さくら猫&光にゃん氏の『にゃん氏物語』
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2002年10月31日(木) にゃん氏物語 桐壺03

光にゃん氏訳 源氏物語 桐壺03

彼女の死のショックで 帝は引きこもってしまいました
忘れ形見の皇子を傍に置いておきたかったが
宮中は穢れにうるさく 皇子は彼女の実家に帰されることになります
父子の別れなどとは判らない皇子は 皆が悲しんでいるのを不思議に想い
それがまた 皆の悲しみを誘いました

宮中から彼女に三位(女御に相当する)が贈られます

帝付の女官は彼女に好意的で 「なくてぞ人は恋しかりける」と想いますが
他の女御 更衣達は 帝の彼女への深い想いによって 遠ざけられてしまったので
「死んでからも人の気を悪くさせる御寵愛ぶりね」と まだ彼女への嫉妬が残るのです

夕月夜 以前は美しい月夜には音楽の遊びが行われ
彼女は 優れた音楽を奏で 詠み歌も素晴らしい才能をみせていました

帝は今も幻となった彼女の夢を一日中見ていますが 
どんなに深い夢を見ることも 現実の一瞬の彼女を見ることには かなわなかった


2002年10月30日(水) にゃん氏物語 桐壺02

光にゃん氏訳 源氏物語 桐壺02

帝は 定められた期間を過ぎるとすぐに 彼女(更衣)と子供を宮中に招いた

第一皇子は右大臣の娘から お生まれになっていたが
第二皇子の美しさの前には並べられず 帝は催し事には 彼女と この子を優先した

嫉妬や妬み 病弱 家柄などが背景になって 
帝から愛されれば愛されるほど 彼女(更衣)にとって重荷になっていた

彼女は御所内の 東北の隅 桐壺に住んでいたが
そこから 帝までの通い道では 人の眼に触れ 皆の恨みが強くなる
意地悪されたり 嫌がらせなどされているのを 帝は哀れに感じて
清涼殿に続く後涼殿を 桐壺の彼女に与えたのだけれども
それが さらに恨みや嫉妬や妬みを かうことになった

第二皇子が三歳の袴着の式を行った年の夏
ついに彼女は重体になりました 皇子に禍を及ぼさないように
自分一人だけ 宮中を出ます
心の中では 無限の哀しみがあるのだけれど 口に出せない彼女の性格
帝も弱った彼女を見て 過去も未来も真っ暗になりました
帝は言いました
『死の旅も二人で一緒に出ようと約束したのだから 私を置いて行くことはできない』
彼女は「限りとて別るる道の悲しきにいかまほしきは命なりけり」と…
(死がそれほど私に迫って来ておりませんのでしたら…)

帝は御所に戻ってきましたが 悲しみで 胸がいっぱいで眠れません
彼女の家に出した 使いの者を 待ち遠しかったのですが
使いの者は「夜半過ぎに おかくれに なりました」と言いました


2002年10月29日(火) にゃん氏物語 桐壺01(きりつぼ)

光にゃん氏訳 源氏物語 桐壺01

どの天皇様の御代であったか
女御とか更衣とかいわれる後宮がおおぜいいた中に
最上の貴族出身ではないが深い御寵愛を得ている人があった…

宮中に来る人は自分が1番だと自信に満ちてくる
あるいは親戚のコネで来た人ばかりなので皆 負けられない
だから彼女は皆から嫉妬されたり妬まれた

そんな嫉妬や妬み いやがらせのせいもあってか体が弱くなってきた

その事が かえって体を心配する帝の心を奪った
帝を彼女から引き離そうとすれば帝は正気でなくなる
そうなっては一大事なので このことは暗黙の了解
誰も口出しできず 見て見ぬ振りをしていた

彼女は嫉妬や妬みで 体は押しつぶされそうであったけれども
帝の愛が深かったので それを頼りに生きてゆけた

帝と彼女の愛は運命だったのでしょう
またもないような美しい皇子が彼女から生まれました


さくら猫にゃん 今日のはどう?

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