ハニワ在ル...はにわーる

 

 

FUJI ROCKひとり旅。 - 2006年07月28日(金)

まずは忘れないうちにメモ。
また随時書き足しますよ。

バスは本当に朝6時に苗場に着きました。
さすがにあまり人もいなくて……と思ったら
前夜祭があったせいかテント村だけは結構盛況。
まずは朝飯に場外のお店で豚汁をいただく。

結局開場時間に中へ入り、まずは会場内を一周。
奥へ行くと、小川やボードウォークもあっていい感じ。
しかしあまりにも広すぎて既に足が痛いよ……。

暇つぶしに物販に並んでTシャツでも買うか、と思ったら
既に2時間以上待ちの長蛇の列が!!!
一応並ぶもあんまりだったので途中で抜け出す。

ホワイトステージ横の“ところ天国”で
“モンゴル天国”(ジンギスカン)とビール一杯目。
ほどなくザ・クロマニヨンズの音が聴こえてきた。

うーん、超シンプル。
ブルーハーツのころに戻った感じだなぁ。
これをKATSUJIさんが叩いてるって凄い。
確かに重い音だったけどね。

さらに奥へ進み、
オレンジコートで塩焼きそばとビール二杯目。
今度のお目当てはNATSUMEN。
ステージではすでにメンバーがリハ(?)中。
蔦谷さんは浴衣姿だ(笑)。

いやしかしライブ・バンドの名に違わず、
CDの印象より何百倍もカッコよかった。
かなり人数のいるバンドなのだが、まるで
トリオのように自由で一人一人の熱量が高い。

オレンジコートから戻りがけに
フィールド・オブ・ヘブンを通りかかると、
加藤登紀子にヤローの“うぉーっ!”という
歓声があがる不思議な光景に出くわす(笑)。

ホワイトステージではワシの大好きな
ディスコ・ビートが聴こえてきた。
A HUNDRED BIRDS ORCHESTRAだ。

オアシス(屋台村)まで戻って、
新潟名産の豚トロ串と地ビール“エチゴビール”。
地ビールは穀物の香りが強いのが多いけど、
エチゴビールは普通のビールに近くて飲みやすい。

本当に歩きすぎでつらかったのでしばらく
“アジカンを座ってのんびり観よう”と思っていたのだが、
少し休んだら体力が戻ったような気になって、
アジカンを観つつまたオレンジコートのほうに戻る。

ホワイトステージでトミー・ゲレロをちょっとだけ観て、
またボードウォークへ。あんた今日何回目ですか……。

オレンジコートで魂半分抜けながらOOIOOを観る。
一度観たいと思っていたし、カッコよかったのだが
いかんせんワシの魂が入らず。観念してまた戻る。

ここでいよいよ本日のオレ的メインイベント、
ロジャー・ジョセフ・マニングJr.を観にレッドマーキーへ。

ロジャー、凄く細いのになぜか素肌に鋲つきジャケットで登場。
フジロックだからロックっぽくしてみたんだろうか?(笑)。
しかも1曲目がいきなりカバーだし。あれってクイーンだよね?

アルバムは盛り盛りのアレンジだったが、
今回は4人編成でシンプルにまとめられていた。
キーボードも、Fantom-X8が1台のみ、という(!)。
しかも全体的に骨太でロックバンドっぽい演奏。

で、その分全員参加の美しいコーラス・ワークとか
ロジャーのキーボード・プレイがかなり堪能できた感じ。
弾き語りの「SANDMAN」なんて鳥肌モノでしたよ。

ワシのヒアリング力では単語しか聞き取れなかったが、
聞き取れた単語+脳内補完が間違っていなければ、
“これがロジャー・バンドの初めてのライブ”
“今日のライブを実現させてくれた
日本のレコード会社はじめ関係者に感謝している”
“スケジュールをやりくりして参加してくれた
バンドのメンバーにも感謝しているよ”
(なんていい人なんだ……号泣)
“10月に東京と大阪でライブをやる”(!!!)
とMCで言っていた気が。気のせいじゃないよね?


