2003年07月11日(金)

ウサギ


一人ぼっちだと、寂しくて死んでしまう。

私は違う。
ウサギと一緒じゃない。
一人だったら、諦めがつくもの。
誰かがいると、構って欲しくなってしまう。
だけれど、上手に「遊んで」って言えなくて、
結局一人になってしまう。
みんなが楽しそうに笑い声を上げるのを、
羨ましそうに遠くからただじっと見てる。

いつも、友達が楽しそうに話しているのを
遠くから眺めているような感覚がある。
友達で固まっていても、自分が遠くにいるような気がする。
話に入ると、必死で、置いて行かれるまい、と焦っている自分がいる。

な ん か ち が う 。

本当に好き、死んでも大好き、と思っていた友達を、
本当に好きなのか自信がなくなってきた。
今まで自分に言い聞かせてきただけなんじゃないか、って。

「もし24時間以内に自分が死ぬと宣告されたらどうしますか?」

行きつけのサイトにそんな質問が書き込まれていた。
最後に一緒にいたい人。
あの子は?

虚しくなる。
みんなに嫌な思いをさせてしまうのではないか。
私の死に目を、「背負わせてしまう」。
誰かに見取ってもらいたい気持ちはとてもあるけれど、
相思相愛の誰かがいい。
同性でも異性でも、そんな人とは、
まだ巡り合っていない気がする。
思い込みだけの友人を増やして、表面だけのつながりで。
とても薄っぺらいんじゃないかと最近感じてしまった。

上手く友達の話に入っていけない日がある。
そんな日は、自分が一人ぼっちなんだと、強く感じる。
うろたえる。泣きそうになる。
自分がいとも簡単に崩れそうになるのがわかる。
そんな日は、あの道を通って帰る。
いつもは絶対に通らない、あの道を通って帰る。
不思議と落ち着く。
頑張ってきた、私は頑張ってきた、大丈夫、と自分に言い聞かせる。
大丈夫、一人で立ち上がってきたんだ、大丈夫、って。
いつの間にか涙が溢れる。
知ってるんだ、そんなこと意味がない、って。
気付いているんだ。自分でも。
そんな誤魔化しは自分が一番わかってる。

強くなりたい。
いつも笑顔の絶えない人になりたい。
何でも笑って許せるような、懐の深い人間になりたい。
そうしたら、きっと誰にだって認めてもらえるはずだから。
強い人になりたい。




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