Kyoto Sanga Sketch Book
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2008年02月11日(月) さつま町キャンプ VS徳島ヴォルティス

前日の対マリノスに続けて
2月11日徳島ヴォルティスとの練習試合(さつま町・インターナショナルゴルフリゾート京セラにて)。

出場選手は公式サイトに書いてありません。
前日横浜との試合と違って、「出場選手名は非公開」なようです。
なので、今回は具体的な選手名やシステムは省略しました(涙)
ただし得点と得点者は公開しているので、私はそれ程厳密なものではないと理解しています。
(下の記述で想像できるかとは思います)



快晴のさつま町。
心配していた通り、宿泊施設や駐車場がみえるメイン側の練習場の金網には、
白い大きな幕が張り巡らせてあり、施設側からは何も見えません。

でも、今日は何か違うみたい。
中央に近づくと選手が金網内と出入りする所には「交流スペース」との表記がありました。
小さい柵が並べられて練習場の出入り口前に選手用の道が作られていたのです。
この感じは…城陽の「ふれあいロード」!

そしてメイン側の端の白幕の切れ目をみつけました。
「報道関係者及び見学者用出入り口」と書いてあります。
思い切って巨大な白幕をくぐると…そこは別世界が広がっていました!
青い空の下の緑の芝生に多くの見学者が、タッチラインを「そこ」に座り、
間近で走る選手たちを見ています。
選手たちのプレーは目の前。凄い迫力!
スタッフが「ボールには気をつけて下さいね」と笑顔で話してらっしゃいました。

こんなに近くで選手たちのプレーを見るのは経験した全チームを通して初めてでした。
(私が足を投げ出して座ると、メニューをこなす増嶋クンに足を踏まれそうになりました。踏まれても良かったけど(笑))
この日は選手とサポーターの交流日と
クラブ側が企画してくれていたのではないでしょうか。





試合について(出場選手未公開)

システムについては前日分レポを参考に。同じだったかどうかは別として(笑)

前日一本目の選手の多くは、この日は出場しませんでした。
選手起用は本来の(昨年の)ポジションと異なるものも多かったです。
(ただし一人だけ、前日の主力組ながら本来のポジションで、
ほとんど出場したDFがいます。インタビューも長く受けていた選手です)

結果ですが、残念ながら総得点(京都4−1徳島)ほどの差は感じませんでした。
徳島が主力組だった一本目と二本目の合計は1−0ですし。
三本目は3−1でしたが危ないシーンもありました。
(徳島には米田も六車もいました)

その一本目の得点シーンは、
ゴールキックがCBから「右!」とのコーチングで、
上がり気味の右SBへ。そこからのロングボールを
右サイドの選手がフリーでキャッチしシュート。
キーパーが弾いたボールを走りこんで詰めた林がシュートしゴール。

今回は攻撃がサイドの縦のボールばかりで、
中央を経ることが少なかったです。
(ボランチは前日一本目が現時点では一番かな)
DFからの良いフィードは昨日より結構見られました。

トップ下については、
前日横浜とのTMでの中山(一本&二本目)、勇人(三本目)の役割を
今回は第三の男がこなしていました(サポなら想定できる人)。
対戦相手もあるかもしれませんが、
現時点では彼が動きの質が三人中最もクレバーに見えました。
※追記。彼はある新聞では右で3トップの一角になっていましたが、
 前日の大剛というより中山に似てた。でも厳密に考えるものでもないんだろうし。

(勇人は今日は前日とは少し違ったところで起用されていましたが、まだ本調子ではなさそう)

あと、一年前のキャンプでは最も仕上がりが早く輝いていて、
シーズン序盤でチームを背負っていた選手が
今年はまだ元気がなく普通の選手に見えます。
このまま終わってしまって欲しくない。
ブラジル人組は前日より”それぞれ”に少し上向きでしたよ。
(彼らは練習試合をこなすごとに良くなっていくでしょうが)

えーと、練習生についても非公開なんでしょうか。
とりあえず私はサンガのタオルにサインをもらいました(笑)



試合終了後。

練習場の白幕から出てくる選手たちを見学者が取り囲み、
サインや写真をとっていました。

柳沢選手の凄いところは、あれだけ大勢のファンに常に笑顔で応対するところ。
(ただあまりに人が多いので、私はまだファンサは受けていません)
田原選手は「次は代表!」との見学者の声に笑って「はい!」と。
(彼はもっとおだてて育てないと(笑))
森岡選手、(雰囲気的に見て)キャプテンに決まったんですか、に
まだキャプテンは未定、そして、
「キャプテンが誰かというよりチームとして頑張っていかないと」と話されて。
今年に対する強い気持ちを感じてしまいました。彼に託したい。
シーズン中どんどん復活していく森岡を見ていると忘れてましたが、
一年前キャンプ時には秋田と対照的にまだ存在感を見えていませんでした。
今の森岡選手。私たちにとっても幸せなこと。
(身体とモチベーションのメンテナンスだけは気をつけてもらいたい)

