように思う。
彼はとても尊敬されており、慕われており、寄り添って来る者は今でも老若限らず男女限らずたくさん居たはずだと思う。
ただ、もし本当に孤独だったとしたら、彼はデリケートであり完璧主義ゆえ、物や人に出会うたび、その中に嘘やずるさや胡散臭さを見抜き、虚無感を感じ、失望し、自らあえて周りを閉ざし、孤独に身を投じていたのでは・・・? と思うのだ。
そのくらい彼の感性はもっと崇高で研ぎ澄まされていたように思う。
そして最終的にはそんな自分自身への限界をも感じてしまったのではないだろうか・・・。

なんだかとても悲しい。
彼の歌のように、悲しくて悲しくてとてもやりきれない・・・・・・。

アタシは死ぬのが怖いからこそ、いつもギリギリの精神状態で、無様でも貧乏でも何でも、いつかは手に入れるであろう夢にしがみ付きながら何とか生きていると言うのに、あんな才能や恵まれたものを数多く持ちながら、自ら命を絶ってしまうなんて・・・・・・。
それにしても、自分で死ぬ勇気や覚悟って一体何処からいつ湧いてくるのだろう・・・・・・。


2009年10月19日(月)


 (日記) サテ・・・何を作りましょうか


今日はエポックからの常連の(Y)から予約を頂いている。
大昔からの友人なので気心知れた人間だが、料理屋が数ある中でアタシの店を選んでくれるのは真に嬉しい事だ。
こういう予約を受けると、アタシは断然燃え、料理作りに精を出すんです。

「何かリクエストはある?」とメールで聞いたら、「餃子だけは絶対に入れといて。後はマキちゃんの料理は外れが無いから、全てお任せするよ」との事。

サテサテ何にし・よ・う・か・な?

昨日の内に餃子の種を仕込み、豚の角煮も仕込んでおいた。
一個味見をしてみたら、「我ながら天才!」と独り言が出てしまうほど柔らかく美味しく仕上がっていた。

(Y)は過去何度も予約をくれているので、その都度料理がダブらないように工夫しているのだが、今日は女性も居るみたいだし・・・。
生ハムとトマトとモツァレラチーズのサラダ・秋の魚のカルパッチョ・焼き餃子・豚のトロトロ角煮・カニタマ、松茸ご飯にお吸い物とお漬物・・・・・・。
こんな感じで行こうかな?

何か、和洋折衷でヘンテコリンだなぁ・・・・・・。


2009年10月17日(土)


 (日記) 半月に一度のシアワセ


アタシ等夫婦にコーヒーは欠かせない。
肝臓と便秘の薬代わりに最適なコーヒー。
アタシャ便秘に苦しむ事は滅多に無いが、夫はコーヒーを絶つと直ぐに便秘になるようだ。
コーヒー好きには肝臓癌になる人が少ないと言う統計も出たそうで、酒飲みのアタシには好都合である。
それよりもなによりも、コーヒー自体が大好きなのだ。

大体500グラム入りの挽いた豆袋を買うと、半月くらい持つのかなぁ・・・。
コーヒーは香りが命で、できる限り開封し立ての香りを維持したいのだが、一度封を開けてしまうと香り群の逃げ足は早い事早い事・・・・・・。
ボルト選手の比ではない。
なのでアタシは大きな缶一つに移すのではなく、なるべくネジ蓋式の小さな缶に3つに分けて入れ、蓋を頑丈に閉めて保存している。
香りが抜けかけた頃に、又、もう一つの缶を開けると、又香りが立ったコーヒーが飲めると言う寸法だ。

前回買ったコーヒーが昨日で無くなり、今、袋を開けたばかりの処女コーヒー(童貞かなぁ?)を立てている。(立てているからやっぱ童貞なのかなぁ・・・)まぁ、いいか・・・そんな事どうでも・・・・・・。

ああ、隣の部屋からいい香りが・・・・・・。なんと至福の時・・・・・・。

毎朝、先ず最初はコーヒー好きだった母の為、おままごとのような小さなカップに一杯。お水と共に仏壇に供え、それからアタシのドデカイカップに注ぎ、それを持ってパソコンに向かう。
それが日課だ。


昨日、仕入先の酒屋(取引先ではない)の店員が友達を連れて飲みに来てくれた。
いつも仕入れに行くと愛想が良くて、徐々に会話を交わすようになり、その内に昔エポックを手伝ってくれていたバイトの(H)の友人だと言う事が解り、「なぁ〜んだ、世間は狭いわねぇ。。。」と言う事になったのだ。
それで昨日初お目見えしてくれた訳で・・・。
昨日は静かでその客一組だけだったが、長い時間居てくれ、色々な話が出来、色々な共通点を見つけられた。
最後に「楽しかった」と言ってくれ、アタシは楽しかった&美味しかったの、その二事を聞くためこそで、店をやっているんだなぁ・・・とシミジミと感じた。