さて、無事にメインイベントを終えて
グリーンカレーと本日四杯目のビール。

“さすがにまたオレンジコートまで行って
ハリー・ホソノ・クインテット観たりしたら
フランツが出てくる前に死んじゃうなー”と思っていたら、
グリーンステージから凄いシャウトが聴こえてきた。

結局シャウトの主、JETが気になりグリーンステージへ。
いやー、なんですかこれマジでカッコいいぃぃ!!!

OASIS好きの知り合いが好きだと言っていたので、
かってにUKロック系のバンドだと思っていたのですが、
あの声とギターはハードロックって言ってもよさそうだ。
すっかりヤラレてしまいましたよ。

五杯目のビールを呑みながらフランツを待っていたら、
この日初めての雨らしい雨が降ってくる。
まぁ、フランツの出ている間に止んだけど。

噂どおりフランツのライブは超楽しかった。
真っ赤なシャツと白いパンツで現れたボーカルにもビビったね。
いやもうこの、オシャレさんったら!
ステージ左右の画面もフランツのときだけモノクロになってて、
まるでエド・サリバン・ショーを観ているみたい。
映像班(?)、グッジョブ!

足痛かったけど前半はがんばって踊ってみたりして。
アンコールでも4曲も演奏しちゃったし、
ホント盛りだくさんでしたよ。

ギター抱えながらキーボード弾いてた彼も、グッジョブ!
あのオルガンの音はどうやって出してるんだろー。

雨の後は寒くなってきたので、
もう一杯飲むのをあきらめて、熱いスープをいただく。
AFRAを観ようと思ったら、レッドマーキーから人が溢れてたよ。
それでももぐりこんで最後のほうだけ。

ヒューマンビートボックスっていうけど、
もはや“ドラムっぽい”とかじゃなくて聴き分けられんね。
サステインの短いキックとか、
ライブだとマジで分からないと思った。
凄いお人である。

凄いお人といえば、次に登場したTUCKER。
アルバムがカッコよかったので楽しみにしてたんですが、
まさかあんなにパフォーマンスの凄い人だと思わなかった……!

自分でカスタムしたエレクトーンとか、
倒立奏法とか、火つけちゃうのとかは聞いてたんだけど
曲も白鳥の湖から始まってサニーとかテキーラとか
みんなの知ってる曲ばっかりやっちゃうしさ。
ステージでベースやドラムやギター弾きながら
生で多重サンプリングしちゃったりとか……もう
ずっとビックリしながら観ておりましたですよ。

会場も異常に盛り上がって、野郎どもが
セサミストリートのテーマで踊りまくるカオス状態。
いや、こりゃ最後にいいもん観ましたわ。



最初から最後まで本当に一人で、
自由に移動できるってんで多分20キロ以上歩いてしまい
帰りはマジで死ぬかと思いましたが……

いやー、夏フェスってホントにいいもんですね。
多少体力的にキツくてもこりゃやめられませんわ。



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FUJI前夜 - 2006年07月27日(木)

今日はこれから、夜行バスで苗場に向かいます。
初めてだし一人だし、ただでさえちと怖いのに
もっと不安なのは会場到着時間が異常に早いこと。
早朝6:00って……開演11:00なのに(笑)。

タイムテーブルが手元にないのでうろ覚えですが、
クロマニヨンズ、ナツメン、CRIBS、
ロジャー・マニング、ハリー・ホソノ、
フランツ・フェルディナンド、TUCKERあたりを
観たいと思っております。

詳しくはまた現地から。


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また会えたらいいね - 2006年07月23日(日)

