だから猫が飼いたいのに・・

2007年06月27日(水) またまた食品の問題の本

おいしいハンバーガーのこわい話 エリック シュローサー (著), 宇丹 貴代実 (翻訳) 草思社
この本を調べたら芋ズル式に次々と・・
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%8A%E3%81%84%E3%81%97%E3%81%84%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%81%93%E3%82%8F%E3%81%84%E8%A9%B1-%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC/dp/4794215878/ref=sr_1_1/503-9423345-3005569?ie=UTF8&s=books&qid=1182924425&sr=1-1

回転寿司「激安ネタ」のカラクリ 吾妻 博勝 宝島社
食品のカラクリ―驚異のフードマジックそうだったのかこの食べ物! 宝島社

またもや、こんな本たちを発見。
まだ読んでないし、本当に読むかは微妙なのですが・・
アマゾンなどで書評読んだだけでおなかいっぱい。
現代って、安心して食べられるものを探すことがどれだけ難しいかよくわかる。
ハンバーガーや回転寿司はあまり食べなかったけど、小僧寿司は良く食べていた・・大丈夫かな?
それに、20代前半にファミレスはよくいったな〜コーヒーものんじゃったな〜・・

ミートホープの問題で、またさらに、出来合いのものへの不安が・・
以前読んだ、こういう本でも肉より形のわかる魚がいいよ〜て書いてあったし。
でも、回転寿司の本のタイトルとか目次から恐ろしいことが・・

自分で素材から買い、調味料なども気をつけて調理しても、まだ不十分なんだろうなあ・・
ま、神経質にならずに、できる範囲でやっていこう〜



2007年06月19日(火) 擬似リッチw

「真のリッチと擬似リッチ」プレジデント 7月号

詳しい目次はこちらから・・
http://www.president.co.jp/pre/20070702/index.html

この手の雑誌を講読しているのはどんな人なのかしら?
まあ単純に予想してみますが、そうハズレではないでしょう。
どんなことが書いてあるのかめくってみたら
広告を抜いたトップには「プレジデント言行録」てのがあるわけです。

○転落に拍車をかけているのが「ジジ」「ババ」の存在だ。
「一万世帯調査で判明、浮かぶ家計、沈む家計」より
・・そうなの?ジジババが頭金出して沈んじゃうのか〜
とか
○真のお金持ちにとっては経済感覚のない女性は愛人でいいわけで、
本妻にはなれません。
「初公開!カネ持ちの妻100人の学歴と家柄」 より
・・そりゃそうよね・・
とか
○「地価はまだ高騰する。そんな内容のチラシが頻繁にファクスで送りつけられてくるようになった
これは”ババ”を掴んでくれる相手を探していると感じました」
「三大都市不動産」バブル崩壊。これだけの兆候」より


参考に、金持ち妻統計の頁を見てみると・・

「世間の「セレブ妻」像が現実とかなりズレていることがわかります。1億円以上稼ぐ「真のリッチ」は贅沢をしません。
お金を派手に使うのは「擬似リッチ」です。そして擬似リッチの定義は年収3000万程度(!)
でアンティークや美術品など収集にこだわる見栄っ張り」と書いてありました。
「スチュワーデスと結婚する開業医はダメになるけど、近所の人とドブさらいをできるような妻なら近所の評判もよくて成功する。
真のリッチは目立たないようにする。戦後の日本は階層がないものとされていたので、お金があることをひけらかすとホリエモンのように叩かれてしまうからです。
普通の人はお金を使う、つまり出て行くことばかり話しますが、真のリッチはいかに得するか、
お金を稼ぐか、その仕組みばかり延々と話します。そういう人はお金が大好きで、そういう人にはお金が集まるんですね」

とあります。等と考えてみればごもっともな話です。
しかし最後に化粧するより知性を磨け、とあるのですが、それも「高学歴」「キャリア」「しなやかさ」というのが前提ですよね。
知性さえ磨けばなんとかなるってもんではないということですね。

それに、知性を磨いて、お金を稼いで、子育て、介護にも抜かりなく、
しかし愛人がその脇で華やかに暮らしているのもどうなんでしょうか・・
そんなこと考えている人は真のリッチには程遠いってことでしょうが。