2009年10月16日(金)


 (日記) フとTVを見ると・・・・・・


今朝目覚ましTVを見ていたら、「探そう! ニッポン人の忘れもの」と言うプロジェクトが始まり「私の心の忘れもの」と言う作文を募集していると言うので今書いて投稿してみた。

アタシは昭和30年の東京、世田谷生まれで、今でこそ瀟洒な家々が立ち並ぶ、高級住宅街で知られる世田谷だが、当時はまだ田舎風情満載で、田畑や野山などもたくさんあったのだ。
子供の頃に遊んだ記憶を呼び覚ましながら書いてみたのだが、普段長ったらしい文章ばかり書いているので、400字以内に纏める事が如何にむずかしいか、思い知らされた。

めざましTVと、とくダネと両方の番組で募集しているが、アタシは小倉さんと年が近いので、とくダネの方にした。
まぁ、取りざたされる事は無いとは思うが、短い文に思いを纏めるのも一つのお勉強だし、今は下手な鉄砲も数打ちャ当たる式に、様々な応募に投稿している。


皆さんも是非是非応募してみたら如何だろうか?
楽しいじゃないですか。

http://wwwz.fujitv.co.jp/tokudane/index.html

↑の右下の方に応募フォームがありますよ。


2009年10月15日(木)


 (日記) 第六感は磨けば磨くほど研ぎ澄まされるらしい。


チョイ昔、シックスセンスと言う映画が話題になり、映画館で観たかったのだが見逃して残念だと思っていた。
アタシャあの手の神秘映画が大好きなのだ。

半年ほど経って、とある近所の超満員の蕎麦屋で夫婦で蕎麦を啜っていたら、蕎麦屋のTVで「シックスセンスTV初公開!!」と言う宣伝を見て、アタシャ思わず大声で「嬉しい!セックスシンスやるってさ! ビデオに撮っといてよ」と、真昼間から滑りに滑って大恥をかいた経験が有る。
「シックスセンスでしょうが・・・・・・恥かしい・・・(ーー;)」ボソッと、夫に諭された途端、他の客たちから大笑いが漏れた。

第六感は元々強く働く人も居るらしいし、全く鈍感な人も居る訳で・・・、しかし鍛えようによってはどんどん研ぎ澄まされていくようだ。

アタシは子供の頃から割と強い方みたいで、不思議なシンクロイニシティが良く起きたり、地震の予感が過ぎると本当にどこかで大きな地震が有ったりした。
人に対してはこの第六感が殊更良く働いてくれる。
アタシは人懐っこい方だし、客商売なので、よほどじゃない限りどんな人でも一応は受け入れる。しかし出会った当初に「この人には気を付けて距離を置きながら付き合おう」とフと思うと、大抵は付き合いが始まったとしても、やはり何処かで常に違和感や矛盾を感じ続け、徹底的なお印が起こり「やっぱりなぁ・・・」と思うのだ。
そしてこの人とはソロソロ離れたいなぁ・・・と思うと、わざわざ揉め事を起こさずとも自然に離れて行ってくれる。
その反面、「この人は大好きだなぁ・・・」と、最初に魂で確信できた人とは、例え周りがどう言おうが割とへいちゃらで、男女を問わず何十年も良い関係を保ち続けられている人が多い。
なので人を見る目は大方間違っては居ないようだ。

第六感を研ぎ澄ます方法は、瞑想したり、ストイックなまでの精神修行を行うなど色々と有るようだが、最も単純で明快な方法は、第六感は神秘をつかさどる神様が与えてくれているそうなので、シンクロニシティやその予感が当たった時に凄く喜んで感謝してあげると、神様も気を良くし、嬉しくなって益々たくさんの不思議をくれるようになるようだ。
アタシはそんな事をこの年になってもまだまだ確信しているので、いつも危なっかしい所で救われている気がする。

しかし注意点は、この第六感は、自分の利益に繋がる事に働かせようとすると、シュンとしぼんでしまうらしい。
だから宝くじが外れるのだ。



2009年10月14日(水)


 (日記) 自分の役割が見えてきた今日この頃。


皆様も自分は何をするために、又は、何がしたくてこの世に生まれてきたのか・・・。なんて事を真剣に考える事っておありだと思う・・・・・・。
アタシも最近、ずっと様々な本を読みながら、時にごくごく近しい友人と話り合いながら、いろんな事を考え続けていた・・・・・・。
果たしてアタシが生きている事で、何かや誰かの役に立てているのだろうか?とか、役に立てている比率と迷惑を掛けている比率とどちらが大きいのだろうか・・・などなど自分の中であれやこれや分析したりなんかして・・・。

