2007年12月17日(月)

じんわり


朝見たニュースに感情移入して泣きそうになった。
駅に行く途中にうずくまっていた猫の片目が不自由で何となく切なくなった。

大学の売店のおばさんの感じが良くて目尻が濡れた。
椅子から落ちたかばんを隣の男の子が拾ってくれた。
優しさに胸が熱くなった。

ここ数日、
今までなんとも思っていなかった小さなことにいちいち胸が動かされる。
他人の優しさや悲しさにこんなにも反応してしまうこと、
今までなかった。
日常の中には悲しいことも嬉しいことも無数にちりばめられているのに
何にも気付かずすごしていたんだなぁ。

でもちょっと影響されすぎる。
思っている以上に私は弱っているみたい。



2007年12月11日(火)



過去の日記の中の私は、あの子のことが大好きで、
両親のことは大嫌いなくせに大好きで、
一生懸命、日々を幸せに生きていた。



見えなかったものが見えるようになり、
見えていたものが見えなくなった。

幸せを知らなかった過去の自分は苦しんでいるのに
とても幸せそう。
なんでだろう。

妙に泣きたい気持ちになる。
周りとの繋がりの薄っぺらさ、
一人ぼっちには感じないけれど、
中途半端な薄さが、より悲みを深くさせる。
いっそ、何にも無かったらよかったのに。
一人ぼっちだったら良かったのに。
そうしたら、ぽろぽろとこぼれでる寂しさのかけらを、
他人から「またか」といううんざりした目で見られることもないのに。

中途半端なんだよ。
心の底から湧き出たものでなければ、いらないし、見せないで欲しい。
惨めになるのは自分なのに、わかっていながら、
その中途半端な優しさが欲しくて、
中途半端に寂しさのかけらをポロポロとこぼしていく。

本当に、頭が悪い。




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