*蒼天おぼえがき*


2008年11月29日(土) ピアノの調べ。
ル・ジュルナル・ド・ショパン@東京オペラシティコンサートホール。

ル・ジュルナル・ド・ショパン(ショパンの音楽日記)。ショパンのピアノ独奏作曲全曲を、作曲順に6人のピアニストが4日間で演奏するというプログラム。さすがに全曲は聴けないので、No.8(1836年―1838年)に行ってみました。

・2つのノクターン op.32
・即興曲第1番 op.29
・スケルツォ第2番 op.31
・4つのマズルカ op.30
・4つのマズルカ op.33
・ポロネーズ イ長調「軍隊」op.40-1
・ポロネーズ ハ長調 op.40-2

スケルツォがそれはもう印象的。演奏した児玉さんはほっそりした女性でしたが迫力満点、すごい!の一言(うっとり)。あんな風に弾けたら気持ちいいだろうなーと(私には一生かかっても無理)。マズルカは弾いた中ではop.33-2(23番ニ長調)が好きかも。軍隊ポロネーズは、昨年自分でも練習したわけですが…とても同じ曲とは思えないテンポと表現力。ピアニストってすごいわー。
プロのピアニストのピアノONLYの演奏をちゃんとした会場で聴くなんて何年ぶり?やっぱりちゃんとした音響のところで聴く演奏は迫力が違います。そして演奏が終わるごとのざわめき。自分を含め、みな息をつめて聴いてたんだなと(苦笑)。たまにこういう雰囲気を味わうのもいいなと思いました♪


■読んだもの
水のしろたえ』(末吉暁子/理論社)
もともと児童書だから、というのもあるのかもしれませんが、やや物足りない感あり。結末が王道すぎるから?先日読んだ『いろは歌に暗号』(鯨統一郎/祥伝社ノン・ノベルス)の薬子と田村麻呂が強烈だったから?


妖怪アパートの幽雅な日常(9)』(香月日輪/講談社)
相変わらず、るり子さんの手料理は食べたくなるような品々ばかり。
そして季節は高校最後の文化祭、3-Cの出し物は男子学生服喫茶。おそるべし田代ほか女子たち(というか作者さま?/笑)。千晶先生の魅力も全開で、盛況ぶりが本当に目に浮かびます(大笑)。しかし、そんな盛り上がりの中、不穏な空気も。携帯…ある意味、持っていない方が平穏なのかもしれないと思いました。今の中高生って、ある意味つらいだろうな…<学校裏サイトの存在。そしてラスト、非常に気になる終わり方。

運命はいつだって ある日、突然に目の前におりてくるんだ



2008年11月26日(水) 編集前を知る。
題名のない音楽会・公開収録@パルテノン多摩。

家人が応募したのに都合がつかなくなり行けなくなったため代わりに行ってみました。番組自体は…たまに見たり見なかったり(朝寝ぼけてるし…)。

30分番組なのに、収録時間(というかしゃべり)長っ!2回分の撮りに2時間ぐらい?収録なのでアンコールとか一切なし。曲の演奏も短いし、やぱりコンサートではなく収録なんだなと。まあ、私的に思い出深いストラヴィンスキーの「火の鳥」フィナーレが聴けたし、それなりに満足。実際の放送は1月と3月とか。まだまだ先です。


クリスマスツリー
パルテノン多摩側から見たツリー。予想以上に幻想的で思わず。しっかし会場までの歩きが寒かった…。



2008年11月25日(火) 箔とかイルミネーションとか。
「箔力」展@竹尾見本貼。

宮澤賢治の「注文の多い料理店」「銀河鉄道の夜」上製本の装丁を、いろいろなデザイナーが箔と竹尾の特殊紙を使って表現。箔押しって、こんないろいろできるんだー(驚)。しかし、実用する際のコストを考えるとなかなかできないものらしく”今回は好きなだけ箔を使ってみた”的なデザイナーさんコメントがぱらぱら。やっぱりね…取都合とか考えますね…。


クリスマスツリー
職場近く、今年のクリスマスツリー。私的に昨年の方が好み。



2008年11月22日(土) 年相応な会話?
地元で、高校のクラス会(と言いながら集まったのは女4人+男2人)。

お酒が適量だったのか?少人数で逆に話しやすかったのか?みんなでいろいろと話せました。出席できなかったメンバーの近況を聞いたり、時事ネタについて話したり、自分の親が年取ったなあと語り合ったり…なんだか、年相応な会話というか、高校時代には思いもよらなかった話を高校メンバーとしているという不思議さ。卒業してからずいぶんとそれぞれに生きてきたんだなぁと、しみじみ。