インタビューを受けていたシジクレイをやっと施設前で呼び止めました。
…個人的にこの10年近く前の想いのたけを激白。
(貴方がいなくなってからサンガはどれだけ苦労したか…は言えなかったけど)
キャプテン、の言葉に反応して「99年ね」と笑ってもらえ、
片言の日本語がどんどん返ってきました(考えたら日本に10年はいますよね)。
外見に似合わないユーモラスな丸みを帯びたサインはあの頃と同じ。
オブリガーダ!に「どういたしまして!」と明るい日本語が。

(私の大好きな選手など、上記以外の選手については長くなるので略。皆感じ良かったです)



選手たちはこの後は翌日昼までオフ。
チョコを抱えたサンガ選手たちの姿がいなくなったIGRの敷地。
空の雲行きがだんだん怪しくなり、冷たいみぞれが降り出しました。
これがいつもの私のイメージする「さつま町の奥地」。寒さに凍えそう。
帰り際に、名残惜しさに練習場を覆う白い幕を覗いてみました。
すると、なんとジャージ姿の加藤監督たちサンガスタッフと、
地元の強豪「神村学園」のロゴをつけた選手たちが試合をしていました。

森下GKコーチ?が寒そうにゴール前で飛んでいました。(なんでだ…)

この日は県内各地で練習試合が行われたようです。
中にはスタジアムチケットの抽選会などイベントまで行ったクラブも。
各所盛況だったようです。

この時点での試合結果はあまり関係ありません。
どこのチームも攻撃の形があまりできていないので。。
また、キャンプの練習試合は公式戦などと比べ、
レベルからも真剣さからも、見ていてそこまで面白いものではありません。
それでも、プロサッカーに触れる機会の少ない地元の人、
リーグを待ち望む遠方からの人。楽しみにしている人は大勢います。

今回のサンガの計らいを大変嬉しく思っています。


2008年02月10日(日) さつま町キャンプ VS横浜Fマリノス

2月10日。横浜Fマリノスとの練習試合。
場所は宮崎市のシーガイヤイベントスクエア。
青い小物を身に着けたマリノスサポが目立ちましたが、
紫の小物、マフラーの京都サポもちらほら。

日向にいると南国の太陽が照り付けて、日陰に入ると寒さも感じる、
海に近い宮崎らしい変な気候に右往左往。
そうしているうちに良い場所をとられていることに気がつきました。
メイン側の建物の階上にも見学者が並んでいる。

1本目は意外と攻めあがっていて、2本目は守っている時間が多く。
つまり、全試合が私たちの場所から随時遠くで行われていて(笑)、
ゴールシーン等あまり見えなかったのをお断りします。

分析とかも全くできないので、とりあえず見たままを。


■ 一本目

 田原 柳沢
        大剛
   中山 石井  
     斉藤
中谷 手島 森岡 角田
     水谷

どういうシステム表記をすべきか試合中から悩んでいましたが、
私のメモと公式サイトの出場選手の表記の並びを見て納得でした。
(公式の”斉藤、石井、中山、渡邉”は自陣ゴールに近い方の列からの右から順の表記なので)
上の感じ。
(新聞には”変則2トップ”とあります)

まず、この一本目の試合がどれだけ参考になるか疑問。
何故かマリノスがサンガに攻撃をさせて(させられている気すらした)、
ゴール前に引いていることが多く。
(あれは絶対何か企んでただろ>鞠さん)

あの強靭なDFたちを中心にあれだけ数を揃えてゴール前に固まられては、
とてもフィニッシュに持ち込めるはずがない…。(とここはサンガを擁護しとこ)

パッと見、田原と柳の2トップに見えたのですが、
大剛が右の前に張りっぱなしで全然降りてこず、
そのかわりに角田がかなり前後に動いていました。
斉藤は底にいてあまりサイドに流れずパスを供給。
中山と石井がトップ下で盛んにポジションチェンジをしていました。

ただし、大剛と角田の連携がいま一つ。
前に張るだけでは入替え戦で見せた大剛の突破力が生きず、
彼の有効なクロスもなし。
ボールを持つとほとんど潰されていました。
そのかわり角田は縦横斜に走り見せ場を作りやすそうでした。

中山らは動いてはいるのですが、パスを受けることはできても、
その前にボールを出すことはできず。。
田原と柳沢はゴールに背を向けてポストプレーを盛んに繰り返していましたが、
ようは彼らもボールを返してばかりで、ゴールに蹴ることはできず。

守るマリノスは反対にゴール前に網を張って奪って速攻!
サンガより手数をかけず、効果的にDFを突破していました。
(ただし、そんなマリノスのチャンスも2,3回?)

