| 2003年12月24日(水) |
歴史に名を残すのは・・・? |
小泉首相、アルジャジーラで説明へ =自衛隊派遣、中東向けにアピール
小泉純一郎首相がカタールの衛星 テレビ局「アルジャジーラ」の番組で、 自衛隊のイラク派遣について 「人道復興支援が目的」などとして 占領統治に当たる米軍などとの違いを イラクや周辺国向けにアピールすることが、 24日決まった。25日に同局のインタビューに応じる。 (時事通信)
小泉はマスコミを最も上手く使う首相かも知れない。 ケネディがアメリカ大統領選の歴史を変えて以来、 各国の指導者はいかにマスコミの影響が強いかを考えた。
日本もその例外ではなく、当然歴代トップ達も マスコミには配慮を配る形で行動せねばならなかった。 森首相のように政治的に良い事を言っても、 マスコミ嫌いを前面に押し出す人は消されていった。 ↑彼の行った「IT改革」からユビキタス思想が生まれた。
小泉はその事を良く分かり 義務でマスコミを使うのでは無く、 自ら積極的に利用している節がある…。 小泉の支持率が下がったのはこれで3度目だ。 しかし彼はその度にイベントを起こし(または起こり)、 支持率を維持し続けている。同時多発テロ、訪朝、 今回はフセイン拿捕+このテレビ出演がきっかけかも。
運が良いと言う事こそ、 政治家にとって最も重要な要素である。 彼は政策などの不具合をイベントで回避する才がある。 小渕や森のように政策が評価されても歴史に名の残らない者、 小泉のように政策そっちのけでも確実に名の残る者、 色んな意味で小泉は頭が良い男である…。
| 2003年12月23日(火) |
中国進出は吉か凶か? |
この度私が就職する事となった佐川急便。 運輸に就職したいと思っていた自分が、 大和や日通ではなく、佐川急便を選んだ理由…。 それが国際ロジティクスに力を入れている所でした。
学生時代に勉強した事を生かしたい! 自分の政治学での選考は国際政治学、 そして語学でのそれが中国語だったのです。
今就職活動において、 中国語サークルの後輩の多くがこのような事を言います。 「中国と関った仕事をして生きたい。」 「中国はこれから伸びるから、英語ができないしそっちで…。」
間違った考え方ではないと思います。 しかし就職活動中このような事を言った場合、 おそらくほとんどの面接官は突っ込んで聞いてくるはずです。
それがほとんどの学生が考えていない、 中国進出へのデメリットについてなのです。
「家はまだリスクの大きい中国進出は考えていない。」
こんな風に優しく言ってくれる人もいれば、
「そんなに中国行きたいなら外資系行けば? 家では多分一生そのポストにはつけないと思うよ。」
などとハッキリ嫌悪を表す人もいるのが現実です。 その時にこのデメリットについて知っているか否かで、 自分の合否は大きく変わってくると俺は勝手に思っています。 なぜならば、面接官はどんな形であれ学生の本音が聞きたいから。
もし自分が少し叩いて潰れる学生と、 それでも自分の意見を述べて師事を仰ぐ学生がいたとします。 あなたならどちらの学生を取りますか?私なら後者です。 今就活で上の様なネタを使おうとしている人がいらなら、 まず下のデメリットを知り、それでもなお可能性論を述べて下さい。
<中国進出に伴うデメリット> ●集金はきちんとできるのか否か。 中国では、集金を引き伸ばせる起業家=やり手とする風習がある。
●契約の概念がきちんと浸透しているのか否か。 中国では口約束を契約と見なす風習もあるが、 これは相手が一見さんでない場合。信用を気づくまでが大変。
●どこまで中国人にノウハウを伝えるか。 コアな技術を中国人に伝えた場合、 彼等はその技術を応用して安く作る能力を持っている。 自分の最大のライバルになりかねない…。
●製造拠点の場所 中国に進出する際問題になるのが場所。 良い場所は中国政府や外資系の大手が軒並み持っている。 安いからと言って内陸部へ工場を作った場合、 輸送費にコストがかかり、コスト削減にならない可能性大。
●日本と中国は違う国 考え方の相違は変えられない。中国を日本と思わぬ事。
以上が自分が就職活動で話した進出のデメリット。 研修の経験や、ガイアの夜明け、ビジネス本で得た 知識をきちんと面接官の方に伝えました。その結果;
