土曜日生まれは腰痛持ち

2006年08月29日(火) いわきに行ってきました

「夏休みっぽいこと企画」第二弾として、
相方、次女、私の3人で
(長女は28日から学校だったので)
さきの会津方面とは逆方向、いわき方面に行ってまいりました。
来月、映画「フラガール」が公開になれば、
ちょっとばかりお熱いスポットになる…かもしれない土地です。

まずは、最近結構マスコミに取り上げられることの多い
学習型水族館「アクアマリンふくしま」へ。
開園6年と比較的新しいこともあり、きれいで快適な建造物です。
華やかな海獣ショーはないけれど、
運がよければ、海獣の給餌風景が見られたり、
バックヤード見学といったコースがあったりして、
自分次第でかなりディープに楽しめる場所です。

ここの「サンマの水槽」を初めて見たときは、
三保海洋科学博物館の「イワシの水槽」以来の感動を覚えました。
どちらも、それまで水族館での飼育は不可能と
言われていた魚だそうですが、
水族館でのお約束?フレーズ「お、こいつらウマそう」
これ以上映えるところはないでしょう。
でも、それを本当に言う人を水族館で見かけたら、
相当悪食だなあという気もしますが…


そのサンマの水槽の前で、なぜかテンション上がったようで、
「サンマだ!…サンマうまいかしょっぱいか」
と、大きな声で二度も言っている女性がいたのが、
非常に気になりました。
よっぽど、暗闇に乗じて、
「それ言うなら苦いかですわぁ」※佐藤春夫「秋刀魚の詩」
と、耳元でささやきたくなりました。

ミュージアムショップにも、かわいらしいグッズがいっぱいです。
サンマシール(七輪と団扇のシールつき)や手ぬぐい類がおすすめですが、
なぜか、「パケルノ小学校ヒュードロ組」の三太そっくりの
河童のぬいぐるみが売られているのが気になりました。

そうそう、ここには、蛇の目ビーチという
水生生物と触れ合うスペースが設けられており、
覗いて楽しむ干潟ゾーンと、
裸足で楽しむ磯ゾーンに分かれています。

水族館見学後、
すぐそばの物産館「いわきら・ら・みゅう」で
「フラガール」公開記念の写真展を見、
いわきの銘菓「じゃんがら」(甘党にはたまらない)を買いました。
「フラ…」のスチール写真の中でも、
南キャンのしずちゃんのフラガール姿は
なかなか堂に入っていてかわいかったと思います。
どこか、あき竹城をほうふつとさせました。

その後、コンビニで昼食と飲み物を調達し、
新舞子浜で、にわか雨に見舞われるまで、
波打ち際を歩いたり、砂遊びをしたりして楽しみました。
プール慣れした体には、水温が殊更低く感じられたものの、
久しぶりの海には、相変わらず気が遠くなるような魅力を感じました。
(海に行くと、気が遠くなりませんか)

もう季節外れともいえる海で
楽しげに遊ぶ次女を見て思ったのは、
「私もラッシュガード買おう!」でした。
水着より手軽だし、
ただ波打ち際を歩くだけだとしても、
万が一を考えると安心できそうだし、
なかなか使えそうなヤツではありませんか。



2006年08月28日(月) 会津の小旅行

先日の26日、会津方面へドライブに行ってきました。
何でそんなことを28日の日記にわざわざ書くかといえば、

1、行った当日に書くのを忘れていた(というよりサボった)
2、かといって、余りにも過去の日付で日記を書くと、
 「新着日記リスト」に反映されないので、読んでいただけない。

ざっと上記2つの理由によります。
別にウェブ日記の女王になろうという野心はありませんが、
せっかく書いたのだから、
まあできるだけ読んでもらいたいなあというスケベ心は、
人並みに持ち合わせているので。


朝の9時前に家を出て17時ごろ帰宅という、
中学生のデートのような時間帯に、家族3人で動きました。
(上の娘は模試だったので)

