2003年04月25日(金)

希薄


何がしたくて、
何が好きで、
何が嫌いで、
何が大切で、
何がどうでも良いのか。


大切なものは何処へいったの。

彼女が言う、負のエネルギーに影響されているのかもしれない。
でも私はあの人の日記が好きだ。



2003年04月14日(月)

朝8時6分




これからどうしたらいいの。






追記します。



2003年04月11日(金)

離任式


他の学校がどうかはわからないのですが、
ウチの学校は新学期が始まってから離任式があります。
だから、新入生は、転出される先生のことは知らないわけで。
1年生の時は、とても退屈な儀式でした。
定年で退職された先生が20分も話されて、
早く終わらないかな〜と失礼なことを考えていました。

でも、学年が上がれば上がるほど、その式は大切なもので。
今年は高校3年生。だから、離任式はこれで3回目。
2年間お世話になった分、2年生の時よりも、別れが辛い。
大好きな先生が4人も転出されることになりました。
1年の時の現代文の担当だった先生と、
2年の時の数学の担当だった先生と、
部活の副顧問だった先生。
そして、芸術(美術)の先生。

現代文のT先生は、大好きだったけど、失礼な態度しかとれなかった。
それがすごく嫌で、心残りで、最後くらいはちゃんと言いたかったのに、
やっぱり失礼な態度をとってしまった。

数学のZENさんは、意地悪だったけど、でも、優しかった。
1年の時、毎時間憂鬱で仕方なかった数学の時間が、
ZENさんになってから嫌いじゃなくなった。
いつだったか、友達とわからないところを聞きに行った時、
「おいおい、大丈夫かぁ〜?」
と言いながら、ZENさんがこちらに手を伸ばしてきた。
私は殴られると思った。(殴ると言うか小突くと言うか。)
でも、その手のひらは私の頭の上に乗せられて、
「しっかり勉強しろよ」
と、笑顔で撫でてくれた。
その手は温かくて、優しくて、ZENさんが大好きになった。
いい点数を取ってZENさんの気苦労を減らしたかったけど、
やっぱり数学は苦手で、赤点をたくさん取ってしまった。先生ごめんね。

部活の副顧問だったS先生は、
私達部員からは神様のように優しい存在だった。
主に楽器の運搬をしていただいたり、講習会などの引率をしていただいた。
演劇部の顧問と掛け持ちで、あまり一緒になる機会はなかったけれど、
だけど、今日、とても嬉しい言葉を私達に贈ってくださった。
「(演奏を)聴いていて、目頭が熱くなることが何度もあったんだよ」
頑張っているのになかなか認めてもらえなくて、
こんなことに意味があるのかと思う時ばかりだけれど、
私達の演奏で何かを感じてくれる人も、たくさんいる。
こんなに嬉しいことはないし、その事実にいつも泣きそうになる。
間違ってなかったんだ、って、教えられる。
先生、最後に素晴らしいメッセージをありがとうございました。

最後に、美術の芝生先生。
芸術の授業は土曜も休みになってからは週1回だけだったけれど、
でもこの人の転勤が、一番寂しいかもしれない。
挨拶しても、絶対聞こえているはずなのに返してくれないし、
呼んでも、絶対聞こえているはずなのに返してくれないし、
質問してもテキトーだけど、
でも、いろんな話をしたのは芝生先生だけだし、
涙しそうになる言葉をポロっと言ってくれたのも芝生先生だけだった。

美術は提出日までに課題を提出すればよかったから、
授業中は何をやっていても特に怒られたりしなかった。
私は何をするにも気分が乗らないと調子が出ないので、
ほとんどの時間を友達と話したり、漫画を読んだりして過ごしていた為、
授業中に課題が終わったためしがなかった。
だから作品のほとんどは、放課後に完成させた。
初めは冗談だったのが、真面目に進路の話をしていたり、
部活の愚痴だったり、そこに居たみんなの性格診断だったりを話した。

課題が紙粘土の時、〆切間近の放課後、
自分の思うようにつけられない人形の腕を見て、
「作業が丁寧な子だからなぁ」
とポロっと先生が言った。
いつも適当だけど、自分の性格の芯の部分を知っているのは、
週1時間しか共に過ごすことのないこの人なんだ、と思った。
そう感じたら、なんだかとても嬉しくなって、目が熱くなった。
頑張っている姿や、テストの結果だけでは、
きっと性格なんて掴めない。
「こだわりの作品」で評価する美術だから、きっとわかるんだ。
いつもテキトーだけど。
挨拶返してくれないけど。
呼んでも無視するけど。
でも、2年間を振り返って一番別れがたいのは、この人かもしれない。


美術は一番こだわりを持って取り組んだ教科だから、
一番思い入れがあるんだ。
思い返してみれば、こだわりを持っていただけあって、
よく先生に作品の相談をした。
美術の作品は、頑張った分だけ気に入らないものは気に入らないけど、
上手くできたものは、きっと一生捨てられない。
最後の課題は、テストそっちのけで取り組んで、
すごく気に入る作品が出来あがって、成績に90点がついた。

別れがたい先生は、みんなそう。全部頑張った教科の先生だ。
現代文は好きだし得意だから頑張った。
数学は苦手だから頑張った。
部活は毎日休まず頑張った。

みんなみんな、頑張った量が大きいほど別れがたい。
一緒に頑張った分だけ、別れるときに慕っていたんだなぁと実感する。

今年一年は頑張って頑張って、涙が出るほど名残惜しい1年にしてやるんだ。




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