「家は中国に進出するのは何十年後かも知れないけど…。」 「来年から国際ロジティクスは子会社に移行するけど、 君がどうしても行きたいなら派遣と言う形も可能。是非家へ。」
こちらが恐縮してしまうような返答を下さった企業もありました。 もちろん半分以上は駄目でした。確立で言うと3/13。 でも最終面接まで進んだ確立は5/13。自分では納得の数字です。
中国に進出するのは可能性があるから。=吉 でもそれと同じくらい不安要素もある。=凶
経営者に近い立場で言えば、 All or Nothingのような賭けは避けたいのが本音。 それでも俺は挑戦する企業を選びました。 どちらが正しかったかは時のみぞ知る…。 自分はただ答えの突き進んで邁進していくだけです。
| 2003年12月22日(月) |
仏教社会主義国ラオス |
このタイトルを見て、 社会主義=宗教否定だろと 思った方がいるのではないかと思います。自分もそうでした。 しかし不思議かな、ラオスは仏教を深く信仰している国なのです。
ラオス人民共和国は、東アジア唯一の内陸国家。 海に面した場所が無く標高も高め。原生林が多く残り、 アジアの中で一・二位を争う野生動物の宝庫と言えます。
上は中国、横にはベトナム・ミャンマー・カンボジア、 下にはタイと言う蒼々たる国家に囲まれながら、 つい最近まで鎖国を貫いてきたと言う実績を持っています。
我々若い世代(20代)にはあまり知られていませんが、 父親の世代の方(40代)では ゴールデン・トライアングルの 一角と言えば思い出して頂けるかも知れません。
昨今までこの国の名前=麻薬でした…。 残念ながら今でもその名残はあります。日本人の観光客も、 それ目当てで入国している人がいる…否定できない状況です。
前置きはこれくらいにして、 現在のラオスは極めて穏やかな国と言えるでしょう。 中国国境付近のボーテンからウドムサイへ行く林道などは、 弥生時代そのものでした。電気が通っている気配は無く、 人々は布を体に巻きつけ、住居は歴史で習った高床式…。
本当に心が和みます。 彼等が我々の祖先だと言われれば、 自分は納得してしまうかも知れません。 欧米人には分からない、アジアの文化の起源でしょう。
仏教はこんな所にも深く根付いています。 買い物をする→ 相手がお釣りを出せない(細かい持ち合わせなし)→ お釣を遠慮する→手を合わせて拝まれる(笑)。
日本人の年配の方にそっくりな行為です。悪い気もしません。 またラオスの良い所はこれが素の所です。良い意味で商売っ気の ある国では、その国を勉強し、習慣を真似る事で好感を得るでしょう? この国の人は打算的な側面はほとんど持っていないように感じます。
タイに近づくに連れ、 高床式→木製住居→コンクリート住宅と 目まぐるしく変貌を遂げるラオスの町並み。 このようなあからさまな貧富の差がありながら、 ラオスと言う国は笑顔が絶えません…。それは何故か?
それはこの国が仏教を基軸にした 社会主義国家だからではないでしょうか。 経済と言う面では確かに不平等が存在する。 しかし仏教と言う拠り所、 所謂精神的な面においては誰もが平等なのです。
街には寺院が溢れ、小さい頃は資産家の息子も、 都会の息子も、寺院の坊主として暮らしています。 もちろん全員ではありませんが、坊主になる事で学校へ行けるし、 英語やその他外国語を学ぶ機会が与えられる…。
これが資本主義国家だったらどうだったか? 物質的な豊かさを主とするこの考えにおいては、 今のようなラオスの暮らしは不平等にしか写りません。 もしそうなっていたら、この国の精神的豊かさは無かった…。 そんな風に思うのです。
自分は日本と言う国に生まれて良かったと心底思います。 また社会主義国家の理念には賛同できても、 その政策には難点があると言う考えの持ち主でもあります。 しかし自分と違う価値観を持っているラオスの人に、 心が癒されたのも変えがたい事実です。
物質的に豊かになりたい心、 宗教を拠り所に精神的に豊かになりたい心。 人間としてどちらが幸せなのか? そんな事を考えさせてくれる国、それがラオス。
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