磐越自動車道に乗り、まずは目指すは福島県立博物館です。
9月3日までの予定で開催中の企画展
「布の声をきく」が目当てでしたが、
ここは常設展示だけでも楽しめると思います。

織機や糸紡ぎの道具はともかくとして、
粗末な布を接ぎ合わせてつくった布団や衣類
……をさらに使い込み、
さらにぼろぼろにになったものが多数展示され、
人によっては、ただのボロ布の陳列にしか見えないような
展示だったかもしれませんが、
布好きにはたまらない雰囲気がありました。

そういえば会津には、400年もの歴史を誇るという
会津木綿という織物もあります。
休憩のために入った館内のティールームでも、
会津木綿を使った手作りのコースターが使われていました。
今まで、会津木綿を使った
土産物のサシェやティッシュケースなどは
見たことがあったのですが
布そのものを買い、自分で何かをつくるという発想が
なぜか浮かびませんでした。
ここはひとつ、反物とはいかなくても、
端ぎれを買うところから始めたいと思います。

>ところで、県立博物館は会津若松城(鶴ヶ城)のすぐそばです。
私たちは行きませんでしたが、この界隈のお約束スポットなので、
これから行く方には併せておすすめしておきます。


その後、今年オープンしたばかりのショッピングセンターで
ちょっとした食べ物を買い、
車中で食べながら、会津柳津町に向かいました。
柳津には、以前からよくお土産で買ってきてもらっていた
「あわまんじゅう」「くりまんじゅう」の
岩井屋さんがあります。

かなり前に「探偵!ナイトスクープ」でも紹介されたお店ですが、
そのときの依頼人の男性(近畿地方在住)が、
自分がかつて魅了された栗饅頭を奥様に食べさせたいと、
はるばる買いにやってきたのに、
我慢できずに只見線の車中で食べ始めようとして…という画が
非常に印象的でした。
(旦那さんにナイショでこっそりついてきていた奥様に、
しっかりとっちめられていました)
当時福島では、「ナイトスクープ」が大阪と同じ時間帯に放送されており、
明けての土曜日は、番組を見た人が大分詰めかけたようです。


「くり」「あわ」を各10個ずつ買い求めた後、
只見線会津柳津駅(無人)を見物。
待合スペースには、「世界文学全集」が何冊かと、
なぜか中学生向けの数学問題集や辞書類が置かれていました。
待合には、電車を待っているらしい男性が2人。
駅舎から少し離れたところに、私たちと同様冷やかし?っぽい
親子連れの姿もありました。

「次の電車まであと○時間かぁ」と
鷹揚な態度で待たなければいけない
山あいの小さな町ならではの交通事情を考えると、
車での移動が最も無難なのでしょうが、
この只見線を含め、奥会津の鉄道というのは、
テツならずとも乗ってみたいと思わせる風情があります。
ベタだけれども、それこそ紅葉を愛でながら
鉄橋なんか渡ったら、さだめし爽快でしょう。

道の駅「会津柳津」にも行きました。
ここには「湯足里(ゆとり)という足湯の施設があり、
無料で利用できます。
入り口付近の花屋さんで
ロゴ入りタオル(150円・薄手で使いやすい)が買えます。
足湯というと、四阿の下でぽーっと座って
足をつけるだけというイメージだったのですが、
実際には、冷泉(というか、ただの水?)も温泉もあり、
殊に冷泉のエリアは、じゃぶじゃぶと歩くような造りなので、
小さな子供がおもしろがって、
何度も行ったりきたりしている姿を見ました。

土産物店では、さまざまな特産品のほかに、
どさくさまぎれでエロ小説本が売られていました。
装丁は江戸時代の草双紙風ですが、
表紙の女性の絵は、中途半端に現代的です。
(地元の逸話か、それを下敷きに書いた本かは不明
立ち読みするのもはばかられるし…)
お腹にスペースがなかったので、
「あわソフトクリーム」なるものを食べられなかったのが心残りです。

