ジンジャーエール湖畔・於
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2005年03月13日(日) ヤクルトを凍らせろ!























数ある盛り場のなかでも、新宿が一番自分にとってベストと思っていたら、
ビックカメラから流れる耳をつんざく大ボリュームの音楽、
下水の悪臭、露天商のお香、カラオケ屋の営業トーク、
すべてが合致した東口駅前にて、人間の営みの下品さを体感した。
きっと熱のせい。

  
かつて同じ場所で、新宿の美しさ、人と町並みの有機的な流れに胸騒ぎしていたこともあったことを思い出した。
それは新宿武蔵野館でジャックタチの「プレイタイム」を観て外へ出た時のこと。
新宿の街が映画のつづきのようにしか見えなかった感覚。
ちかちかと灯っては消えるネオンサインたち、
コツコツと乾いた音をたてて足早にとおりすぎていゆくOL・サラリーマン、
駅向こうにそびえる静かな高層ビル群、
スイスイと切符を吸いこんでゆく自動改札機・・・



☆この一週間のハプン

ユニクロでいと可愛い幼児に出会った。
赤ちゃん以上、子供未満といった段階の幼児で店内をおしゃぶりくわえて
うろうろしてた。
追いかけっこしたり、変顔みせたりしたらよろこんでくれて、
最後にはほっぺにキスしてくれた!
若返った気がするとはきっとこのことだね。
若い女の子と遊んで自分も青春を取り戻した気になってるおやじの気持ちがここでやっと了解できた。
なるほどね。







映画祭事務局連でカラオケへ。
歌う人はメロディがはじまるまで部屋の外で待機してて
絶妙のタイミングで歌いながら中へ入ってくるというルールが敷かれた。
ゴダイゴの「銀河鉄道999」が別の人から2回も選曲されてしまったことに感心しました。
ささきいさおバージョンも選曲されて、もう完璧です。
カラオケの映像もそのままアニメのものが使われていて、
かっこいいバージョンの鉄郎(でもダンゴッパナ)、
通常のぶちゃいくバージョンの鉄郎、2パターン堪能した。
そして、わたしの好きなタイプは「鉄郎」だ!と発見した。
ラスト、しめの歌の選曲をまかされてしまって、これは責任重大だと、
かなり迷ったすえおそるおそる「竹内力」にしてみた。
メンバーたちから”グッジョブ!”の好評を得、弛緩しましたとさ。






地下鉄の移動中、座席にすわっていたら
向いの座席の人の配置が
「寝てる」「起きてる」「寝てる」「起きてる」・・・の連鎖になってたことに気付く。
しかも「起きてる」はすべからく「携帯いじってる」であることにもハッとした。
この「寝てる」「起きてる」「携帯いじってる」によって何か暗号みたくメッセージもつくれそう。
こういう風にして狂人たちは世界からメッセージ(ご神託)を受け取っているのかとも思った。
(電波が「殺せ」とサブリミナルを送ってきた、とか、日本銀行券(お札)に隠されたロシアからのメッセージとかを能動的によみとってしまう人々)






映画祭事務局の先輩が出ている「あんにょんキムチ」の松江哲明監督のドキュメンタリー
「カレーライスの女たち」をみるために、ちょうひさしぶりにアテネフランセへ。
ここへは昔英語の講座にきていたけど、当時と同じくよく迷う構造の建物です。
(ちなみに英語はまったく習得しないまま、主に映画をみるためにしかきていなかった。)
帰りみち、坂の途中でいつも通勤途中の中央線からみていた銀星アド社を発見した。
もっとよくみたかったけれど、上司と一緒でマシンガントークにつきあっていたので
立ち止まることすら許されない状況でした。
銀星アド社への謎はいまだに解明できないまま。
そしてカレーライスをムショウにつくりたくなった。



































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