来週にFUJIを控え&給料日前で先立つものもなく
今週末はおとなしく引きこもっていたんですけれども。
なんか凄いニュースが入ってまいりました。



筋肉少女帯、復活。



仕事納め当日というクソ迷惑な日ですが(笑)
結局活動休止前の姿を観たことのないワシにとって、
コレは観ておかないと悔やむに悔やみきれない。

ひところよりちょっと落ち着いてきたとはいえ、
やっぱり、はにわーるの中の人は未だに14歳なのです。


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腕時計とワタシ。 - 2006年07月20日(木)

昨日、5年くらいずっとほったらかしていた
腕時計の電池を交換した。



ところで昔、『あなたにとって腕時計とは?』と
いきなり尋ねられたことがある。

高級品にはてんで興味がないとか、
普通のよりユニークなほうが好きだとか、
気に入ったものがなければ着けたくないとか、

若かりし日のワシはなんかそういうことを答えた。
したらそれが『腕時計=恋人』という仕掛けの
心理テストだったという。

だからって訳じゃないがこの5年間はずっとソロ活動。
気に入ってた時計も着け忘れるようになって、
気が付いたら止まっていた。



今回急に腕時計をすることになったのは
恥ずかしい話だが遅刻が多くて上司に怒られたから。
とにかく時間を意識するようにせねば、と思ったわけだ。

つまりメインは仕事だったので、
この時計の電池を入れ換える前には
『なんかこの時計もちょっと古いし子供っぽいし、
安い無難な腕時計でも買って仕事用にするか』
ってんで買いにも行ったわけよ。

したら、うっかりもっと子供っぽい腕時計買っちゃって自滅。
安物モロバレだし、仕事ではまず着けられないわコレ。
って、何をしてるんだこのダメ社会人……!



そんなわけで、5年ぶりの腕時計だが
色気もへったくれもなさそうなのであった。

まー、電池を入れ換えてみたら
その古い腕時計がやっぱり一番しっくりきたしな。

年齢的にもうあまりにもモロな安物だとキツイし、
相変わらずただの高級品には興味がないし。
腕時計みたいに古い縁が復活する気配もない。

なにより、こんなことでもなければ
腕時計なんか要らなかったんだから自明である。

今日さっそく家に忘れてきたし(……。)


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ファントム・ペイン - 2006年07月16日(日)

9巻が出たので買ってきました。
ミドリちゃんマグネットget。
会社で使おう。

だんだん恋愛から離れた
人間ドラマにもなりつつある9巻。
いろんなところで気持ちが共鳴して
細かくビリビリ震える感じ。

そんで、気が付いたときには
“ワタシから音楽がなくなったら
どうなってしまうのか”と考えていた。

ワタシは音楽を消費する側でしかないし、
なんだかんだで生きてはいくんだろう。

でも、きっと一生
音楽への憧れを捨てられない。
身体の一部がなくなっても、
ないはずのその部分が痛むように。


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中元節に寄せて - 2006年07月15日(土)

一年365日それぞれに一語ずつ
素敵な日本語を紹介している
『美人の日本語』という本がある。

こういう本に出会えば当然、
自分の誕生日の一語が気になるわけで。



中元



……確かに中元節だけどあまりに色気もなにもないので、
ちょっとがっくりしながら読んでみたら。

なんとこの言葉がワシにピッタリの謂われを持っていた。
できれば全文転載したいくらいだが、要約すると……


中国の水の神様、龍王の娘たち3人が全員
1人の青年に恋してその妻になり、それぞれ男子を産んで。

一月十五日に生まれた子は、人間に幸せを与える職位、
七月十五日に生まれた子は人間の罪を許す職位、
十月十五日に生まれた子は人間の災厄を取り去る職位、
を授かったという。

この職名が道教の三元節の由来となっていて、
中元(中元二品の地官)は七月十五日生まれの子の職名から。
贈りものの習慣は、日本でお盆と混同されたものらしいとか。
もともとは、罪滅ぼしのお詫びだったのですね、という。



今日でワシは30歳。
30歳を迎えたら自分を肯定できる、つまり
自分を許せるひとになると以前もここに書いた。
人間の罪を許すって、自分の罪も含めてのことだよね。
これはきっと、そういう人になれということだ。
うん。

