ハニワ在ル...はにわーる

 

 

深夜のお買い物症候群 - 2004年10月31日(日)

最近、ネット通販づいている。
しかも決済するのはいつも真夜中。

寝起きに肩こりや腰の痛みがあって、
思わずウレタンの低反発マットを買う。

好きなショップの冬服を見てたら欲しくなり、
“どこで着るんだ!?”っつーよーなものも買う。

その後普段着る服も無いことに気づき
さらにスカートやらまとめ買い。

で、近いうちにおそらく
前から目をつけていた打ち込みのソフトを買う。


最近普通のお店で買ったもの…思い出せんなぁ(汗


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Pure or Easy? - 2004年10月23日(土)

今日は現役メタル祭り、PURE ROCK JAPAN。

先だってはハードロック同窓会でスパークかまし、
さらに当代流行の式神でもなけりゃ、
今やマシンガーでもなくなりつつあるワシだが、
現役メタルに興味がないわけではない。

しかしそこに集う人々に愕然。
15年前と同じ格好、下手すりゃ同じ服。
見た目で判断できるレベルで、疎まれるのはやっぱり必然だ。

ワタシは仕事柄メタルとかの嫌いな人に囲まれているので、
そこではこんなライヴに出入りしていること自体絶ッッッ対に内緒。

好きなんだから堂々とすればいいんだが、
何故メタルとそのファンが疎まれるのかも自分なりに分かるし、
ワタシもいわゆるメタオタはヤバいと思うので、
そこに対して反論はなく。

しか自分は疎まれる人種と違うと思っていても
そういう意志はえてして他人に伝わらないし、態度の如何を問わず
必ず不利な状況になるのは分かっているので、あえて隠している。


なんでヤバいと思うかちょっとマジメに語ろう。

過剰にリアルか過剰に嘘くさいか、
ロックの価値観はそういうところにあると思っている。
過剰でなければ歌謡曲の範疇を出ない。微妙だけどね。

例えばサンボマスターが
『あんたが誰かは関係ないが、そのぬくもりに用がある』と
絶叫するのは、知らぬ者同士がが集まって
知り合い以上の密接なコミュニケーションを生む
ライヴハウスの風景をリアルに言い当てていたりするし、

例えば椎名林檎の出来上がりすぎて
実体感のないビジュアルと物語として綴られる言葉は、
嘘っぽくなるほどロックとしての色艶を増していく。
さらに言えば、虚構であればあるほど
アーティストの内面に近づいていったりする。

余談だが、希にこの両方を成し得るアーティストがいて
ワタシはそれをザ・イエロー・モンキーだったんじゃないかと思っている。
個人的な思い入れではなくね。

さて思うに、メタルとそのファンがイタいのは
多くがその両方から目を背け、歌謡曲にもなりきれず
中途半端に甘んじているからではないかと。

例えばリアルな洞察の深さがない。
共感できない価値観を未だに保持しようとする。
虚構を楽しむ知性がない。
いや、存在自体は虚構のようなものだが、
それを虚として受け入れ、客観化しきれていない。

拳を突き上げて陶酔する弱さを自覚できていない。
この痛々しさときたら、疎まれるどころか
もはや憐憫の対象でさえある。

イタいってのは便利だからワシも良く使ってしまうが
よく考えたらとんでもない侮蔑だ。
それでも言わざるを得ない。

現実から逃げ、偽りの力を誇示するもののファンファーレ。
これは逃避であり虚ろなものであると
自覚して楽しんでいるのはほんの一握りだと思うし、
ワシも胸を張ってその一握りのほうだと言えるかは微妙だ。

ワシは昔それに気づいてメタルから離れたが、
マシンガンズをきっかけに戻ってきた。
そこでマシンガンズが多少なりカッコよかったのは
ある程度現実に目が向いていたからだ。

現実と乖離した、しかし虚構としても不完全な
そんな世界観を自ら手放す賢さがあったからこそ、
“カッコ悪さ”を極めるカッコよさを手に入れていた。

でも今や奴さんも(以下略


前置きが長くなった。
じゃーアンタはメタルが嫌いで
今日のイベント楽しくなかったんかい、と訊かれれば


そりゃーもう楽しかった。


普段忘れてたさっきみたいなことを
いろいろ考えてしまうくらい、好かった。

アタマではいろいろ解ってるけど、
やっぱりこの音楽に魅かれるところがある。

それで、今日のイベントを観てたら
“いつかカッコよくてイタくないメタルが現れる”
って、信じられそうな気がしたんだよ。

絶滅危惧種の若メタルしんたろ&ミッチー、
今日はいなかったけど、Syu。
どうか懐古趣味に染まったりしないで。

そして、easyに拳を掲げて強くなったつもりになるよりも
もっとpureに内面的な強さへ目を向けようとしている(よね?)
アニキ&アニイ、応援します。


それにしてもアニイ驚いたー。てげカッコいいんだもん。



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日曜日のレイトショー - 2004年10月17日(日)