帰途は高速を使わず、
コンビニで小休止を入れながら帰りました。
テレビのスイッチを入れると、
ちょうど日本テレビ系の24時間テレビ
もうすぐ開始というときで、
地元のキャスターさんが、ごみを拾いながら国道49号線を歩いて
猪苗代湖に到着というようなタイミングでした。
どうやら、このテレビクルーの方たちと
全く逆の方に向かって帰ってきた格好のようです。

私ども福島・中通り在住の人間にとって、
会津地方というのは、近場も近場でありながら、
かなり濃い非日常を味わえるのが魅力です。


それはさておき、
あわ饅頭はもうとにかくおいしいっ。
我が家は栗饅頭のファンの割合の方が高いこともあり、
気がつくと、10個買ってきても、
かなりの割合で私の腹におさまっていますが、
これがおいしいだけでなく、
お通じがてきめんによくなるのです。
人それぞれ向き不向きもありましょうが、
少なくとも、私のお腹ぐあいには、
整腸剤より便秘薬よりヨーグルトより、
何よりよく効きます。



2006年08月25日(金) ラーメンズなのにUDON/冥王星

朝っぱらからあんまりネガティブなことは書きたくないのですが、
私は、「あの人」が嫌いです。
芸名がカタカナ表記で、いつも目が笑っていなくて、
超人気警察ドラマ(映画)シリーズに出てて、
あまつさえ、なぜかそれのスピンオフ作品で
タイトルロールまでやったことあって…という彼です。
特にブサイクでもなく(といってイケメンでもないが…でも、そこは重要ではない)
世間的には「おもしろいキャラの人」という認知なんだろうけど、
すべてが中途半端で、どこが評価されてるのかさっぱりわからん、
そんな人です。

その彼が、なぜか最近またとみに目につくなあと思っていたら、
週末から公開の映画「UDON」の主演なんですね。
食べ物としてのうどんは大好きだし、
映画のテーマも非常におもしろそうだし、
小西真奈美ちゃんはカワイイと思うけど、
そのPRの激しさに、ちょっと食傷ぎみになっていたら、
今日のショービズニュースを見ていて
衝撃の事実を知ってしまいました。
この映画…片桐仁(ラーメンズ)も出ています。

独特の突飛なルックスとは裏腹に、
そこはかとない親しみやすさが魅力の人なので、
どこにいても何となくしっくり来るし、
冷静に考えると、驚くには当たらないのですが、
おいおい、そりゃないぜという気分です。
結構大きな役っぽいし、
私の大嫌いな「彼」との絡みもあんのかしら?

でもまあ、やっぱり積極的には見にいかないでしょう。
片桐氏とは正反対のタイプの相方・小林氏が、
珍しくこの手の映画に出てどうのこうのということがあれば、
怖いもの見たさも手伝って見にいくかもしれませんが。

といっても、もちろん見たくないわけではありません。
幸い、テレビで放映されやすそうなので、
気長に待っておきます。

**********

冥王星が太陽系の惑星から除外というニュースを見て、
学生時代、テストの採点ミス(正解なのに×くらった)を発見し、
教師に申し出たら、
あ、こっちは間違ってるのに○つけちゃったわ。
それからこっちも
という調子で、かえって点数が減ってしまったという、
ありがちな苦い経験を思い出したのは、
私だけではありますまい。

{UDON」の情報の流れのままテレビを見ていたら、
消え行く(わけじゃないけど)冥王星をしのんで、
子供らに「想像で冥王星人を描いてみよう」という
どうでもいいことをやらせていましたが、
それらを見ていたら、ここはひとつ、
サバンナの八木真澄に描いてほしいと思いました。

たった10日前は、「じんじゃのおまいり」のことでモメていたのに、
今や、冥王星と、スポーツ系美少年ハンカチタオルが話題の中心です。
でもまあ、それも続きますまい。
禍福がねじれるような格好で、いろんなことが起こって、
それが報道されるだけ。
天体のあれやこれやに周期があるように、
ニュースにも周期があるなあと思います。
(それはそれとして、ハンカチ持ち歩く子って、それだけで清々しい感じ)