そもそも真のリッチは少ない上に、そうおみかけするものでもないから関係ないといえば関係ないか〜。



2007年06月17日(日) 斜め読み本「病気にならない生き方」

影響されやすい性格なので、祖母から借りた「病気にならない生き方」という本を読んで、もっと和食を多くしなくちゃと思いました。
が、この本に書かれているような生活は、お金と時間にゆとりのある人しかできないかもね。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/customer-reviews/4763196197/sr=1-1/qid=1182131012/ref=cm_cr_dp_2_1/250-6769764-0844254?ie=UTF8&customer-reviews.sort%5Fby=-SubmissionDate&n=465392&qid=1182131012&sr=1-1

乳製品は控える(バター、チーズ、ヨーグルト)
獣肉は控える(人間の体温より高いものはやめる)
もちろん精製された塩と砂糖はダメ
これらはアトピーの治療時に医師からも心がけるように言われていたこともあるので納得。

なるべくまるごと食べましょう(形がわかるもの)
水は浄水された水で(還元水を推奨しているらしいけど、問題になってるねえ?)
野菜なども当然、無農薬で
米も精製してない玄米で

等と、まあそりゃそうかな〜と思える内容なんですが・・
無農薬野菜とか玄米を手軽に買うことができないよ・・
ラディッシュぼうやかなにかで頼まないと・・
魚やイカを自分でさばかないとダメってことだろうし・・

でも、追い詰めたら食べられない生活になってしまうので
やはり、それを理想としつつ、できる範囲でということでいいですね。

胃腸がよくないのは間違いないので、しばらく乳製品を控えるかな〜
でもカルシウム強化のために、チーズとか買っちゃったんだけどな〜

でも、本にも書いてあったけど、個人差というものがあるので
上記で避けたい食品が全員にダメとは限らないというところがミソです。
好き嫌い言わずに食べることが推奨されているけど、
どうしても食べられないものは、その人にとって合わない食品かもしれない〜とありました。

ウチの祖父は82歳の長寿なほうですが、かなり好き嫌いが激しい人でした。
肉が大好き、魚大嫌い。野菜嫌いで、砂糖が大好きなゲビースモーカーでした。
老年期に肺気腫になり、その後肺がんで永眠したのですが苦しまない最後だったそうです。
甘いものが大好きで、コーヒーもどちらかというと砂糖水でした。
でも、トータルでいえば健康でした。
成長期に、農薬などなかっただろうし、公害などに汚染されてなかっただろうけど。
あと祖母が無理やり、ジューサーで野菜ジュースを作って飲ませていたのもよかったのかもしれないけど
やっぱり祖父には砂糖は必需品だったのかもしれません。

+++

さらに電子レンジでの調理の危険性についても、この本に書かれていて
今日の神戸新聞にも電磁波の人体への影響について載っていました。
テレビ、パソコン、ドライヤー・・がんがん使っていますよ。
とりあえず今日は朝からラジオにしてみました・・ソーラー発電のw

http://www.kobe-np.co.jp/kyodonews/news/0000393195.shtml

便利だから、電子レンジでチンして野菜を食べていましたが
やっぱり茹でに戻そうと思いました。あと蒸し器も買おうかな。

健康もの、食品ものは、極端な本が多くて実践するのは無理があるけど
まあ誰が考えても納得できることは実行したほうがいいかな。

あと初めて知った「コーヒーエネマ」という単語。簡単にいうとコーヒー浣腸らしいです。
身体に無理なく、解毒できるし、便秘や調子悪い人におすすめらしいですが、どうなんでしょうねえ〜
私には今のところ必要ないのですが。



2007年06月16日(土) 本「都と京」 

酒井順子 新潮社 2006年 

京都に通った時期がありました。
それは私にブームが来たのではなく、友人に来ていたのです。

私は近年「絶対にここに行きたい!」というものが薄くなってきていて
親しくしている人がそんなに好き・行きたいのなら〜と付き合うのが結構好きです。
職業的にも、なんでも知っておくと役立ちかもしれない、
それには自分の好きだけではダメだと、ちょっと強迫観念めいたところもあります。
しかし、それだけに能動的に何かをするわけでもなく、物事に詳しくなることもないので、ちょっとダメなんですが。

京都はまた自宅から日帰りでいける、子どもの頃から遠足などででかけた場所であり、
親戚、友人も住んでいる場所であって、そこがまた私にはあまり熱心に探索するぞ!という気迫が希薄でした。