さて、こっからはバカ企画。
古いものみたいだけど自己肯定に最高のツールを見つけました。
“諸君、私は……が好きだ!”ジェネレータだそうです。

以下、自分のためにやってみたのでつまんないです。
ヒーヒーいいながら自分を褒めてたはずが、
最後のほうなんて趣旨がヨレてるし。
読んだらはにわーるが嫌いになること請け合いなので(滝汗
あまりおすすめしませんですよ。

:::::::::::::::

諸君、私ははにわーるが好きだ
諸君、私ははにわーるが好きだ
諸君、私ははにわーるが大好きだ

音楽が人生の支えになっちゃってるとこが好きだ
書くことがプライドの支えになっちゃってるとこが好きだ
酒が日常生活の支えになっちゃってるとこが好きだ
関東にいるのに九州が愛しくてたまらないとこが好きだ
わかっているのにダメでしょうがないとこが好きだ

首都圏各地のライブハウスで
日本各地の居酒屋で
明治通沿いの某所で
多摩川の向こう側で
蒲田のユザワヤと日暮里繊維街で

この地上に存在するありとあらゆるはにわーるが大好きだ

音楽で異常に感動しているはにわーるが好きだ
無駄に前向きになっちゃってるときなど心がおどる

ギリギリのところで運にみはなされないはにわーるが好きだ
嘘みたいな強運を発動するときなど胸がすくような気持ちだった

書くことでプライドを保とうとするはにわーるが好きだ
ごくたまに書いた文章で褒められちゃったりするときなど感動すらおぼえる

真っ向勝負よりもアイデア勝負でうまくいったときなどもうたまらない
この先、きっと地味でも凄いヤツになるのは最高だ

“ダメなくせに”とバカにして寄ってくるのを
有無を言わさず論破してやった時など絶頂すら覚える

無駄にいろんなものに感動してしまうはにわーるが好きだ
関係ないものにまで凹まされて自己嫌悪しているのは
とてもとても悲しいものだ

本当は賢くて気の利く人になりたいと思っているはにわーるが好きだ
バカで気が利かないという事実を覆せないのは屈辱の極みだ

諸君 私ははにわーるを ジブンスキーの様なはにわーるを望んでいる
諸君 私に付き従うはにわーる好きの諸君 君たちは一体何を望んでいる?
更なるはにわーるを望むか 
糞の様なはにわーるを望むか?
そこそこ自信があって、大したことはないけれど
それに見合う能力を身につけている者のようなはにわーるを望むか?


はにわーる!! はにわーる!! はにわーる!!


よろしい ならばはにわーるだ

だが、出口のない愚痴を繰り返すはにわーるの目の前で
“ふざけんな!”とテーブルを叩きたい衝動に耐え続けて来た我々には
ただのはにわーるではもはや足りない!!
大はにわーるを!! 一心不乱の大はにわーるを!!

我々はわずかに小数
人をすぐ“使えない”って言うヤツに比べれば物の数ではない
だが諸君は一騎当千の思いやりを持っている人々だと私は信じている
ならば我らは諸君と私で総兵力100万と1人の
この上なく寛大で平和な集団となる
我らを忘却の彼方へと追いやり、
人をすぐ“使えない”って言うヤツを叩きのめそう
髪の毛をつかんで引きずり下ろし 眼(まなこ)をあけて思い出させよう

連中にダメ人間の気持ちを思い出させてやる
連中にダメ人間にも向上心があるということを思い出させてやる
はにわーるには奴らの哲学では思いもよらない
広大な想像力がある事を思い出させてやる
1000人の思いやりを持っている人々の集団で 
世界を思いやりあるジブンスキーで埋め尽くしてやる

目標 “自分以外はバカ”だと思っている人々

人をすぐ“使えない”って言うな!作戦 状況を開始せよ

逝くぞ 諸君

:::::::::::::::