■読んだもの


『きのうの世界』(恩田陸/講談社)
キーワードになりそうなところを上げてみると、共同体、バランス、失踪、伝承、水、そして、風が吹くと桶屋が儲かる。恩田さん、久々の長編。結構ページ数があり、通勤中の腕が疲れました(苦笑)。

ほんの少し。ほんの少しのところで、人々は精神と生活の均衡を保っている。
だから、ほんのちょっと、そこを一押しすれば、たぶん…


志津のことばが印象的。誰でもそういうところ、あると思う。



2008年11月21日(金) フェルメール。
フェルメール展 光と天才画家とデルフトの巨匠たち@東京都美術館。

土日祝日はすごい混みようだと聞き、ならば金曜夜の仕事帰りに!
と行って…まさかあの時間であんなに混んでるとは…(汗)。

幸い私が着いた時には入場制限はしていなかったものの(出てきた頃にはん入場10分待ちになっていた)、入口→他の作品→フェルメール作品→他の作品→ショップ→出口と、人がいっぱいでもう大変。とくにフェルメール作品のところは、通勤電車並みで身動きが取れない…。人の頭越しにそれでもなんとか見てまいりましたよ(よろよろ)。ゆっくり鑑賞…なんていつの時間帯にできるのやら。

今回日本に来ているフェルメール作品は7点。「マルタとマリアの家のキリスト」「ディアナとニンフたち」「小路」「リュートを調弦する女」「手紙を書く夫人と召使」「ワイングラスを持つ娘」「ヴァージナルの前に座る若い女」。
「ヴァージナルの前に座る若い女」が「牛乳を注ぐ女」ぐらいのサイズ(小さい)で、あとはそれなりのサイズの作品でした。

ちなみに「ヴァージナルの前に座る若い女」は個人蔵だそうで(手元にあるフェルメール本には載っていなかったわけですよ…<「週刊美術館8 フェルメール」(小学館ウィークリーブック/2000年)。素朴な疑問として…所蔵品の使用権みたいなものってあるんだろうか?(貸し出すときにいくらもらえるのか?)

生で見た絵は、本やテレビで見た色彩とはやはり微妙に違いました。(本やテレビの方が明るく見える?光のあて方か?レンズを通しているからか?)
「マルタとマリアの家のキリスト」「ディアナとニンフたち」は、「牛乳を注ぐ女」や「真珠の耳飾りの少女」のような”いわゆるフェルメール”という感じではないのですが、私的に「ディアナとニンフたち」は好みです。



■読んだもの
真皓き残響 氷雪問答』(桑原水菜/コバルト文庫)
「氷雪問答」、自身が生み出した影との問答。晴家の問答はなんだかほほえましいのに、直江の問答はこれからの先行きを暗示するような暗雲が…。景虎と長秀はなんというか…時が経って、少しは関係性が修復されたのかなと思うくらい、景虎の方が長秀を意識しまくり。
「傾奇恋情」では、その長秀が兄貴ぶりを発揮。似合いますよ…兄貴…(笑)。



2008年11月17日(月) 予防接種。
仕事前にインフルエンザの予防接種。
新型インフルエンザ、どうなんでしょう。本当に大流行するのでしょうか。

「チクっとしますよー」と言われながらした注射、なんか腫れてるんですけど、インフルエンザ予防接種でここまで腫れたのは初めてです(^^;


■読んだもの


『草莽枯れ行く』(北方謙三/集英社文庫)
文庫化されてすぐに購入した覚えがあるので…かれこれ6年ほど積読…(汗)<奥付2002年5月
ようやく読みました!本文694ページ。若干、大河ドラマ「篤姫」の影響あり。
赤報隊・相楽総三(※)が、清水の次郎長、新門辰五郎(*)、土方歳三、勝海舟、山岡鉄船、坂本龍馬、西郷隆盛といった面々と交流があったとする幕末舞台のお話。薩摩の益満休之助、伊牟田尚平といった名ははじめて目にしました。(※「るろうに剣心」ではじめて知った口。*暴れん坊将軍に登場するめ組の辰五郎とは別人だそうで)
第二章途中あたりまでは、坦々とした感じの進みに慣れなかったものの、途中から逆にその坦々としていながら静かに語られる登場人物それぞれの想いとか、時代の流れとかに、一気にはまりこんだ感じ。とは言え、めずらしく読了まで2週間くらいかかりました。フィクション(?)なのに、時代の変わり目を登場人物と一緒に走り抜けたような脱力感というか、徳川時代、終わったな…な、読了感。ちなみに、天璋院(篤姫)は一切登場しませんでした。