2006年08月24日(木) 2年後に知った風雅な「お間違い」の

「お笑いポポロ」(麻布台出版)という雑誌があります。
簡単に言うと、もともとあったアイドル誌「ポポロ」のお笑い芸人版で、
3年前の7月に創刊されたようです。
1・4・7・10月の7日に発刊という季刊誌ですが、
「お笑い」という性質上、まるでこの世に存在しないがごとく、
見事にスルーされている芸人さんもいる反面、

その時々の旬の(というかブレイクしそうな)芸人さんに
注目している人にとっては、
一般誌のインタビューやテレビのネタ番組では知り得ない情報も多く、
ミーハーな感じの装丁とは裏腹?に、
そこそこ読みごたえがあるのではと思います。

その雑誌の恒例企画の一つが「芸人ハヤリモノスタイル」で、
毎回、人気若手芸人20〜30人の
お菓子、漫画、花、丼、ファッションなどのテーマを決め、
おすすめやハマリ物を写真・コメントつきで紹介しています。
思い入れたっぷりに答えている感じの人もあれば、
絶対まじめに答える気ないな、このオッサンは、という人もあり、
若手芸人と言っておきながら、オッサンよばわりもないのですが、
ザ・プラン9のお〜い!久馬氏なんかがそのタイプなので)

興味がある人のものはもちろん、さしてない人のものも、
気がつくと、隅から隅まで読んでいます。

2年前2004年の7月7日発売分で、
「好きな花」というテーマがありました。
世の男性がみんな、
柳生真吾さんや假屋崎省吾さんみたいなわけではないので、
そうバラエティ豊富に花の名前が出てくるわけではなく、
「桜」「ひまわり」「バラ」など、
いわゆる誰でも知ってる花が優勢でしたが、
中で、陣内智則さんの答えは興味深いものでした。
「現物は見たことがないが、
尾崎豊の歌に出てくるワスレナグサ」


お〜、いいねえ。
尾崎のその歌は知らない(当時まだ聞いたことがなかった)けど、
ワスレナグサは私も好きな花だよぉ。
「白いきれいな花」という陣内さんの想像は間違っているけど、
でも現物見たら、もっとその歌が好きになるんじゃないのかな
……と思ったら、
そこに使われていた写真は、
どう見てもオレンジ色の山百合でした。


一体、編集段階で何が起こったのか知りませんが、
どうやら何かの手違いがあったと見えます。
ただ、わからないのは、
「ユリ」の名前を挙げたアンジャッシュ渡部建さんとこの写真は、
ごく普通の白いユリなのです。
テーマ「花」に限らず、同じものを挙げた人のところは、
同一の写真を使うのが普通だったので、
どうしてここだけコレなのが、さっぱりわかりませんでした。
まあそれ言ったら、陣内さんが「ユリ」と言ったわけでもないのですが

というようなことも、
すっかり忘れていたまさに昨日夜、
寝床に就いて、
「朝日世界の文学 万葉集特集」を読んでいたら、
見覚えのある花の写真に、
「え」というキャプションがついていました。
「万葉の植物」なる項で、
「なでしこ」「はぎ」「つばき」等にならび、
一目でユリの仲間とわかるオレンジ色の花のところに、
「わすれなぐさ(やぶかんぞう)」と
書かれているではありませんか。
おいおい……と思ってよく見たら、
わすれなぐさ、ではなくわすれぐさとなっています。

ここですべてがつながりました。
どっかの段階で、
「ワスレグサ」と「ワスレナグサ」を読み(聞き)間違えたか、
写真を差し込む段階で混同が起きたか、
どっちが真相かはわかりませんが、まあ、そういうことでしょう。
間違いではあったけれど、
何となく趣ある間違いではないですか。
ちなみに、「万葉の植物」では、
「わすれぐさ」の上に「むらさき」が紹介されていました。
お節介解説…ワスレナグサはムラサキ科の植物
これは奇しくもなのか、敢えてなのはわかりません。