京都に住む友人の地元愛や他県に勤めながらも京都愛ゆえに移り住んだりする人から特別な感じのする京都なのですが
せっかく近くなのに、京都愛がほとんどない私ってもったいないな〜なんて思ったりしていました。

そして酒井さんの本は、まさに京都愛、京都を愛でる都からの訪問者で
観光ではない京都を満喫している感覚を知ることができます。
なんとなく京都を満喫していないと後ろめたさを、この本を読んで楽しみを知り
いつか私も・・と来ないだろうけど・・と思わせるのです。

前半の都と京の比較が面白く、酒井さんの真骨頂といえましょう。
コラムの部分はきわどさがあるのですが、彼女の持ち味故ギリギリセーフ。

東京は常にハレの日、京都はハレとケの日がわけられている。
祭りにもあてはめられています。
東京のように地方も変わっていくとしたら
ハレとケがわけられなくなっていくことだとしたら・・
これは京都を参考にしたほうが断然いいと思いますが、無理でしょうねえ。




2007年06月15日(金) 斜め読み本「喪男の哲学史」

本田透 講談社 2006年

何の本?本田透といえば、フルバ?といろんな疑問が浮かぶこの本。
中身は哲学をオタク的に解説した本という感じでしょうか。
そしてモテないことについて、これでもか!と書いてあるみたいです。
現代の風潮の「モテ」の思想と哲学の思想は「喪」の思想。
もちろん斜め黄泉なので、なんだか面白そう!としかいえないのですが・・
時間があったらな〜読むのに。

レミゼ4巻とか読みかけの本がてんこもりです!!
なのに銀魂が読みたくてたまりません。



2007年06月08日(金) 本「本当は知らなかった 日本のこと」

鳥越俊太郎 しりあがり寿 ミシマ社

実はまだ文章は読んでないのですが(すみません)
しりあがりさんのマンガだけ読みました。(すみません)
面白くて、わかりやすくて、そしてちょっとせつない部分もあって
本当に相変わらず、すさまじいなあ〜〜!!

「落ち着けナマハゲさん」は爆笑しました。
「分けるということ」はしんみりして
「マジメな人の悲劇・・」はむごいけど、本当に事実だな。
ゆとり教育や個性を育てるとか、国の思いつきの、その場限りの方針をマジメに受け取って実行した人がかなり割を食っているんじゃないでしょうか。
なんでも信じ込みやすいというか、マジメにお上のいう事を聞かねばなんねえだ!みたいな人とか
あまり自分でモノを考えるのが苦手で、誰かがなんとかしてくれる〜とか思ってる人の子どもはかなり〜ヤバイ感じがしました。
まあ、そうはいっても学校で教えてもらうことが全てではないので、やはり読み書き・算数がきちんとできて
ルール・マナーの大切さが理解できていたら大丈夫なんじゃないかと思う。
読み書き・算数が出来ているか、確認もしないで学校まかせにしてる親はかなり豪快だと思いますし
ルール・マナーは親が手本になるしかないと私は思っているので、それも学校預けにしてるのならもっと豪快かと思います。
ウチの親も結構豪快さんなんですが、あの頃はまだ学校も大人も機能していた気がします。運がいい。

「不安の元」は取られるものがあるから取られるんだ、とオレオレ詐欺に関して語った師匠の話と一緒だし。
「少子化対策決定版」は笑えないけど、まあそうなるね。という感じで・・
一夫一婦制の無理が出てきたのが少子化の原因かなあ〜しかし一夫多妻制になっても解消しなそうな気もします。
やっぱり女性が一人でも子どもを安心して育てられる社会にすることが一番の解決策なんじゃないかな〜〜と思いつつ

ちょっと余談だけど。
「ニューズウィーク」にアフリカの旱魃などの支援に物資でなく、ATMでお金を支給する方法で上手くいく場合もあることが書かれていた。
しかし、そのお金を有効に活用しているのは主に女性で、食料や子どものための教育費など狙い通りの使い方をしてるのだが
男性はタバコやギャンブルにつかってしまう人が多いという。この報告は1度目ではないと思う。
すごくステレオタイプなイメージだけど、ちょっとどころで無く納得。
そういう地域こそ、女性が一人で子育てしていける支援が役立つと思える。