って好いですな。

仕事柄映画の日やレディスデーなんか
だいたい映画館に行けないし。
前売りや定価で観るのもなーなんて
行ってるうちに公開が終わるのが常だったり。

平日ほぼ毎日終電で帰ってくるので、
日曜日に日付変わってから帰っても平気。
だいたい定時も遅いしね。

今まで気づいてなかったけど、この手があったわ。
今日は……高いビールとポップコーン
買っちゃったから負けですが(汗

さて、今日観てきたのは『恋の門』。
↑の様子だと凄いエイガスキーのようですが、
実は松田龍平が観たいだけだったという(笑
いや松尾スズキ監督ですからというのも。一応。

さて、率直に言うと……喜劇と言うには笑いの要素が薄く、
シリアスと言うにはあまりテーマに迫ってないような。
原作未読ながら、原作のほうがおもしろいんだろうな〜と
普通に思ってしまったゴメンナサイ。

やーでも、龍平がコメディやってるってだけで
ひいきとしては新鮮で楽しかったなー。衣装も好かったし。
そして酒井若菜演ずるコスプレオンナ……わ、笑えない(汗
いろんな意味で身につまされる役どころ。

脇役の方々もいろんな人がいて楽しかった。
って、誰がなにやってたかは書かないほうがいいのか。
なかでも清志郎の配役がナイス。
突然ミュージカル仕立てになったときはビビりましたが。

めまぐるしいエンタテイメント作とは微妙に違うけど、
大人計画の好きな人にはいいんじゃないでしょうか。

うん、たしかにちょっと舞台っぽいのかな?
変に素な感じの台詞とかもあるんだけど。

次、なに行くかな…(の前に行けるのか?)


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相変わらずでいーじゃない - 2004年10月10日(日)

マイ悪(魔)友、みのすけちゃんに送った
携帯メールの連載レポート総数10通より加筆訂正↓

CLASSIC ROCK JAM XIII〜10th Anniversery

客電落ち前に閣下のアナウンス。
『台風一過・・・と言っても家族ではない』とか
『カメラ、テープレコーダー、(早口になる)携帯電話のカメラ、携帯電話のレコーダー、携帯電話の・・・なんだっけ』とか、
『・・・ステージ上から林檎を投げる、など悪魔の許可なく行うことを禁止する』とか、
あいかーらずで爆笑。

で、最初のバンド→閣下、ルーさん、湯澤さん、ぱんさー、
満園庄太郎氏、力石理江氏

WE WILL ROCK YOU/QUEEN
ACHILLES LAST STAND/LED ZEPPELIN
クイーンは例のビートに合わせてクラップ+拳。
ルーさん、やる気があったり無かったり煽り方にムラが(笑

次のバンド→寺田恵子氏、大橋さん、SHAKE、
俊ちゃん(by恵子姐)、レビレビ

START ME UP/THE ROLLING STONES
BLACK NIGHT/DEEP PURPLE
LIKE A HARRICANE/NEIL YOUNG
WALK ON WATER/AEROSMITH

一人ずつ舞台に呼び込まれるメンバー。
恵子姐が下手を覗いて『リハと違ーう!サングラスしてるぅ』と笑う。
そして『俊ちゃーん!』と呼び込み。軽くハグ。

今日もピンクのウサギのペットボトルカバーは健在。
姐さんが終始『俊ちゃん』としか呼ばないので、
元信者以外は『誰だよ?』と思ったかも。

しかーししかーし顔は変わっても
元信者にゃー首から下で一目瞭然っす。
あのほとんど胸の上に下げられたベースと右手!
なめらかなる指弾き! 独特の上体移動!(違
良かった・・・たとえ曲がエアロでも、そこにはエレガンスが。