ゴールシーンは京都新聞から抜粋します。
>1点を追う41分、MF斉藤の右クロスに田原が胸トラップでボールをキープ。
>DFを背負いながら豪快に右足で同点弾を決めた。
>44分にはMF中山の右クロスにFW柳沢が「ただ当てるだけ」とゴール前で難なく押し込んだ。

2点目のアシストはいつもの大剛のプレーそのままだったので、
当然彼だと思っていました。混戦の中にボールが入ったと思います。
(クロスが入ってネットが揺れるまで時間もかかったので、柳が直接と思いませんでした)


>加藤監督も「今の段階のチーム作りとしては悪くない」と好感触を口にした。(スポニチより)

確かにキャンプの時点でここまで
選手たちが盛んにポジションチェンジができる事は多くなかったかも。
(例年この時期は選手が固定した場所で突っ立ってる事が多かったから)


京都2−1横浜

■ 二本目

 パウ 柳沢
        大剛
   中山 石井  
    アタリバ
中谷 手島 シジ 角田
    水谷


外人3人が入った2本目。
1本目の斉藤は攻守に機能していたのとは対象的にアタリバが…。
まだ頭と体の現状のコンディションの問題と思いますが、
なんと言うか…あ、うちに前いたビジュを思い出しました。
(あのサッカー好きな運動能力抜群のオジサン、と言われた彼です)
パウはオフサイド取られすぎ。例年この時期と同じく感が戻ってないですが。
シジはクリアはいいけど、自慢のフィードは無し。
得点の気配なし。押し込まれる時間ばかり。

失点はクリアミスから。
押し込んだのはマリノスの練習生、大剛の弟。
あとはPK。

京都0−2横浜

■ 三本目

  西野 林
徳重 勇人 倉貫
  弘堅 平島
ウィリアム 安藤 大久保
   平井

その後、登尾、中村、大志が出場。

徳重は一本目二本目の大剛のような役割だったのかもしれない。
勇人は一本目二本目の中山と同じ。
こちらは京都の方が押していたように思えます。
(レギュラー候補でもコンディションの問題で3本目に入った選手もいると思われます)

京都0−0横浜





試合の横、私達の目の前でも選手たちは仕事を続けていました。
(試合よりこっちの方が私の近くだったので)

明るく、でも時々ねを上げて別メニューをこなす増嶋には、
べったり厳しく秋田コーチがついて。
そして、一本目終了後クールダウンとしてウォーキングをする森岡と斉藤が印象的でした。
森岡が話し、斉藤がそれに何か答える斉藤。
二人でずっとずっとピッチの横で往復し続け。
二本目が終わり、三本目が終わるまで彼らの話し合いは続いていました。

試合終了後、私達が建物の中で化粧室を探していると、
なんと偶然目の前にエスカレーターを上がっていく加藤監督が。
翌日はキャンプ地さつま町で徳島との練習試合。
知人の話によると、今年のキャンプの見学場所はかなり限定されているとか。
思わず「明日はゴール裏以外からも見学できますか?」に
回っていけば…と監督が指をぐるっと回していくのが見え、
そのままエスカレーターは上がってしまいました。

どういう事だったのか、そのクラブの粋な計らいが翌日わかりました。





公式HPより
◎試合時間:135分(45分×3本)

◎出場選手(サンガのみ)
≪スターティングメンバー → 交代メンバー(時間)≫
GK 水谷雄一 → 平井直人(60分) 
DF 角田誠  → 平島崇(90分)
DF 森岡隆三 → シジクレイ(45分) → ウィリアム(90分) → 登尾顕徳(105分)
DF 手島和希 → 安藤淳(90分)
DF 中谷勇介 → 大久保祐樹(90分)
MF 斉藤大介 → アタリバ(45分) → 加藤弘堅(90分)
MF 石井俊也 → 倉貫一毅(73分)
MF 中山博貴 → 佐藤勇人(90分) → 中村太亮(120分)
MF 渡邉大剛 → 徳重隆明(90分)
FW 柳沢敦 → 西野泰正(78分)
FW 田原豊 → パウリーニョ(45分)→ 林丈統(90分) →加藤大志(120分)

≪得点経過≫
10分:長谷川(0-1)※横浜
41分:田原(1-1)※アシスト/斉藤 
44分:柳沢(2-1)※アシスト/中山
56分:松田(2-2)※横浜(PK)
85分:練習生(2-3)※横浜

以上


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