もちろん一部のよい夫・父親もいるのでしょうけど、本当にダイヤモンドの原石を探すくらい少ない気がします。
けれども、日本では女性もそいいう傾向が増えてるんじゃないかと思う。
生活に困っても子どものものを買うより、自分のブランドバッグやパチンコにいっちゃう人ね。
生活に困ってなくても、精神的や時間的にも子どもより自分を優先する人が確実に増えてるんじゃないかな。
と自分が出歩いていて、子どもをつれてる母親とか見てるとそう思えるから。でも少数なのかな・・やっぱ。

親になるのには資格はいらないけど、その時、必要なものが判断できないような人を親をもった子どもは悲劇ですよね。
昔は、芯の強い女性が、防波堤になって子どもを守ったかもしれないけど、今はそんなことに期待してもしょうがない。

「ある「実」の話」にあるとおり、こんな風に子育てについてあれこれ考えるようなことがいけないのかもしれませんが。


ダヴィンチが発売されました。「ヴィリ」を急いで読む。
あり〜?やっぱそうなのか〜〜〜
これってオカルト系の漫画だったのかな・・・



2007年06月06日(水) 細かいことは気にするな!

ちょっと古いけど文藝春秋5月号を見ていたら、普段は読まなさそうな人の記事が面白かった。
それは渡辺淳一「鈍感力」問答 鋭い人は大成しない〜と玄侑宗久「江原啓之ブームに喝!」

〜「鈍感力」と「鈍感」は違う。単に気が付かない、気が利かないのは「鈍感」
何かを貫くために、あえて周囲に対して脇目を振らず、物事を押し通す鈍さが「鈍感力」となる〜
とありまして、まことにその通りだと思います。

仕事は優秀だけど切り替えられないA君と平均的な仕事でも叱られても翌日になったら何事のなかったように笑顔で出勤できるB君はB君のが伸びる社員とありましたけど
仕事は平均的にできない上に、叱ると切り替えられないばかりか、もっとダメな態度に出る人のが多いんじゃないの?とやさぐれてみる。
ウチだけかな〜〜?
叱られなれてない若者がダメなのは、なんとなくわかる。
自分の子が叱られたら、怒鳴り込むという伝説の親が、自分の子どもを自らダメな子に仕立て上げているのも間違いないですね。
伝説の親にあったことないからわからないけど。本当にいるのかな。
親のレベルで人間関係が崩れちゃってるってことだろうけど。

〜明らかな間違いを犯していながら居座ってる政治家たちは、ただ図々しくて鈍感なだけで「鈍感力」とは違うとあるのですが
その名指しで言われた大臣はもうこの世にはいません。そこまで鈍感ではなかったってことでしょうか。

何はともあれ、あまりにも神経質に、そしてその神経質さが自分だけに肥大し、過敏になってる世の中は生き辛いということですね。


もう1つの話は、江原さんを糾弾しているのとは違います。
ブームを、そういう現象を憂えているということですね。
ブームを批判する側、支持する側にも「正しさ」や「1つ真実」に限定しようとするその心の狭さを暴いているのだと思います。
なんでも科学で解明できないと、あやしい不確かなものは排除しないと、
あるいは、盲目的に1つの考えの固執することが危険ということなんでしょう。

現代の病には必要な「鈍感力」と「スピリチュアル」もしくは「不思議であいまいなもの」
今は、ヒロヒリするような鋭敏さと自分だけに固執する世界なのね。

私も占い師の弟子ですので、とくに後者のいいたことはわかります。
占いは当たる当たらないの問題ではないと、その人が楽になれば、それは必要なものなのだと思います。

でも、その「楽」になるために盲目的になり、不幸を引き寄せないような知恵は必要だということですね。



2007年06月05日(火) サッカーキリン杯 対コロンビア

久しぶりに思わず声が出てしまう試合でした。面白かったです。
相手が強いし、早いのでドキドキしたのもありました。

海外組が4人とも先発。しかし思ったほど機能せず。
そして後半に消え気味の二人は交代してたね。

俊輔選手もいいところもあったけど、ボールを取られて大ピンチを招いたりとまだ本調子でないのかな。
それでも、ま〜た解説のおじさんが庇い気味のコメントで笑わせてくれた。
いや嬉しいけど。私も思わず、あのプレーには私もあやまったもん。
それから、ダブル中村w
外人から見たら、この2人は見分けつかないのではないでしょうか。
中村憲剛はよく動いていましたね〜〜エライ!

