KENの日記
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2013年02月22日(金) 安倍首相訪米

BBCの報道から

Mr. Abe, who was elected in December, has said US support is "critical" in Japan's dispute with China. China has fiercely criticized Mr. Abe for comments made before his departure.

He had told Washington Post newspaper that China had a "deeply ingrained" need for conflict with Japan and other countries in the region, using disputes to bolster nationalism and support for its authorities.

Foreign Ministry spokesman Hong Lei said Beijing was "astonished" by the report, saying it was rare for a country's leader to insult its neighbor, China's Xinhua news agency reports.

安倍首相の訪米直前の発言が北京政府を苛立たせています。中国では昨年共産党総書記に選出された「習近平」氏が来月5日から開催される「全国人民代表大会(全人代)」で国会主席に選出され、「習政権」が正式に発足しようとしています。「習政権」を取り巻く中国国内の情勢は、改革派・保守派・軍の意向等の微妙な力関係の上に成り立っていると言われるだけに、習主席が大胆な決断ができるとは思えません。そんな中国の内情など全く感知しないかのように安倍首相がタカ派の発言を繰り返しています。

野田政権の「勇み足」の尖閣列島国有化方針と、その考えを引きずる安倍政権の「日中間に領土問題は存在しない」とする強硬姿勢は中国をずっと刺激し続けています。今回安倍首相がアメリカでオバマ大統領にあった際にオバマ大統領は日本の考えを支持してくれるとは到底思えません。

オバマ大統領から発せられるであろう「領土問題は日中間で解決してくれ」というコメントは、実質的に日中間には領土問題が存在することを認めていることと同義です。オバマ大統領はそれ以上踏み込んだ発言をするはずがありません。今回は首脳会談後の共同記者会見も予定されていないみたいです。オバマ大統領から突き放された時に、日本は自力で領土問題を解決しなければならないのです。(これは元々分かっていたことです。民主党が日米関係を傷つけたといっても、それは日中関係とは基本的に関係の無い話です)

安倍首相は「レーダー照射」問題を念頭において強気に発言をしているのでしょうが、この「レーダー照射問題」は野田政権の「尖閣国有化宣言」と同じような中国の「勇み足」だと思います。お互いに「まずいことをしてしまった」と思っていても外交上なかなか謝罪・取り消しはできません。

「お互いに互いの勇み足を大声で咎めることは止めにしよう」という態度がどうして取れないのでしょう。実際には発言のトーンを柔らかくしていくことだと思います。大多数の国民は指導者の冷静な対応を理解するはずです。しかし、この安倍発言は中国の拗れた関係を沈静化させようとしている期待を裏切る形となってしまいました。

これとは別に今日は韓国と揉めている「竹島の日」で島根県では記念式典がありました。韓国との関係が拗れなければ良いのですが。更にロシアには森元首相が訪問してプーチン大統領と首脳会談の調整をしています。中国・ロシア・韓国、(勿論北朝鮮も)との外交関係をどのように立て直していくか、どうも明るい期待は持てません。



2013年02月20日(水) イングランドプレミアリーグの若手注目株

イングランドプレミアリーグはシーズン38試合の2/3の試合を終了しました。現在のところリーグトップはダントツでマンチェスターユナイテッド。2位のマンチェスターシティに対して10ポイント以上の差をつけています。3位がチェルシー、4位がトッテナム、以下アーセナル、エバートン、リヴァプールと続いています。

マンチェスターユナイテッドの首位は予想通りですが、マンチェスターシティ、チェルシーに脇の甘さがあって少し取りこぼしが多いことと、4位のトッテナムに勢いがあることが今年の特徴だと思います。トッテナムはこれまでのプレミアリーグ成績は昨年の4位が最高位ですが、今シーズンは現時点で3位チェルシーとのポイント差はまだわずかに「1ポイント」なので3位以内も十分に有り得ます。

トッテナムの快進撃の理由は様々あると思いますが、ミッドフィルダーの若手「ギャレス・ベイル」の成長が著しいことがあるようです。現在プレミアリーグで得点ランキングでも「5位」に食い込んでいます。ミッドフィルダーとしてアシストも多いですが、得点力もあるということでチームへの貢献は相当なものだと思います。

最近知ったのですが、この若手注目株のベイルは、イングランド出身だと思っていたらウェールズ出身なのだそうです。従ってワールドカップで伝統のイングランドのユニフォームを着ることは出来ません。彼は当然ウェールズ代表に選ばれていますが、ウェールズがワールドカップに出ることは殆ど不可能なので、彼の姿をワールドカップで見ることはできないのです。ユナイテッドのルーニーなどと一緒に戦ったらイングランドは相当強力だと思いますが非常に残念です。