嫌だ、こんな30歳(滝汗ダラダラ


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夜中の手紙 - 2006年07月11日(火)

またぼちぼちゴーイング『TUTTI』を聴いているのだが、
武道館であんなことを考えたせいもあってか、
日ごとに「いつまでたっても」の歌詞が沁みてきて。


最近、毎年といっていいくらい誕生日やその前後には
音楽に感謝したくなる出来事ってのが起こる。

おかげで、歳をとるたびに
「また1年、愛すべき音楽と共にあれますように」と
願うのが定番になってしまった(笑)


そう、僕らはもしかしたらすごく安っぽい感傷に
突き動かされて生きているのかもしれないよ。

ただ、それがたとえ安っぽくても高尚でも、
そこに力が生まれたことに本当の意味があると思うから。
そうやって生きていくことはやめたくない。

いつまでたっても。


***


あぁ いつまでたっても
なにかが壊れずにいる


毎日ドラマはなくても
信じた嘘があっても
最後に何が残っても

僕は君たちを愛している



――「いつまでたっても」より聴き取りで抜粋


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バカテクノ - 2006年07月09日(日)

思い立って久しぶりに蒲田へ。

多摩川線ののんびりした雰囲気とゴーイングの曲はとても似合う。
歌詞を聴きながら、武道館のことも思い出されて、
なんだかひとりでほろりとしてみたり。

ユザワヤで母のために生地を買い、もちろんワシのためにも買う。
安かったとはいえ、買ったからには今夏中に洋服にせねば……(汗

夜は川崎仲間?でピコ仲間の某嬢とお茶。



バカ・テクノユニット結成を誓う(笑)。
よっしゃ、まずはDTMマガジン買うか!




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フェアヲタ - 2006年07月08日(土)

この一ヶ月で三回目のビッグサイトへ。
あれー?ワシそういうヲタじゃ(自粛)

もはや展示会ヲタの気配も見えるワシですが、
今日は文具フェア&ブックフェア。
浜松町から水上バスで向かってみたりして。

足が棒になるまで見て歩いて見て歩いて、
何故か雑貨とか買ったりしてとにかく凄く楽しかった。
もーとっても刺激的。だから大規模展示会はやめられないぜ!

ま、その後ワシのミスジャッジで入ってしまった
新橋の大人のビアホールも刺激強かったけど……(汗

仕切直して今度は香川&愛媛料理。
なんでこんなに何食っても飲んでも旨いですかー!
うどんはよく食べてたけどまーびっくりだ。

かなり充実の休日でした。
今度は何フェアか何処料理か……(ヲイヲイ



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闇を照らしたいんだ - 2006年07月06日(木)

GOING UNDER GROUNDの武道館ライブを見に行った。

演奏のものすごく巧いバンドではないし、
曲調も煽ったりするような感じではないけど、
実はなかなか盛り上げ上手で、
結局最後までしっかり楽しんだりして。
ひとりより、トモダチとワイワイ言いながら見ると楽しいかも。

ボーカルの松本くんはポップス向きのすごくいい声で、
これを生でじっくり聴けたのはよかった。長く愛される声だと思う。


キーボードの伊藤くんは『弾かない』と聞いていたものの予想以上!(爆)
あんなにキーボードの前を離れる専任キーボーディストいねーよ。

でも、それで前に出て客席を煽ったり、
踊ったりしてるのが見てて凄く楽しい。
そう考えると彼の役割は
『ゴーイングの曲で誰よりも気持ち良さそうにノる』
ことなのかも。

そうそう、気合い入れて弾くときに、
鍵盤に体重かける人はよくいるけど、彼は
膝を屈伸しながら身体を引き下げるんだよな。
すごく珍しい。

思うに、彼はバンドでの立奏で
キーボードを覚えたからじゃないだろうか。
ピアノとかの座奏でキーボードを身につけた人なら、
椅子より低い姿勢にはなかなかならないんじゃないかと。