ウェブで調べたら、ユリ科の属の一つに
「ワスレグサ」というのがあることと、
ピンク色のワスレナグサもあるということを知りました。

何だか書いているうちに、こんがらがってきました。

※植物の名前は基本的に片仮名表記ですが、
「万葉の植物」に載っていた植物名は、
載っていたときのままの平仮名表記になっています。



2006年08月20日(日) 第88回全国高校野球選手権大会・決勝

本当は大した興味も持っていないくせに、
中途半端なところから見てしまったがゆえに、
最終的な結果が気になって、
チャンネルをかえたり、
テレビ自体を消したりができなくなりました。

どのくらい中途半端なところかというと、
延長11回から見始めましとた。

延長15回で決着つかず……で、
明日再試合となった本日の決勝戦ですが、
遠方から応援に来た人々は、
こういうことも想定して宿とったのかなあ、とか、
多分明日も暑くなるだろうに、また大変だなあと、
そんなことばかりを気にしてしまいます。

最後にどーんと出たスコアボードを見たら、
両校とも8回に1点ずつとっていて、
最終的にも1−1で引き分け。
つまり、1回〜7回の7マスが0、
8回に1が1個入り、
そして、9回〜15回の7つのマスも0という
非常にバランスのいいものが、
奇しくも出来上がっていました。
些細なことですが、これは感動ものでした。
例えば、私が絵日記を宿題に課された小学生だったら、
このスコアボードの絵を描いて、
「何だかキレイだなあと思いました」とでも書いておけば、
とりあえず間が持ちます。
スコアボードなら、10人中最低でも8人はケチつけそうな絵画センスを持つ私でも、
何とか描けそうだし。


などとアホなことを考え、
自分の子と年の変わらん選手たちの顔をぼんやりと見ていたら、
ダメ押しで、もう一つどうでもいいことを思いました。

この子たちの中には、
大学に行って、やっぱり野球やる子も多いんだろうなぁ。
そういえば、早実から慶応大学に行く子もいるんだろうか…


いたところで、自分の人生に何が起きるというのだ!
どう考えても、何の「かわり」も「かかわり」もありません。

絶対にここを読んでいないであろう両校の皆様。
今夜はゆっくり休んでください。
おばさんは、何とか仕事が終わったので、
しばらくは、今夜の皆さんよりゆっくりする予定です。



2006年08月03日(木) マリリンとジョージ〜余計なお世話ですが。

5時半に起きられたので、自転車で10分ほどの公園に
ウオーキングをしに行ってきました。
公園の外周や、砂地のグラウンドなどを
合計20分歩いただけですが、
意識して筋肉を使ったせいか、結構いい汗をかけました。
サルスベリの濃ピンクの花や、サルビアの鮮やかな赤が
目を楽しませてくれ、
その上、帰ってきてから食べたメシがうまいっ。
(ネギとなすびの味噌汁と、短冊切りにした山芋のあえ物)
続けられればいいのですが。

話題はがらっと変わりますが、
何日か前、
「バーナード・ショー マリリン・モンロー」で検索して
この日記にいらした方がいました。
私の考え過ぎだったら申し訳ないのですが、
ひょっとして、
美人女優
「あなたの頭脳と私の美貌で、
世界一すばらしい子供をつくりましょう」
皮肉屋
「あなたの頭脳と私の容貌を受け継いだらどうするのです」

というような会話について調べていらしたんではないでしょうか。
確かにこれは、
G.B.ショー毒舌語録の一として有名な逸話ですが、
女優はイサドラ・ダンカンだったのではないかと思います。
マリリン・モンローについては、夫でもあったアーサー・ミラーが
バーナード・ショーのまねをして言ったという説もあるようですが
(余談ですが、モンローはミラーの子供を流産する悲劇に見舞われたこともあったようで)

ショーが亡くなったのが1950年で、
モンローが女優として出始めてきたのが、ほぼ同じ頃なので、
例えばどこかのパーティーで同席ってことが仮にあったとしても、
モンローはショーに、こんな濃密なことが言えるほど
ビッグな存在にはなっていなかったでしょうし、
ショーの方は、かなり高齢だったろうと思われます。