その代わりオリンピックの「イギリス代表」で戦うという方法が残っています。昨年のロンドンオリンピックにはベイルと同じウェールズ出身のユナイテッドの「ライアン・ギグス」がナショナルチームに招聘されました。イングランドのユニホームを着ることができない名選手ギグスへのプレゼントという意味もあったと思います。ベイルも次ぎのオリンピックでイギリス代表として活躍して欲しいと思います。



2013年02月17日(日) 献血100回目

今日100回目の献血をしてきました。最初の献血は大学入学早々(1970年代前半)に学内に献血バスがやってきたときに献血をしたものですから、それから後約40年間で100回に達したことになります。もちろん海外勤務のときや献血に不便な地方勤務の時には全くその機会さえなかったので、コンスタントに献血している時期はもっと短い期間です。

昔は200CCの全血液献血が普通で、巡回する献血バスで献血したり、事業所に献血担当の方々がやってきてそこの会議室などを借りて従業員が献血したりしていました。当社は定期的に献血するなんて考えられない時代・環境でした。成分献血と400CC全血献血が始まったのは1980年代後半とのことで、身体に負担の少ない成分献血の導入で献血間隔が非常に短くすることができました。そして大都市の主要ターミナルに成分献血ができる小奇麗な献血ルームができたことで、定期的に献血する人達に大きな利便向上をもたらしました。私は長らく新橋勤務だったので「有楽町献血ルーム」にお世話になり、最近は池袋・新宿の献血ルームにお世話になっています。

最初の頃は手書きの献血記録カードが用いられていました。200ccが1ポイント、400cc成分献血が2ポイント(2回換算)でしたが、そのうち全て1ポイントに統一されました。手書きの記録カードがオンラインの記録カードに変わったので随分便利になりました。献血は採血時に血液検査してもらえることが非常に有り難いことです。数年前から血糖の状況を示す検査血(グリコ・アルブミン比率:GA比率)が追加となったので、短期的(約2週間以内)の血糖の状況が分かるようになりました。

献血回数100回となりましたが、献血の際に「針」を刺していただく瞬間の「痛さ」は変わるものではありません。「献血は痛いもの」というイメージは消し去ることはできません。ボランティアなのでそれくらいは我慢しようと考えていますが、もし「痛みを軽減できる方法」が開発されれば、献血者の数は飛躍的に増えるのではないでしょうか。看護士の方には大変な職場だと思いますが、少しでも痛みを軽減するような「針の差し方」を工夫していただきたいと思っています。採血可能年齢が引き上げられまだまだ献血ができるので、今後も献血を続けて行きたいと思います。



2013年02月16日(土) ロシアに隕石落下

2月15日早朝、ロシアのウラル地方のチェリャビンスクに隕石が落下しました。NASAによると隕石は直径17メートルで重さは約1万トン、広島型原爆の約30倍に相当するエネルギーが放出されたということです。

地球の軌道を回る人口衛星のスピードは秒速8Km程度だそうですが、今回の隕石のスピードが時速60000Km(秒速17Km)程度だということから、地球を周回する物体のスピードの倍以上の速度で大気圏に突入したことになります。ゴジラが身長50メートル、体重2万トンなのでゴジラの半分程度の重さと言うことになります。ゴジラの破壊力も凄いですが隕石も凄いです。

ネット上の情報では、恐竜を滅ぼしたユカタン半島に落下した隕石は直径10〜15Km、衝突速度は秒速20Km程度だったと推定しているようです。このように人間の力とか想像のとても及ばない現実があると思うと非常に敬虔な感じを抱きますね。

このような隕石落下の影響で地球環境が変わってしまえば人類も絶滅してしまう可能性があるわけです。地球上のあらゆる生物が全滅し、再び非常に原始的な生命から生物が進化の道をたどるとしても、その期間は宇宙の歴史に比べれば非常に短期間のサイクルでしかないのです。こういうことを何年かに一回考えることは良いことだと思います。日々の辛いこと苦しいことかた一瞬でも開放される感じがしますね。