そしてDF、中沢と阿部もクレバーでしたね。中沢は本当に危険察知能力もあるし、クリアもいいなあ。

川口は昔のようなサラサラヘアーになりましたね。(最近みてなかった)
スーパーハボキ風の髪型も懐かしいけどw

結局、引き分けだし、後半もそれほど見所もなく、残念でしたが
久しぶりに集中して見られる試合でした。



2007年06月04日(月) またもや悪魔のビジネスの人が・・

雑誌「論座」7月号 

38頁の「現代の貧困の現場」 小林よしのり
X雨宮処凛 新宿・マンガ喫茶探訪

を教えられて読む。以前からワーキングプア、若者のホームレス化について話題にしていたからだ。
マンガ喫茶の店員さんから話を聞く対談スタイル。

「毎日泊まる人、料金が払えずに来る人、コーンポタージュでしのぐ人、救急車で運ばれる人。
マンガ喫茶やネットカフェで結核が流行ってるという噂。そのうちマンガ喫茶で餓死者が出るかもしれない〜」

と書いてありまして、私も今まで雑誌、テレビなどでそういう情報を得るたびに、不安に感じていたことが現実になっているんだなと思いました。
日雇い派遣の人(それに、先日ドキュメンタリーでみた長距離運転手さんも)たちの生活、食事の様子を見たら、健康を維持していることのほうが不思議に思えましたから。

最後に、以前も「悪魔のビジネス」に出てきた人材派遣会社の奥谷さんの名前が出てきています。
今回もしらばっくれているのかどうなのか、派遣の現実をスルーした発言に震撼。
このような考え方をしていることが本当なら、今後今の職を失っても、とにかくこの人が経営している派遣会社だけは行かないようにしなくては、と思いました。

免疫力弱ってる私などはマンガ喫茶にはあまり行かないほうがいいかもな〜とも思いました。



2007年06月03日(日) ハウルシリーズとかあしながおじさんとか

「魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉 」
「アブダラと空飛ぶ絨毯―ハウルの動く城〈2〉」

友人から借りて読む。
以前から、他の友人にもこの作家さんを薦められていたこともあり、楽しみにしていたのです。
映画とは違うとはわかっていても、多少は先入観があって影響されてしまいますが。
本当に別ものですなあ〜w
そして外国の小説だな〜と思いました。
そしてすごく面白い!おすすめ!ってわけじゃないんだけど、不思議な味わいがあるのです。

「ハウルの動く城」はシリーズで、1冊目を読んだら「あれ、そうだったのか〜ふ〜ん」てな感じですが、2冊目もあるし読んでみようと思って読んでいたら、どこがシリーズなの?
単なる世界が共通ってことなんか?と疑問に思っていたら、最後の方で納得できました。
2冊を読んでみて、このシリーズが好きになりました。

長女に生まれたら将来の夢や希望がもてない〜うんぬんは御伽噺からのセオリーなんでしょうけど
それを覆すような設定とか、主人公が老婆になってしまうなどの設定は面白いし、2巻の設定も面白い仕掛けが沢山ありました。
ソフィーの物事にあまり動じない、状況を冷静に楽しんでいる性格がイイ感じです。
ハウルが彼女を選ぶわけもわかるってもんです。

魔法あり、異国情緒あり、ロマンスもありで、ごっつい面白いから
是非読んで、ってわけではないけど、続きが気になる不思議な読み物です。
名前とか出てくるものとかそういうセンスも楽しいです。

ハウルについて全然書いてないね、ん〜特に印象ないね。
魔法はすごいんかもしれんけど、生活破綻者といえば言い過ぎか。
ま、イマドキの若い男性ならこれくらいで普通かもしれません。

---------------
もう1冊、「あしながおじさん」の本が目に入りました。
懐かしいので、ちょっと手にとって見たら子ども用なので、
あっという間に読んでしまいましたw講談社の少年少女世界文学館です。
(この本は難しい言葉やものは上部に図や解説が載っていて便利です)

子どもの頃の児童文学全集に入っていて読まなかったものの1冊。
手紙形式がどうも好きでなかったのでした。
ずっと後になって、アニメで「あしながおじさん」をやっていたので見ていたら、すごく面白かった。
それで本も読んだら、やっぱり面白かったのです。子どもの頃に読んでおけば・・と後悔しました。