次のベーシストが派手でバキバキピック弾きの
SHUSEだったのもあって対照的。


次のバンド→竹内光雄、SHUSE、石黒彰、五十嵐コウタ、K-A-Z、大橋さん

SEX TYPE THING/STONE TEMPLE PILOTS
rocks/PRIMAL SCREAM
YOU'VE GOT ANOTHER THING COMIN'/JUDAS PRIEST

竹内氏いきなり拡声機片手に登場。
SHUSEが踵20センチはありそうなロンドンブーツで暴れる姿と
ドレッドにダボパンでがに股中腰になってギター弾くK-A-Zと、
シャツの胸元を開けてスリムのジーンズで軽快に動く大橋さん、
イベントとはいえバラバラすぎて凄い(笑)

次はおそらく唯一の20代女子、浜谷真理子嬢バンド。
加納秀人、レビン、満園庄太郎、力石理江。

MIDDLE OF THE ROAD/THE PRETENDERS
I HATE MYSELF FOR LOVING YOU/JOAN JETT

ジョーン・ジェットを
ややボンテージなお姫様ルック+アニメ高音で歌うマリコ嬢。
アロハにパナマ帽の加納さんが父のやうです。

次は加納さんボーカルの
PURPLE HAZE/JIMI HENDRIX
このイベントも10周年てことで、第1回にやった曲とか。
してその次は禁断のルー歌だ!

WE'RE AN AMERICAN BAND/GRAND FUNK RAILROAD

歌う前にやたらmcで『1曲だけだから』とか言い訳するル様。
しかも『拍手の温かさがもうロックのライヴじゃないもんね』とか
リアクションに困るコメントも←確かに『のど自慢』臭かった・・・
しかし確かに巧くなってるわ。元悪魔だけに誤魔化し方が(汗)。
でも盛り上がってよかったよー。

さて、無闇に盛り上がると言えばこの人、
メタオタの兄貴さかもとえいぞう!
ギターはパンサとル様、ドラムは湯澤さんと
まー素晴らしいバンドだす。

METAL DAZE/MANOWAR
WHO'S CRYING NOW/JOURNEY

ワシらの斜め前で絵に描いたようなオタ兄が
狂喜しながら一緒に歌いまくってます。
まのをーの歌詞を全部覚えてるのかあんたわ。

えいぞうさんのテンションも毎度ながらスゴイ。
そして、閣下と比べて格段にハイトーンが伸びてます。
バラードは音程がヤバかったけど(汗

最近まちんがんずを観ていないので、弾きまくりぱんにゃーも半年ぶりです。
ここでは彼は喋らないので、ホントにギターソロごちそうさまな感じで
←いつもはアホmcで半減(酷
湯澤さんは最初のバンドもかなりトバしておらいましたが、
やはりハードロック、メタルで叩いてる姿はええです。

でこのメタリーなバンドのまま本編ラスト。

QUEEN OF THE REICH/QUEENSRYCHE
KING OF ROCK AND ROLL/DIO

途中懐かしい五本角の閣下が登場!
『楽屋でメタル聴いてたら髪が立ってしまったじゃないか!』って、
言い訳があいかーらずだす。

アンコールは恒例らしい、出演全員でのソロ回しセッション。
もうこの辺りになるとめちゃくちゃさ。

ROCK AND ROLL/LED ZEPPELIN

最後の曲、とりあえずボーカル全員に歌わせてから
楽器全員にソロを回すのでオソロシク長い。
最後だし自分が弾かなくても誰か弾いてるのでステージ無法地帯。

ドラマーも余ってる(セットそんなに組めないしね)ので交代で叩いて、
合間にキーボードブースに入った湯澤さんが弾くまねしてたり(笑

閣下に至っては缶ビールの箱を抱えて配ってたり。
石川さんがビール受け取って開けたら超噴きこぼれたり。

最後にボーカルさんたちは
『愛してまーす!』と挨拶するのがツボッたらしく、
皆それぞれ『愛してまーす』で退場。
最後の最後に退場した誰かさんはもちろん

『憎んでます!』だとー。

BSオヤジバトル(出場資格→平均年齢40歳以上のバンドコンテスト)に
『出よう!』とも言ってたな(笑)



ちなみに湯澤さんの当日のセットはナツカシの顔模様でした。

オーケンがバンドブーム・リバイバルの小説を書いたり、
ユニコーンの曲がどこそこでカバーされたり、
ブルハの曲がどこそこでカバーされたり、
アイデン&ティティが映画になったり、

ワシら世代は確実に“同窓会産業”の
ターゲットになりつつあるけど、確かに
こういうイベントがあれば旧友を連れ出す気になる。
そういう場所が用意されててよかったなって思うよ。

だから、拍手が“のど自慢”でも
年イチくらいで続けてほしいねぇ。



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