そして最後、松本くんは客席に感動して
喋れないくらい号泣してた(笑)。
プレッシャーもあっただろうけど、
それだけじゃステージ上で堪え切れなくはならないもんね。

でも、そんなふうに純粋に
音楽とファンを愛するミュージシャンがいてくれるんだから、
ワシは一番に音楽を応援する者であり続けたいなーとも思ったよ。

Anchangに会ったとき、
ひたちなかの数万人のお客さんを見たとき、
やっぱりそう思ったように。

資本主義とギョーカイに飲まれてしょっぱい思いをしても、
あの気持ちのためにワシはワシの立場でがんばらなくちゃ。

ゴーイングにも、まだまだがんばってほしいぞー。


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うはうは。 - 2006年07月03日(月)

とうとう7月28日のお休みを申請しました。

これで急な仕事が入ってこようが
ワシはFUJI行っちゃうもんねー!

ロジャーの出番は矢野顕子と
モロかぶりなのがやや残念ですが
そのほかは概ね希望通り観られそう。

ちと体力が心配ですがバスツアーで行きます。
交通費も安いし、なにしろ
電車だと観られないAFRAとTUCKERが
観られそうなんだもん。

よっしゃ、まずはツアーの手配じゃ!
←忘れそうなので日記に書いたらしい


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ヘヴィメタルの社会学II - 2006年07月01日(土)

トモダチとアートクレイシルバーの体験教室に行き(!)、
その足で「メタル〜ヘッドバンガーズ・ジャーニー」を観る。
ビバ映画の日。来月も1日になんか観るか。

さて、映画はかなりマジメなドキュメンタリーだったのだが、
チャプター分けが細かく、歴史、文化などを
ジャンルを軸にして分かりやすく追っていたので、
メタルの成り立ちが体系的に見えてきて
なんちゃってメタルなワシにはかなり面白かった。

そんなわけで、お勉強のために(笑)
帰りは同行全員でパンフレット購入。
←スクール・オブ・ロックのアレみたいに
メタルのジャンル一覧が載っているのだ。

出演している人たちは若干偏っていたが、
(きっと大人の事情があったんでしょうな……)
これでメタリカやメガデスをもっと大きく扱えたら
メタルのヒストリーを追う映画としては
もっと愉快なことになったんじゃないだろーか。

それに出演していた人たちの中でも
ロブ・ゾンビとかスリップノットまで出てたのは
結構意外といえば意外だったし。


で、肝心の「何故メタルは嫌われるのか?」について。
“人類学者の撮ったメタル映画”ということでワシは
この触れ込みにかなり期待していたのであるが、しかし。

日本と英語圏でメタルの嫌われる理由や対象が
全然違ったので求める答えを得られずという寂しい結果に(苦笑


向こうで言う「メタルが嫌われる」っていうのは
日常において反社会的な外見や素行を強調することで、
教育関係者に嫌われるっていうことなのね。なるほど。

でも、日常においてそれができるってのは、
向こうの若者がメタルから“日常へ還元できる強さ”を
得ているってコトなんじゃないかなー。
そしてそれは、属性を分かつ若者の間でも認められている。


日本のメタルファンはあまり反社会的じゃないよね。
普段は自己主張もせずに埋没してて、祭りのときだけ
急にメタルTシャツとか着込んでコブシあげて大声出して。

どうせ終わればまた埋没していくくせに、
その瞬間だけ“なんか強くなったつもり”になってる。
自己主張もせず、折り合いもつけず、ただ社会から逃避する。
その情けなさは、属性を分かつ若者にも嫌悪されてしまう。

要はメタル・ファンの質も全然違うってことなのか。
ま、ワタシは明るいメタルファンなら大好きですよ(笑)。


晩飯の席でトモダチが言っていたが、
ジャパメタでこんなコンテンツを作ったら面白いかも。
「何故メタルは……」なんて分析したら
おそらく当のファンにとんでもねー反感を買うだろうが(苦笑



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もくじ
 

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