2008年11月15日(土) 和タイトル。
T.M.R.LIVE REVOLUTION 08-09 転生降臨之章@府中の森芸術劇場。

ライブチケットの申込時に見逃したのか、まだタイトルがついていなかったのか<転生光臨之章。ライブ1週間前にチケットが送られてきてちょっとびっくり(苦笑)。転生?降臨?で出かけて行けば、売っている販促品も全て和テイスト。

タイトル「転生光臨」ストーリーで中盤まで進み、その後はいつもどおりな感じ。テーマに沿ってうたわれた「Meteor」「vestige」「ignited」は、なんだか今までとは違って聴こえるから不思議。「crosswise」はやっぱり爽快で、久々に聴いた「魔弾」は懐かしいような新しいような。いつもどおりなLIVE始まり1曲目は今年出た「resonance」。生で初めて聴きましたが、またこれがよい♪その後「HIGH PRESSURE」「HOT LIMIT」「WHITE BREATH」「HEART OF SWORD −夜明け前−」と、懐かしどころが立て続けに並び◎。完全燃焼、満足満足!

月曜はインフルエンザ予防接種だというのに、ちょっと喉がやばいかも?(汗)。



2008年11月09日(日) 久しぶりにビリー。
ここのところの運動不足に少々危機を感じつつある今日この頃。

KONAMIに行こうと思ったのだが、まんまと寝坊し出遅れ。ならばと、久々にビリー隊長にご登場いただき、ブートキャンプDisc1など。
来た…足に来た…明日は筋肉痛か?

しかし、ほんと一時期のブームはどこへやら。うちの母ですら「今はコアリズムじゃない?」と。流行の入れかわり早いこと…。



2008年11月07日(金) メールフィルターに四苦八苦。
災害時の安否確認を携帯で行えるように設定しておくこと

という連絡が総務から来ていたので、朝、ぱぱっと設定してしまおうと思った…ら、なぜかうまくいかない。無事に設定が終わると設定した携帯メールアドレス宛にテストメールが送られてくるはずなのに、送られてこない。メール発信元になるメールアドレスとドメインは、受信指定しているのに。

夏、なぜか迷惑メールが多くて、いい加減あたまにきて、URLありメール&HTMLメールについては受けとらない設定にしてあるのだが、これが影響しているのか?でも、これを解除すると、また迷惑メールが来るだろうし解除したくない。どこに問い合わせたらいいやら、嗚呼…どうしよう…と途方に暮れていたところ、ふと気づいた。

受信拒否指定に「.com」

メール発信元は…「×××.com」。原因はこれかっ!
夏、ほんとに頭にきて、片っぱしから受信拒否指定に登録してたわけですよ。で、「.com アドレスから届くメールなんて受け取らんでも問題ないんだよっ!」とばかりに、「.com」締め出し中だったわけなのです。試しにこの設定を解除したところ、無事に↑のテストメール、受信できました。やれやれ。



2008年11月02日(日) 電化製品、買いかえ。
一昨日、電気ポットが壊れました。
昨日、その隣に置いていた炊飯器が壊れました。
電化製品…どうして立て続けに買いかえを主張するのか。

ということで、ホームセンターなんやらへ買い物へ行ったついでに、併設されているヤマダ電機へ行き、母とあれでもないこれでもないと検討をかさね購入<炊飯器と掃除機(電気ポットは昨日母が購入済。掃除機は壊れる寸前だったので思い切って。だって、ヒビ入ってるんですよ!本体に。いつ自己分解するか…という状態で使い続け早…ヶ月)

それにしても、炊飯器も掃除機もあまりに進化してて(というか専門用語満載で)翻弄されましたよ(^^;まあ、一番最初の購入選別フィルター=価格で、ターゲット、ある程度はしぼられるんですが。





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