2013年02月14日(木) 王羲之展

毎日新聞(ネット)のプレゼントコーナに応募して上野の国立博物館で開催されている「王羲之展」の観覧券があたったので妻と二人で見てきました。この観覧は一般観覧終了後の夜6時から8時までの夜間に特別に観覧でくるもので500名が当ったようです。昔は全くこの種の応募は当らないものと決め付けて無視していましたが、最近応募するようにしていると幾つか当ることがあり今回も見事に当たりでした。これまでの例でいうとレストランの昼食(二人)が当ったものが最大だと思います。

書道に特に興味があると言うわけではないですが、世間で有名な物で自分達が知らないものについては機会があったら触れてみたいと思っています。こういう機会は非常に有り難いものです。特にお金を払って出掛けようとまで思わないものでもプレゼントで当れば何かの縁ということで興味も深まります。

昔学校の歴史で少し学んだ「王羲之」です。王羲之が生きた時期は西暦四世紀、生まれは西暦303年で361年に亡くなったのだそうです。日本はまだきちんとした歴史の証跡がない次代です。そんな昔の書道家の書がそれ以降現代までの書道の手本となっていることに驚きを禁じえません。「王羲之」以降の書道家は一体何をしていたのでしょうか。展示されている書は驚くほど現代の字に通ずるものがあると思いました。ということは既にその時代で漢字が既に確立されていたことを示していると思います。

展示品には「王羲之」の手紙が多く含まれていますが、その字体もさることながら書かれている内容が結構木目細かいことに驚かされます。当たり前ですが親子の間・親戚付き合いの中で交わされる情報は昔も今も変わりがないということでしょう。その中のある手紙に王羲之自身が練習をもっと積めば上手になると言うようなことを書いているものがありました。やはり王羲之といえども練習の積み重ねによって上手になったことが伺われ少し親近感が沸きました。

夜の国立博物館に入る経験は始めてなので非常に興味深いものでした。ミイラが展示してあるような場所で夜間「肝試し」でもやったら面白いだろうなと思いました。



2013年02月03日(日) 川口「DowDow」(ビストロムッシュドウドウ)

川口駅近くの川口銀座商店街(と言う名称らしい)の北端にあるフランス料理の店でランチを頂きました。元々フランス料理のところをガス窯を設置してピザを始めたようです。ネットで「マルゲリータピザ」で検索して出てきたので期待して行ってみました。

川口リリアホールで今年6月に行われるオペラ「椿姫」のチケットを買うためにリリアのプレイガイドに寄った帰りに行きました。同じ埼玉県でも川口駅近辺は殆ど始めて散策でした。歩行者天国の銀座商店街は賑わっていましたが、伝統的な古い商店と最近のディスカウントストアタイプの店舗が混在する、何とも表現の難しい商店街でした。

レストランで注文したのは、妻と二人でトマト風味のスパゲッティとマルゲリータピザ。ランチなのでこれにサラダとコーヒーが付きました。このランチなら立派なイタリアンです。でも料理を食べ初めると「惜しい」「もう少しの所なのだけれど」という感想を持たざるを得なかったです。

それは素材(ピザならピザ生地、トマトソース、チーズ、スパゲッティならメン、野菜、トマトソース、ベーコンなど)の味は非常に良く、しっかり素材を選んで仕入れていることが分かります。しかしその「調理方法」の「決め手」のところで「もうひとつ」という感じを禁じえない。ピザでいうと「縁」と「中央部分」の厚さの違いが少なく、オリーブオイルの量が少ないようで「トマトソース、チーズ、オリーブオイル」の一体感が出ていないのです。もっともっとトロトロ感が欲しかった。

スパゲッティでもやはりオリーブオイルとニンニク風味(塩味も)が足りなくてパンチが利いていなくて、パスタの茹で具合はほんの少し長すぎるようで料理の「芯」の部分がはっきりしないのです。パスタについては茹で具合なのか、その後の炒め時間が長すぎたのかは分かりませんが。

こうした「今一歩」の理由はフランス料理とイタリア料理の違いが現れていのではないかと思われます。フランス料理はどちらかというとバターの味付けだと思います。塩分を含むバターを使用する場合バターの塩分を計算に入れて味を調えることになると思います。しかしイタリア料理では味の基本(仕上げも)オリーブオイルであり、これの風味付けにニンニクは欠かせません。さらにマイルドなオリーブオイルとトマトソースをシャキっとさせるための適量な塩分が必要になります。

そしてパスタの茹で具合、ピザの焼き具合がこれらの味の絡み方に関係してくるのだと思います。次に行く機会があったら今度はフランス料理を食べてみたいと思いました。




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