孤児院から才能を認められて大学に通い、正体を見せないけど
あらゆる面でバックアップしてくれる謎の保護者。
ハイソな世界におっかなびっくり足を踏み入れ
ドレスなどの装身具、特別なお菓子、別荘での生活などなど
いちいち細かく書いてあるところはまたドリームなんですよね。

日本の一般女子もそういう生活とは無縁なので、主人公と一緒についつい楽しんでしまいます。
お約束のハッピーエンドもいいですしね。
古典少女マンガの世界がここにあるということでしょう。

それはそうと、今回読んだ本の巻末に翻訳者のあとがきがありますが、
その方の子どもの頃に読んだ「あしながおじさん」の翻訳が面白かったのす。

蚊とんぼスミス→これが「あしながおじさん」のタイトル
娘大学→「若草物語」のこと
おつけもの→塩漬けライム

だそうですw翻訳って面白いですねえ。



2007年06月02日(土) 理由があるような無いような・・

先日、友人から「子どもを放置してでかける親の、ほんとうのところが知りたい」という話題が出た。
ほんとうのところ・・・私はそんな事は思いもつかないし、考えるまでもないと思っていた。
ほんとうも嘘もない。なるべくしてなった。起こるべくしておきたのだし、人それぞれに理由があり
その理由はほんとうのところ、というものではないとなんとなく思っていたからだ。

「○○したらこうなった」と簡潔に語れることなんてそうないのではないかと思っていたのと
情報や知識から理由や実情などは浮かぶからあまり疑問に思っていなかったのでした。

余談ですが、友人の「ほんとうのところ」を知りたがるところもミステリアスでユニークだ。

でも、ふと思いついて、その友人に以下のようなメールを送った。

+++

私たちの間柄で例に出して話したことがヒントです。

例えば、私が病気になって、あなたが私を見舞いたいと思っていても
距離もあるし、お子さんもいるしで、実現は難しいのですが、実際に、それらの事情を無視して見舞いにやってきても、
私は喜ばない(友人に無理をさせることが好きでないので)と予想もできて、実際にはしない所もあるのです。

では、そういうストッパーが掛からない人ってのはどうなのか、というと
やはり自分でも抑制がきかないのと、周囲、相手も抑制のきかない人ということではないでしょうか。

男女間だったり、似たような仲間だったら、そんな面倒くさいことは考えないかもしれません。
むしろ「やっちゃえよ〜」と煽るかもしれません。

例えば、そのときに「子どもを置いて遊びに行くなんて!」と叱ってくれる親や友人がいればまたいいのかもしれませんが
それもないから、子どもだけを置いて、どっかへ行ってしまうことが可能なのでしょう。

そもそも、その人自身も保護者などに手厚く保護されていなかった場合もあるでしょう。
腹を割って話せる、ダメなことはダメと言い合える友人、人間関係ができないこと。
現在付き合いのある人たちも、刹那的で、計画性がない。
自分さえよければ、とりあえずいいか〜という考え方の人が主流なのではないかと推測することもできます。
他人の家庭事情までに踏み込んでいけないクールな関係といってもいいです。

「本当のところ〜」という考え方や、そういう事件を起こした人、一人ひとりにいろんな事情があるとは思うけど
結局、抑制する力が備わっていないということなのではないでしょうか。
多少は、子どもだけを放置しておいたらどうなるか、推測はできるのですが、決定的な歯止めにはならない。

歯止めには、繰り返しだけど、いろんな要素があると思いますが、結局はその人に備わってる人間関係力じゃないかと。

子どもに対する愛情、一人で置いておいたら心配、可哀想と思う気持ちはどこから湧いてくるのか?
自分の楽しみを優先するよりもそれが重要と思う心の余裕。

それは自分自身もそうして大きくなってきたという経験も大事だし、保護されて、保護した記憶の蓄積ではないかと思います。(必ずしも親の保護とは限りません)
そういう経験や心理的な抑制に問題が起こるような家庭環境で無かった場合、後天的なものがあるかもしれません。

子どもの母であるということは、以前は夫がいたかもしれませんが、夫が家族を放棄して、出て行ってしまった場合、
一人で子どもを育ていくことになり、そのあまりのストレスに抑制が働かなくなったかもしれません。

もしくは、忙しさのあまり食事が外食・中食でバランスが悪くなり、
脳にも栄養が周らず、抑制を促すホルモンなどが周らなくなった等など。

暴力的な、無軌道な行動を抑制するのは幸せを感じるための物質セロトニンなどが、大切だとモノの本で読んだことがあります。
幸福を感じやすい、あるいは本当に幸せな人なら、抑制力も大きく働くけど
自分を不幸だと思い、ストレスを感じているとますます不幸を呼びそうですね。