2006年08月02日(水) ささやかだけれど、腹の立つこと

雑誌・テレビなどのメディアで(新聞ではあんまり見ない)
しばしば取り上げられるトピックスとして、
奥様好みのものといえば、やはり「節約術」でしょう。
ちょっとした心がけ一つで、電気代何円の節約とか、
根菜の皮できんぴらをつくってみようとか、
金券ショップで格安商品券を入手して買い物とか、
その手のやつです。
文字通りのお得な情報満載ですが、
そんな中に、
「ちょっと待て、オラ!」と腹が立ち、
それを乗り越えると悲しい気持ちになる、
という次のような豆知識が、
必ず含まれております。

○エアコンの設定温度を上げて、扇風機を併用しましょう
○洗濯にはお風呂の残り湯がオススメ
○夏場はお風呂を沸かさず、シャワーで済ますとよい
○トイレのタンクにコレを入れると節水になります。
○歯を磨くときは、水を出しっぱなしにしないこと。

どれも正論なんでしょう、きっと。
コレやってりゃお財布と地球に優しいワ・タ・シという
自己満足だけで成り立っているような情報も間々ありますが、
そういうわけでもなさそうです。
ところが我が家では、
上記5つのうち、3つが「物理的にムリ」で、
残りの2つは「既にやっていること(というか、やっていない人っているの?)なので、
節約術としての発展が全く期待できないのです。
物理的に無理、というのはつまり、
うちには次の3つのものがないからです。
言うまでもないでしょうが、
エアコン/シャワー/水洗トイレです。

イタリアだかのジョーク集の「妻と夫の会話」で、
こんなのがありました。
「今日はバスに乗ったつもりで歩いたから、
 ○○リラ節約できたよ」
「バカだね、タクシーに乗ったつもりで歩けば、
 △△リラ浮いたのに」

エアコンの電気代がかからなかろうが、
水洗トイレの水道代及び下水道使用料が不要だろうが、
生活している限り、光熱水費は人並みにかかるのです。
ある程度お金がないと、人並みの「節約」もできないのかと、
割り切れないものを感じつつ、
「まあ、しゃーない」とやり過ごし、
今朝もトイレ掃除に精を出しました。
その掃除に使っている水だって、
冷風機にたまった水か、風呂の残り湯です、当然。


そうそう、そのトイレ掃除もですな、
開運のためのおつとめとして割と一般的ですが、
私も「もっけの幸い」狙いでやってます。
実際くじ運がめちゃくちゃよかった時期があるし

雑誌のその手の特集で「宝くじ高額当籤」みたいな事例を見るたびに、
でも、この人んちはきっと水洗トイレで、
うちよりずっと掃除楽だろうなと思うと、
またもの悲しい気分になります。

ついでに……
「美人になりたい」
「(妊娠中なので)きれいな赤ちゃんが欲しい」
このような動機でトイレ掃除実践中の方に進言申し上げます。
やり始めてしまったら、
できるだけ毎日毎日励んでください。

汲取トイレの家で18まで過ごし、
寮(水洗トイレ)での生活を経て、
汲取→途中で水洗化の貸家に住んでいたときに
結婚生活をスタートし、最初のお産をしたある女(38)は、
自宅と貸家汲取時代においては気が向いたとき、
寮では当番のときだけ、トイレ掃除をしていました。
妊娠中は、既に水洗化されていたこともあり、
ほとんど掃除らしい掃除はしませんでした。

その結果、本人は非常に中途半端な美人に成長しましたが、
生まれてきた娘は、泣く子も黙る美少年系美少女(15)です。
(ちなみに第2子妊娠中は、
やはり思いついたときだけ掃除していたら、
これまた中途半端な美少女として成長中(6歳))
ここでいうトイレ掃除の定義は
「掃き掃除・雑巾を使った拭き掃除・便器磨き」の3点セットです。
学校のトイレ掃除当番の場合、役割分担で「どれか」だけやることが多いので、
自分としては、ここには含んでおりません。


やるなら徹底的に、やらないならいっそ放り出す。
トイレ掃除も節約も、ま、そんなところでしょう。


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