昨日、マイミクの(D)が新しいお客さんを連れて来てくれた。
とても楽しく、感じも良く、仲の良い若いご夫婦者だったのだが、アタシは初めてのお客さんを紹介してもらうと、これでもかなり緊張し、ドギマギし、その紹介者の名誉の為にも、どうやって楽しんでもらおうかなぁ・・・とか、どう接して行けば喜んでもらえるだろうか等、あれやこれや考えながら営業している訳で・・・・・・。
ともかく、アタシが持てている出来る限りの力を発揮しようと、張り切る訳でして・・・・・・。自由自在に好き勝手に営業しているように見せながらも結構無い頭を振り絞って考えている訳だ。

昨日はオーダーされたトマトのチーズ焼きとぺペロンチーノと、その後、歌を披露したら、その両方をとても誉めてくれ、かなり気に入ってもらえたようで、その後何度もリクエストをされて、久々に心を込め、真剣に歌を歌った。
亭主もあの顔でありながら中々の甘い声の持ち主で、歌はとても好きなので、いつに無く真剣に歌っていた。
(店主たち、お客を差し置いてチト歌い過ぎではなかろうか・・・)という懸念も過ぎったが、まぁ、リクエストしてくれる訳だし、お客さんが喜んでくれるとあらばそれはそれで良いのではないかとも思い、歌三昧の日になった訳だ。

紹介者の(D)も、彼等がとても楽しそうで喜んでくれたので、きっと紹介して良かったと思ってくれたことだろう。


アタシはやはり、歌と料理と書く事くらいしか他に取り得が無いので、それを一生懸命真剣に提供して、楽しんでもらえたり喜んでもらえたりする事が一番嬉しい訳で、それによって誉めてもらえたりすると、アタシ自身もとても嬉しく生き甲斐に感じられるので、そんな役割で生まれて来たんだろうなぁ・・・と確信めいたものが芽生えてきた。

日記をしばらく書かないで居ると「最近日記が読めなくてつまらない」などと言う事も言ってくださる人が居て、そんな事で再び自信や生きている価値を取り戻したりする。

最近、かなりメゲテタからなぁ・・・・・・。

アタシが居ないよりも居る方が良い。そんな風に人に慶んでもらえる存在でありたいなぁ・・・・・・と、痛切に思うのだ。


2009年10月11日(日)


 (日記)小連休の営業&台風接近。


しばらく日記が途絶えているので心配してメールをくれた人も居るのだけれど、アタシはかろうじて元気ですのでご安心を。
今、先日買った公募ガイドに原稿用紙300枚物の公募があったので、それに挑戦してみているのだ。
締め切りが二月なのでそれまでに書き終えられるかは解らないけど、こういう機会に作品に取り組まないとアタシは常にダラダラしてしまうので、真剣に書き始めている。
締め切りに間に合わなくてもストックストック。書き貯めしておけばいつか使えそうだし・・・。

店は未だ死んだようで、ウチだけじゃなく他所もかしこも酷いようだが、こう毎月連休ばかりあると店にとっては打撃が大きすぎる。
昨日は気や波動の軌道修正をして貰う為、親友の旦那(ヒデジィ)の所に行ってきた。
「マキちゃんは全然大丈夫。アナタはかなり想念が出来上がってる人だからちょっと凹み次期が来てももう起き上がれる人だから・・・。ただマキちゃんは優しいから状態の悪い人の波動も引き受け易いので、そこだけ注意するように」と、そう言われて来た。
ヒデジィ、最近、気のパワーがかなりUPしたみたいで、アタシの紹介者から枝葉が増え、本業よりも副業の方が忙しくなって来たようだ。
それはアタシも大変嬉しく、人が喜んでくれたり良くなってくれる事に加参できただけで徳が一個増えたような気がする。

サテサテ・・・、明日あたり物凄い勢力の台風が上陸するらしい。
台風の影響を受け易い所に住んでいる方々、及び、ミクシィ会員の皆様、くれぐれもご注視ください。
皆様がご無事で居られるよう、今朝仏壇に深く深くお願いしてみた。


追伸。
今回の小連休だが、土・日と営業して13日の月曜日に休む事にした。
日曜日の営業は久しぶりだが、ハテ・・・吉と出るか凶と出るかはやってみなけりゃ解らない。


そんな訳でしばし作品書きに没頭します。



2009年10月07日(水)

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