子どもを放置してでかけた親の生育状況や交友関係、栄養状態などを調べて
統計を取ったらあるいは答えが出るかもしれませんね。


++++

とエラソーなことを書いた裏づけには、以前、母親たちが自分の遊びを優先する場面を何度か見聞したからでした。
私は、自分が独身で、自由きままに過ごしているから、実際に母親たちの子育ての大変さとかストレスは
本当の意味ではわかってあげられません。彼女たちに意見してもきっと反感を買うだろうと思いました。

そして母親が息抜きできるためには、周囲の扶助が必要だとも思っていました。
しかし、ほとんどの場合、実際に子どもの都合を無視して自分の楽しみを優先させる人には、最初から助けの手はないのです。
もしくは、情報がないため、その手段を得られない場合もある。
それに、世間はまだ子どもを置いて、働くならまだしも、遊びに行くことを推奨してないと思います。
そしてお金もかかるのです。余分なお金があれば、まだそういうことにはなってない気もします。

そういう事をつらつら考えていたら、中央公論5月号の特集が目に入りました。
「下流の家族崩壊」ワーキング・プアから抜け出せないシングルマザーたち〜橘 由歩(ノンフィクションライター)
では昨年から今年に起きた子どもを置いて出かけた結果の哀しい事件が参照されています。

想像にたやすい「母になる資格などない」「勝手きままな母親」かの問いに
「子どもが自分でゴハンを食べられるようになったし、1日くらい骨休みがしたかった」とあります。
彼女は公的な扶助も知らず、ひたすら育児と仕事に明け暮れた日々だったそうです。
そして、日本のシングルマザーの実情が続いています。
結びにライターの「それもこれも、女手ひとつでも子どもと人間らしい生活が送れ、情緒的な子育てが可能だったら全く違うはずだ」とある。

私でも、2歳の男の子を一人で置いておくこととどうなるかくらいは想像はつく。
私には2人弟がいるので、小さい頃、本当に目を離すことは危なかった。親がついていても、大変だ。
怪我や事故の危険はいっぱいで、よく大きくなれたな〜と時々感慨深い。
きっと前述の母親もそれくらいは想像ついたかもしれない、でも、とにかく息抜きしたかったんだろうな〜と思う。
子どもが無事がどうかは運もあるね。どんなに大事にしていても、危険な目に遭わないことのほうが珍しい。

さらに、「下流の性が下流を生む」という座談会に続く。
意欲の有無により希望格差。それらの層は運頼みで行動している〜
知識がない。
経済的に余裕が無い人は心理的にも余裕がなくなる。
虐待する親の親の生活も壊れている。
消費、収入、意欲がイコールでつながらず、全部バラバラ。
節約して子どものために何か買うではなく、自分のものを買ってしまう。
自分の生活の展望も持てないから、子どもの将来なんてもっと展望が持てない。
自分の価値が低いと思い込んでいる女性たちが多い。

とあり、私の知る範囲の現実とそこに書いてあることはほぼ一致します。

記事になった文やネットの情報は書き手の主観などが入り、信用できないと友人はいうのですが
それなら、自分の足で歩いて、事実を洗い出すしかないと思う。
そして人間の能力には限りあるし、もとより真実などは探しにくいものでしょう。
だから、得た情報により、自分で考え、納得して、行動するしかないと私は思います。目的にもよるでしょう。
あなたはどうしたい?

「本当のところ」の本当があるのならいいけど、無い場合もあると思う。
無かった場合は、それは探される側からしたら、失礼なことかもしれないとも。
確かに、「運頼み」で行動している人に、その行動の裏も表もないからだ。
そういうタイプの人に触れるチャンスがないと、わかりにくい事かもしれないとも思う。
同じくらい用心深いタイプでも、私のほうがそういうタイプの人と見えるチャンスが豊富だったから、その差ということかもしれない。

同じ雑誌記事に、養老さんと将棋の羽生さんの話も載っていて、用心深さ、疑り深いことの特質について触れてありました。

情報、用心深さ、これが無いと野生の世界でも生き抜けないと思います。
人間は社会で生きるものなので、それに人間関係も加わるのではないでしょうか。


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