Something About Us

Maya【MAIL

↑エンピツ投票ボタン
My追加

かまいたちの夜
2009年04月28日(火)

鋭く、深い、残酷なまでに正直な言葉。


それらがあたしを内部から切り崩していく。



なぜかあたしは全く痛みを感じない。

むしろ、その正直さが心地よくさえ感じる。




そんな彼と過ごす夜。



彼は、その時だけはあたしだけを心から愛する。

あたたかくて。
ここちよくて。
やっぱり彼の隣で寝るのはとても安心する。






それがいつだかはまだ分からないけれど
いつでも覚悟しておいた方がいいのかもしれない。







「やめなさい」
2009年04月22日(水)

誕生日が過ぎて、
あっと言う間にまたひとつ歳をとってしまった。

たくさんのおめでとうメールに紛れて
全ての事情を知った親友から
「麻耶に素敵な男が現われますように」なんてメールが届いた。


良い男ならたくさんいるよ、と。
紹介でも何でもするよ、と。





だから、あの人はもうやめなさい、と。







自分でも分かってる。

彼の考え方は異常だってこと。


そして、あたしが決して一番になれないことも。




だからさくっと関係が終わってしまうような予感がする。

彼は基本的には何もしないので、あたしが望めば本当にいつでも。




そんな恋愛は
果たしてあたしのためになるのか。




そういう自分の損得勘定抜きで彼を想っていたはずなのに。

彼のためになるならと、この関係を続けていたはずなのに。

彼と一緒にいられれば、とても幸せな気分になれるのに。




あたしをよく知る人から指摘されると
どうも狂ってしまうな。





この一言は、彼の嫌いな言葉。
でも、あたしはよく使ってしまう言葉。


彼とあたしは、本当に違う所が多すぎる。







忙殺
2009年04月17日(金)

忙し過ぎておにいちゃんに会えない。



正確に言うと
緊張の糸が途切れてしまいそうで
会えない、かな。



いま会えば
おにいちゃんだって辛いのに
あたしばかりが甘えてしまいそうで怖い。



もう少し。

ひとりで頑張れるまで頑張って



もう少しだけ仕事に自信と誇りを持てるようになったら










なぐさめて
2009年04月09日(木)

バランスの取れている日々。


仕事を覚えるので精一杯で、
おにいちゃんのことなんかどこへやら。

あたしは恋愛にのめり込み易いので
こんな風な状況でも落ち着いていられるのは稀。



でも、寝る前にふと考える。
これからのこと。





あたしはこのままずっと彼の側にいると思う。
何かのきっかけがない限りは。

彼が今までずっとそうしてきたように
『自由に』している。


別れても良い。
別の人とくっついてもいい。
連絡してもしなくてもいい。

お互いがやりたいようにするだけ。


便利な(というよりはチープな?)関係。



それでも今は離れられないし
お互いがそれを求めているから
しばらくはこのままで。





きっと、おにいちゃんも。

だから会えば、あたし達はおかしいくらい、慰め合う。







それなり
2009年04月07日(火)

初出勤終了。



おにいちゃんはこんな風に疲れている時にも
電話一本で会いにきてくれたんだなーと
しみじみ思った。


タイミングが良かっただけかもしれないけど。




言葉もうまく通じない異国の地で
大変な職業に就く。

あたしには到底出来そうも無い。


自分の国でさえ
好きなことでさえ
働くのは辛いのに。





そう思うと
あたしはもうおにいちゃんに何も望まないでおこうと思う。

せめて、彼が疲れた時の
ちょっとした癒しになれるように。













誰かのつぶやき
2009年04月02日(木)

おおきなおおきな

埋まらない穴



きっと

大事な『存在』をなくした

あの時から



寂しくて

やるせなくて

辛くて











寂しさがなくならない限り







意識の違い
2009年04月01日(水)

就職が決まった。

来週からは、写真館でのカメラアシスタント。
一歩夢に近づいた感じ。
素直に嬉しい。






あたしは、あたしの道を行く。

おにいちゃんは時代遅れだと笑ったけど
あたしはどうしても写真館で仕事がしたかった。


おにいちゃんはおにいちゃんで
ファッションフォトグラファーになるために修行を積む。
あたしはそれを遠い夢物語のようにして聞いていた。




どっちもどっち。




おにいちゃんとあたしには、とても大きな意識の違いがある。

写真のことだけではなくて
全てのことにおいて。


その違いも楽しいけれど、やっぱり戸惑う部分が大きい。





いまはそれなりにしあわせなのにね。








BACK   NEXT
目次ページ